密度が高い集まり

今日は午後から、少人数ながら密度の高い学習会があります。
ということで、主催者の方とランチビール(笑)を食べながら、学習会をするにあたっての要望をきかせてもらいました。知識量はバラバラで、よく知っている人もいればまったく知らない人もいる。さらに、わたしの話を何回か聞いたことがある人もいれば、1回くらいは聞いたことがある人もいれば、まったく聞いたことがない人もいる。えーと、どうしろと(笑)。
てことで、急遽お題を変えて再構成し直すことにしました。さらに、「できればこの話も入れてほしい」という要望もいくつかあったので、それにまつわる小ネタを第3バージョンのプレゼンに仕込んでみたり。でも、そういう作業って、バージョンアップしていくためにはとても大切な作業なので、うれしいですね。
ということで、昼から2時間半ばっかのお座敷です。
本人としてはゆっくり目に話をしたんですが、かなりのペースだったらしいです。すみません。でも、小ネタもそれなりにウケたし、まぁ、それなりに話ができたかな。
やはり「学習会」は、聞いてくださる方によって全然違います。反応の具合ももちろんあるのですが、それ以上に大きいのは、聞いてくださる方がどのようなフィールドを持っておられるかですね。フィールドを持っておられる方はそれと比較をしながら聞いてくださる方が多いです。そして、自分のフィールドに変換しながら考えていかれます。それに対して、フィールドがない方は、話を「そのもの」として聞かれます。もちろん、バイアスが入らないという意味では後者の方もいいのですが、前者の方ははまるとすごいです。
たぶん、今日来られた方々は、前者の方のようです。それは、話を聞かれている間、ご自分の関係するフィールドの人々の顔を思い出しておられる感じが伝わってくるんですね。もちろん、それはトランスの人のことじゃないです。例えば、障害のある子どもや不登校の子ども、あるいはそうした「マイノリティ」とされる子どもたちだけではなく、授業で出会っている子どもたち。さらには、過去に出会ってきたさまざまな人々。そんな「人」を通しながら話を聞いてくださるのは、やはりうれしいですね。
とにかく2時間弱話をさせていただいて、あと30分は質疑応答・意見交換。なかなか密度の高いひとときを過ごさせていただきました。

ほんとうは、このあと呑み会があるらしいですけど、それに参加したらガチで帰れません。駅までタクって、エアポートに乗って、フェアウェルドリンクを飲んで、飛行機に乗って、なんとかかんとか家に帰ったら0時をまわってました。
お腹が減ったので、「卵かけごはんごま油塩味つけ」を食べてねましたとさ。
てことで、今年のGID学会も無事終了。来年は東京か…。