そんなに心配しなくても

今日は朝から兵庫県のとある高校で生徒さん対象のお座敷です。
生徒さんって、はまるときははまるし、そうじゃないときはシッチャカメッチャカだし、かなり反応は極端に振れます。さて、今日はどうかな。
担当教員の方は「うちの学校整列に時間がかかるから」って言っておられて、まあ、その時点で、「きっとなつこい生徒さんたちなんやろな」って想像がつきます。
で、お座敷の時間。たしかに、スパッと整列するわけではないです。でも、出欠確認は生徒さんがやってるし、なかなかえらい子らです。ちなみに、整列の時に「服装をただして!」とかやっておられるので、ますます親近感がわきます。
で、お座敷開始。
笑いは起こらないのですが、たぶんそれは「笑っちゃいけない感」があるだけとことで、あちこちで笑いをこらえてる姿が見えます。これはいい感じです。
教員のみなさん、子どもたちの間を巡回して、ところどころで生徒さんに注意をしてくださってます。でも、全体的にとても静かに話をきいてくれていて、ところどころで反応もあって、すごくいい感じです。なんか、安心して話ができた1時間ちょいのお座敷でした。
終わってからも生徒さんが何人か話をしにきてくれて、中には各種カミングアウトがあったりして、とてもいい感じでお座敷を終えることができました。

正直に言ってくださること

今日の午前はT槻でお座敷です。大阪医大のお膝元のこの街(笑)で、はたしてうまく話せるのかな。というより、昨日の呑み会の影響で眠いのなんの。
てことで、少々テンション上げ気味で話してしまいました。でも、2時間もらっていたおかげで、ネタもそこそこ入れられたし、それでも10分ほど質疑応答の時間がとれたし。
てことで、質疑応答開始。
最初の方の質問がおもしろかった。
同性婚を認めたら、子どもがほしい同性カップルが出てきて、その同性同士では子どもがつくれないからAIDが必要になる。そうすると、そこでできた子どものアイデンティティが失われる。このようなことは倫理的に問題なので、同性婚を認めてはならないと思うが、いかがお考えか?」
というものでした。
まわりの人はざわついています。まさか、性の多様性みたいなテーマの学習会で反同性婚な意見が出てくるとはね。
さて、どうするかな。

先ほど言ったように、世界がもしも100人の村だったら、現在はそのうち90人にしか結婚する権利が認められてなくて、10人は結婚できない。で、同性婚を認めようと認めまいと、この10人はいます。で、同性婚を認めるってことは、この10人にも結婚する権利を認めるってことです。だから、もとからその権利を持っている人にはなんの影響もありません。
それから、AIDの問題は異性愛カップルにも同様のことがあるので、同性婚とはわけて考えなきゃならないことです。
さらに言うなら、例えば異性愛カップルであっても育児放棄みたいなことが起こっています。例えば同性カップルで子どもがほしいけど結婚という形態がとれないために子育てがしにくいというような状況がある場合、同性婚が認められたら子育てをしやすくなります。つまり、この場合、同性婚を認めるということは「親を増やす」ということになるので、その分だけ社会全体の受け皿が増えることになり、異性愛カップルの負担が軽減されます。
つまり、多様な家族のあり方を認めることは、社会全体がハッピーになるってことなんです。

てなことを話しました。
すると、質問者の方は首をひねっておられましたが、まわりの人はヘッドバンギングしておられました(笑)。
でも、こうやって空気を読むことなく質問をするって、とても大切だよなって思いました。なぜなら、同じ方向向いてる人ばかりが集まっても、学びが少ないからです。わたしも、その質問を受けた時どう返すかはとっさに考えたし、きっとまわりの人も「どう説明したらいい?」って考えた。なぜなら、次に同じ質問をされるのはまわりの人かもしれないからです。そんな中での質問。だからこそ、わたしの返しに「なるほど」と納得してもらえたとしたら、それはとても大切な学びなんだと思います。
もうひとりの質問者も
「自殺させたくない」
って熱い思いが伝わってくる話をされて、それに対して
「自殺を強調しすぎるのもどうかと。もちろんそういう思いを持つ子もいるでしょうが、そうじゃない形で顕在化しない子もいる」
なんて話をしました。そもそも、自殺念慮を誰がつくっているかというと、基本的には社会なわけです。なので、「支援じゃなくて、社会が変わること」が必要なわけです。自殺を強調し過ぎると、「(緊急的な)支援の必要性」に論議が流れる可能性がある。そんなことを話してたら、12時をあっさりオーバーです。
そろそろ終わらなくちゃね。

