朝、眠いです。が、感想文集を印刷しなくちゃならないので、早く行かなきゃなりません。なんでこんなことやってるんだろうと思います。が、いつもより早い電車で出勤。しかたないですね。
職場の机の上には若い衆がつくってくれた感想文集が置かれています。なので、印刷ですね。
その後プリントのチェックをしたり、多様性ワークショップのカードをつくったり、あれやこれや。
今日の授業は午前に2コマ。うち1コマはプリント学習です。楽勝です。
午後は久しぶりにソファでペーパーを読みましょう。案の定、寝ちゃいました。マジで久しぶりです。
で、掃除カントクを終えてひと息ついたら、労働者の権利を行使して職場を脱出。駅に向かいます。そして、帰り道とは反対方向の電車に乗ります。
今日は三重県のとあるムラでお座敷です。
2年ほど前に、第2のふるさと時代のパートナーの友だちからパートナーに「連絡をとりたい」という連絡があったんだとか。で、連絡をとったら「地域の学習会で話してほしい」とのことでした。どうやら、昔からとても熱心に活動されているようで、熱意が伝わってきました。が、その後、covid-19の蔓延でずっと延び延びになっていました。
ということで、最寄り駅に降りたらお迎えの方がいらしています。なんと、お迎えの車はジムニーです。最近のジムニーには乗ってないからうれしいですね。途中コンビニに寄ってもらって、帰りの飲み物をゲット。そして会場へ。
おいしいおべんとをいただいて、お座敷の部屋に入ると、壁一面に子ども会の新聞が貼ってあります。まさに「解放子ども会」という感じです。中学生は水平社博物館にも行ったようです。やるな。
と、松村さんが登場。なんでも今日は話を聞けないのでということで「るみ子の酒」を持ってこられました。「るみ子の酒」かぁ、なつかしい。
そんなことをしていると、ボチボチお座敷の時間です。今日の内容はミッション4です。
開始時間が近づくと、続々と参加者がいらっしゃって、気がつくと満席です。すごいな。今どき金曜日の夜に学習会があって、これだけ来られるって、なかなかない気がします。それだけ、昔からずっととりくまれてきたということがわかります。
てことで、お座敷開始。いちおう1時間半の予定なので、少々飛ばし気味でいきます。が、なかなかウケているみたいです。笑い声が聞こえてきます。ということは、ヤバイということです。なにがヤバイかというと、1時間半では終わらないということです。それはとりもなおさず、帰るのが12時頃になるということを意味しています。まぁええか。
ということで、いい感じで話をさせていただいて、結局終わったのは8時40分です。このまま帰れば1本早い列車で帰れます。が、ここからみなさん、いろいろ感想や質問をされます。感想を言われたら、やはりコメントを返したくなるというものです。それにしても、保育園・小学校・中学校だけでなく、高校の方も来てられるとは。おそるべし、三重県。
ということで、終了時間は9時です。なので、少しのんびりしてから駅まで送ってもらいました。
帰りの列車は貸し切りですね。遠慮なく燃料補給ができるというものです。まずは残しておいたおべんとのおかずで1杯。
そして、呑みきったところで日本酒に移行です。
窓の外は暗いけど、ぼーっとお酒を呑みながら乗る列車はいいですね。2週連続の人権学習も、とりあえず終わったし、しばしほんの少しの解放感を味わいましょう。
カテゴリー: お座敷
めまぐるしい1日
今日から中間試験。なのでと言うわけではないのですが、午前は奈良県の高校でお座敷です。朝は少しゆっくり。しかし、ほんの少しだけどゆっくりできるのって大切です。
行きの電車ではゲンコをやっつけます。ちなみにゲンコは一応昨日できてましたが、ダメダメ先輩から
「メリハリをつけたほうがいい」
というアドバイスをもらったので、それにチャレンジです。ゲンコって、なにかしようと思うと文字数が増えます。そのぶんどこかを削らなきゃならなくなります。今あるゲンコの中のどこの優先順位が低いかを考えて、そこを削る。するとバランスが悪くなる。なので整形する。そんなのの繰り返しです。それでもなんとか最後までいったかな。
