これが最後の上映か

今日は2年生の人権学習、沖縄人権学習です。2012年だったかな、いろんな人の強力の中で、長大なビデオ教材をつくって、2014年にその経験を踏まえて新たな35分のビデオ教材をつくりました。これ、愛着もあるし、けっこう好評だったりします。でも、この教材を使えるのも今年が最後です。来年から研修旅行の行き先が変わります。
てことで、担任さんの要望もあって、ファイナルの今年は体育館で上映→わたしのコメントということになりました。ま、コメントといっても、前後に5分ずつですけどね。でも、上映中の子どもたちが見られるのはメリットです。
てことで、朝から上映準備です。少しバタバタしたけど、あっという間に準備は完了です。
伝えたいことはひとつです。
「日本は沖縄をどう見ててるのか」。
それさえ感じてくれたらいい。なぜなら、ウチナーは常にその視線を感じているからです。そして、ヤマトンチュが自らの視線に鈍感だからです。見られる側と見る側の非対称性があるということに敏感になって、そして沖縄に行ってほしい。ウチナーはみんな歴史を知ってます。でも、ウチナーが知ってることをヤマトンチュが知らない。そして知らずに沖縄に行く時、そこでのヤマトンチュの無邪気さは、実はとても残酷なんだろなと思うのです。
逆に言うと、ほんの少しの知識でいい。「少し学習をした」ということを伝えれば、例えばタクシーの運転手さんとか民泊先の人とかと、ほんの少し深くつきあえるんじゃないかと思うのです。
で、ひと言コメントのあと、ビデオを流しました。みんな真剣に見てくれてる気がします。まぁあくまでも「気」ですが(笑)
放課後、感想を読ませてもらいました。みんな、自分が知らなかったことへの驚きを書いています。そしてそれは伝えられてこなかったことへの驚きやとまどいとともにあります。そんな中で、はじめて知ったからこそ染み渡るなにかが書かれています。
やってよかったという気持ちにさせてくれます。できれば来週みんなに感想文を返したいな…。

さてと。
来年へ向けて、新たな教材をつくらなきゃ…。

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