中学生にはやはりキツイかな^^;;→でも、きっとなにかは伝わっている

朝起きたら9時半。でも、まだまだ寝られそうです。もっかい寝ようかとふと思いましたが、思いとどまりました。だって、あとがえらいことになります。
コーヒーを飲みながらK村さんとしばし話。そうか、大分もたいへんだなぁ…。
で、温泉に行って、昼ごはんを食べに行きました。行ったお店は「気楽里」というところ。山の中にあるすてきなお店です。ランチを頼むと…。

お味噌汁の味噌は手づくりだとか。すごくあっさりとしています。
なんでも、このお店、定期的にピザ焼きの会をしてるとか。また来たいなぁ。

で、お座敷会場へ。
今日は地元の中学生と保護者合同の人権教育研修会です。どうしようか、かなり迷ったけど、温泉の中で「いつものパターン」でいくことに決めました。さてさて、どうなるか。
はじめは緊張気味だった子どもたちも、途中からガッツリ笑ってくれました。
てか、きっと「結局、なんの話だったんだ?」って思ってるだろうなぁ(笑)。でも、それでいいのかもしれません。京都から変な人がやってきて、なんか「笑え」とか言ってたと。それで人権講演会だったと。なんとなく「これでいいのか?」的な疑問が残ったとして、それもまた「余韻」なのかもしれません。

聴く人の力

朝、一通のメールが…。
「午前中に原稿ね」
とのこと…。無理です(;_;)。
でも、そんなに量は多くないし、半分以上できていたので、授業の合間を縫って、なんとか原稿を渡したり。
で、午後の授業もこなして、子どもたちと同じ時間に下校。今日は夜に四日市でお座敷です。
近鉄特急の豪華な旅を終えて、お座敷会場へ。今日の会場は、公民館の和室です。お座敷の前には地域の放送で宣伝が入ります。いや、音、メッチャでかいし。そんなに宣伝せんでええし。
会場に着いてしばらくしたら、なんか、続々と来られます。これはたいへんです。どうなるんやろ。
やがて、和室が満員。和室の満員は、洋室の満員のはまったく違います。メッチャひしめきあって、熱が入ってます。この人らを笑わせられるのか(←なんか違う)。
ところが、つかみからいきなり爆笑して下さいます。これはいけるかなo(^^)o。そこからあとは、なんだかネタにものすごく敏感に反応して下さいます。
考えてみると「ネタに肥えてる人」ばかりだと、確かに高度な笑いは追求できるかもしれませんが、「庶民的な笑い」が成立しないのかもしれません。で、お笑いトランスのはしくれとしては、「庶民的な笑い」でなんとかしたいのですが、「高度な人々」だと成立しない。もしかしたら、それはそれで不幸なのかもしれません。
まぁ言うなれば、高級料理しか「うまい」と思えない人より、O将のギョーザが「うまい」と思える人のほうが、もしかしたら「うまい」と思える回数が多くて、その分幸せなのかもしれません。
てのはひどいかな。
でも、ほんとうにみなさん、とても楽しそうに聞いて下さいます。人によっては、ネタをふる前にネタに気づいて「先行的笑い」をしちゃう人がおられて、それはそれでかなり高度だなと。
そんなこんなで、予定の1時間半を一〇分オーバーして、なんとか終了。いやぁ、聴く人の力は、わたしから力を引き出してくださるんだと、あらためて思いました。

不思議な出会い

とりあえず、午前はサックリと試験カントク&出題の巡回。書類をつくったり採点したり。生徒が「ちょっと相談があるんですけど、いいですか?」なんて言ってきてくれて「いいよ」ってヒマそうな顔をするのがわたしの本務です(笑)。

