ここに来るとはなぁ・全同教0日目

朝、いつもの通りぬるーい授業&自主勉タイムをして、お昼には職場をスタート。実は、ちょっと心配していた案件もあったけど、そちらは無事決着したらしいです。よかった。
てことで、新幹線に乗って、東へ。名古屋で乗り換えて、到着したのは長野市です。明日明後日は、恒例の「全同教大会」です。ちなみに、もともとは9時頃到着の予定で、1週間ほど前に「調整したら早く着けるじゃん」と思って、調整に成功したので指定席を取り直そうとしたらいっぱいでした。困ったなぁと思ったけど、今日あらためて指定席を見たらあいてました。なるほどな。ドタキャンが出たわけね。
とりあえず、到着したところで、K野さんたち@徳島と合流して駅前のそば屋さんへ。長野のウェルカムドリンクを飲まねば。で、メニューを見たら、おぉ!ヱビス!うれしいなぁ。
その後、ホテルにチェックインして、呑み会へ。呑み会のメンバーは、なんと京都の人々。わたしの過去の素行からしてありえないです(笑)。でもまぁ、ちょいと行ってみようかなと。で、参加したのですが…。
この呑み会、簡単に言うならば、京都の「えらいさん」の交流とレポーターの壮行会を兼ねています。で、わたしはまったく関係ありません。でもまぁええかと思っての参加ですが…。
今日日の若い人って優秀やなぁ。いい感性をして、いいレポートを書いておられるみたいです。でもねぇ。何かが足りない。それはなんなんだろうと、お酒を呑んで話をしながら考えていましたが、どうやら「芯」なんじゃないかと、ふと思いました。普通の実践報告と全同教の実践報告はまったくちがいます。やはり「芯」が問われる。あるいは、最後は実践者の立ち位置が問われます。めんどくさいといえばめんどくさいんですが、でも、それがとっても大切なんです。その立ち位置が、たぶん違う。違うというか、ほんの少しだけど「ズレ」がある。そのズレを指摘された時に、それを受け入れられるかどうか。もしかしたら、受け入れられないかもしれない。なぜなら、そここそが「ズレ」だからです。
でもま、それに気づくかどうか。あるいは、それを通過して変わるかどうか。もちろん、根本的には変わることがいいことかどうかもわからないわけですが、そんなあたりを、また聞くことができたらいいなぁ。

てことで、そちらの呑み会が終わったところで、大分のHし本さんたちと合流。入ったお店は、やはりヱビスヱビス率が高いですo(^^)o
こちらは気の置けない話が延々と続きます。やっぱり、こちらが楽しいなぁ。

作戦会議

なんしか、今週から来週頭にかけて、ほんとにひどい毎日です。夜は常にどこからで誰かと会ってます。
てことで、今日は来年6月に向けたキックオフミーティングです。集合場所は「あらい商店」。集まってきたのはHがしさん、Kうさん、O田さんとわたし。このメンバー、日曜日も会ったな。てか、Kうさん、O田さんとは一昨日も会ったな。いろいろおかしいです。
とりあえず、鍋をつつきながら、6月へ向けて、とりわけ「わたしの役割」を練りました。で、Hがしさんのおかげでなんとかなりそうなところまで持っていくことができました。あとは、それに乗ってくれる人がどれくらいいるかです。
そんなことをしていると、ワイワイ楽しそうにお店に入ってこられた一団が。なんと、虹色ダイバーシティのご一行様でした。Mらきさんとも日曜日に会ったばかりです。なんだこりゃ。
あー、これはあらい商店の引力か…。
つくられたダイバーシティではなく、その場の引力で自然とダイバーシティが実現できる。そんなの、いいよなぁ…。

千客万来

朝、ちょいと話を聞こうかなと思う生徒が登場。あとは、その生徒の担任と話さなきゃ。てなことをやってると、Fぁよんさん登場。今日はp4cなのでした。
今日のワークは人数を広げた「ソクラテスの対話ゲーム」です。なかなか楽しかった。というか、子どもたちの「対話の痕跡」を見ると、みんなどんどん「スキル」を身につけていってるのがわかります。あと少しだな。
で、昼休みは生徒の話の続きを聞いて、その後Fぁよんさんと打ち合わせ。さてと思ったら、卒業生が遊びに来て、いろんな話をして帰っていきました。
さぁ、あとは雑務だ…。
にしても、今日はお客さんが多かった。こんな日もあるな。

なんの呑み会だ?

