三角比の導入

てことで、1年生の授業は三角比の導入。
通常三角比の導入は直角三角形の辺の比で説明するのですが、ここ数年、「う〜ん」と思っています。なので、2年前から「バックネットの高さを測ってみよう」という問題からはじめることにしました。
いきなりこういうお題を出すと「わからへん」とか言うのですが、「なんしか考えてみ」と、とりあえずやらせます。まず一番多い答えが「巻き尺を持ってのぼる」です。当たり前ですね。
そうそう、ツールとしては、巻き尺と分度器を使うことにしています。今年の秀逸な答えは「分度器をおもりにして巻き尺の先っちょを投げて、バックネットの最上段を越えさせて地上まで落とす。そこではかった長さを半分にする」というの。ちゃんと分度器を使っているので、思わず「正解!」
で、そこから対象までの距離と仰角を使ったらいろいろできることを説明します。ちなみに、ここではタンジェントを使うのですが、「底辺が1の直角三角形において、仰角がAの時の高さをtanAとする」という言い方で説明をします。なぜこういうふうに説明するかというと、Aの大きさと高さに相関関係があることが直感的にわかるということと、tanAがひとつの数値をとるということが直感的にわかるということなんです。つまり、三角比の表には「直角三角形の高さの一覧表」が書いてあるという説明になるんです。
同様に、sinとかcosは、斜辺が1の直角三角形の高さや底辺の一覧表というふうに説明をします。
で、一通り測量問題をやったあとで、「じゃぁ、逆に辺からsin,cos,tanを求めてみよう」というふうにして直角三角形の辺の比にもっていきます。で、こいつも「表を使えば角度がわかるよね」というふうに、具体的な数値に持っていく。
とりあえず、すべてを具体的な数値の問題にして定着をさせてから、一般化をしていきます。
こんなやりかた、どうですかねぇ…。

そうそう、このやり方、もう一個メリットがあって考えたり作業をしたりする時間がけっこうあって、モロに授業をしなくてすむので、夏休み明けのリハビリにちょうどいいんです。てか、こっちが理由か(笑)?

半日死んでました

朝、職場に行ってK口くんのパートナーさんにメール。
「きのうはわたしも共犯です。すんません」
しばらくして返事。
「二人とも正座!」
思わず京都で正座していました(笑)。
てな感じですが、さすがに体調は最悪です*1。でも、授業をしなくちゃ…。

*1:こればっか。そういえば、朝出掛けにパートナーから「いつまでこんなことやってるの?」としみじみ言われてしまいましたよ…。

サクッとな…

今日は夕方から打ち合わせで大阪です。なんか、あわただしい…。
待ちあわせ場所に着くと、すでにK口くん@山口県在住(笑)がいます。もう一人のK敏さん@生野区在住はまだ。なんでも交通事情で遅れるとか。しばらく待ちましたが、「まぁええか」ということで、打ちあわせ開始。
まずは、時間の大枠の説明があって、前半部分の意図がちょこっと話されました。なるほど。で、後半部分の説明は…「フリーね」。それだけかい…。
コーディネーター役のK口くん曰く。「時間の枠とか順番とか決めたらおもしろくないし、どうせ無理に決まってるし。互いに言いたいことを言いあって、聞きたいことを質問したらいいんとちゃうかと思うねん」。そりゃそうだけど、それだけかい…。
と、そこにK敏さんが子連れで登場。よー似てはるわ。
K口くん、同じことを繰り返して、打ちあわせは5分で終了。あとは、韓国の戸籍をめぐる状況とかセクハラにかかわって感じたことなんかの話。
それにしても、考えてみると、K口くんもK敏さんもわたしも、全員ピン芸人です。しかも、全員ネタを辞さない系です。んなヤツ3人のシンポジウムってどうよ。てか、思い切ったことをするなぁと、主催者の度量に妙に感心してしまいました。
打ちあわせのあとは、当然呑み。
K口くんは9時半頃の新幹線に乗らないと帰れませんが、帰る気配はまったくなしです。大丈夫かいな。パートナーさんが怒るよ。人のこと言えませんが…。結局、K口くんは元地元の日之出で夜を過ごすことにしたみたいです。てことは、一転してわたしが最も遠方。気がつくと新快速の最終です。えらいこっちゃとあわてて新大阪駅へ。なんとかまにあって、京都まで。当然地下鉄はないので、京阪まで歩いて、とりあえず家に極力近づくことにします。最後はタクシーを覚悟しながらパートナーに「それでも帰ります」とメールを送ると「ええ加減にしーや!」と返事。それでも、最寄り駅まで迎えに来てくれました。もう、感謝です。

