「思い」は100の言葉の中にひっそりと入っているんじゃないかなぁ

結局合宿は今日の昼までのんびりとやっていました。
忙しく、しかも疲れているなか手伝ってくれたYちゃんに感謝!大阪から来てくれたKぽんに感謝!K大から来てくれたKヮンスに感謝!
合宿って、やっぱりはじめて参加するにはハードルが高いです。そういう意味では「新規参加者」を拒否するような集まりだったかもしれません。
でも、と思います。
やっぱり合宿って必要なんじゃないかなぁ。長い時間を同じ部屋で過ごす、ただそれだけのことなんだけど。何をしゃべるわけでもなく、単にワイワイと遊ぶ、ただそれだけなんだけど。そういう「ムダ」をすることによってできる関係ってあるんじゃないだろうか。そんなムダな時間を延々と続ける中に、「思い」はひっそりと出てくる。
「固い」交流会は、もしかしたら促成栽培?確かに「成果」は出てくるけど、案外弱いかもしれない。「緩い」交流会は、雑草のようなもの?1回では成果は出ないし、とても長時間かかる。でも、その長い時間の間にかわされる100のつまらない話の中に、ふと出てくるかもしれない一言を期待しながら、交流会ってやるものなのかもしれない…。

場の持つ力

午後からは京都・在日外国人生徒交流会。
普段は日曜日の午後にやるんですけど、今回は合宿形式でやってみようと。さらに、卒業生にも呼びかけてみようと。さらに、京都に限定せずに呼びかけてみようと。等々、ちょっと趣を変えてみることにしました。
さすがに長丁場ですから、集まりもダラダラ。それぞれがそれぞれの用事を済ませてからやってきます。でも、それはそれでいいんです。「◯時集合!」で集まってパシッと交流会をするのも、それはそれで集中していいんですが、緩く集まるのもいいのかもしれない。
ダラダラと買い物を済ませ、ダラダラと段取りをし、ダラダラとつくりはじめ、結局最初の集合から5時間後に晩ご飯。このころには兵庫からもずいぶんと遊びに来てくれていました。
しばらくみんなでごはんを食べたあと、自己紹介。基本的には「全国」に参加したことがある人たちなので、ほんとうにしっかりと話をされます。
そんななか、やっぱり「あぁ」と思ったのが子連れで参加してくれていた京都の第1期メンバーの自己紹介です。
結婚をきっかけに日本国籍をとらざるを得なかったその人に、子どもがある時聞いたそうな。「お母さんはなにじん?」。突然のその問いに、一度は話を流してしまったそうな。子どもには伝えなくちゃならないと思っていたけど、それなりの「シチュエーション」で伝えたいと思っていた。だから、逆に「準備」ができていなかったみたいです。ところが、それからしばらくして、再び子どもから同じ問いが出てきた。その時覚悟を決めて、自分のことを小学生の子どもに向かって話をしたとのことです。
その話を聞いて、ふとその第1期メンバーの変化に気づきました。在日の若いオモニになっている*1。おそらく楽になったんやろなぁ。おそらく隠さなくてもよくなったんやろなぁ。
そう思った時に、この交流会を16年続けてきてよかったと思いました。
交流会があろうとなかろうと、その第1期メンバーが在日であることに変わりはない。でも、もしかしたら「隠さない生き方」があることを知ったのは、その子が交流会に参加したこともひとつの契機になっている可能性がある。「隠さずに生きる方法がある」ことを知って隠して生きることと、「隠すしかない」と思って隠して生きることの間には、表面は同じかもしれないけど、大きな差があると思います。
さぁ、そのメンバーの子どもは現在小学生。最低限この子が高校を卒業するまでは、やっぱり続けなくちゃならないよなぁ。メンバーに力を与え、メンバーから力を与えられ。

*1:ってどんなんやねんと聞かれても、よくわからないのですが(笑)

卒業論文発表会

先日、「卒業論文の発表会をやるから来ませんか?」というお誘いのメールが来ました。
「だれの卒業論文やねん」と思っていたら、かつて刺激的な呑み会を演出して下さった、山崎一樹さんの卒業論文でした。
なんの卒業かというと、史上最速の卒業らしいです。
「京都の過去・現在・未来」と題する卒業論文

