「おたふく」臨時休業につき

朝、ひとつ1時間半ほどかかる用事をしなきゃなりません。
もそもそと起き出して、「用事」をこなします。にしても、今日の「用事」は難航します。なにせ、しゃべってくれない。まぁ予想はしていたわけですが。それでもなんとかかんとか1時間ほどかけていろんな話を聞き出しました。
「用事」を終えて台所に行くと、みんな
「ようしゃべってたなぁ」
とか言います。まぁそれはそうかもしれませんね。その後、しばし「人前でしゃべること」について意見交換。
自分の経験をしゃべるって、簡単に見えて,実はけっこうたいへんだし、「考える」必要があるんじゃないかなぁって思います。「経験」はそのままでは単なる出来事です。
その経験、聞き手が「聞きたいな」って思うものは、たいてい自分にとってしんどかった「出来事」です。できれば思い出したくない。そのしんどさを話す行為は、時として自分にしんどさのフラッシュバックを起こしてしまうこともあります。たとえフラッシュバックを起こさなかったとしても、その「しんどさ」をそのまま表現したのでは、「聞き手」には伝わらない。そのしんどかった「出来事」を一度自分の中をくぐらせて、「言葉」に落とし込む必要があるように思います。そして、その言葉は独りよがりなものではなく、「伝わる」言葉である必要がある。それも、自分が納得できる言葉ではなく、聞き手が理解し納得できる言葉にしなくちゃならない。
まぁ、そんな話をちらちらと話をしながらマッサージをしてもらう、玖伊屋あけの朝です。

で、昼前に閉店。
さて、おたふくへ…。と思って電話したのですが、誰も出ない。どうしよう…。ここはKっくんに電話するしかありません。
「すんません、いつきです。今日、おたふくあいてます?」
「今日はな、臨時休業や」
うーん、残念…。てか、体調崩してはるんとちゃうやろな…。
でも、仕方ありません。そんなときは、おたふくと双璧の「わかば」です。
突然10人で押しかけても、にこやかに迎えてくださる「わかばのおばちゃん」。なにやら、メッチャ店が忙しくなってきたので、ドリンク類はほぼセルフサービスです。
いつものようにおいしいお肉をむさぼるように食べながら、4時過ぎまでわいわい。
さて、楽しい2日間を過ごしたから、そろそろおうちに帰りましょう。
家に帰ると、パートナーから
「あら、早いわね」
とのお言葉。そうか。まだ明るいもんね。
でも、おふとんの上に横になった瞬間に爆睡です。

で、玖伊屋

今日のメインディッシュは「豚のはらみの切り落とし」です。こいつにあわせたらいい食材は…。やはり蒸し野菜かなぁ。
とりあえず野菜をたんまり買ってきてもらって、ひたすら切って、ザルの中に放り込みます。で、ザルごと鍋に放り込んで火にかけて蒸しあげます。根菜類が柔らかくなったら完成です。
うん、甘くておいしい!ポン酢もあいますが、やはりそのまま食べるのがいいです。もちろん、お肉と一緒に食べてもおいしい。てか、この肉、「オン・ザ・ライス」がしたくなります。ご飯にあわせるとおいしい!
最近の玖伊屋は、お酒の持ち込みがおおいです。それも、みなさんが「おいしい」と思うものを持ってこられるので、メッチャ贅沢です。
なんか、呑んで、しゃべって、笑って、泣いて(笑)な一夜が過ぎていくのですが、このままでは徹夜してしまいそうです。とりあえず寝なくちゃ、明日が持ちません。な、午前3時でした。

「すべてのわざには時がある」

天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。

とは、旧約聖書の伝道の書の中の有名な一節なんですが…。
この一節をふと思い出す瞬間があります。今日もそんな瞬間があった日でした。
仮に、トランスというもののひとつの側面が「内と外の不一致を一致させる作業」だとします。あくまでも「仮に」ではありますが…。
で、通常、この「内」と「外」は固定されたものと捉えられている。そして、「一致させる作業」とは、一方を他方にあわせること、具体的には「外」を「内」にあわせると考えられているのかもしれないなと。
でも、実際には「内」も「外」も動いている。で、動いている「内」と「外」の一致は、単に片方を片方へとあわせるだけでは不可能で、あるいはそういう作業ではなくて、「内」と「外」が重なるタイミングをはかることなのかもしれない。そして、タイミングをはかりながら、「ここぞ」という「時」を掴んだ時に「飛び移る」ことなのかもしれない。早過ぎたら届かなくて落っこちてしまう。タイミングを逸する「次のタイミング」を待たなきゃならない。イメージ的には「SASUKE」か、はたまた「マリオ」みたいな(笑)。
まぁでも、「落ちる」より「待つ」ほうが安全ではあるな^^;;。

