再び1000人・九州めぐり(3日目)

朝8時過ぎの新幹線に乗って移動開始です。新幹線の中ではやはり「おべんきょ成果」です。なにせ、あした発表しなくちゃならないので、今日の夕方には送らなきゃならんでしょう。
9時前についたのはここです。

言わずとしれた熊本です。今日は県人教の課題別研だとか。ここでY本さんと合流。この方とは2000年ぐらいからのおつきあいです。考えてみると、長いつきあいになりました。
で、会場に向かいます。えーと、でかっ!

とりあえず機器のセットをしたら、再び書き書き。と、廊下に呼び出されました。なんでもNHKが取材に来られているとか。
そうこうするうちに出番が来ました。今日のお座敷はミッション3です。3日連続でお題が違うというのははじめてです。
熊本は、1997年に全同教大会があって、その時レポートをしたところです。その後、宇城市に行かせていただいたり、菊陽町に呼び出されたり、はたまた阿蘇で全国在日外国人生徒交流会をやったりと、けっこうご縁もある県です。しかも、在日外国人教育関係のお友だちやジェンダー関係のお友だちもいて、気持ち的には身近です。でも、最近呼んでいただいていなかったので、けっこううれしかったりします。
で、お座敷スタート。目の前にY本さんが座っておられます。なにしてんねん(笑)。
そんなプレッシャーは当然吹き飛ばします。で、いい調子で話は進んでいきます。途中来られている人数を聞いたら1100人だとか。すごいな。これが熊本県人教のパワーですね。で、ここでもネタを振りながら、たまに絶対にウケないネタも織り交ぜて2時間ガッツリ話をしました。
で、お昼ごはんを食べて、午後の分科会。お友だちのK木田さんがレポーターです。この方の実践はほんとうにすごいです。綴り方の神髄というか、その先というか、そんな実践をされています。でも、ふだんはとても短い発表しか聞けていませんでした。今日はなぜか「共同研究者」的な位置でたっぷりとレポートを聞かせてもらいました。
その後質疑応答があったり、短いコメントをさせてもらったりして、無事今日の「昼の部」が終了しました。
終わったあと、客席にふらりと行ったら、質問や相談をしに来られる方がおられて、なんだかしみじみとうれしかったです。

ホテルに帰ったら、やっぱり書き書き。でもそろそろタイムリミットです。えいっとpdfを送って、とりあえず「おべんきょ成果」はひとまず脱出です。明日のために自分の分をプリントアウトして、0次会会場に向かいます。ここには在日外国人教育仲間がおられます。で、1次会の会場へ。途中、NHKの記者さんから電話があったので、呑み会に誘ってみたり。1次会ではあしたの講演者である宮内さんと話をしてみたり。
で、なぜか2次会に誘われ「なんでjaseと仲がいい」とか言われて(笑)、その人に3次会に誘われて、終わったのが1時。明日大丈夫かな(笑)。

ウケた・九州めぐり(2日目)

今日は福岡でお座敷です。なので、ホテルにギリギリまでいて「おべんきょ成果」を書きます。チェックアウトをしたら、すぐに福岡に移動。会場に着いたら、やっぱり「おべんきょ成果」です。でも、なかなかうまくいかない。うーんと机の上に寝転がって『BL進化論』を読んでみたり^^;;。
そうこうするうちにお座敷の時間が来ました。今日は昨日とは違い、100人くらいの方が対象です。でも、人数が変わったからといってなにも変わりません。てか、本来は去年来るはずだったのが台風でポシャって、担当のI富さんと2月に会ったときに「リベンジ」とか言ってもらって、2年越しのお座敷の実現なわけで、I富さんの気合いははんぱないです。
今日のテーマはミッション2。これも最近あまりやらなくなっています。その後いろいろ考えたことがあるので、そんなあたりを入れ込もうかと思ったけど、なかなかうまくつながりません。どうしたものかと思ったけど、入れ込むのやめました。たぶん、ミッション2はそれなりに完成しているので、それでいいんでしょうね。
今日もあちこちに仕掛けたネタに反応していただいて、かなりうれしかったです。うれしくなるとアドレナリンが出ます。すると、いつになく元気になります。元気になると、ネタが冴えてくる。そんなプラスの循環の中で無事お座敷終了です。やはり、話をつくって下さるのは「お客さん」ってことですね。