で、昼ごろに職場を出て、電車に乗って、ちょっと東へ。さらに電車を乗り換えて…。メッチャローカル線です。車窓からの風景がとても好きなんですが、気がつくと寝てました(笑)。てか、あやうく乗り越すところやし。
で、着いたところは水口。実は職場から車で来たほうがはるかに早いのですが、やはりここは電車です。
今日はここの教職員研修。なんでも、小学校から高校まで来られるそうな。
滋賀県は、なんとも不思議な感じなんですよね。たぶん保守的な人はたくさんいるんだろうけど、反差別な人もたくさんいます。たぶん「保守」であることと「反差別」であることは相反することではないんでしょうね。というか「革新」であることと「反差別」であることもまた同じではないのかな。わかんないですが(笑)。
なので、担当の方々と話をしていると共通の知人友人がいっぱい出てきます。
「K原さんがね」
「あー、悪いヤツですね(笑)」
「H田さんがね」
「あー、またまた悪いヤツですね(笑)」
という感じです。ま、わたしも悪いヤツです。

てな感じで話はじめたのですが、いかんせん、眠い。眠気を振り払うように話します。が、エンジンがかからない。
でも、たぶんそれくらいのほうがいいんじゃないかという気もします。フルスロットルで話をすると、どこに行くかわかりません(笑)。
てなことで、笑いも少し少なめです。ちょっと悲しい。さらに、必殺技も時間の関係で、さほど効果を出す前に会場を出なくちゃならなくなって。
これはあかんなぁと思っていたら、帰りの駅までの道を送ってくださったおふたりがメッチャおもしろい人でした。なんだかんだと話をしているうちに、電車にも間に合わないことがわかって、30分ばっか時間が余ることが判明。
「ビールでも飲みますか」
「わーい、そうですね」
ということで、コンビニでビールを買って、駅のベンチでダラダラ呑み。こういう外呑みができる人に悪い人はいません。なんか、またお友だちの輪が広がった気がしました。

マイナーチェンジ

今日は徳島の人権教育担当の人たちへのお座敷です。完全な同業者です。うまくいくんだろうか。
とりあえず、K野さんの家をのんびり出て、まずは温泉です(笑)。で、うどん。うまい!K野さんの言われるところによると、最近のさぬきうどんのトレンドは「グミ系」だけど、このお店のうどんは「昔ながら」なんだとか。
で、会場の高校へ。
実は、昨日のお座敷で「第3コーナー近辺」の内容を少し変えました。ただ、電車の中でスライドを変更しようとしていたんだけど、画面のバックライトがつかなくなったので、会場に着いてから液晶を直して、そこから突貫工事で作業をしたので、少しつながりが悪かったみたいです。なので、今日はそのあたりを調整してトライって感じです。

会場に集まってこられた方は、やはり同業者です(笑)。中には知り合いもいて、少し気分は楽になりました。が、なんか、身体が疲れてるからかな、少し自分のノリが悪い。それを振り切るためには自分の中のスピードをあげるしかないです。途中からなんとかなりはじめました^^;;。
話し終わってからの質疑応答の時間。みなさん、慎み深いのか、なかなか質問が出ないのですが、でも、質問がないわけじゃなくて、出すために少し時間をおいておられるのかな。そのあたりは京都とはずいぶん違います。
てことで、約2時間半のお座敷終了。

帰りのバスに乗るべくK野さんの車に乗りこんだら、疲れがドッと来ました。これはヤバイです。クールダウンが必要です。てことで、ラーメン屋に行って、軽く燃料補給。
バスの中ではウトウト。
家に帰ると9時。
青森からのおみやげが着いていたので、ホタテの処理をして、ひとくち食べて。
うまい!
たまらんなぁo(^^)o

超特急

午前は出張。なので、少し家でゆっくりして、一日がスタートです。
で、午後からは豊中のとある中学校でお座敷です。実は、夏に依頼を受けていて、でも出血騒ぎで日程を動かして、さらに少出血騒ぎがあって、さらに日程を動かして、ようやく今日行くことができました。ほんとにもうしわけない限りです。
ところがそんなこんなで、実現したのが学期中。なので、もらえた時間があまりにも短い。ほんとに話しきれるのか?しかも、スライド、ちょいといじくったぞ?不安に思いながらお座敷スタート。早口は早口ですが、そんなもんでなんとかなる時間設定ではないです。とにかく、ネタを少しずつへつりながら、でも、コアなところはガッツリと話をさせてもらいました。そんなこんなで、ようやくなんとか予定の時間に収まりました。

