第3ラウンド開始

大阪から環状線で西成へ。
今日はこの日のリターンマッチだとか。いや、前回は日曜日だったので、平日にもう一回と言われただけのことなんですが…。にしても、みなさん物好きやなぁ…。
会場にはいると大きな会議室にほぼ満席です。どないなってんねん…。
にしても、大阪で話をするのはやっぱり緊張します。レベルが高いですからね。でも、そこは優しい大阪の人たちです。わたしの低いレベルでも、充分にウケてくださいました。感謝です。
今日もいろんな人たちの視線を感じます。特に笑顔で聞いて下さる方の視線にはほんとうに勇気づけられます。立っている場所を少し変えると、はっきりと顔の向きを変えられます。前の人の頭が邪魔になったら、ちょっと首の向きを変えて、とにかくわたしのほうを見て下さる人もいます。「あぁ、心がつながっているなぁ」という気がします。
話を終えたら、ひとりの男性が来られました。いただいた名刺には「KCC」と書いてあります。てことは、うちの父親を知っておられるかな?父親の名前を名のると、さえぎるように
「知っています。昨年5月の追悼式に参加させていただきました」
と話されました。李清一さんでした。
ひとしきり父親の話をしました。こんなところでも父親と会うんだ…。「こういう生き方をしてよかった」と思えるひとときでした。

第2ラウンド開始

今日は、県内のリーダー啓発講座とかいうお座敷です。「中・上級向け」とか書いてあるのが笑えます。たぶん企画書書く時にこういう書き方しないとあかんかったんやろなぁと…。
高座の前に軽く食事。太刀魚うまいです!◯ールもうまいです(笑)。

集まってこられた方は年齢層もさまざまです。前の方におられる高齢の女性が、ほんとうにニコニコしながら話を聞いて下さいます。ところどころでツッコミを入れてこられたり。なんとも暖かく、でも熱心な人たちに脱帽です。
人前に立つと、さまざまな視線のパワーを感じます。例えば「試験官」のような視線もあれば、拒否の視線もあります。受容の視線もあれば、「もっと聞きたい」という視線もある。真剣なまなざしもあれば、笑顔のまなざしもあります。時として視線がない(笑)(もちろん寝ているという意味ね。視覚障碍の方からは視線を感じます))こともありますが…。
でも、いずれの視線も、わたしの話へのその人のリアクションなわけです。そんなものを感じながら、あっという間に2時間が過ぎます。まぁ話をしている方はあっという間ですが、聞いている方は長いだろうなぁ(笑)。

第1ラウンド開始

今日は午後から「おおいたCAP」の公開研修会です。
とりあえずわたしは会場へ。到着したところで、SちゃんとHボンのふたりはU佐へm(__)m。
部屋にはいると、今回の仕掛け人のH本さんがおられます。あ、この人も「じゅんこ」さんだ…((純子さんですけどね))。しばし再会を喜んで、ちょこっと打ちあわせ。なんか今日はSちゃんをおっかけてる「明るいストーカー」さんがカメラと一緒に来られているとか。さらに、新聞記者もおられるとか。どないなってんねん。
受付に行くと、事前申し込みの人がおられるそうな。見てみると、去年漫談をした学校の生徒さんと保護者の方がわんさか来られるそうです。みんな好奇心旺盛やなぁ…。
やがて漫談開始。
O分の方、とっても好きです。みなさん、ほんとうにウケてくださいます。後ろで「明るいストーカー」の方もウケてくださっています。おかげさまでしゃべりやすいことしゃべりやすいこと。
で、無事第1ラウンド終了です。
終わってから、個人的に話をしに来る人やらなんやら。そうそう、今回は
「本を売りたい」
という要望があったので、久しぶりに『トランスジェンダリズム宣言』を20冊用意してもらいました。こいつが完売です。しかも「サイン」とか言う人がいます。古本屋持っていったら売れなくなるのになぁ…。
そうこうするうちに、U佐からもどったふたりが到着。「はい」と忘れ物を届けてくれます。ありがとう(;_;)。