そのあと、ちょこっと片づけを手伝うのは、まぁ放送部の性というものです。で、呑み会。向かったのは天井桟敷という店です。ここでおいしくておしゃれな食べ物とおいしいワインをいただきます。さらに、なぜか「世界人権宣言」のプレゼンをしてみたり「部落の歴史」のプレゼンをしてみたり。なんか、お酒が入るとどんどんそんなあたりが出てきますね。
で、楽しい呑み会のあとはI富さんとサシ呑み。I富さんとは5年前にはじめてお会いして意気投合したのでした。その後、毎年1月か2月に会うのですが、なかなかゆっくりと話す機会がなくて、やっとサシ呑みが実現しました。てことで、10時過ぎまで一緒に呑んで、ホテルへ。
そういや、昨日も今日もコンビニで缶チューハイ買ってないな^^;;

飛んだ・九州めぐり(1日目)

今日から九州3連チャンです。まずは佐賀。Iずみちゃんのアドバイスにしたがって、博多途中下車からの博多佐賀2枚切符です。
佐賀と言えば、1月にインフルエンザウィルスをまき散らしたところです。さらにその前、全同教のシンポでも来ました。というか、かつてはしょっちゅう来ていたような気がします。ただ、今回のお座敷は県同教の大会です。はたしてどうなることやら…。
とりあえず駅まで迎えに来ていただいて、会場へ。ん?見覚えあるなと思ったら、2010年のシンポの会場近辺です。あの時は体育館だったけど、どうやら今回は大ホールらしいです。楽屋に入ると、いろんな「エライ人」が来られます。なんだかいつもと違います。そうか、大会なんだ。
今回はミッション1です。これ、スライド使わないから記憶力の勝負なんですよね。とにかく舞台袖で復習です。
で、お座敷開始。舞台に立つと、メッチャ大ホールです。どんだけ人おるねん。という中で、いつもの調子でペラペラと話。うーん、さざ波のような笑いがなんとも言えません。たぶん、これ、佐賀のみなさんの反応のしかたみたいです。というか、わたしの友だちが笑いすぎなんでしょうね。途中、いつもの通り「何人ぐらいおられますか?」と聞くと「1000人」という答が返ってきました。1000人かよ!
と、最後の方で「あれ?」と思う出来事が…。アカン、話がひとつ飛んだ。まぁ、大勢に影響はないもののちょっとショックです。さらに、最後の方のオチの部分はけっこう時代によって変わっていくので、かなりオリジナル性が高いですが、ここもうまくつながったのかどうなのか。
それでもなんとか最後までたどりついて、かなり大きな拍手がもらえた気がしたので、「中身」は伝わったのかな。それにしても、いつもの通り手話通訳の人にはごめんなさいです。

その後、いったんホテルに行って、おべんきょです。
で、6時半から呑み会。んー、なんだか途中からえらそうに話をしていた気がして、ちょっと申し訳なかったり。
さらに2次会。ここでは佐賀のお酒を楽しみながら、ちょっと重い話をしてみたり。まぁ佐賀ですからね。
そんなこんなで0時にホテルに帰りました。やばいな。いろいろと。

