今日は朝から会議の1日、まぁ来年度の1年間が決まる日です。
かつて、30年くらい前に「新年度は4月1日からはじまるから、それまでは来年度のことをやってはダメ」とか言うアホな支店長がいましたが、さすがにそんな人はいませんね。が、いろんなことが同時に動きはじめるので、ニワトリ卵状態になるのはどうしたものか。まぁそれでも、いろんな頼みごとをしたら協力的な人とイマイチな人がわかるので、リトマス試験紙みたいな日ですね。
そうそう。今年度いっぱいでやめられる、とある若い女性教員とばったり会った時にいきなり
「あの、胸、触っていいですか?」
と言われたのには笑いました。なんでも、この一年間、ずっと気になってたとか。で
「いいですよ」
と答えると、触ったのち
「ご利益がありそうー」
と感動されちゃいました。どうやら、わたしの胸はビリケンさんの頭みたいなものらしいです(笑)。
でも、もしかしたらトランス女性の身体(胸)って、「双性原理」のもと、そういう「神性」を持ってるのかもしれませんね(笑)。
そんなこんなで、まぁ一日が終わりました。
で、夕方からY野さんと合流。マダンセンターに向かいます。今日はY野さんからインタビューを受ける日です。久しぶりにトランスをはじめた頃のことを思い出しながら、ライフヒストリーを話しました。
Y野さんの関心事は、トランス前とトランス後の変化のようです。それをインタビューを通じて追っかけたいみたいですね。
話をしながら、自分がなににしんどさを感じていたのかとか、それがどんなふうにして解決していったのかとか、さらに今の状態はどうかとか考えると、いわゆる「身体治療」はほとんど関係ないことが、あらためてわかります。例えば、トランス前のしんどさは仕事上の人間関係が一番の原因だったし、性別移行中のしんどさは生徒たちの視線だったけど、それは身体治療とはなにも関係なかったし、いまそれほどしんどさを感じてないのも人間関係がよくなったからだし、それでもしんどさがあるのは仕事上の問題だし。そして一番しんどいのは睡眠不足という(笑)。
てことで、たぶん身体改造は、QOLにさほど影響がないんじゃないかとか、もしも関係あったとしても、社会的なしんどさが改善されていることにプラスαとしてあるもんじゃないかなんてことを、あらためて考えたんですよね。