今日も花見

で、おべんきょ部屋からカセットコンロをかっぱらって、電車に乗ります。向かうは花見会場。今日は「まんまるの会」の恒例の焼肉花見です。ちなみにコンロをかっぱらったのは、会場にあるカセットコンロがふたつとも壊れてるのが発覚したからだったりします^^;;。
にしても、みなさん、寒さに震えているとか。急がねば…。駅のコンビニでワインを調達して、いつもの公園に到着。いつものようにランタンつけてやってます。
とらあえずビール!で、肉!んまい!M木ちゃんご推薦の安くておいしい肉は、かなりいけますo(^^)o。
となると、やはりワインがほしくなるというものです。ゲスト参加のO島さんとワインをガブガブ飲んでいると、なぜかブルーチーズがo(^^)o。至福の瞬間です。
「ここ」に来れば、トランスであることを前提にして、かと言って、別にトランスであることを話さなければならないわけでもなく、単に肉を食べてお酒を飲んで、騒げる。たぶん、そんな時間と空間が大切なんだろうなぁと、酔っぱらいながらわけもなくうれしくなったりします。
とはいえ、そろそろ終電の時間です。京都方面のみなさんに引きづられるようになりながら駅に向かって、なんとか間に合いました。
無事お家に帰れるなと思ったら、目が覚めると山奥の寂しい駅にいたのはご愛嬌。それでも帰れたので、よしとしましょうか(^^)。

で、玖伊屋

すでに昼間にアルコールが入っているので、はじめからグダグダです。さっさと廊下に布団を敷いて、ダメモード満開で飲みはじめます。もちろん料理をつくる体力なぞあるはずもなく。でも、そこはそれ、みんな自分が食べたいものをつくってくれるので、ほんとうに助かります。
今回も「正しいひっかり雑炊」とか「豆乳鍋」とか、いろいろつくってくれました。が、わたしは…。昨日に引き続き、途中で記憶が^^;;。

効果のほどは?

11月にプレマリンを1日1錠からエストラーナを2日に1枚に変えました。
ある人に聞いたら、
エストラーナは吐き気なんかが起こって、自分にはきつすぎた」
ってことだったので、数値的にはどうなるのかなぁと思っていました。
ちなみに、エストラーナに変えてから、久しぶりに胸に張りを感じたり、少しだけ大きくなった気がしたり。ま、ほんの少しですけどね(笑)。
てことで、測定結果。

測定日 E2(pg/ml) T(ng/dl) 薬(錠/日) ビールの本数 ビールの味
2006/08/10 67.3 0.05(ng/ml)     4 1本弱
2007/02/08 1430.0    5 1本弱
2007/04/10 1386.0     4 1本弱
2007/06/14 587.2   3 1本
2007/08/16 104.1   2 1本
2008/02/14 681.1   2 1本
2008/04/10 418.0   1.5 1本+α
2008/06/04 65.0   1 1本では足りない
2009/01/27 69.0   1.5 1本
2009/09/17 88.8 603.9   1.5 1本
2009/12/8 174.9 33.6   2 1本
2010/04/26 97.5   5/3 1本
2010/08/09 10以下 0.4 12.9 43.3 0 1本
2011/02/16 43 0.3 13.7 35.3 0.5 1本(無敵)
2011/09/21 24 0.2 14.3 36.3 0.5 1本
2012/07/24 10以下 0.1以下 17.8 63.0 0.5 1本
2012/11/17 30 0.2 9.9 25.1 1 1本
2013/11/11 42 0.1 4.7 19.2 1 1本
2014/03/04 50 0.1 10.2 22.1 1/2 1本

※2013/11/27よりエストラーナを1/2

なるほど。黄体化ホルモンがかなりあがってます。これが胸の張りの原因かな?あと、卵胞刺激ホルモンが少しあがっています。これが胸が少し大きくなった原因かな?
実はこのあたり、あまりよく知らないので、ぜひともご教授いただきたく^^;;。

ちなみに、基準値は以下の通り。

ホルモン 男性 女性
E2(pg/ml) 19~51 19~226(卵胞期)・49~487(排卵期)・78~252(黄体期)・39以下(閉経後)
テストステロン血清(ng/dl) 225~1039 3~67
望ましいT値(ng/dl) 100