急いだのは、開始時間と終了時間の兼ね合いでした。というか、ケツカッチンなんですよね。というのは、なぜか徳島に行かなきゃならんという。
で、必死で阪急三番街バスターミナルに行って、ついでになにか買おうかと。ところが、ない。なにもない。服なんて呑めるか!しかたなく、バスターミナルの売店でビールとコロッケを仕入れて、とりあえず、クールダウンです。
で、徳島に着いて、K野さんと合流。そのままK野さんの家に行って、豚シャブつつきながら、うまい酒を呑みながら、よもやま話。そんなこんなで、気がつくと1時。こりゃダメだ。明日にひびく。
ということで、慌ただしい一日が終了。

3人会@北東北性教育セミナー

朝、目が覚めると9時(笑)。昨日の夜、「5時半に目が覚める」と言っていたけど、大ウソでした。でも、いっぱい寝られてよかった。
しばらくすると、今日のもう一人のスピーカーの真木さん登場。この人も東北で地道なとりくみをしておられるんですよね。今日はこの真木さんとわたしの2人会。というか、おかっちさんは自称前座だけど3人でやります。
でも、その前に昼ごはん。なんでも「中落ち丼」が有名なお店らしいので、中落ち丼を頼むと、「中落ちドーン」でした。

中落ちをこそげはじめると、なぜか無口になるのは、たぶんカニと一緒です。で、お味はというと、まずいはずもなく。塩をパラパラしてもおいしいし、青森特有の甘めの醤油でもおいしいし。もう、お腹いっぱいになりました。

で、会場へ。
しばしプロジェクタの準備をして、いよいよセミナーの開始です。
まずはおかっちさんの話。「gender bear」を使って、セクシュアリティの概説をしたあと、文科省通知の話とスライドショウ。動画はこちらです。もう、涙が出そうです。

続いて真木さんの登場。
まずは自己紹介。が、長い!こんなにきちんと自分のことを話されるのはめったとない、というかはじめてなんじゃないかなぁ。でも、それだけの気合がはいっているということですよね。たぶん、とりくみの話をするためには「なぜ自分がこういうことをするのか」「なぜこういうスタンスでするのか」ってことを話さなきゃならない。で、そのためにはまわりくどくとも、自分のルーツと生い立ちを話すことは避けて通れないってことなんだと思います。まぁ、この本と同じってことです(笑)。
で、真木さん、東北でのほんとうに地道なとりくみをていねいに話してくださいました。なんというか…。とにかく、気がついたら、気がついたことを、とにかく指摘しに行く。うまくいこうがいくまいが、とにかく指摘し続ける。そのバイタリティというかめげなさというか、ほんとにすごいです。で、また話の中にハッタリがない。「これ、その後、どうなったか追跡しきれてません」って、ちゃんと言う。だからこそ、そこに真実があり課題があることがわかる。そんな話でした。

で、後半はわたしの番。まぁ、真木さんとは正反対の勢いとハッタリで1時間ちょい話しまくりました。
でも、「新たな知見」もいれたから、ちょっとはマシかな…。それと、それなりにウケがとれたので、そこのところはうれしかったです。だって、青森の人に「ネタ」が通用したんですからねo(^^)o

その後、質疑応答。なかなか難しい質問が出てきたりして、あわてて資料を見てみたりしながらも、なんとか切り抜けました。
さぁ、あとは打ち上げだ!

エンタメ集団「友輝」入団か?

先日、中倉茂樹さんから「松江の中学校でしゃべるけど、いっしょにやらない?」というお誘いを受けて、おもしろそうだからやってみようかなと。
てことで、今日は中倉さんと岡山駅で合流。ちなみに、岡山駅に向かう途中、階段で足を滑らせて
「あ!」
と思ったら、こんなことになってしまっていました(;_;)。