先日「相談したいことがあります。時間とってもらえますか?」という連絡が来たので、今日会うことにしました。ちなみに、わたしからの返事は「お酒飲むからバイク置いてくるよーに」ってことなので、まぁそういうことです。
それにしても、連日の飲み会になる予感なので、今日はあえて近場でいくことにしました。ま、向こうからしたら遠場なんですけどね^^;;。

で、相談開始。のはずがいざ「で、話は?」ってやると出てこない(笑)。まぁ、そんなもんでしょうね。でも、本来の相談内容じゃない、いろんな話が出てきました。
ちなみに、相手は私学の数学教員で生徒会担当。なので、研究授業のこととか、「ここどうやって教える?」みたいな話とか、生徒会のこととか。そんなあたりから、さらにはお座敷するうえでの留意点のあたりまで、かなりな広範囲の会話になりました。
いやぁ、楽しかった!
けど、サックリ終わるつもりが楽しすぎたので、ふとんに入ったの、12時前になりました。
ヤツは帰れたのかなぁ…[1]帰れたとの連絡あり。ホッ(^^)。

footnotes

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1 帰れたとの連絡あり。ホッ(^^

あちこち行く一日

今朝は3ヶ月に1回のヤクゲトの日です。昨日の血液検査のE2の数値を見て
「うん、いい数字だね!」
とのお言葉をいただけました。もっとも、γGTPについては
「これはしかたないんだね(笑)」
と、あきれておられました。ま、そんなにひどい値じゃないから笑ってられるんでしょうね。
てことで、ヤクゲト。もっとも、いつもの半量だけにしておきました。なにせ、しょっちゅう貼り忘れるから、エストラーナテープ屋さんができそうな薬置き場になってますから。

午後は出張で会議。ここから先、いろんな研究会が山のようにあるので、そんなこんなの話。
そうそう。選挙権の年齢の引き下げに伴って
「主権者教育やらんとあかんのと違うか」
って話が出てきました。なので、
「人権担当者としては、選挙権がない、例えば外国人の子がそこにいるってことを意識することが大切ですね。くれぐれも「みんな選挙権を持つから」みたいな言い方にならないことが必要ですね」
って指摘だけはしておきました。
にしても、この話、どうなるのかなぁ…。

夜は大阪で会議。今日は「性別違和のありどころ」の話とか「反対の性別への同一感」をめぐる話とか、かなり深い話ができた気がします。もっとも、時間的に余裕があったので、みんなあえてそういう話をする構えだったというのはあるかも。
で、会議のあとはいつもの呑み会。なんか、こういうのが「恒例」になっているのが、少々ヤバイ気もします。
てことで、これまた恒例の終電帰り。
うーん^^;;

てことで、結果は?

内科医に行ったのは、先週の血液検査の結果をもらうためです。結果は以下の通りです。

測定日 E2(pg/ml) T(ng/dl) 薬(錠/日) ビールの本数 ビールの味
2006/08/10 67.3 0.05(ng/ml)     4 1本弱
2007/02/08 1430.0    5 1本弱
2007/04/10 1386.0     4 1本弱
2007/06/14 587.2   3 1本
2007/08/16 104.1   2 1本
2008/02/14 681.1   2 1本
2008/04/10 418.0   1.5 1本+α
2008/06/04 65.0   1 1本では足りない
2009/01/27 69.0   1.5 1本
2009/09/17 88.8 603.9   1.5 1本
2009/12/8 174.9 33.6   2 1本
2010/04/26 97.5   5/3 1本
2010/08/09 10以下 0.4 12.9 43.3 0 1本
2011/02/16 43 0.3 13.7 35.3 0.5 1本(無敵)
2011/09/21 24 0.2 14.3 36.3 0.5 1本
2012/07/24 10以下 0.1以下 17.8 63.0 0.5 1本
2012/11/17 30 0.2 9.9 25.1 1 1本
2013/11/11 42 0.1 4.7 19.2 1 1本
2014/03/04 50 0.1 10.2 22.1 1/2 1本
2014/11/06 20 0.1 8.2 17.3 1/2 1本
2015/04/18 42 0.2 4.6 11.9 1/2 1本
2015/11/10 72 0.3 4.3 15.2 1/2 1本

※2013/11/27よりエストラーナを1/2

ちなみに、基準値は以下の通り。

ホルモン 男性 女性
E2(pg/ml) 19〜51 19〜226(卵胞期)・49〜487(排卵期)・78〜252(黄体期)・39以下(閉経後)
テストステロン血清(ng/dl) 225〜1039 3〜67
望ましいT値(ng/dl) 100

で、ホルモンよりも問題なγGTP関係です(笑)。この間のメチャクチャな生活を考えると、完全に振り切れた値が出ることを予測しています。

測定日 γGTP ALT
基準値 1-80 5-45
2010/08/24 107 36
2011/08/23 223 82
2011/09/21 184 57
2012/07/24 100 29
2012/11/17 72 26
2013/11/11 118 34
2014/03/04 100 22
2014/11/06 118 23
2015/04/18 90 26
2015/11/10 94 39

案外マシじゃん(笑)

今日は淡々と、今日だけでも淡々と

朝起きるのがつらい。でも、自業自得ですね。
てことで、いつもの時間に起きて、いつものようにお弁当をつくって、いつもの電車に乗って出勤です。
今日は時間があるようなないような感じですが、明日からのことを考えると、とにかくできることをガシガシ進めましょう。てか、もしかしたら明日までに書かなきゃならない文章、今日中に書かないと間に合わないじゃん。てことで、そいつをやっつけて。
それに比べて、授業がどれだけ楽やねん。試験が近いこともあるかもしれないけど、ほんとうに子どもたちは一生懸命授業を聞いてくれます。ええ子らやなぁ…。
てことで、あっという間に1日が終了。
夜は歯医者→内科のはしごです。