最寄りの駅からは歩きです。おそらく20分かなと思ってたけど、やはり20分でした。たいしたもんだ。
で、今回声をかけてくださったFさんとご対面。
「場所、わかりましたか?」
えーと、こないだここに来ましたよ。
そんなこんなで、すぐにホールに行ってセッティング開始。ところが音が出ない。おかしい…。再起動かな。再起動かけてひょいとタスクバーを見ると、イヤフォンがミュートになってました。なんでだろ。まぁでも原因がわかってよかったよかった。
ちなみにFさん、わたしが第2のふるさとに引っ越した頃に来られたんだとか。おそらく日本基督教団京都教区の部落問題特設委員会関連ですね。そんなのやってたなぁ…。
そうこうするうちにお座敷開始。2年生280人だとか。しかし、客席と舞台が離れてて、反応がわかりにくい。どうしたものか。果たして笑ってるのか笑ってないのか。
と、大ウケしてる生徒さんがおられます。よかった(笑)。まぁなにがいいのかよくわかりませんが、ウケてるのはいいことです。
てことで90分ノンストップでしゃべりきって終了。すると生徒さんが何人か来られていろいろ話をしてくれました。こういうのがうれしいです。きっとなにかが通じたのかな。それが他の子らにも伝播したらいいな。
で、再びテクテク駅まで歩いて、ちょうどとまってた電車に飛び乗って、またまた駅からテクテク歩いてガッコへ。明日が〆切の書類もあるし、月末からの仕事のこともあるし、今日行かなかったら仕事が詰んでしまいます。まぁでも予想よりも2時間近くガッコに着いたので、かなり仕事がはかどりました。あと一歩ですね。しかし残業しなきゃならんかと思ってたのがしなくてよかったから助かりました。
で、定時に帰ってごはんを食べて、zoomの会議。1時間半ほどがんばったところで、わたしの役割は終わって、先に抜けさせてもらいました。K野さん、ありがと!
で、速やかに「イツメン」と合流。実は7時から飲んでおられたのですが、まぁそんなにテンションは変わらんでしょう。
しかし、ウトロにおけるわたしのポジションは変ですね。それはそこにおられた方々もなんとなく感じておられるようでした。まぁでも、こうやって声をかけてもらえるのがうれしいです。
そんなこんなで閉店まで飲んで、今日一日は終了。まぁでも今日の呑みは3次会に行かなかったから品行方正ってことですね。
さぁ、帰って寝よう。
ガチな人たち→遅刻からの京都タワー
今日は午前に兵庫県中南部でお座敷です。なので8時前にスタート。電車代をケチるために(笑)私鉄で向かいます。結局2時間ばっかかかりました。
はじまるまで時間があるので、理事長の田上さんと雑談。「バトラーまでいったら肉体にもどる人もいるだろうね」なんていう話をしてみたり。
やがて中川さんが登場。えーと、聞きに来られたのね(笑)。しかししまったな。コンプリートに一歩近づくはずだったのに…。
そんなこんなでお座敷スタート。
今日は久しぶりのミッション2です。ただ、かつてのミッション2からは大幅に変更しました。簡単に言うと、ミッション3をベースにして、そこからLGBAを抜いてTを重点的に話をする感じです。
今回の講座はもともと募集人数が少ないようですが、そこに来られるわけですから、ガチな人たちです。でもだからといってこちらがガチガチになる必要はないですね。いつもの通りへらへらやりましょう。そのほうが子どもたちの姿が伝わるはずです。
しかし笑いが起きない(笑)。
まぁしゃーないです。少数だと笑いのエコー・チェンバーが起きにくいし、いつもの通り「間」がありませんからね。それでも、みなさん、ところどころでメモをとられたりしてるので、いろいろ触れるところがあったのかな。あったのだったらいいな。笑いについても、ニヤリとされたりして、よかったよかった。
てことで無事2時間一本勝負終了。感想をコピーしていただいたのをあとで見たら、それなりに好評だったみたいでホッとしました。