落ち込んでいる時に「あなたの責任じゃない」と言われるとホッとするが、そのことによって再生のパワーを失う。

人は見ようとする現実しか見ない。

(内容はうろ覚え)
という、きわめて含蓄の深い話からはじまります。で、まさにこれが京都人の現在であると。
元来、財政面での自治というのは「歳出の自治*1」と「歳入の自治」がひつようである。にもかかわらず、京都市は両方ともダメ。
曰く「京都人は他者に依存し、責任を他に押しつける」「その根底にあるのは、京都は特別という考えだが、実は特別ではない」「1200年の中で培われてきたものは枯渇している」。言いたい放題です。でもまぁ、その通りですが(笑)。
で、結論としては「10年前の時点で、まちづくりに失敗した」と。
ここからは「未来」ということで、「環境」「文化」「多様性」をキーワードに京都の新しいまちづくりを考えていこうという話になります。
環境の中のひとつのネタがめまぐるしい午後に行った自転車街角セッションだったみたいです。で、これはより大きくは、京都の街全体を3層にわけて考える。いわゆる「田の字地区」とその周辺の「住宅地区」、さらにその外周の「自然の地区」。ところが、「自然の地区」が荒れ放題。その原因は保全をしていないから。というところから、「環境税の導入」というところに行くのですが、ここで「歳入の自治」の問題がひっかかってくるということになるわけで。
文化については「天皇還幸論」をぶちかましてはりました(笑)。これについては、あとで、コリアNGOセンターの宋さんから「多文化と天皇の取り合わせはグロテスク」という意見が出されていました。
ただ、それだけじゃなくて、環境とのからみで「京町屋」をとりあげておられました。
で、「天皇」が出てきた背景には、「天皇は実は多文化」というのがあって、で、最後の「多様性」に行くわけで。
多様性にも「三題噺」というのがあって、これがおもしろかったのですが、このあたりになるとよくおぼえていない。
ただ、「よー見てはるなぁ」と思ったが、「南北問題」です。これを「ガメラがこわした町並み亜京都駅の南か北か」という問いからはじめるあたりがいいですね。なんでも、国際女子マラソンを誘致して、南北をつなぐルートで開催しようとしたらしいですが、挫折したとか。
で、とどめが、キーを崇仁と東九条に持っていって、「京町屋を崇仁に、東九条を多文化の拠点に」という構想をブチあげておられました。まぁ、向島が抜けているという意味では少々「ん〜」と思ったのですが、このあたりはあとで多文化共生センターきょうとの重野さんが指摘しておられました。
で、そういう「多文化」というか「多様性」というか「モザイク」というか、そういうのをつくりだすためには「5つのT」が必要で、その最後が「寛容性(tolerance)」だったんですね。他の4つは忘れてしまった。だれか補足してください。って、誰も見てないよな(笑)。
てな感じで、相も変わらず刺激的な論文だったんですが、いかんせん、まったくメモをとっていなかったので全部書けないのが残念ですわ。あのプレゼンのファイル、ほしいなぁ…。

で、意見や質疑の時間。
いろんな人がいろんなことを言っておられたんですが、だんだんイライラしてきました。
で、つい意見。

京都のもうひとつの側面を指摘しておきます。京都は「宴会都市京都」です!

あまりウケませんでした(笑)。
でもまぁ、玖伊屋の成立過程を述べたあと、最後に受けいれてくれているのは東九条であるということ。まさに「多文化」を実現する「寛容性」を東九条がもっているということ。逆に言うならば、K区やD大やK大には、いろいろな事情はあったにせよ、それがなかったわけです。まぁそんな話をしたあとで、ぶちかましてしまいました。

歳入の自治を考えるということは、税収のアップを考えるということですよね。
だったら、ゲイです!多文化の中に「ゲイ」と書いてあったのに、その話をされませんでしたよね。
ゲイを誘致するんです。そのために、ゲイの人たちが必要とする施策のうち、自治体単位で実現可能なものを条例で認め、京都を「ゲイ特区」にするんです!

ウケました。ここであえて「ゲイ」と言わなきゃならない悲しいところはあるわけです。ビアンもトランスも、誘致しても税収アップにはほとんどつながらない。この悲しさはおいといて、とりあえずネタを振ってみました。
でも、何人かの人は反応されていました。やっぱり、サンフランシスコを経験されていた方々なんですね。
で、逆に他の人から質問。
「あなたは自分のことを「京都人」と言っておられましたが、京都人の定義は?」
瞬間ひるみそうになりましたが、答はこれ。
「京都を現場にして、京都で何かを「しでかし」てやろうと思う人が京都人だと思います」
続いて質問。
「生まれは関係ないですね」
「関係ありません」
てところで、わたしに関連する話は終わって、やがて宴会に突入。

にしても、おもしろい人なのになぁ。残念だなぁ。寂しいなぁ。
他の人は任期満了でも再任。山崎さんは任期途中で退任。いろいろあるんだろうな。こんだけ尖っていたら。

*1:これがいわゆる行政改革

たらふく食べたわ(←最後の「わ」は関西弁の「わ」(笑))

まずは職場の帰りに弟のところに寄って、頼んである書類を預けてと…。1年間の精進が足りなかったことをしばし反省。この思いは来年に生かそう。勝負はすでにはじまっている!

