続いて、受診者の会

最近ちょっと、個人的には低迷していた受診者の会ですが、集まってこられる皆さんはすごく積極的です。やっぱり、こういう場をつくることって意味があるんだなぁと、いつも気持ちをあらためられます。
今回は1時間ほどかけて、真剣にこれからの受診者の会のありかたを考えることができました。で、みなさんから「一緒に運営をしていこう」という意見が出され、新たな船出の最初の日になりました。
で、会議のあとは、新たな船出の日にふさわしい飲み会(笑)。
「会の名前、なにか考えようよ!」などという話も出てきたり、かと思うと「ラグビーって、何か自分が持っている力をそれなりに貢献させながらやるスポーツだと思うんですよね」などと語りはじめる人がいたり。うん、おもしろいな。
気がつくと、終電間際です。あわてて駅まで行って電車に乗りました。で、ふと目が覚めると、淀。って、ここ、普通しかとまらない駅じゃん!目の前を急行とか特急が通過していきます。「あれに乗ったら、いまごろ家に着いてるなぁ」と思っても、時すでに遅し。結局、最終の普通に乗るハメになりました。あ〜あ…。

わたしをめぐる最新情報・その2

女性診療科のあとは、河岸を変えて精神神経科へ。
お医者さん曰く。
「あの、適応判定会議ですが…」
「はいはい」
通りました
「はぁ」
「ただ、5年とか10年とかほうっておいて、突然『やります』というわけにはいかないと思うんですよね。ですから、新しい状況が出てきたら再度判定会議にかけるということにしたいんですが」
「つまり、免許の更新みたいなもんですか(笑)」。
まぁ、妥当な線だと思います。
「適応判定」って、「SRSをすることを前提」にする必要はないと思うんです。なので、「適応判定を通ってから、やるかやらないか考える」というスタンスで、わたしは今まできました。ただ、新しい状況が出てきたら、それに沿って適応判定を再度行うというのは、現状の中ではある意味、当然の帰結だろうなと思います。
続けてお医者さん曰く。
「ただねぇ、最近思うんですが、300万円かけてやる価値のあるものなのかなぁと思うんです。それだけのお金を他にまわした方が、よりよい人生を送れる場合もあると思うんです」
「そうですね」
「それだけのお金をかけて、たしかに生きやすくはなるかもしれないけど、でも、例えば修正手術をしょっちゅうする必要が出てくるかもしれないです。SRSのメリットとデメリットを天秤にかけるって、実は両方ともすごく重いものなんじゃないかなぁと思うんです」
「なるほどねぇ。確かに重いですね」
「あとね、最近思うのは、6歳〜12歳ぐらいの子どもの相談にのるっていうことが、とても大切なんじゃないかなぁと思うんです。相談にのりながら、実現可能なことを少しずつ試していって、居心地のいいところを探す作業を小さいうちからしていたら、もしかしたら、ホルモンやSRSをしなくても充分にやっていけるケースも出てくるんじゃないかと思うんです」
「わかるわかる」
「そうなるとね、空白の30年の間ずっとガマンをしていて、もしも知らなかったらそのままいれたかもしれないけど、突然『できますよ』となった人達って、ほんとうにしんどい思いをしておられるんだろうなぁと思います」
「うんうん」
てな話をしながら、診察は進みます。で、最後。
「ところで、いつきさん、次回からここに来る理由がなくなったんですが(笑)」
「あ、そうか。そうですね(笑)。まぁ近況報告しに来ますわ」
「わかりました。じゃぁそういうことで…」

わたしをめぐる最新情報・その1

今日は、病院通いの日。まずは、女性診療科からです。
8月の受診日に、ホルモンにかかわる血液検査をしたんですが、その結果を聞かせてもらいました。

検査項目 略称名 結果 上限値 下限値 単位名称
血中エストラジオール E2 67.3 59.5 13.5 pg/mL
テストステロン テストステロン 0.05 7.5 2.01 ng/mL

う〜ん、びっくり!テストステロンがほとんどないっす。ラッキーです。E2はちょっと少なめだけど、まぁこんなもんでしょう。お医者さんは「もうちょっと胸がほしいんだったら、プレマリンを1日5錠にしてもいいとは思いますけど、効果があるかどうかは個人差があるから…」と言われます。う〜ん。ほしいのはほしいわな。でも、「お酒が飲めない&刺身が食べられない状態」は、生きていて楽しくないからなぁ…。ということで、5錠飲む日と4錠飲む日を交互にすることにしました。で、「あ、ビールがまずい」と思ったら、すぐに4錠にもどす、と。
「どっちが大事やねん!」「もちろん、ビールです」(笑)。