二人会→詩のワークショップ

今日は野洲で源淳子さんと二人会です。タイトルは「わたしの出会った「性」と「生」」。源さんは女性史の専門家。わたしは…。まぁ、一高校教員です(笑)。さてさてどうなるのか。
基本的にわたしは、フェミニズムを避けてきた人間なんですよね。たぶん、セクマイ界隈の人でフェミニズムに救われた人はいるんでしょうけど、わたしはそうじゃなかった。そんなわたしが、なにかを話せるのかなとは思ったのですが、源さんから「やろ」って言われたら、断るわけにはいきません。
てことで、京都駅で待ちあわせをして、野洲の会場へ。ちょいと呑みすぎで、ヤバゲです(笑)。
会場に着くと、冨田さんという、まぁいうなれば首謀者の方のお出迎え。「いつきちゃーん、久しぶりやな〜」。ほんとに何年前のことやろ。久しぶりです。冨田さん、豪快なんだけど細やかなんですよね。パッと見はようしゃべるおばちゃんなんですけどね。
で、お座敷開始。
まずは源さんから。ご自分の生い立ちや、フェミニズムとの出会いを、とてもわかりやすく話をされます。もちろん、フェミニズムの解説も忘れられません。ほんとにひとつの思想が人の生き方を救うというか変えるというか、そんなことを思うとともに、「他者は変えられない」というあたりも興味深かったです。
で、わたし。今回のことで、久しぶりに自分史をもう少し深く考えていたのですが、いろんなことを思い出すとともに、いろんなことに気づかされました。
わたしの場合、逃げていたのはフェミニズムだけじゃなくて差別問題からも逃げていたんですよね。でも、わたしがトランスとして生きることを決めて、そんなわたしを受け止めてくれたのは、フェミニストや反差別の人たちなんですよね。そう考えると、ほんとにおもしろいし、不思議だなと思います。
で、質疑応答。その中で、まぁ、セクシュアリティについても説明しなきゃならんかなと思って、スライドを使って説明してみたり。急遽つくったスライドなので、こなれてませんが、これ、いずれもう少しこなれたかたちにしたいなぁ。
そんなこんなで、二人会終了。
お座敷のあとは、冨田さんのおうちにおじゃまして、しばしよもやま話。からの、駅の近くで軽く食事。
そして、大阪に向かいます。

到着したのは釜ヶ崎。「ココやどや」です。なんか、メッチャいい雰囲気です。ここで、放送部の連中が合宿をやってます。引率は他の人に頼んでいるので、かなり気が楽です。
今日は上田假奈代さんによる詩のワークショップです。思いを言葉にする。言葉を詩にする。とても難しそうなテーマなんですけど、それをやっちゃうんですよね。そして、子どもたちの言葉が引き出される。
今回、とあるプロジェクトを依頼されたのですが、それを引き受けようと思ったのは、上田さんをはじめ、ステキな講師陣と出会えるからなんですよね。わたしにはとうていできないことが、この人たちとならできるだろうと思ったんです。きっとそれは、子どもたちにとっていいだろうなと思ったのです。
さてと、明日はどうなるかな。