さてと。お次は3時から4人のおべんきょ会です。が、少し時間があります。おにぎりを握ってきたけど、なんでもBALをしてるらしいので、少しゆっくりしたいな。ちょうど3月にお世話になったN原さんとエレベーターが一緒になったので、忙しいところを引き留めてオープンテラスで焼き鳥を食べたり。
うまいな。
いろいろ話をして、でも、おべんきょ会に行かなきゃならないので駅の近くまで送ってもらってバイバイ。
で、再び私鉄に乗っておべんきょ場所へ向かいます。と、おべんきょ仲間から電話。
「今、電車の中です。もしかしたら2時から?」
1時間間違えてました。でも、電車は急いでもさほど変わらない。結局40分遅れでおべんきょ会へ。
うーん、脳みそがこちらに来てないです。完全にこないだ手放したおべんきょ成果のモードです。ヤバイな。でも、1時間ほど話を聞いているうちに、少しずつ考えられるようになってきました。なので、少しディスカッションに参加。
で、終了間際にセンセがトイレに行っているうちに全体の構成を3人で相談。
「えーと、いつもの通り、ぼくがザックリ書いて、次にエピソード入れて、最後にいつきさんがまとめる感じ?」
すみませんすみません。それでいかせていただいたらとても助かります。
てことで、おひとり帰らなきゃならなかったけど、残りの3人で呑みです。向かったのは伊勢丹。高いやろなぁ。
でも、高いのは階でもあります。目の前に京都タワー。
この高さで見るのは久しぶり?いや、はじめてかも。
でも、話の内容は「学校」にまつわるあれこれや、「大学」にまつわるあれこれや、「おべんきょ」にまつわるあれこれです。こういう呑みが楽しいなぁ。
おいしいワインとおいしいピッツァを食べながら横を見ると夜景に変わってます。
きれいやなぁ。
そんなこんなで、お腹いっぱいになって、呑み終了。お代は高かったけど、何年かに1回はこんなのもいいかも…。
いけたのか?いけただろう…
今日は思い切って、普段よりも2本早い電車で出勤することにしました。さすがに6時台の、それも勤務先の最寄り駅止まりの電車に乗る観光客はほとんどいませんでした。が、なぜか高校生が乗っています。部活関係ではなさそうなので、早朝補習かなにかでしょうね。ハードやな。
職場に着いたら7時20分。なんでこんなに早く出勤するねんと思うけど、うちの職場は5時台に出勤する人もいて、朝がメッチャ早い人と夕方がメッチャ遅い人にくっきり分かれるんですね。ちなみに、もちろんわたしはどちらでもなく、朝はそこそこ早い派です。
で、ふと思い立って、人権教育だよりをつくることにしました。内容はこの間の薬物乱用防止教育の講師である谷家さんがfacebookに投稿された文章です。
高校で薬物乱用防止の授業をすることがたまにありまして、私に直接依頼をしてくださるのですからもともと個人的なつながりがあるということもありますが、それ以前から生徒ファーストが揺るぎない先生方ばかりで、はじめから「『ダメ。ゼッタイ。』はやめてください」というオーダーをいただき、私としては驚くやら嬉しいやらです。
そんな学校のひとつである京都のJ高校に4月初旬に行って参りました。人権教育に力を注いでいらっしゃるJ高校では、私が本当に伝えたいことだけを“言いっぱなし・言い放ちっぱなし”をしたとしても、安心してその後を学校にお任せすることができる大変ありがたい学校なのです。
「依存症は孤独の病。でもね、孤独になっている人に責任はないよ。これまで誰かにヘルプを求めてもその声をうまく受け止めてもらえなかったのかもしれないし、それでもひとりで頑張るために、心身の症状を抑えるために、物質やゲームなどにハマることで乗り切ってきたんだよね」。
かつて、性暴力被害予防のための性教育をしていた時期があって、その頃から「予防」に違和感が強くありました。「予防」という言葉は、使い方によっては、すでにそのような体験をしている生徒を透明人間化させしまい孤立させ孤独に追い込んでしまいかねません。これも立派な二次被害です。