で、ホルモンよりも問題なのはγGTP関係です(笑)。

測定日 γGTP ALT
基準値 1-80 5-45
2010/08/24 107 36
2011/08/23 223 82
2011/09/21 184 57
2012/07/24 100 29
2012/11/17 72 26
2013/11/11 118 34
2014/03/04 100 22

一時223までいったけど、あれ、絶対に測定した日の問題だと思います。だって、夏の終わりだもん(笑)。今回は100か。ま、えーか(笑)。
てか、今度の土曜日から一週間「まつり」がはじまるんですけどね^^;;。

モヤモヤ…

今日からこんな連続セミナーがはじまります。
今日はその第一回目、康さんvsSam Winterさん*1です。テーマは「子どものトランス」です。さてさて、どうなるやら。
とりあえず、仕事を終えて難波まで。遠いわ…。

で、セミナースタート。
康さんは3人の症例を紹介しながら、具体的な話を展開されました。
子どもの場合は身体治療の話はほとんど関係ないので、どちらかというと「サポートのあり方」と「カムアウトの是非」の話になります。結論的には「ケースバイケース」なんですが…。でも、出された症例に限って言うなら、カムアウトしてる子のほうがうまくやってるように見えますねぇ。なんというか…。ノンカムの子の「やり過ごし方」は、常に「ウソ」が伴うんですよね。それがすごく気になった。ま、「方便」っちゃあ、それはそうなんですが…。
続いてWinterさん。
いきなり「脱医療」です。「Gender DysphoriaではなくGender Different」とか「Trans GenderではなくTrans Gifted」とか、なかなかおもしろい言葉が並びます。で、話は当然DSMとかICDの話になるわけですが…。まぁ、それぞれ脱医療の方向に向かっているのはいいんだけど、DSMやICDに入っている時点で「病理」だと。そこの矛盾をどうするか。で、「Zコードに入れたらええやん」と。ま、そんな話でした。
(ここから追加)
そうそう。とても印象的だったのは、「子どものトランスジェンダーをもしも社会が受け入れられないなら、それは社会の側がGIDであるといえるのではないですか」という言葉でした。
わたしもたまぁに人前で話をするときに「子どもたちが社会に適応不良を起こしているのか、社会が子どもたちに適応不良を起こしているのか」って言いますが、そうなんですよね。
(追加、ここまで)

で…。
なんか、モヤモヤしちゃいました。ま、Winterさんが客層を把握しきれてないってことはあったかもしれません。が、それよりも大きなモヤモヤの原因は「脱医療と言いながら、論議されているのは医療者としてのサポートの方法」ってあたりなんでしょうね。まぁもちろん、スピーカーが医療者なんで当たり前っちゃあ当たり前なんですけど。でも、会場からの質問も、医療者にHUBの役割を期待するような感じなんですね。
このあたりにモヤモヤを感じるのはなぜかなぁと考えると、きっとそれは、わたしが在日外国人の交流会や隣保館学習会にかかわってきたからなんでしょうね。
おそらく医療者にHUBであることを期待する根っこにはやはり「専門家」っていう意識があるんじゃないかなぁ。
でも、隣保館学習会も在日外国人生徒交流会も、部落外であり日本人である「わたしたち」がやってきました。やる人に専門性や当事者性がなくともできるというところからスタートしたからこそ、「広がり」ができたんだと思います。

考えてみると、例えばサポート体制をつくることや、専門家を育てることって、「他者を動かすこと」です。でも、交流会を企画することは「自分が動かすこと」です。前者と後者では、後者が圧倒的に楽だと、わたしは思います。だって、やろうと思った「わたし」が「やろう!」と手をあげればすむからです。
そんなことを、わたしは解放運動や在日朝鮮人教育運動から学んだ気がします。

うーん。
このモヤモヤ、どうしよう…。まぁ、「第3回」があるか(笑)。

*1:≠うぃんた(笑)。って、見てねーよな^^;;。

トランスジェンダー生徒交流会・怒涛の3連発(その1)

