今日は2人会

今日は朝から大阪へ。QWRCの「LGBTの医療・福祉2―豊かなサバイバルを考えよう―」でO田さんとの2人会です。
事前に電車の中からO田さんに
「ネタあわせせなあきませんね」
とメールを送っておいたのですが、会場に着いたら
「今、駅前の喫茶店
というメールあり。あぁ、ネタあわせの場所の連絡をとりあっていませんでした。
しばし待つとO田さん登場。
O「さて、どうしましょう」
い「どうしましょう」
…。
まぁなるようになりますわ。

まずは井戸田一郎さん@しらかば診療所が話をされます。東京から愛知までのさまざまな診療所へのアンケート調査にもとづいて、診療所ごとのセクシュアルマイノリティへの対応について説明がありました。基本的には
「患者として受け入れる」
というのは当たり前なわけですが、中には
「そういう人ばっかりになったら…」
とか
「風評が…」
といった反応もあったみたいで、まぁ正直というかなんというか–;;
一方、
「自分の中にやはり差別意識があるかも」
という答をされたところもあったようで、なかなかおもしろい結果になっていました。
他にもいろんな話をされていたのですが、「次のこと」に気をとられていて、きちんと聞いていなかった^^;;

続いて、O田さんとの2人会。今回は寸劇で攻めてみることにしました。
とりあえず診察室のドアをノックするところから開始。
O「いやぁ、最近暑いですねぇ。こんな時期だと」
い「ビールがうまいですねぇ」
O「いやぁ、そうですねぇ」
と、まぁいつもの診察室での会話そのまんまです。
その後、ふたりで若年層問題について、いろいろボヤキ倒しました。
で、約1時間ボヤいたところで
い「あ、もう1時間もたってしまってますがな。次の人が」
O「あ、そうですね!」
い「じゃぁ、また後で」
みたいな、これもいつもの診察室の会話です。
でも、会場から笑い声も出て、これはこれでありかなと。

初倉吉

なぜか目が覚めたのが4時半。いくら昨日の夜早めに寝たとは言え、やっぱり眠たいです。でも、2度寝は怖いので、なんとなくネットサーフィン。やがて頃合いもよくなったので、ノロノロ起きてコーヒーを入れます。
で、出撃準備→京都駅に向かいます。
列車*1に乗って到着したのは倉吉です。「スーパーはくと」のガッツキ席は快適でした。
到着すると、鳥取の濃いぃ人のうちの一人S伯さんがおられます。この人のフットワークの軽さだけは、ほんとうに頭が下がります。
30分ほど世間話をして、会場へ。主催者の方は
「40人ぐらいですかねぇ」
などと言っておられたのですが、実際会場に行くと60人は越えているみたいです。暑いさなか&高校野球がはじまっているにもかかわらず、ありがたいことです。
それにしても、初めての土地は「お土地柄」がわかりません。笑ってもらえるのか反応が静かなのか、とりあえず探るしかありません。でもまぁ、知りあいとか見たことがある人が何人かおられたから、まぁ大丈夫でしょう(笑)。
話しはじめると、ほんとうにニコニコ話を聞いてくださる方が何人かおられます。助かります。子連れの若い人が何人かおられて、ネタについて来られないところもところどころあるようです。こういうところのフォローも考えていかないといけないでしょうねぇ。まぁ、今もできる限りやっていますが…。
でも、話し終わった時の拍手がすごく力強かったので、おそらく楽しんでいただけたんじゃないかと思います。終わってから、何人かの人から
「今日のビールはおいしそうですか?」
と聞かれたので
「もちろん!」
と正直に答えました。いやぁ楽しかった!

*1:≠電車

さすがに疲れた

とりあえず7時前の電車に乗って移動開始。そのまま新幹線→乗り換え→乗り換えと乗り継ぎです。実は窓の外を見たかったんですけど、明日締め切りの原稿があるのでそこは断念します。というか、この日があることがわかっていたので、あえていままでやらなかったんですけどね。実はわたしにとって文章を書く一番いい時間は、こういう移動時間なんですよね。
で、到着したのは宇和島です。
とりあえず迎えに来てくださった方の車に乗って、B福祉会館へ。ここは7年前に一度話をさせていただいた場所です。
とりあえず、てづくりの「鯛飯」で腹ごしらえです。ちなみにビールはお預け(;_;)まぁお座敷の開始時刻まで1時間ありませんからねぇ。
そうこうするうちに、だんだん人が集まりはじめます。というか、いつもと客層が違います。かなりお年寄りが多い。ふと不安が胸をよぎります。いや、たんにしゃべりのスピードについてきていただけるかどうかというだけのことなんですけどね。そういえば、最近とみにしゃべりのスピードがあがってきました。なんかヤバゲです。
で、お座敷開始。何人か知りあいも来てくださっているし、その方が積極的に「笑い」をリードしてくださったおかげで、かなりしゃべりやすいです。やっぱり持つべきものは「仲間」やなぁ…。ちなみに今日のお客さんの中には「高友*1」のメンバーもおられるとのことです。てか、まぁ見たらわかりますけどね。この子らがキャッキャ笑ってくれたので、これまたやりやすい。途中、客席からツッコミが入ってきたのはさすがにはじめてだったんですが、これもまた楽しいものですね。
てことで、あっという間に持ち時間終了。その後、「やらせ」の質疑応答なんかもあって、第1部終了です。