「薬物乱用防止」というワードもそれと同じ。私も、先生たちだって、みんな何かに依存しながら生きているその渦中にいる当事者だよねっていうメッセージを発信することが大事だと思うのです。
J高校の体育館で、ある生徒さんが、ノートをとりながら首を上下にブンブンさせてくださっていたのがとても印象的でした。“言いっぱなし・言い放ちっぱなし”を聴いてくれてありがとう。
これを読んだ生徒指導部長さん、しみじみと
「うれしいですね」
と言ってくださったので、これがまたうれしい。でも「安心してその後を学校にお任せすることができる大変ありがたい学校」と書かれたら、それに応えられる実践しなきゃなりません。心地よいプレッシャーを感じました。
今日の授業は2コマ。とにかく楽です。なんでこんなに楽なんだろう。長く教員をやっていると、授業に行くのが気が重いという経験は何度もしています。が、まったく気が重くない。もちろん、ルンルン気分[1]死語で行くわけではないですが、まぁ気軽に行ける感じですか。で、思った通りのところまで進める。前で問題解きをしてくれて間違いが起こることもあるけど、そこから授業が展開できるからありがたい。そんな感じで、穏やかに午前を過ごしました。
ちなみにうちの校時は午前の授業が終わると1時前です。すでに午後に食い込んでいる感じです。おべんとを食べたら担任さんのところに行って情報収集をしたりして、書類をつくって事務に持っていって、今日の仕事は終了です。労働者の権利を行使しましょう。
で、京都府中部の町まで移動。ここで車に乗せてもらって、到着したのは兵庫県中部の町です。今日はここでお座敷です。
依頼が来たとき、どうしようと思いました。いや、行くのは行くのですが、まず遠い。でも、京都府中部まで迎えに来てくださるということで、ありがたくお言葉に甘えさせていただくことにしました。もうひとつの懸念が時間が短い。1時間10分です。でも、1時間バージョンもつくったほうがいいかなと思いはじめているので、これもなんとかしましょう。最後の懸念は「ゆっくり話さなきゃならない」です。まぁチャレンジあるのみです。
ということで、控え室に入れてもらって「どうぞ」と出されたのが「押し寿司」です。
ひとつつまむとおいしい!これは、帰りの電車にとっておきましょう(笑)。
そうこうするうちに、なぜか町長さんが来られました。マジか。なんでも、今年度からパートナーシップ制度が導入されて、このゴールデンウィークに最初のカップルが登録されるんだとか。すごいな。
で、町長さんの開会あいさつ。
「部落差別の動画を削除した…」
あ!これか!そう言えば、部落差別のプレゼンで使ってます。舞台裏でそんな話をしていると、
「解放同盟の集会で…」
「え?ムラの人ですか?」
「はい」
みたいな会話もあったり。それにしても、この町、どんだけ人権に力入れてるねん。しまった、もう少し下調べをしてきたらよかった。後の祭りです後の祭りです。すでにプレゼンはつくられていて変更できません。このままやるしかないな。
ということで、お座敷スタート。とにかくゆっくりと話しましょう。
んーと。反応している人もいれば、反応していない人もいるような気がします。ちょっと焦ります。しかも、ネタを大幅に刈り込んでるので、笑いのポイントが少ない。もちろんお座敷の前に予習はしていますが、いざ本番になると「やっぱりアレを残せばよかった」と思ってしまったりもします。でも、それを残すと時間が延びます。むずかしい…。
そんなこんなで、なんとか1時間10分しゃべりきりました。なんか1時間30分とか2時間しゃべるよりもむずかしいですね。
終わったら、要約筆記の方と手話通訳の方にごあいさつ。
「思いっきりゆっくりしゃべりました」
「メッチャ早かったです」
マジか…。
それでも帰りがけに声をかけてくださる方もおられてホッとしたり。
で、車に乗せてもらって京都府中部の町へ。駅に着いたらちょうど電車が来ています。さっさと乗り込んで、途中のコンビニで仕入れたものを取り出します。
完璧なツーショットです。
ぷしゅ!んごんごんご。うまい!お寿司もうまい!