初の試み→部落問題の過去と現在

今日の午前は「校内若手教職員人権教育研修会」です。これ、初の試みです。
この間「同和教育の継承」が叫ばれていて、でも制度的にそれを何とかしようと思っていない。てか、しようとしていない。まぁ「現場でやってね」って話です。で、現場はというと、人材不足のために人権に人を投入しない。なので、人権担当者会議とか行くと、ジェンダーバランスは悪いわ、年齢バランスも悪いわ。どうしようもありません。そんななか、いろいろ考え、提言もしてきたけど、もうアカンなと思って諦めかけていました。ただ、教員人生が残りわずかになる中で「もうええか」と思って「若手教職員人権教育研修会」をやることを決めました。
実は、わたしは職場では講演なんてやっていません。だって、みんな聞く気がないでしょうしね。でも、「研修会」と銘打つなら全員参加が原則です。まぁ休む人は多いですけどね。で、どうしようかと思っていたけど、今年別件で予算がついたので、「それなら任意参加の研修会をやってもいいか」と考えを切り換えました。まぁ「わたし」という生き物を「不思議やな」と思ってくれている教員もいるかもしれませんしね。
ちなみに、この「若手」は自称です。なので、別に誰が来てもかまいません。もっとも、自他共に認める「若手」にはぜひとも来てほしいんですけどね。まぁでも来る人は少ないでしょう。
ということで、用意したレジュメは20人分。他校からの参加も少しあるとか。これも実は「ねらい」だったりします。つまり「他校の教員が来るのに自校の教員が不参加」というのは変だろうという意識を持っていただきたいなというのがひとつ。もうひとつは、他校にも聞きたい教員がいたら、その人に聞いてもらうこともまた「同和教育の継承」ってことだっていうことです。
で、蓋を開けたら、たしかに20人ぐらいでした。でも、アットホーム値禹か、こぢんまりというか、これでいいんです。内容は、前に「前のおべんきょ場所」で話したり、大阪樟蔭女子大で話した内容です。まぁ、いままでやってきたとりくみや、そこで考えたことなんかの話です。中には「失敗」もたくさんあるし、でもそれでいいんでしょうね。成功しかしない教員はきっといないし、もしもいたら、そういう教員ってきっと子どもにとっては参考にならないんだろうなと思うからです。
ということで、1時間半ぴったり話して終了。まぁそれなりに心や頭が動いた表情をしておられたし、けっこうメモをとっている人もおられたので、それはそれでよかったかな。

午後は某人権教育研究会のブロック研修会。これをうちの学校に誘致したのも「聞いてほしい」ということだったんですが、こちらの参加はほとんどありませんでした。まぁ、午前午後のダブルヘッダーはきついのかな。でも、小学校なんかやってはるけどね。
で、講師は伊藤悦子さん。こちらはガチの講師です。わたしとは格が違います(笑)。
内容は、同対審答申からはじまって、法切れ後の状況と、現在の状況です。まぁ知っていると言えば知っている内容ですが、だからといって「聞く必要がない」わけではありません。あるものごとを語る時に、「何を語って何を語らないか」っていうことを考えながら聞くことって、講師のものの考え方を知ることです。そしてそこに新たなヒントがあったりする。なので「なるほどなー」って思いながら聞きました。

てことで、研修だらけの1日も終了。
さて、今日こそ早く家に帰って、今日こそ早く寝るぞ!

レポーターと出会う→ここは自分の場所じゃない・全外教大会(2日目)

今日は全外教大会2日目、分科会の日です。
とりあえず東九条から会場に移動。打ち合わせをすませて分科会突入です。とは言え、どこかに張りつく元気もなく、あちこちの分科会をつまみ食いです。ほんとはアカンことですけどね。それでも何人かのレポーターとごあいさつ。なにせ、4月以降、レポーターのみなさんとは「レポート」を通じて出会っているものの、実際に顔をあわせて出会うことはありませんからね。ここであいさつしなければ、もしかしたら次がない。
そんな感じでウロウロ。
昼ごはんは、なぜか金昌浩さんとおつれあいと3人で牛丼を買いにいくなど。松屋の牛丼、脂っこくてきつかった。まぁこれで下痢になったらデトックスなので、それはそれでOKです。
午後もぶらぶら。アカンなぁ。
で、片づけをやって、なぜか打ちあげに行くことになりました。そんなんあるって知らんかったし。
さらに2次会へ。うーん、在日朝鮮人教育にずっとかかわってきたけど、多様性とはずいぶんと程遠い感じですね。てか、ジェンダーバランス悪すぎます。あまりにもしんどくて、水谷さんと早々に退散。
さぁ、とにかく帰ろう。とにかく寝よう。

