あんまりこういうことは書きたくないけど…。
あの「10年ごとの免許の更新」ってなんだかなぁと思います。
いや、研修がいやというわけじゃないです。基本的には、いろいろな研修会に行くのは好きです。「どんな内容からも、学びうる部分はある」というのが、わたしの基本的なスタンスです*1。
でもねぇ、30時間でしょ?一日8時間としても、4日では無理です。5日目に突入ということは、1週間まるっぽということ。で、10年ごとということは、新規採用から30年目の人もその講習を受けるわけですよね。30年目というと、人によっては教頭だったり校長だったりします。もしかしたら、教育委員会の指導主事とか、総括指導主事だったりするかもしれないわけです。その人たちの更新のための30時間=1週間のカリキュラムは、わたしだったら考えるの、イヤだなぁ。てか、無理。
で、内容面はそういうことですけど、予算はどうするのかな?全国の教員免許を持っている人の数ってすごいと思います。その人たちが受講可能*2なだけの講師・施設・テキスト・スタッフをどうやって確保し予算するのか?ただでさえ、教育予算を削っている時に、無理でしょ?それとも自費?それはあかんやろうと思うし、百歩譲って自費を呑んだとしても、純粋にひとりあたりにかかる費用以上をとらないと赤字ですよ。「受講するかもしれない」人のための余剰分まで「受講しなくちゃ仕事がなくなる」人が負担するのはまずいでしょ?結局予算化しないといけない。
講師は誰がするのかな?わたしゃ、これ、天下りの温床になりかねないなぁと思うのです。まぁ、おもしろい教育学者*3の講演だったら聞きたいけど、退職校長とかの話なんて聞きたいとは思わない。まぁ、聞いたら聞いたでなんか学ぶところはあるかもしれないけど、30時間はきついです。
あと、時間はどう確保するのかな?30時間校務に穴を開けるわけです。いまだって、新規採用の教員はものすごい研修漬けで、特定の日に研修が入ります。すると、その日の時間割をあけなくちゃならない。すると、時間割がすごくいびつになります。一人の時間割がいびつになると、全体の時間割に影響をするわけで、そうすると単純に「その人」のことに限らず、学校全体の運営に支障が出てきます。長期休業中にやるのかな?夏休みとか、最近は教室にクーラーが入った引き替えに補習授業をする学校が増えているから、同じことだと思うなぁ。クラブとかやっている人もいるし。てか、学校の教職員数って、こういうことをすることを前提に配置をしていないから、厳しいんじゃないかなぁ。
っつーか、なによりも運転免許の更新って、おもしろい?役に立つ?みんな「だるいなぁ」とか、「こんなん意味がない」とか思いながら一日休みを取って行っていると思うのですが、あれが10年に一回ではあっても5日あるんですよね。鬱だなぁ。まぁもっとも、あたしゃ青切符を数年に一回もらう人だからねぇ(笑)。