歴史的和解

で、当然のことながら、呑み。
向かいに座ったのはgidmediaの人。このグループ、「元祖キラキラ系」かなと思っていたら、案外地道にやっておられることがわかって、なかなかおもしろかったです。なんか、意気投合して、「そのうち全国トランスジェンダー生徒交流会をしよう」とか言っちゃいました。元気が出たな。
あと、別のところでセミナーやっておられて途中から来られたここの村木さん。こちらも「キラキラ」に走ってるのかなと思ったら「根っこは変態だけど、がんばってフリしてるんだよ!」ってタンカ切られて、思わず「ごめんなさい、ごめんなさい」。で、握手。

にしてもWかちゃん、言ったんだ。結果的にはおかげさまでよかったけど(笑)。

ちなみに、村木さん、トランスのトイレ問題をしなくちゃと思っておられるみたいなんですけど…。三橋さんと話をしたのは「そっとしといて」なんですよね。あの裁判そのものは、問題提起として貴重だと思うし、問題を顕在化させたという意味では大切だと思います。が、それが朝日新聞がいうような「全国統一のガイドライン」なんかつくられた日にゃ、下手すると「うまくやってる人」が後退しちゃうことになる。まぁ、そのあたりは朝日新聞の記者が「わかっていない」ということになるかな。
という意味では、「うまくやってる事例」を出して、「それはその人が特殊」って考えるんじゃなくて、まわりの人の理解というか受けとめというか、そんなのがあるんだってことを示していくことも大切かもしれませんね。

もう身体のことはいいと思う

今日は関西GIDネットワークのセミナーです。てことで、岡山から大阪へ。少し遅れて会場に入ると、三橋さんの話の最中でした。
三橋さんの話は、日本の仏教の中に見る性別移行という感じです。基本的には『女装と日本人』の中で語られていることですが、今回は観音にまつわる話が特に多かったかな。あと、僧侶の転性の話も新しかったかな?なんしか、豊富な知識と深い論考は「すごい」のひとことです。すごくおもしろかった。
で、高垣さんの話。こちらもすごいというかマニアックというか。三橋さんが「歴史」という縦糸ならば、高垣さんは「民族誌」という横糸という感じ。なんしか、縦横無尽に「野」を駆け巡る。そして、いろんな人にインタビューした成果から論考したことを語ってくださいました。
で、質疑応答を聞きながら、いろんなことを考えました。
基本的に、おふたりのスタンスは違います。それは「歴史」と「民族誌」という意味ではなく、トランスのスタンスです。三橋さんは、基本的には身体加工には言及されません。あくまでも、「社会的な役割」に話をとどめます。に対して、高垣さんが聞き取りをした場所はタイ。特に病院です。当然のことながら「手術をする/した人」が多い。勢い、身体加工にまつわる話が多くなります。で、これはおそらくはおふたりのトランスのスタンスと一致しています。
で、こういうおふたりが話をされると、どうしても微妙な「ズレ」が出てきてしまう。そこに質疑応答をする人の関心事がからむ。で、それがこれまあ「身体加工」にまつわる話がどうしても出てきてしまう。例えば特例法の手術要件の話とか、手術関係の「知識」のこととか。なので、どうしても話の内容がそちらへそちらへと動いていく。
で、それを聞きながら「これ、違う方に行ってるなぁ」と、ずっと考えてました。
例えば、「特例法の手術要件をはずしたら公衆浴場はどうなる」とかいう質問が出ましたが、わたしにはさっぱりわからない。だって、手術して戸籍男の人と手術してなくて戸籍女の人がいたとして、公衆浴場に入るときどちらが自然かというと、手術して戸籍男の人なんじゃないかと、わたしは考えます。たぶん、先の質問者は、その前提として「手術→戸籍の変更」というステップでものを考えているんじゃないかな。だから、手術要件をなくすというのは「ステップを減らす」となる。でも、わたしはふたつが完全に独立しているので、その場その場に必要なことが満たされていればいいと考える。
同じようなことが、「伝承」にかかわる話でもありました。高垣さんは「身体加工にまつわる伝承は不要」とバッサリ。なぜなら、「それはリテラシーの問題である」ということなんです。わたしもそれは同意です。なぜなら、身体加工の問題は自己満足というか趣味というか、そういう領域のことで、それは「知識」の問題でしかないと思っているからです。でも、「社会的な役割」は違う。これは「技術」の問題です。技術は得るものではなく習得するものです。こちらは伝承が必要になる。
で、三橋さんがずっとずっと言い続けてきたのは、まさにこのことなんです。でも、それが出てこない。最後の最後、たまりかねて質問というか呼び水というか、そんなあたりのことを三橋さんに「ですよね?」って問いかけちゃいました。
てなことはあったにしろ、おもしろかったのは、タイのトランス男性、手術してない人がほとんどってことでした。手術が技術的に難しいということと、手術なしでQOLの向上が得られるというのが、その根拠のようです。まぁ、このあたりも手術要件のこととからめて考えるとおもしろいでしょうね。