リソースの継承

今日は出張日なので授業はなし。午前はひたすら2次校正です。今やってるのは松原高校のI藤さんの話です。ほんとにすごくいい。「これがガッコだよなぁ」という感じです。「みんなの学校」の高校版かな。そしてI藤さんがいい。講演中、なんども「おもろい」が出てきます。この感性なんですよね。
朝、思わずメールをしたら、今年も尖ったことやっておられるみたいです。でも、そんなことができる背景には支店長の度量があるんですよね。なんか、うらやましい。とはいえ、うちもたいがいやらしてもらってはいるんですけどね^^;。
午後からは出張です。電車の中でおべんと食べると「旅に出てる感」があります。
夜は恒例の会議です。が、今日はその前に「処置」をしてもらうことにしました。

わたしはいわゆる「Xデー」を2回経験しています(笑)。
1度目は6年半前のこの日です。でもそれから5年後、この日を迎えました。
これ、なぜやったかって話です。
まぁ、便宜上、前者をXデー、後者をYデーとします。端的に言えば、「Xデーのできがよくなかった」のひとことです。1軒目は術式が古かった。特に管の保持の方法がイマイチでした。
まぁ、ゴニョゴニョの技術なんて、それなりに枯れてます。が、細かいところについては、おそらく背景となる技術の進歩や経験の蓄積とともにいろいろ変わってます。で、1軒目はそのあたりが古かった。まぁ、間の5年間で変わったかもしれません。ただ、1度1軒目が転居・改装したあと見せに行ったら「こんなもん」って言われたから、「まぁそんなもんか」と思ったし、もしも修正するなら別のところだなと決めてました。
で、こちらはこれでいいのですが、それよりももっと大きかったのは、ゴニョゴニョをする時って切って縫いあわすわけですが、縫うところにはそれなりにテンションがかかります。で、この傷跡がどうなるかなんです。わたしの場合、ここがケロイドになって、豆→キノコみたいになってました。これの切除がしたかった。ちなみに1軒目で見せた時は「切ることもできますがねぇ」的な返事で、まぁそれならやめておこうと思ったのですが、やはり日常生活に差し障りが出てきます。簡単に言えばパンツが引っかかる(笑)。これが著しくQOLを下げていました。
てことで、2つの要因が重なって「やるか」となったわけです。
で、その結果ですが、満足してます。でも、ひとつだけ不満なのが、やはりケロイドになるんですね。これ、体質でもあるみたいですが、前にキノコみたいになってたところが、やっぱり盛り上がります。これをどうするか。2軒目の人にたずねると、「これ以上切らないほうがいい」とのことです。テンションの問題です。で、どうするか。ケナコルトを打つ!
てことて、これまで何度かケナコルトを打ってきました。すると、数日でケロイドはへこんできます。でも、数カ月経つと、やはり盛り上がってきます。これ、精神的ダメージ大きいです。しかも、なかなか日があわなくて、ケナコルト打ちに行けません。で、困ってしまって、N羽さんに「Y口さんの日に行けないので打ってもらえますか?」とたずねると「いいですよ」と言ってくださいました。
で、今日打ってもらいました。
あらためてゴニョゴニョ跡を見ると、あれ?左側はほとんど盛り上がってない。右側もほんの少しだけ。そして、メチャクチャ気になってたキノコもかなり小さくなってます。
「快方に向かってますね。傷が落ち着くのに長い人で3年くらいかかります。その間、毛細血管が少しずつ減っていって色素がなくなって、白くなっていくのが目指すところです」
とのこと。
なるほどー。やはり長い時間かかるんだ。
考えてみると、こういう細かい話、実はあまり受け継がれていません。てか、ほとんど「テクマクマヤコン」みたいな感じです。でも、実際にはそんな簡単な話じゃないです。
で、「やる」にあたってこういう話を知っているかどうかは、けっこう大切だと思うんですよね。
やはり、この手の細かい話を残していかなきゃならんのじゃないかなと思う今日このごろだったりするってのを、恒例の会議の帰り道に話しあった次第です。

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