夜の仕事・あこがれの柴島

夕方前に家に帰って、その後新大阪へ。
今日は東淀川人権文化センターで、「教育共闘」というグループのお座敷です。集まってこられたのは、西淡路小学校・啓発小学校・淡路中学校・中島中学校・柴島高校という、まぁ濃いぃところの同担の教員の方々です。
こんな面々ですから、マクラは1994年だったか、はじめて全同教でレポートをした時の話*1でしょう。てか、ちょいと検索してみたらこんなん出てきたし(笑)。

話しはじめると、なんか、やりにくさとやりやすさが妙に同居している感じです。やりやすさは、おそらくは解放教育という同じ空気を吸いながら日々仕事をしているところかな。やりにくさは、おそらくは聞いておられる方々の方がうちの学校よりももっとしんどいところで、でももっと地道に活動をしておられるところかな。
そんなことを考えながらも、気負わず、引かず、わたしはわたしなりにやってきた子どもたちのとつきあいなんかを淡々と話をするだけです。
まぁそんなこんなで話は無事終了。

終わってから柴島の教員の方と雑談。
柴 島「なんか、似ている感じですわ」
わたし「いやぁ、そんなとてもとても」
そんな感じかな。
でも、柴高の人と話ができて、かなり感激(笑)。

*1:同じ分科会に中島中学校と荒川商業高校定時制がいたんですよね。あぁ濃いぃ

で、泉北方面へ

新幹線→在来線と乗り継いで、到着したのは大阪市のすぐ南側にあるS市。今朝早起きしたのは、ここで午後から組合関係の集まりがあるからなんです。
今日はかなりこぢんまりとした会なんですが、集まっている人一人一人が濃いぃんです。というか、昔からの知りあいが半分くらいかな。はじめのうちはかなり緊張して話をしていたのですが、それでも徐々にこちらの緊張も解けてきて、それにともなって聞いて下さる方々の雰囲気も柔らかくなって、最後はけっこう楽しく話を終えることができました。
にしても、最初の「ネタ」が使えないのが痛いなぁ…。

あぶなかった…

1時に店を出ようと思っていたのですが、つい話し込んでしまって1時過ぎになってしまいました。あわてて店を出て、会場へと向かいます。
なんでも今日は組合女性部の定期大会だとか。
会場に着いたのは1時25分。まぁ15分前だからよしとしようと思っていたのですが、実は開始は1時半だとか。って、あと5分か。あぶなかった…。
で、落ち着く間もなくお座敷開始。それにしてもみなさんよく笑って下さいます。その暖かい空気のおかげで話が転がっていきます。やはり「お座敷」って一緒につくっていくものなんだなぁと再認識をしました。
終わりのあいさつもすごく心がこもっていて、「ええなぁ!」と思わず拍手してしまいました。
ほんと、感謝です。

今年もやってきた

ここ数年、毎年呼んで下さっている神戸大学でのお座敷、今年は夏になりました。なんか、恐縮だなぁと思いながらも、気分的にほんとうにリフレッシュできるので、いつも楽しみにしているんですよね。
で、去年からは六甲の駅から歩いていくことにしています。
これが、なかなかの坂なんです。今年は、神戸大学のキャンパスを通るコースに挑戦。これが失敗の素でした。途中、完全に迷子です。いや、目的地ははるかかなた、斜め上方45゜くらいのところに見えているのですが、ルートがわからない。散々坂道を歩きまわって、とうとう発見。急な階段をガンガン登って、ようやく到着。大汗をかいてしまいました。

で、お座敷の開始。いつもそんなに人数が多いわけじゃないのですが、聞いて下さる方の反応がすごくいいんですね。あと、「気づき」がすごい。話をしているこちらも豊かな気持ちになれる感じでした。
終わってから、近寄ってきた人と話をしていたのですが、なんでも半年前に中国から来られた留学生だとか。
「早口でわからなかったんじゃないですか?すみません」
と謝ると
「70%くらいはわかりました」
とのこと。すごい!
そうそう、この方、欧米の方がトランスジェンダーに寛容と思っておられたみたいでした。で、「おそらくは違いますよ」という話を少ししたんですが…。
しながら「ん〜」と思ったのですが、「欧米」っていうくくり方って、たぶんダメなんでしょうね。「欧」って言っても、例えばイタリアとフランスとドイツとイギリスとスウェーデンではまったく違うだろうし。どういうくくり方がわかりやすいんだろう…。

