あとひとつやらなきゃならないのは、人権学習の教材づくり。
前にも書きましたが、教材なんていうのは、基本的には「自分の伝えたい内容を、自分のやりたい手法で」やるための補助になるものだと思うんです。なので、他の人のつくった教材を使うことは至難の業だし、他の人が使いやすいようにつくるのもまた、至難の業です。
でも、やらなきゃならんので、しゃーないです。
で、どんな分野かというと、これが「結婚差別」なんですよね(笑)。
かつての自分だったら、「差別を乗り越えた結婚マンセー」みたいなテイストになっただろうと思うわけです。でも、今はぜんぜん違う切り口にしないといけないと思っています。やっぱり、まずは結婚制度そのものを問うことと、多様なパートナーシップのありようについて考えるところからスタートしなきゃならないと思っています。ましてや、導入で「あなたが結婚するとしたら〜」みたいな問いを発するなんていうのは、ぜったいやりたくありません。
ところが、ここで問題なのは、そういうわたし自身の考えとか思いを、担任さんと共有できるかどうかなんですよね。なによりも、ヘテロマッチョな考え方の人も担任さんの中にはいる可能性があるわけで、そういう人がわたしのつくった教材で「上辺だけ」なでてもあかんやろうと思うわけです。でも、そういう人にも使ってもらえる教材をつくらなくちゃならない。まぁジレンマですね。繰り返して言うけど、自分のためにつくるなら、なんぼでもできるんだけどなぁ…。
来週にはあげないといけないんだけど、どうしたもんかなぁ…。