その後、高友の子どもたちと一緒に近所のファミレスへ。ここでちょっと休みながら、子どもたちと軽く交流です。
みんな屈託のない笑顔を見せてくれていますが、それぞれがそれぞれにすごくたいへんな経験をしているみたいです。なかにはそのことで「荒れ」に走った子もいるとか。そういう子らがここに集まることで、すごく落ち着いた顔を見せてくれています。だけじゃなくて、他の人のしんどいことを聞きあったりもしています。やっぱりこういう「場」が必要なんだなぁと、またまたつくづく思いました。

で、6時頃に子どもたちとお別れをして、わたしは第2回戦の会場へ。
今度はどちらかというと、いわゆる「市民向け」という感じの会場です。しかも和室。これはみなさん、終わる頃には足がしびれるぞ(笑)。
とりあえず話しはじめたのですが、なんとなく表情が固い。いや、爆笑してくださっている方もけっこうおられるのですが、まったく表情を変えない人もいます。これは勝負です。とりあえず、ネタを振って振って振ってしているうちに、ふいに顔が「ニヤリ」としました。やったね!あとはまぁいい感じで終わることができました。
ちなみに終わった後に主催者の人と話をしていたら、
「いつきさん、すんごいテンションあげていたでしょ」
と言われてしまいました。そりゃそうですわ。

てことで、本日のダブルヘッダー終了。さすがにかなり疲れました。

*1:「高校生友の会」=ムラの高校生の交流会

金沢へ

今日は「人権フォーラム石川」というグループに呼ばれて金沢へ。
それにしても、体調が最悪です。とりあえず電車の中でパソコンを開いたけど、何をする気も起きません。とりあえず、しばし寝ることにしましょう。てか、なんとなく熱っぽい気もします。こんなんで大丈夫なのか?
で、パートナーとメール。
「話をして汗をかくしかないな」
というところで合意です。まぁがんばりますか。

で、主催者の方と合流。さてさて、どうなることやら。
と、そこで新聞記者の方が取材に来られていました。
新「どんな話をされるのですか?」
い「さぁ…。なんかごたまぜなんで…」
新「はぁ…」
みたいな会話です。こりゃ取材にならないですね。
で、話しはじめたのですが、はじめみなさんは面食らっておられたような気がします。なんか「どう反応していいかわからない」という感じ。そりゃそうですよねぇ。
それでもだんだん雰囲気がほぐれてきて、少しずつ皆さんの顔に笑顔が出てきます。一番前で聞いておられる方も、はじめは疲れ切った表情をされていたのですが、そのうち柔らかい顔になってきてホッとしました。
そうそう、今回は久しぶりにを持って行ったんだ。10冊持って行ったら5冊も売れて、かなりうれしかったですねぇ。ありがとうございます。

〆はH大学

ふだんは授業に穴が開くので「お座敷」は入れられません。となると、平日しかだめな「お座敷」は当然長期休業中と試験中に来るわけです。でも、試験中は試験監督もあるし採点もある。これで半日しか職場にいられないとなると、採点がめっちゃタイトになります。でもまぁ、自業自得ですわな。
てなことで、採点だのノートチェックだのをして職場を出ます。で、向かったのは大阪。今日はH大学の教職員研修だとか。
ここの人権担当の方、元小学校の教員をされていて、それもいわゆる「同推校」におられたんですよね。ちなみに学長さんは元高校の教員で、これまた「同推校」におられたんですよね。なので、すごく話があいます。なんか話をしていて、完璧に「先輩」と話をしている感じでした。
そんな感じだったので、お座敷の方もごく自然に入っていけます。しかも今日は時間も2時間もらっています。なので、久しぶりにのんびりといろんな無駄話ができました。
まぁそれがいいことか悪いことかはわかりませんがねぇ…。
みなさん、はじめのうちはとまどっておられた感じもあったのですが、徐々にペースをつかんでこられたのか、途中からはいい感じで聞いてくださいました。
終わってからも質問が出てきたりして、かなりうれしかったですねぇ。