なぜにこっち・全国在日外国人生徒交流会(2日目)・全外教大会(1日目)

起床は6時半。7時から朝ごはんです。その後子どもたちは話しあいに突入。引率教員は片づけです。と、ここでおそろしいことが発覚しました。「缶」がひとつ足りない。これ、メッチャ怖いです。ひたすら探していたのですが、ある教員が持っていることが判明。あーびっくりした。10時半から全体会。でもわたしは貸しふとん代の支払いとかお弁当の支払いとか、やはり裏方の仕事です。
で、生徒たちはバスで京都市内に移動しますが、わたしは卒業生の連中と最後の片づけ。とにかく今回はそういう動きです。その後、卒業生のみんなとぎゅうぎゅう詰めの車の中で今回の振り返りをしてみたり。
全外教の全体会会場に着いたのは、生徒交流会アピールのちょっと前です。間にあってよかった。ここで、なぜかわたしに発言の機会が。今回の生徒交流会には「2世」の参加があります。そのことを話してほしいとか。なので、大会資料集の写真を使って説明することにしました。
大会資料集をつくっているのはわたしです。表紙の写真もわたしが選んでいます。今年、絶対に入れたいと思ったのがウトロの写真と1993年の全朝教大会における金晶美の写真でした。晶美との出会いが交流会の出発になったんです。そしてもう一枚、京都・在日外国人生徒交流会の焼肉販売の記念写真を使いました。その中に、卒業生に抱っこされている小さい子どもがいます。その子が高校生になって、今回の交流会に来てくれました。長く交流会をしていると、こういうこともおこるんですよね。不思議な気持ちですが、うれしさがじわじわきます。
そんな気持ちを話しました。
そのあとは、子どもたちのクールダウンの場所に同席しながら、しばし疲れを癒すなど。

大会1日目が終わったところで、呑み会です。いちおう大会参加者の呑み会の会場に行くことにしましたが、みなさん歩きで向かっているようです。わたしはAっちゃんと卒業生と3人でタクシーで行ったので、早めに着きました。てことで、Aっちゃんをねぎらうために早めの乾杯。「やっと終わったなぁ」という脱力感が心地いいです。そうこうするうちに、他の人もやってきて大人数の呑み会。
その後、東九条に移動してさらに2次会。なんか「わたし、マッサージがうまいんです」と言われてマッサージをしてもらっているうちに爆睡です。

今年は裏方・全国在日外国人生徒交流会(1日目)