物好きな街だ…

今日はF市でお座敷。考えてみると、去年あたりから連続して呼んでいただいています。なんだかんだで5回くらいかなぁ…。まぁ、こんな人も呼んでるくらいですから、担当の部署の方がよほど物好き…。いや、それだけじゃなくて、その物好きを申し送りしておられて、あとの方がちゃんと引き継いでおられるくらいだから、市全体が物好きなのかもしれません(笑)。
今回は、当事者の高校生が来るという事前情報があります。で、会場についてウロウロしていると、いましたいました。こちらを向いてにやにやしています。わたしもにやにやを返しましたよ。
で、開会のあいさつ。いきなり
「今回は、セクハラについての講演会で〜。セクハラで大学をやめさせられた先生もおられるとか〜」
って、ちゃうやろ!会場の方々もわかっておられる方が多数おられて、「ちゃうちゃう」と首を横に振りながら、笑いをこらえておられます。
困ったのはわたし。どうフォローをしようかなぁ…。そうだ、今回は「ジェンダーの視点も入れて」とか頼まれてたから、つかみでセクハラを扱ってごまかそうと、即座に決定。冒頭
「大学やめた人、知りあいですねん」
と、とりあえずネタふり。
「セクハラは、当事者にも分断を持ち込むんですよね」
と、マクラもなしに本題を話して、いきなりそっち方面の話は終了。あとは、いつものパターンでダラダラと漫談。ふぅ…。
にしても、「おじさま」って、普段はウケないんですけど、F市のおじさまたちはすごくいい反応をしてくださいます。やっぱ、市全体が物好きなんだ。
終わりのあいさつはすごくよかった。けっこう年配のおじさまですが、
「わたし、社会も心も体も男なんですが、好きになるのも男性に◯をしました。けっしてゲイというわけではないのですが、でも(人間として)好きになるのは女性より男性なんです」
好きにもいろいろあるんですよね。で、そういう「好き」を分け隔てしない感じかな。やっぱ、市全体が物好きなんだ(笑)。
話が終わったら、当事者の子が来ました。
「いい?ホルモンも手術も、やろうと思えばできるんだよ。だから急がなくていい。自分の体や心をゆっくりと見つめて、いま自分になにが必要なのか、それを考えることが大切なんだよ。今日はそれを君に伝えるために話をしたつもりなんだ」
と、またまたカマシをしておきました。カマされていたところを見ると、けっこう単純でいい子だな(笑)。
ちなみに、引率の教員は「数学教員の内幕をバラされた」と笑ってました。

しかし遠方からわざわざ…

今回のお座敷は「性的マイノリティとは何?」というものの一環として行われたようです。
ちなみに、第1回は尾辻かな子さん、第2回は中西寿美子さんが担当されたようです。もともと募集人数が30人だったのですが、今回来られたのは15人ぐらいかな。またーりとした雰囲気で話をさせてもらいました。
それにしても、やっぱり2時間もらえると助かります。あまりはしょらずに、ゆっくりといらん小ネタを振る余裕があるので、のんびりと話をすることができました。
にしても、開始早々、思わず噴き出しました。なんであんたら三重から来てるねん?
あとで話をしたら、4人で来たとか。おかしいやろ(笑)。
それ以外にも、2002年3月に角岡さんが仕掛け人になって浅香で行われた連続セミナーの一回「途中から部落民」に参加された方とか、東京から来られた方とか、メチャクチャマニアックな参加者のみなさんだったようです。
まいった…。

東九条の某庁舎・第2弾

金曜日は久しぶりだったので、ネタの順番を間違えたり、途中を飛ばしたり。深〜く反省をして、今日のお座敷に臨みました。でも、みなさん、真面目な方々で、なかなか笑いが出てこない。いや、クスっとかニヤッとかはあるんですけど、「ワハハ」がないからつらい。
それでも、帰り際に「おもしろかったです」となぐさめてくださった方なんかがいて、ちょっとホッとしたかな。