花粉のせいにしておこう

昨日、ひとつ大きな用事をすませたので、ちょっとは気分的には楽になりました。とは言え、まだまだあふれる仕事の海を漂っている感がありますが…。
なんしかとりあえず1時間目の試験監督をすませます。で、ちょこっとだけ採点。でも、すぐに職場を飛び出して滋賀県へ。今日はK西町でお座敷です。
実はこの会場、前にも来たことがあって、ちょっと苦手なんですよね。というのは、会場がすごく横に広くて、ホワイトボードを見せるのがきついんですよね。さらに、全体的に皆さん静か。これがまたつらい。少々不安に思いながら会場に行きました。
会場に到着したら、なんか目がシパシパします。そうか、花粉か…。これはやばいです。なんしかお茶でも飲んでごまかしましょう(笑)。
で、話しはじめたわけですが…。
リアクションはあります。でも全体的に静か。笑っている人も、自分の場所で笑っておられる感じ。う〜、つらい…。でも、たぶんそういうリアクションの人たちなんですよね。だって、手応えはあるわけですから…。
てな感じで、それでもなんとかお座敷終了。
まぁ花粉のせいにしておけばいいかな(謎)。

各論だけではあかんのだと思う

幸か不幸か、今日は午前中は出張です。おかげさまで、朝は少し時間があります。とにかく体勢を立て直さないとどうしようもありません。とは言え、それはそう簡単なことではありません。
てか、なんか寒気がします。もしかしたら風邪を引いたのか?それとも「おたふく」効果なのか?

それでもなんとか午前の出張をこなして*1、大阪へ移動。
今日はA新聞社の校閲センター主催の研修会です。

事前にいろいろ話を聞きたいという要望は聞いていたのですが、やっぱり「知識」がないと、根本的なところでの理解は難しいかな。てことで、要望のところはあとまわしにして、定番の話のショートバージョンでいくことにしました。といっても、結局そこそこかかってしまうんですけどね。
実は、とりあえず「性同一性障害にかかわる報道をどうしたらいいのか」というテーマなんですが、これ、「性同一性障害」だけをとりあげても、おそらく語れないと思うのです。やはりセクシュアリティ全般を俯瞰して、そこからその一部分としてのトランスジェンダー、さらにその一部分としての性同一性障害、あるいは一部分ではなく別概念としてのそれを話さないと、おそらくは正確な話にはならないと思うのです。なので、まわりくどいけど、そのあたりを話さないとダメなんだろうなと。で、結局時間がかかると(笑)。
でもまぁさすがは報道関係の方々なので、「ツボ」に入った瞬間のメモのとりかたはすごかったです。質問もおもしろかったしね。
それにしても、こんな話をわたしに聞いてくるっていうのも、かなりマニアックな気もしますが…。

*1:いや、すんごく大切な会議でした。てか、厚生労働省に対する「事業仕分け」が、こんな形でうちらの職場に影響してくるとは、まったくわかりませんでしたよ

寝ても知らないぞ

6時半頃にネットカフェを離脱。新大阪駅に向かいます。
とりあえず朝ご飯を食べましょう。マクド当然避けるとして…。ありました、ロッテリア(笑)。
で、新幹線の乗って、西へ向かいます。眠いです。岡山から南に向かって、橋を渡ってさらに西へ。やっぱり眠いです。で、到着したのは、なぜか松山。
今日は松山市青少年育成市民会議主催の「青少年育成大会」。去年はNPO法人JUMPの谷川栄一さんが講師だったようです。
とりあえず眠いです。体中ゴキゴキです。大丈夫やろうか。
なんしか駅で主催者の方と合流。一緒に昼ご飯を食べます。
「あまり高くないの」
と言っておいたのに、「割烹」とか書いてあります。てっきり「うどん」やと思っていたのに(笑)。
それにしても、刺身がおいしい。ぜったいに京都では食べられません。主催者の方、ほんとうに愛媛が好きな人です。
「大学3年間、愛媛を離れて愛媛のよさがわかりました。山があり海がある。ほんとうに自然の恵みがあります」
そうですよねぇ。思わず
「友だちが高知との県境のあたりでトマトをつくっています」
と宣伝してしまいました。