始業式とか

昨日の影響かどうか、えらい体が重たいです。まぁ、最後のラーメンが効いたんだと思います。
でも、容赦なく始業式はやってきます。で、いつもの通り軽くこなして、あとは雑務・雑務・雑務。あっという間に昼が来て、あっという間に夕方です。日常だなぁ…。
家に帰って、昨日録画したモトGPを見ました。ロッシ…(;_;)。

で、飲み会

夜は東京のお友だちとちょびっと呑み。のつもりが、かなり呑んでしまいました。しかも、呑んだ後、ラーメンまで行ってしまいました。しかも、そのラーメン屋まで2〜3km歩いてしまいました*1。やってることが学生並です。
家に帰ったらパートナーがこわい顔をしていました。しかたがないので、パートナーの前に正座をして「にゃー」と言いました。すると、下の子どもが「ごめんなさいと言ってます」と翻訳してくれました。おかげで助かりました(笑)。

*1:日曜日は「会議室」があいてないんだよなぁ…

写真

昼からは、東京からお友だちが来て、写真をとってくださいました。
うちの近くって、たぶん、自然と工作物*1がけっこううまくとけあっているところなんですね。なので、シチュエーションとしてはけっこうよかったみたいです。さて、できあがりはどんなのかなぁ…。

*1:神社とか(笑)

Prove it!

今日は、うちの父親が某教会で話をするとか。「聞きに来い」と言うので行ってみました。
なんつーか…。自分がかつて通っていた教会に行くっていうの、やっぱりきついと言えばきついですね。小学校に入る前から通っていて、大学1年生まで所属していたわけですから。しかも、その後、隣の教会に移るということで、悶着まで起こしていて、なかなかたいへんでしたからねぇ。
で、案の定、まずは「(父親の)ご家族の方ですか?」「あちらはお孫さんですか?」「奥様ですか?」と質問攻めです。「はぁ」「まぁ」「え〜っと…」と歯切れの悪い返答をしていたのですが、しょせんは過去を知り尽くされている場所(笑)です。「あぁ!◯◯ちゃん!」とばれてしまいました(爆)。
そうそう、うちの父親の話の内容ですね。まぁ、自分が出会ってきた人々の話から、最終的には「最後までやり遂げること」というメッセージを発していました。
ただ、わたしとしては、途中にあったひとつのエピソードがすごく印象に残りました。

ある学生が、ちょっと気の利いた自説を誇らしげに話をしていました。すると、そこにいた教授が「Prove it!」と鋭く返しました。すなわち、「実証せよ」ということですね。
学問の世界ではあたりまえのことなんですが、なにか説をとなえようとおもったら、実証するということが必要なんです。それが、文献であれなんであれ。ですから、その教授は鋭くそのことを問うた。
なぜか英語だったのですが、その一言がわたしにとってすごく心に残っています。

だいたいこんな話だったと思います。
わたしにとって、「Prove it!」とはなにかと考えました。
わたしには、文献にあたって自説を実証するような「学力」はありませんし「熱心さ」もありません。そんなわたしが、どのようにして「Prove」するんだろう…。そんなことを考えている時に、「最後までやり遂げること」という最後のメッセージがあったのです。
なるほど。文献なんかにあたって研究の結果実証できないわたしみたいな人間は、「生きざま」で実証する以外ないんだな。もしかしたら、最終的に実証できずに終わるかもしれない。でも、実証するためには、最後までやり遂げることが必要なんだな。そう思った時に、なんだかすべてがストンと落ちてきました。
重い腰をあげて、またチョビチョビやろうかな…。

