久しぶりはなぁ…

試験期間中の午後は、個人的には「解禁」にしています。まぁ、採点にかける時間をどこに確保するかというのが最大の問題ですが…。
てことで、向かったのは京都駅南側にある某庁舎。70人ほど入る研修室にぎっしりとつまっている人々の顔を見ると、若い人もいれば、現場でたたき上げてきた感じの人もいます。みなさんマジメ!もっとも苦手とするタイプです。しかも、前のお座敷から2ヶ月ほど時間があいています。エンジンがかかりません。やばいです。
結局、すべてが滑りながら1時間半終了。それでも、何人かの人が「ニヤリ」としてくれていたのが救いです。
話の後「前、◯◯で聞いたんですけど、また来ました」という方がおられて恐縮しまくりです。なにしろネタは一緒ですから。でも、ニッコリ笑って帰られたので、ちょっとホッとしました。
ふぅ…。

まさかここで話をするとはなぁ…

今日は午前中姫路でお座敷。呼んで下さったのはY’sユース姫路というグループです。このグループ、YMCAの関係のグループなんですよね。で、YMCAというと、わたしにとってすごく世話になりつつも、最後はすごく傷つけられたために関係を切ったという、まぁ複雑な思いのするところなわけです。
実は、そんなこともあって、来ようか来るまいか迷ったのですが、結局「意趣返し」みたいなつもりで来ることにしたという。
にしても、9時半に姫路に着こうと思ったら、えらい早い時間に出ないといけません。まいったな、これは…。
さて、会自体はこぢんまりとしたものでした。でも、「知らない」がゆえにすごく積極的にみなさん聞いて下さって、来てよかったなぁと。
話のあとはみなさんと一緒に昼ご飯を食べて*1、みなさんとお別れ。

*1:わたし一人ビールを頼みましたけどね(笑)

ちょいと照れるけど

今日は午後からお隣の県にある某球技で有名な高校でお座敷です。
ここに勤務している人を2人ばっか知っています。おふたりとも、ずっと昔からのつきあいです。そういう人がいるところで話をするのは、やっぱりちょっと照れます。
といっても、「この人たち」だからこそ「照れる」だけですむんですけどね。まぁいいや。
話し終えてから別室に移動して、あーだこーだとしょーもない話。そんな話ができるのも、これまた昔からのお友だちであればこそだよなぁ…。

ダブルヘッダー・第2試合

担当の方に駅まで送ってもらって、JR→京阪と乗りかえて、京都の酒所へ。午後はここにある某国立高校(笑)で授業のお手伝いです。
なんでもちょっと前に、ディベートの授業で「同性婚は是か非か」というテーマをやったそうな。ところが、子どもたちの論議に深まりがないと。で、なぜかわたしのところに「発展学習をしたいので手伝ってほしい」という話が来たのです。が、わたしの専門じゃないんですけどね。まぁいいか…。

急いで来たので若干時間があります。キャンパスへと続く小径にちょうどベンチがあったので、一休みしながらブログでも書こうかと。と、パソコンをあけて書きはじめると、向こうの方から歩いてくる3人組が見えました。卒業生が遊びに来たのかな?もしかしたら今日の授業は公開なので、見に来られた好き者かな?と思っていたら、どうも見覚えがある人たち。「でも、あの人関東の人やし…」とか思っていたら、ご本人でした。びっくりしたわ…。
授業の方は、生徒さんたちが考えた質問に答えるというだけのこと。簡単といえば簡単なんですが、微妙に本題のところをかすっているところがあります。なので、生徒さんたちの質問を微妙にずらしながら答えていくという必要があったかな。めずらしく(笑)かなり考えながら質疑応答をしました。
てなことしていると、あっというまに50分間の授業時間が終わってしまいました。なんでもみなさん、7時間目があるそうな。なので、聞きに来ておられた外部の方々としばし振り返りの時間を持って終了。

ダブルヘッダー・第1試合

平日の昼間はお座敷には行かないようにしているのですが、今日は誕生日期末試験中なので、まぁなんとか…。
午前は西宮市内にある中学校のPTAのお座敷です。
西宮北口に降りるのは何年ぶりだろう…。そうか、14年ぶりか…。前に降りたのは1995年1月のことでしたよ。てことは、これで「マクラ」は決定ですね(笑)。
PTAはしゃべりやすいんですよね。もちろん役があたってきておられる方もおられるでしょうけど、基本的には「役があたる人」は前向きな人が多いです。さらに、「研修会に行こう」という方は、ほんとうに来たくて来ておられます。そしてなにより、呼んで下さる人の熱意がすごいです。まぁ、考えてみると、安全な人を呼ぶなら逆に熱くならなくても人は来ますが、わたしみたいなマニアック*1な人間を呼ぶわけですから、熱くならないと人は来ません(笑)。考えてみると、幸せですよねぇ。
会場は学校の図書室。ふと横を見ると、中学生用の復習プリントの束が!宝の山に見えてしまったわたしは、やっぱり数学の教員ですね。話の途中で「授業に使いたいので一セット下さい」と言ってしまいました。そのタイミングだと、まぁ断れませんわなぁ…。
今日も皆さん暖かい感じで聞いて下さって、無事終了。
終わった後は全員で記念写真。実は研修会の様子をPTAの広報に載せるそうです。で、原稿の〆切が明日だそうな。そんな時期までずれこませてしまって、すみませんすみませんm(__)m。

