金曜日に引き続き、今日も夏季研究大会です。
午前は実践報告会。まぁサクッとレポートをしておしまいです。にしても眠い…。思わずレポートをしている最中に寝てしまったらどうしようとか思ってしまいました。
で、午後は富山国際大学の藤谷豊さんの講演。
「ハンセン病問題を考える」というタイトルなので、ハンセン病に特化した話かなぁと思っていたら、サブタイトルの「差別の連鎖から」という内容でした。
日本の近代史を俯瞰しながら、それぞれの時代に日本はどういう「国」をめざしていたのか。その中で、実は部落や朝鮮、台湾、アイヌ、琉球への差別が、それぞれに位置づけられていく。そことハンセン病(元)患者への眼差しをリンクさせながら話をされます。さらに、日本による南太平洋の島々への侵略の中でハンセン病患者虐殺があった事実にも触れられます。
こうしたさまざまな事象が、「連鎖」という形でひとつの体系をなしているというのは、非常に新鮮な気持ちで聞くことができました。
うん、おもしろかった。
にしても、その「連鎖」をどう断ち切っていくんだろう。それはわたしの課題なんですけどね。