今日〜明日は全国在日外国人生徒交流会です。なんか、休む間がないぞ…。
とりあえず、朝のうちに少しおべんきょをして、昼前に京都駅に向かいます。集合場所にはみんな集まっています。そのまま向かうのは河瀬駅。町バスに乗せてもらって到着したのは甲良東小学校。11年前に交流会をしたのと同じ場所です。
あの時は100人オーバーでしたが、今回は前日夜のドタキャンもあり、24人の少人数です。でも、全国は全国です。きっと濃密な話しあいがあるだろうな。ちなみに、今回メインで動いてくれるのは、昨日一緒に呑んでたAっちゃんです。わたしの役まわりは裏方です。というのは、地元との関係があるのがわたしひとりしかいなくて、今回はかなり地元の人に動いてもらうことになっているから、子どもたちとは無関係の動きをする人間がどうしても必要になるんですよね。
ということで、現地について、全体会が終わったら、すぐに買い出しです。まずは近回りで野菜とか調味料をゲット。そいつを調理室においたら、すぐに肉類を買いだしに、少し遠いところに行きました。で、調理室に届けたら、さらに「燃料」を買いに別のお店へ。そんなことをして会場に帰ると、ちょうとごはんができあがったところです。と、なんと、地元の方が「すじ」の差し入れをして下さいました。あまりにもおいしすぎます。
晩ごはんは中庭でパーティーです。さすがは滋賀県。日が暮れると暑くありません。でも、あまりゆっくりもしていられません。子どもたちは話しあい。引率教員は台所の片づけです。わたしはというと、なんだかウロウロしているだけです。
それでも9時頃には少し落ち着いてシャワーを浴びて、10時からリーダーミーティング。実行委員の生徒たち、一生懸命話しあいをリードしてくれているけど、かなり苦しそう。そんな時にこそ、卒業生の会のメンバーのアドバイスが貴重です。あの子らの「かっこよさ」にあこがれて、この実行委員から卒業生の会のメンバーになる子がでてきてくれたらうれしいな。
そんなこんなで、11時過ぎから引率者ミーティングです。なんだかんだでおふとんに入ったのは1時頃かな。

人権とは何でしょう?

今日は某人権教育研究会の夏季研です。午前は分科会、午後は全体会の講演です。わたしは主催者なので、ちょっと早めに行かなきゃなりません。が、なんか、ボーとしてて、「あり?駅の雰囲気変わったな」とか思ってたんですが、最寄りの駅のひとつ前で降りてしまいました。なので、予定時間より30分遅れて到着です。まぁそれでも十分早いんですけどね。
てことで、午前の分科会。んー、有り体に言って不作やなぁ。もちろんおもしろいものもあるんですが、「実践」がない。まぁ、人のことは言えません(笑)。
で、午後の全体会。講師は朴君愛さんです。タイトルは「 ー国際人権基準を知るー」です。
夏季研には新採教員がたくさん来ます。で、人権学習する時に「人権ってなに?」っ聞かれた時に答えられなかったらアカンやろと思って、みんなが知ってそうで答えられない「人権」にまともにとりくもうと、このテーマにしました。で、誰が話せるかというと、思いあたるのはA久○さんか朴君愛さんかなと。で、前に聞いた朴君愛さんの話がとてもよかったので、お願いすることにしました。
話の内容は、前回が実践的だったのに対して、今回はどちらかというと理論的な感じがしました。でも、それだけに背景や思想がわかって、個人的には「自分の授業に使えるな」と思いました。が、新採の人たちがしんどそう。まぁ新採教員って新採研でさんざん講演を聞かされているだろうから、それのうちのひとつっていう感覚なのかな。もったいないなぁ。そう言えば、去年も「難しくてわからないからずっと寝てた」とか言ってる若い教員がいたなと。なんかもったいないなぁ。

で、夜はもちろん呑みです。研究会の事務局長と朴君愛さんと、なぜかAっちゃんと4人です。お店は「チヂミの王様」。飲み放題メニューのビールが「モルツ」なんですよね。で、ひとつランクを上げると「プレモル」になる。店員さんに「一本だけプレモルにして」と頼んでみたけど「だめ」とのこと。しかたないので大将に「一本だけ」って頼んだら、「ええよ。全部プレモルにしたって」とのお言葉。しかも「友だちやねん」とのお言葉。もう、感激です。君愛さんビックリしてたけどわたしもビックリです。
ということで、お腹いっぱいになって帰りました。

たまってる→ごちゃまぜ呑み会

今日は久しぶりに出勤です。
職場に着くと、なんだかんだとキーボードの上に積んであります。「うがー、それがあった(;_;)」とか、泣きそうになりながら、とりあえずリストアップしてあった仕事をガシガシ片づけます。そりゃ1週間行ってなかったらこうなるわな。
でも、与えられた時間は3時間。とにかくその間に全部片づけて、移動開始です。
今日は午後から研究会です。これはいわゆる「おべんきょ」とは関係ないのですが、でもけっこうおもしろいです。高校にいたのではわからないことが小中の教員との論議の中でわかります。教員と子どもの距離感とか、誰がイニシアティブをとっているのかとか、そんなこんなの話をしていたら、あっという間に時間が過ぎました。