朝起きて、少しパートナーと話をして、すぐに家にスタート。集合場所に集まったのは、キャスター持った女性(含む、わたし(笑))が3人。なんか、変な感じです。
で、とりあえず買い出しをすませて、みんなの集合場所へ。するとなんだかたくさん集まっています。この感じだと、今日も盛況かなo(^^)o
とりあえず、みんなでごはんをつくりましょう。今日のメニューはいりカスの焼きそばとイタリアンぎょうざとコールスローサラダです。コールスローサラダ、見た目はなんだかですが、うまい!イタリアンぎょうざもいい香りです。そしていりカスの焼きそば!徳島からわざわざK野さんが持ってきてくださいました。
みんなであっという間にたいらげて、ここからは「遊びタイム」です。
いつもはノープログラムでいくのですが、今年度に入ってから、年齢層も広くなったし、人数も増えたから、ゆるいプログラムでもつくろうかなと。ということで、昼ごはんのあとは「遊びタイム」。その後「話し込みタイム」。で、最後に「自己紹介タイム」。
今日の「遊びタイム」はドッチボールらしいです。でももちろんわたしは「呑みグループ」。ダラダラしゃべっていましたが、そろそろ呼びに行かなくちゃってことで、ドッチボールに参戦。久しぶりにガチでボールを受けて、ガチでボールを投げました(笑)。
そのあとは「話し込みタイム」です。せっかくなので、p4cの手法をとりいれてみたりして、これまた久しぶりにガチのファシリテーターやりました。で、結局今回は「自己紹介タイム」まで時間がまわらなかったと^^;;。
そんなこんなで、かなり充実した話し込みができたかな(^^)。

滝井→まんまるの会

昨日、久しぶりに走ったせいでしょう。太ももがピンと張ってます。これがなんとも気持ちいい^^;;。この張りをなくすためにはマッサージでさなく、さらに走るわけです。
てことで、朝の立ち番を終えたらそのままグランドへ。一年坊主に混じって20分ほど走りました。ふう。さらに張るな(笑)。

で、午後からは恒例の滝井参りです。
待合室に行くと、いつものメンバーがいます。ま、そうだよなぁ。
診察室では「トランスってなんだろう」「トランスするってどういうことなんだろう」みたいな内容で、しばし会話。
あー。たしかに、あれだわ。診察室で「トランスのしかた」みたいな話をしたことはあまりない気がしますねぇ。結局、トランスって、ノウハウじゃないんだな。

で、まんまるの会。今日も新しく来られた方がおられて、なんかうれしいなぁ。たぶん、こんな感じでゆるゆるとやっていくことが大切なんだろうなぁ。
でも、まんまるの会の話の中身は大切なんだと思うのです。声のこととかカムアウトのこととか。なんか、それぞれが生きてきた中で悩んでいたり、変化したり。そういうのを一人で抱え込んだり独占したりするんじゃなくて、シェアすること。それが広がりをつくっていくんでしょうね。

なんてことを考えながら、いつもの通り、ビール→焼酎。
あ、とあるMTFFTMにチョコを配ってる。さすがやなぁと思っていたら、わたしにもくれました。わたしだけ特別だとか(^^)。
うん。なんか、そのひねり方がうれしいです。
てなことで、無事終電前に帰還。
飲み過ぎたかなぁ…。

昼食会におじゃま

昨日、総会の会場で「まりあの会代表さん」はじめ、数人の人から「gid.jp」の昼食会に誘われてしまいました^^;;。で、支部長さんに
「ビール呑んでいいですか?」
とたずねると、満面の笑顔で
「どうぞどうぞ!」
って言ってもらえたので、
「じゃ、喜んでおじゃまさせていただきます」
ということで、今日は「昼食会」に参加させていただくことにしました^^;;。
会場は港の近く。会場まで車に乗せてもらいながら、いろいろ苦労話を聞かせてもらいました。なかでも、同い年のFTMさんの話は深みがあります。
会場に着くと、正面に桜島がきれいに見えます。

と、I川さん登場。突然その場のテンションがあがります。これ、一種の才能ですね^^;;。で、なぜかふたりで足湯に浸かったりしてキャッキャはしゃいでしまいました。

で、みんなでお昼ごはんを食べながら、わたし一人ビール→焼酎といきながら、いろいろ話。ま、昨日の続きですね。
そうそう。なんか、わたしの話を7回も聞いてくださった方がおられて、いや、それはおかしいやろうと^^;;。
「毎回同じでしょ?」
「いや、毎回違いますよ。同じなのはビールのくだりだけです」
へ…^^;;。
でも、うれしいですね。
昼下がりの櫻島を遠くに見ながら、おいしいお刺身とか貝汁とかを肴に飲むビールは最高です。
話もいよいよディープなところに突入したところで、飛行機の時間が迫ってきました。そんなこんなのタイムキープをしてくださる支部長さん、とってもいい人です(^^)。
さて、では帰ることにしましょうか!

ほんとに楽しくて、しかもすてきな出会いをいっぱいもらった3日間でした。GID島之絆のみなさんに感謝ですね(^^)。