で、急いでお家へ。
今日はパートナーの誕生日。久しぶりに家族で外食をしましょう。
子どもたちに「ステーキがいい?*1」「お寿司がいい?*2」「それともピザにしようか?*3」と聞いていたのですが、結局イタリアンに決定。目指すはサイゼリアです(笑)。
まずはアンティパスタ・サラダからスタート。もちろんドリンクも忘れません。ドリンクバーの銘柄を見たらペプシだったので一安心(笑)。
それにしても安い!ワインのデカンタ250mlが190円ってどうよ!今から20年前に通っていたカウンターだけの飲み屋ですら「熱燗200円」でしたから。あぁ、あのころは大学の帰りに飲み屋に寄ってカウンターに300円おいて「熱燗、とうふ」とか言ってたなぁ…。まぁいいです。
やがてパスタが来る、ピザが来る、エスカルゴが来る。なんか酒池肉林の様相を呈してきました。でも、上の子どもは「足りない」とか言っています。さらに追加でハンバーグとかなんとか。ぜんぜん首尾一貫していません。
でもまぁ、4人そろってわさわさ食べるのがいいんだと思います。
約1時間後には全員満腹で店を出て、目指すはシャトレーゼ(笑)。ここでそれぞれがお気に入りのケーキを買って、家でバースデーパーティー。

まぁ、のんびりした風景でしたよ。

ここでもネタになるか…

子どもが、「今日はベストハウス123だ!」とか言うので、さっさと宿題をさせまして、一緒に見ていました。なんでもダヴィンチ特集らしいです。
しばらく見ていたら、突然赤字で
禁断の同性愛
という文字が…。そうきたか…。
あとはみなさん、からむからむ。あとで検索したら

審議長は三宅裕司。「緊急特番 新たなダ・ヴィンチ・コード発見か!」と題し、茂木健一郎らがレオナルド・ダ・ヴィンチにまつわるプレゼンを。ダ・ヴィンチが、王妃との身分を超えた結婚を隠すため同性愛者を装っていたという話を聞いた田村淳は、「僕(の恋は)(週刊誌)FRIDAYさんの協力の下、比較的オープン!」と自嘲する。

らしい。

突然ひじきが食べたくなったら

今日は上の子どもが修学旅行から帰ってきます。なので、パートナーは迎え。わたしと下の子が家でご飯です。
基本的には冷蔵庫の中にあるものを掃除するわけですが、一品ぐらいはつくりたい。なんとなくひじきが食べたいのでつくってみました。
・ひじきを水でもどす。白い糸こんにゃくを適当な長さに切る。青じそは千切り。
・糸こんにゃく・ひじきを別々に軽く水煮する。豚の切り落としはお湯で火を入れ、水にとる。
・ひじきが冷めたところで、千切りにした青じそと塩昆布の千切りとゴマを混ぜる。
・糸こんにゃくの上にひじきを乗せて、まわりに豚をあしらったら完成。
味が足りなければなんか適当に入れて下さい。

引っ越し開始!

家の引っ越しは2度とやりたくありません。でも、職場の方は引っ越ししなくちゃならないんですよね。
別に転勤するわけじゃなくて、耐震工事の関係で、部屋の荷物を動かさなくちゃならないんです。
これ、転勤よりもたいへんです。だって、転勤だったら、自分の荷物だけ動かせばいいんですが、部屋の引っ越しはすべてを動かさなくちゃなりませんから。
とりあえず自分の荷物*1を段ボールパッキングしはじめたのですが…。もはやあきました(笑)。

*1:主として本と書類

ツケがまわる

一日学校を休むと、その分だけ仕事がたまっています。
午前中は試験監督と雑務。午後からは、事務仕事と採点。
ところが、事務仕事をしていると、突然眠気が襲ってきます。やばい◯Oo。採点しなくちゃ…。