夏休み最後のオフ

例年ならば始業式の今日、土曜日だったので休みです。
実は、年度当初、8月31日が始業式になるのではという恐怖があったのですが、今年は見送られました。もっとも、うちの下の子どもの小学校ではとっくの昔に前期後半の授業がはじまっているわけで、「なんだかなぁ」とは思いますが。
そういえば、先日某中学校の教頭さんと話をしていたのですが、「4月はじまりの日本の学制では、2期制はなじまない」と言っておられました。なるほど、9月はじまりだと3月末で前期が終了、4月から8月末までが後期となります。ところが、4月はじまりだと10月に前期が終了になって、前期途中に夏休みが入ってくる。すると、夏休みが終了しても、イコール始業じゃないわけです。さらにその教頭さんが言っておられたのは「結局定期試験は6回やっていて通知票も3回出しているので、実質は3学期制なんですよ」。
もともとは「定期試験や通知票の回数が減ることで教員の負担が減るのも2学期制のメリット」と言われていたのですが、関係ないってことですね。
このあたりのことを、単なる「慣れ・不慣れ」の問題と考えるのかどうか。まぁ、授業時数確保が叫ばれる昨今ですから、結局はそれに使っているというだけのような気もしますが…。
ただ、まぁ、ウチの学校は9月3日はじまりてことで、今日明日は夏休み最後の土曜日です。で、これがまた、今日一日、驚くほどなにもない。
午前中、パートナーは「PTAの動員が…」とか言いながら出て行きました。で、空を見あげると、見事な晴天です。で、洗濯機を見ると、ここ数日の雨のせいで見事な山があります。てことは、洗濯の日ですね(笑)。
午前中にさっさと洗濯をすませて、あとは完全オフ。ひたすらダラダラ・ゴロゴロ・ノタノタとしていると、あっという間に夕方です。ふみゅぅ〜…。

時代はそこか…

うちのVTR、なんかよくこわれます。しかも、引っ越しをした時に保証書とかどっか行ってしまっているし、長らく不便をしながら耐えてきたのですが…。限界です。お金はないけど買うことにしました。
で、電気屋さんへ。
VTRがありません_| ̄|◯。なんか、ほとんどがDVDレコーダーだのHDDレコーダーだのです。VTRがあってもDVDとのダブルデッキだったりします。いったい世界はどうなってしまったんだろう…。
でも、今わたしが必要とするのは、1万円そこそこの、単に録画ができたらいいだけのVTRなんです。Gコードも使わないからいりません。衛星も必要ないです。デジタルで録画できても、最終的なアウトプットは相当前の25型ブラウン管ですから、その程度の画質です。で、3軒探してやっと見つけました。
ええねん、時代遅れでも…。

校内研修2日目・午後

午後は、人権教育部の研修。O阪市内の某公立大学のF久保さんという方に来ていただいて「学校教育とジェンダー」と題した講演。
前半では、前近代→近代→現在のジェンダーをめぐる変容について、すごくわかりやすく話をしてもらいました。キーになるのは、「経済状況」とか「子育ての環境」とか「グローバリゼーション」とかだったような気がします*1。で、後半は、そうした状況の中で学校教育に何が求められるかというあたりの話。ひとつのキーとして「ペイドワーク」と「アンペイドワーク」のバランス、特に「アンペイドワーク」をどうになっていくかというあたりの話だったかなぁ。このあたり、*2
講演が終わったら、自宅までお送り。途中、1時間ほど、互いの仕事のことを嘆きあったりしながら面白い時間を過ごしました。で、今回も一緒に飲めずorz。
ところで、1年半ほど前にこんなの書いていたこと思い出しました。

*1:なにせ、うろ覚えm(_ _)m

*2:秀逸なのは、「誤解してもらったら困るのは、セックスアピールは先生方に向ってではなく、自分自身に向かっているということ」という言葉です。これをきいたある教員は「よ〜くわかった」と言っていました。