やはり、桜の季節は一度は夜桜を見たいというものです。てことで、某所でサシ呑みです。
桜と言えば、やはり焼肉でしょう。
それにしても、野菜炒め用の袋なんかがあるからとても便利ですね。調理の必要がないです。外で食べると安い肉でもおいしくなります。
肉を食べながら、桜を愛でながら、話はあいもかわらず「人生」とか「トランスにまつわること」とか。
ほどよく肉も食べて、ほどよくワインも飲んで、今日は早めの退散としましょうか…。
日: 2017年4月5日
自分も歩いた道
考えてみると、トランスジェンダーとして生きはじめて17年くらい。自分がトランスジェンダーとわかってからなら20年。ずいぶんと長くやってきたなぁと、あらためて思うわけです。
で、あたりを見渡すと、ようやく自分のことに気づき、ようやく自分の生き方を生きていこうと決意された方もおられるわけです。そんな人の姿を見ると、20年前の自分を思い出します。
たしかにあの頃はしんどかったです。これからどう生きていくのか、わからなかった。理解者は近いところにはいないと思っていました。だから、遠くの人とやりとりすることで、なんとか自分を保ってた。
でも、少しずつ少しずつ、「ありたい自分」と「あることができる自分」が近づいてきて、そして「遠くの人」も増えていく中で少しずつ「近くの人」もあらわれてきて。そんなふうにして、現実の中で生きられるようになってきました。あの頃はとほうもない長い時間をかけた気がしてたけど、今振り返ると、ほんの数年のできごとでした。
いま、渦中にいる人も、きっとあと数年して、自分なりの生き方を見つけられて、ふと振り返った時に「あー、がんばってたなぁ」と、「あの頃の自分」に痛さを感じながらも優しく見つめるようになるんだろな…。