*1:アブノーマル(笑)

暖かいというのはこういうのかなぁ…

午後からは伊丹人権啓発協会(おるかの会)のお座敷。
1時間前にとりあえず会場に着いたのですが、みなさんすでにいろいろと準備を開始しておられます。なんか、気合いが伝わってくるのですが、わたしのほうは相変わらずダレダレです。これはまずいかもしれない…。
「おるかの会」の研修会は、ふだんは平日の夜にしておられるようなんですが、今回はわたしの都合で日曜日になりました。「どのくらい来られるでしょうかねぇ」と聞くと「さぁ…」とのこと。動員もかけないし、ほんとうにフリーハンドでやっておられるようです。
参加者が来られるはものの、パラパラ。まぁのんびりいきましょう。
やがて、開始10分前。すると「どこからこんなに…」と思うほど人が集まってこられます。責任者の方は「ここ一列席を追加!」とかやっておられます。それでも足りません。10分間でリアル満席です。すごい!責任者の方曰く「ムラ時間やし…」。なるほど。だから誰も焦ってなかったんだ(笑)。
にしても、この集まり方はこちらにとっては精神的にビビります。アドレナリンがいきなり出てきて、ちょっとバクバクしてしまいます。
やがてお座敷開始。今回は2時間いただいているので、けっこうゆっくりしゃべれます。ちょっと多めにネタを放り込みながら話をしていると、やっぱりギリギリまでしゃべってしまいました。
実は、今回は、研修会を担当してくださった方の「格別の思い」がありました。おそらくそれがみなさんにも伝わったんでしょうね。すごく暖かい会場の空気が、2時間の間ずっと充満していました。逆にわたしがエンパワーされたような気がしました。

友だちがいるとやっぱ緊張するなぁ…

今日はA住町の人権問題研修会とのことです。
会場に到着してしばらく友だちとダラダラしていると、「あの〜」と言いながら入ってこられた方がおられました。阿波木偶箱廻しを復活する会の方です。
おどろきました。だって、前にお会いしたのは宮崎全同教の時でして、それも瞬間お会いしただけでしたから。そんな、わざわざあいさつに来られなくても…。ほんとうに恐縮です。でも、機会があったら「木偶」を見に行きたいなぁ。
さて、いよいよ時間。午前中にムラを案内して下さった方もおられます。それだけじゃなくって、徳島のお友だちが何人か観客席に座っておられます。ちょっと緊張です。まぁ、「真っ正面」に座らないだけ優しいんですけどね(笑)。
なんでも今日は町の婦人会の研修講座も兼ねているそうです。年配の女性の方々がけっこうおられます。こちらのほうは「話しやすい」パターンですね。
で、はなしをはじめたら、きちんきちんと要所要所でウケてくださいます。さすがは四国の中の関西圏。
おかげさまで、気がついたら1時間半があっというまに終わっていました。
終わってから、いろんな人がこられて、ごあいさつ。こんな活動をされている方もおられるんだ…。
あとはバスに乗って家に帰って風呂入ってご飯食べて寝るだけです。

布団に入って携帯を見たら、今日の話を聞いて下さったお友だちからのメールに気づきました。

自分の感性くらいって詩を思い出し…

という一節がありました。

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感性くらい
自分で守れ
ばかものよ

「自分の感性くらい」(茨木のり子)

