ここ数年、「すごいなぁ」と思う人に会う機会にすごく恵まれています。
すごい人って、やはりご自分のフィールドにおいてはすごく努力をしておられるし、それでいてそれを「なんともなくやっている」感じが漂っていて、ますます「すごいなぁ」と思うわけです。
その一方、そういう人に出会うと、わたしなんて「ぜんぜんやなぁ」と思うし、時として打ちのめされてしまうことすらあります。単に打ちのめされているだけだったらいいんですが、なんか、人間性まで否定されてしまうこともあるようです。
というのは、やはり「すごい人」って、それだけご自分のフィールドにかけておられるし、そこにその人の人間性が出てきます。そういうものに圧倒されてしまうんでしょうね。
でも、ふとした時に、「あれ?」と思うことがあるんです。というのは、その人の「すごいフィールド」以外のところではその人は「ぜんぜん」っていうこと、よくありますよね。その差がすごい時って、やっぱり「あれ?」以上に、混乱してしまうんですよね。たぶん、落差が激しすぎて、自分の中で整合性がとれなくなるんだと思うんです。
そんなことを繰り返しながら、最近少し考えていること。
「すごい!」と思った人を、「人間」として絶対視するのをやめること。でも、その人からそのフィールドにおいて教わったことには敬意を払うこと。そして、そこにいたるだけの「人間」であるということに対しても敬意を払うこと。
そして、自分は自分の早さで、ゆっくりとでいいから「教わったこと」を実践し続けること。