で、会場へ。やっぱり眠いです。しゃべりながら寝たらどうしよう、ふと不安が頭をよぎります。
とりあえず眠気を覚ますためにうろうろします。でも、そうこうするうちにお座敷開始。しゃべりはじめたらなんとかなるだろうとは思っていたのですが、やっぱりなんとかなりました。てか、最初に
「きのう大阪で2時半まで呑んで、ネットカフェで3時間仮眠をとって来た」
と仁義を切っておいたのもよかったのかもしれません。なんしかみなさんとても暖かい感じで聞いてくださいます。なにがいいって、笑い声がいい。そんなみなさんに元気をもらいながら、2時間弱のお座敷終了。

今回、レインボープラウド愛媛をやっておられるエディさんがパートナーさんと来ておられたので、電車までの時間、お茶ビールをしようということになりました。
で、松山駅へ移動。

言いたい放題

今日は「第45回 近畿児童青年精神保健懇話会」という、まぁ研究会みたいなところで、ちょこっとだけ話をさせてもらうことになりました。
与えられたお題は、「トランスジェンダー当事者であり学校の教員である立場から、若年層のトランスジェンダーGID)について考えること」だとか。まぁそのまんまなわけですが。
さて、どうしよう。そういえば、3月にも同じようなテーマで話をしなくちゃならないので、それの30分バージョンという感じでいこうかなと。ちなみに、他に田中究さん、織田裕行さん、丹羽幸司さんが話をされました。
田中さんの話は、「性同一性障害」を知るための、きわめてベーシックな話。で、わたしの話は「趣味*1」にこだわった話。織田さんは関西医科大学の苦労話からはじまって,最終的には関西GIDネットワークにたどり着く話。で、丹羽さんの話は、もろに手術の話。
織田さんの話は、性同一性障害の医療がいかに包括的に行われているかということと、それを維持するのがすごく難しいということが、ほんとうによくわかるものでした。でも、けっこう長い時間をかけてそれを実現してこられたんですよね。それにしても、わたしが関西医大を受診したのがかなり初期だったことがよくわかりました。
で、圧巻は丹羽さんの話。もう、血みどろです(笑)。さらに、動画まであります(笑)。もう、必見です。すんごい小さい穴から、ずるずると乳腺を取り出す、あるいはめっちゃち小さい穴からパックを入れるわけで、
「いやぁ、皮膚ってよく伸びるなぁ」
ということがよくわかります。
で、丹羽さん、なぜそんな画像を見せたかというと
「アドバイスする時に、原則的には思いとどまらせてほしい」
ということなんですね。
なるほど、魔法のように乳腺を取り出すんじゃなくて、実際にはチョキチョキゴリゴリやりながら手術をするわけです。そのことをきちんと知っておいてほしいということなんですね。いやぁ、いい勉強になりました。

で、最後に30分ばっか3人そろって*2質疑応答のために登壇。思わず織田さんが
「これ、GID学会ですね」
と笑っておられました*3。たしかに…。
ここでも3人そろって
「治療は慎重に」
と連呼です。なかでも印象的だったのが
丹羽「自分は18歳以下の人には、たとえ二重まぶたであっても手術はしない」
織田「発見は早ければ早いほどいい。その方が間違った身体的領域の治療をするリスクが減る」
という話。
それにしても、3人で言いたい放題でした。

*1:交流会ですね

*2:田中さんは先に帰られた

*3:まぁいつも笑っておられますが

マクラに悩んだけど

今日は日田でお座敷です。
とりあえず、宇佐を出てHボンの車で日田に向かいます。途中の昼ごはんは、やっぱり「想夫恋」です。出てきた焼きそばを見て
「量が多い」
と思ったけど、やっぱりぺろりと食べられるのが想夫恋のおもしろいところですね。たぶん、もやしがおいしいからかな。
で、会場へ。
さて、ここでいつもの悩みがはじまります。
「マクラをどうするか」
まぁ話そのものは「古典」なんで、そう困ることはありません。でもやっぱり「マクラ」は大切です。場所は日田。「想夫恋ネタ」にするか「京町ネタ」にするか…。
「想夫恋ネタ」の場合、焼きそばつながりでお好み焼きに話を流すという感じになるでしょうか。「京町ネタ」の場合は、やっぱりむくの木の話が到着点かな。散々悩んだあげく、ここは一発京町ネタにすることにしました。
結果、これ、よかったみたいです。マクラを振り終わったところで、なんとなくほんわかした空気が会場に流れました。
となると、あとは野となれ山となれいつもの流れで話せばOKです。今日は2時間もらっていたので、けっこうのんびりと話ができました。
終わってからも地元の話が個人的にできたり、
「今度日田に来られたら一緒に呑みましょう」
みたいな話ができたり。
やっぱり日田は好きだなぁ…。