読みながら涙が出てきました。
わたしの話が直球であったとしたら、それをまっすぐ投げ返してくれる友だちの存在が、ほんとうにうれしい。

徳島2連投

今日は、(たぶん)ムラ中の子ども会の保護者の方が対象の学習会で、徳島に来ました。
ちょっと早めに到着したので、「奥屋」という徳島ラーメンのお店へ。
徳島ラーメンって、かなり真っ黒のスープに、これまたかなり濃く味つけした豚バラ肉が入っているみたいです。「濃そうやなぁ」と思って食べたら、やっぱり濃い。かなり醤油辛いのですが、そこにほんのり甘味があります。豚バラ肉はいい感じで煮込まれていて、かなりおいしい!「辛〜」と思いながら食べているうちに、だんだんとスープの味に同化していきます。もしかしたら、このスープ、白ごはんを入れて食べたらムチャクチャうまいんちゃうん?という気がしてきました。食べ終わって担当の方としばらくしゃべっていたのですが、ふと気になってついスープを飲んでしまいます。う〜ん…。
その後、会場の児童館へ。早めについたので、あたりを散歩。ここのムラは、けっこう裕福だと聞いているのですが、「突然自然堤防状態」とか「高低差のある町並み」とか、なんとも言えない「印」があたりに充満しています。ムラの成り立ちや生業がわからないのでなんとも言えないのですが、それでもここの人たちが厳しい中で生活をしてきておられることがなんとなく伝わってきます。
で、お座敷開始。
聞いてくださったのは10人ちょっとなんですが、これがまたいい距離感です。単に「話す−聞く」という関係じゃなくて、ところどころでツッコミが入ってきたり、はたまたわたしの話をネタに向こうで勝手に盛りあがっていたり。ネタが成長しているとするなら、これほどうれしいことはないですね。
そんな感じで2時間ほどしゃべらせていただいて終了。終わりにあった「あいさつ」がまたいいです。通り一遍のあいさつじゃなくて、ご自分の現在抱えておられる課題に惹きつけながら聞いてくださっていることが伝わってきます。「聞く」っていう作業には2種類あるのかな。「守り」の聞きと「攻め」の聞き。この方の聞き方は「攻め」の聞きになるのかな。わたしの話って、単なるネタですから、「守り」だともしかしたら何も伝わらないかもしれない^^;;。ほんとうに助かります。
てことで、なんかすごくふんわりとした気持ちで会場をあとにすることができました。

大移動→日本教育学会

某所で「なにが高座だよ」と言われてしまったので(笑)、新エントリ「お座敷」にしてみました。

今日のGID学会の内容、若年層問題とか学校の話とか、ピンポイントに関心があるのがてんこ盛りなんですが、どうしても抜けなくちゃなりません。すみませんすみません。
てことで、起床は7時。
今回は、気のあうものどおしで民宿で雑魚寝です。シャワーを浴びたいけどどうしようと思っていたら、洗面所にドライヤーを発見。シャワーを浴びることにしました。気持ちいい!
で、Sんちゃんに車に乗せてもらって、8時過ぎにスタート。目指すは長崎空港です。
9時40分にフライト。空路を羽田へ。モノレールと山手線で駒込をめざします。
今日は日本教育学会の関東ブロックの学習会だそうな。
同じくGID学会を途中で抜けて来られた北海道のお友だちも一緒です。
さて、会場についてしばらくすると、ありえない人がおられます。あんた、大阪から来たの?
なんでも、「今日が一日ぽこんとあいたので、もったいないから来てみた」とか。まいりましたよ。
てなことで、学習会の開始。
内容は、

  • 「日本の教育における性的マイノリティをめぐる言説状況」小宮明彦(女子栄養大学栄養科学研究所客員研究員)

主として同性愛についての歴史と現状かな。医療化をしていったGIDと脱医療化をしていった同性愛。もっとも、同性愛の場合は、医療によって「異常・逸脱」とされていたわけで、当然脱医療化をめざしますよね。一方、GIDはどうなんだろう…。

話そうと思って、うしろを見たらびっくり。この方も来ておられました。でも、ヒントがあったのね(笑)。
いつもとはちょっと違うネタなんですが、でもまぁ、笑いがとれてよかったよかった(笑)。

  • 「総合『性と生』で『多様な性』について考える生徒たち」水野哲夫(大東学園高校・総合「性と生」主任)

このとりくみ、すごいです!というか、うらやましい。生徒たちの層はうちの学校とあまり変わらないんだけど、性と生にガッツリと子どもたちが食いついてきて、そこからほんとうによく考えるようになるんだなぁと、感心しました。あと、講演会を放課後にやるというのもびっくりです。それも5回。これ、「最低ひとつは聞かなくちゃならないしれポートを書かなくちゃならないけど、それ以上聞きたい人が聞けるようにする」ためみたいです。

  • 意見交流

まぁ言いたいことを言わせていただきました^^;;。すみませんすみませんm(_ _)m。

しゃべるスピード

今日は2時間時間がいただけるので、ちょっとゆっくりと話ができました。
でも、問題は…。
やはり、人間がしゃべるスピードっていうのは、それぞれが決まっているんだと思います。
今日は手話通訳を必要とされている方がおられて、そのことを考えながらしゃべろうと思うんですが、気がつくといつものスピードになっています。「あ!」と思ってふたたびスピードを落とそうとするんですが、やっぱり気がつくといつものスピードになっています。
終わってからの感想を読ませていただいたのですが、おおむね「よかった」という感想の中で、ひとつだけ評価が極端に下がっているのが「しゃべるスピード」orz。
どないしたらいいのかなぁ…。