てのはおいといて、岡山駅に到着。合流するのは、もうひとかたおられるのですが、知らない人なんですよね。でも、中倉さんからは
「同じ変なオーラをもっている人だから、すぐわかると思います」
というメールが入っていたので、安心というかなんというか。
でも、集合場所に着いたけど、オーラを感じない。おかしいなと思っていたら、すでに車に乗っておられました。
そのもうひとかたは、森裕生さんという、脳性マヒのマジシャンの方です。今回はこの3人でコラボです。
かつてうちの学校に毎年中倉さんに来てもらっていました。中倉さん
「いつきさんのところだったらタダでも行くよ」
と言ってくださっていて、ほんとうに交通費も出たかどうかの講演料で来てくださっていました。でも、さすがに「これは無理だ」と判断して、一昨年を最後に来てもらうのを断念して、新しい人権学習のやり方を模索してきました。
なので、中倉さんとお会いするのはほんとうに久しぶりです。行きの車の中で、いろいろいろいろその後の話をしたりしているうちに松江に到着。まずは昼ごはん。協議の結果、「そばにしよう」ということになりました。で、松江駅の近くでそば屋を探していたら、お店の中から車いすユーザーの人がふらりと出てこられました。なんとなく会釈を交わしはしたのですが「今日はビストロじゃないし」と思って、そのままボーとしていました。と、そこにトイレから帰ってきた中倉さん、その車いすユーザーの人に「このあたりでそば屋ありませんか?」と質問です。考えてみると、食べ物店の人に食べ物店の質問をするってたいがいなわけですが、そういうことを気にしつつ気にしないのが中倉さんクオリティです。ところがこの車いすユーザーの方、「社会福祉法人ふらっと」というところの女将さんらしく、その場で系列のそば屋さんに電話してくださいました。で、女将さん曰く。
「わたしらのところの理事長も脳性マヒで、電動でそのへん走りまわってる変な人やけど、あんたらも変な人やな」
光栄でございます。次に松江に来ることがあったら、この店で食べたいな。で、紹介してもらったお店に行って割子そばを食べたけど、これがまたおいしい!たまりませんね。
おなかもふくらんだことなので、今日の会場の中学校へ。あいさつもそこそこに、仕込みの開始です。ふだんはピン芸人でうごいていますから、仕込みも何もありませんが、今日はマジシャンはいるわ、プロジェクターの接続がえはあるわ、登場の音楽はあるわで、はじめてガチで仕込みをしました。
で、公演の開始です。
森さんのマジック。すごい!ゼンジー北京系かと思ったら、なんのなんの。マジでフツーのマジックです。さすが弟子入りして本格的にトレーニングをした人です。で、マジックのあとはトーク。自らの生い立ちを、自虐ネタを交えて話をされるのは、まぁお互いさまです。
「障害は個性という人がいるけど、自分はそうは思わない。これは天からもらった才能だ」
とおっしゃいますが、すごいな。これはいただきです(笑)。
続いてわたしの番。実は後ろの方の保護者席にしれっといたのですが、呼び出し&登場の音楽ののち、一息置いてから歩きはじめるという演出です。いやぁ、気持ちいい!役者の気分です。ただ、問題は、与えられた時間が20分から25分。思いっきり話をへつりましたが、やっぱり35分しゃべってしまいました。
てことで、中倉さんの残りの時間は10分。さすがにこれは無理ですね。てことで、10分ほどオーバーして終了。でも、子どもたちの反応はすごかった。
終わったあとで、前の方に座っていた子どもと話をしていたら
「わたし、ハーフ」
「へ?どことどこの?」
「日本と中国」
「えー」
みたいな出会いがあったり、金髪の子がいたので
「原産国はどこ?」
ウクライナ
みたいな出会いがあったり。松江、おもしろい!
で、帰りの車の中では時間オーバーの原因について、厳しい反省会です。ま、簡単に言えば詰め込みすぎ。もっともっと他の人に任せていけばいいということがわかったので、次は時間オーバーにはならないだろうな。てか、「次」はあるのか?と思ったのですが、またあるかもしれないみたいです。

ついでと言っちゃなんですが…

今日はおべんきょのために休みをとったので、午後からは同じ建物で、今度は「おべんきょ後輩」の人たちにお座敷です。基本的には1時間半厳守なので、というよりも、おそらくはもう少し短いので、ぜったいにどこかをへつらないといけません。と同時に、この人たちだからこそ言わなきゃならないこともある。しかも、車いすユーザーや手話スピーカーの人もおられるので、ほんとに、時間調整がメッチャむずかしい。
でも、それはそれで「訓練」です。
てことで、ほぼオンタイムで終了。
終わってから車いすユーザーの方が「これやる」と言ってくださった絵本。うれしい!家に帰ってゆっくり読みましょう。