夜は謎の呑み会です。なんだか8人集まりましたが、全員(いちおう)女性です。うち大学に勤務してる人が6人。そして学生がふたり。不思議な会です。
これ、うちの卒業生で大学教員やってるMと、現在のおべんきょ場所の先輩がたまたま職場が一緒で、そこから「一度3人で呑もう」→「せっかくなら知り合いにも声をかけよう」からふくれあがったという。
ちなみにわたしが声をかけたのは、飲んだくれ仲間のN村さん・17年ぶりに再会してから仲良くなったS藤さん・こないだ講演してもらった時に「ウトロとかで「あの人がいつきさん」って言われて「あー、そうなんだー」と思ってた」という謎の話をされたK厶さんの3人です。ちなみにMさんとわたしの共通の知人である加納恵子さんは今回は都合があわず欠席でした。残念。
でもやはりこういう呑み会は楽しいです。日常会話が「研究」なので、すごく刺激的です。でもそれだけじゃなく、「女性」というキーワードも加わってきます。やはり男性優位の大学の中で闘っておられるんですよね。わたしもそこに加わらせてもらいながら、なんだかんだ話をしていると、あっという間に終電です。
やばい、呑みすぎた。明日も呑み会なんだけどな^^;

剣を抜かざる得ない時

この間、杉田議員のことについて、なにも発信してきませんでした。というかできませんでした。理由は簡単で、ずっと別のことに忙殺されて、ほとんど情報が入ってこない状態にあったからです。さらにそれをいいことに、杉田議員の投稿の全文を読みませんでした。なぜなら、自分の感情を抑えられなくなる可能性があって、きっとしんどくなるかもしれないと思ったからです。
そんな中、ようやく林夏生さんのスピーチの全文を読みました。
林さんとは個人的に面識があります。最近ではTRPでお会いしました。いつも満面の笑みをたたえながら、富山の地で実践しておられる学生たちとのできごとを言ってくださいます。いつだったか「自分はカミングアウトしないんだけどね」って言ってくださったことがありました。
林さんがやっておられることの意味は「カミングアウトしなくてもできる」です。
何かやると「それがカミングアウト/アウティングにつながるのでは」と不安になる方がおられます。そういう方は、やりたくてもできなくなってしまう。「そんなことはないんだよ」ということを林さんは自分の生き方を通して伝えておられると思っています。そしてそれは「当事者でなくても実践できる」というわたしの基本的な姿勢と響きあうところがあるのです。
そんな林さんがカミングアウトされたということの衝撃は、わたしにとってはすごく大きなものです。それは「泣けた」とかいうものとは異質のものです。
わたしは「カミングアウトできる社会をつくりたい」と思っています。それは「カミングアウトしなきゃならない社会」と対極にあると思っています。林さんのカミングアウトは、いまこの時が「カミングアウトしなきゃならない社会」であるということを明らかにしたと思います。
林さんがカミングアウトしなかったのは、もちろんクローゼットでいなければならないという状況があるからではありますが、それと同時により積極的な意味があったと思います。その選択を変えさせられたということの衝撃です。
そして、今朝、岡野八代さんもカミングアウトされたことを知りました。
こうやって、口を閉ざしていた人々の口をこじあけるような社会への怒りとか悲しみとかやるせなさとか、いろんなものが押し寄せてきます。

さらに林さんをとりあげた新聞が出てきた。林さん自身がおっしゃっている通りアウティングです。口をこじ開けられた人を消費する社会。でも、抗議を受けた当の議員はなにもない。
わたしがめざすのはこんな社会じゃない。