うん、たぶんお座敷も伝わったんだろうな。おそらくいい1日でした。
footnotes
↑1 | 死語 |
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いや、だから…(その2)
今日は労働者の権利を行使してK西大学に行くことにしました。基本的にはこういうことはしないようにしていますが、諸事情があって、やむを得ずこういうことになりました。
教室に入ると、なんか大きな教室が人であふれかえっています。なんでも260人ばっかとっているんだとか。メチャクチャやな。それにしても教壇が高い。こんな高いところから話をするのはムリですね。ということで、フロアで話をすることにしました。
今日はなんでも2回目で、「セクシュアリティの基礎知識」なんだとか。うーん、それだけだと90分もたいないぞ(笑)。ということで、トランスジェンダー生徒の話をしましょうか。
それにしても、学生さんの反応がいい。笑ってほしいところで笑ってくれて、聞いてほしいところは静まりかえります。自然とわたしも話に力が入ります。しかし、教室に時計がない。これはやばいな。時間内に終わるだろうか。と、話しおえたら10分ばっか残ってました。しまった、もう少しゆっくり話せたんだ。
ただ、話しおえたら拍手が起こりました。いや、だから…。今日の話は単なる講義やし。どうにもダメですね。
講義のあとは「人権問題研究室」へ。実は今年度からこんなことになってます。
到着したらおべんとを渡されました。
豪華です。これをパクつきながら、まずは会議です。会議中、なんでも自己紹介があるんだとか。
「わたしは公立高校の教員をしています。そのかたわら、大阪府立大学で…。なくなりましたね。今はなき大阪府立大学で博士をとりました」
会場のみなさんから失笑が漏れました(笑)。
会議のあとは学習会。テーマは「障害者ピアサポートと制度化」です。
おもしろい。なかでも「議論の過程」がおもしろい。
「精神障害領域からすべての障害領域に拡大したことで、用語や障害観の整理が必要になった」。
なんでも「障害受容」は身体の人たちにとっても大きなテーマだけど、精神の人たちは「まぁそれぞれじゃん」みたいな感じで、それほど大きなテーマじゃないんだとか。
「より障害者権利条約を強調する内容になった」。
精神の人たちは、それほど「権利」に着目してこなかったんだとか。
そして、「他の傷害領域に、リカバリー概念を受け入れてもらうために長い時間の対話と議論が必要だった」。
「リカバリー概念」は、どうやら精神特有のものらしいです。個人的にはDARCなんかがリカバリーとか言っておられるし、おそらくトランスジェンダーもこういう感覚があるんじゃないかと、ちょっと思ったりしています。が、身体の人たちにはリカバリー概念はあまりないんだとか。すると、「これを入れるの?」とか「言葉を換えたら?」とかいう話が出てくる。それに対して、「先人たちが言ってきたことがなかったことになるので、やっぱり必要」と返す。障害の3領域とか言われるけど、それぞれの領域で語られていることはまったく違うんですね。
まぁでも自分の専門ではないからあまり安易なことは言えないな。とはいえ、質疑応答では誰も発言しないので、ついつい交流会の話をしてしまいました。でも、けっこうおもしろがっておられたので、よかったよかった。
学習会のあとは、りりぃちゃんと井谷さんと3人で呑み。やがて講義を終えた堀さんが合流されて、結局5時間ぐらい呑んでたかな。しかし、「焼酎ストレートをダブルで」と頼んだら、コップになみなみと出てきて、メチャクチャな店やなと。
また来よう(笑)。
三人会
早朝、ひどいのどのイガイガで目が覚めました。花粉だな。緊急避難的にマスクして寝ることにしました。てか、寝られない。まぁそれでも、少しはウトウトできたかな。
で、最寄り駅まで歩く最中、いきなり耳がキーンとなって、それがとれません。なんとか行きの電車はガマンできたけど、職場の最寄り駅でboseをはずしました。こういう時のboseは密閉感がハンパないからきついです。
職場に着いて朝ごはんを食べたら同僚の車に乗ってスタート。向かうは第2のふるさとです。今日と明日は来年度迎え入れる生徒の情報交換です。おそらくかつてはどこもやってたかもしれませんが、今はどうなんだろう。ちなみに、うちの職場はかつてアバウドになった時期がありました。でも、アバウトになるとトラブルが出てきました。やはり連携は密に取らなきゃならんということです。なので、今はメッチャていねいにやってます。
中学校でひと通り聞いたあとは地域の「館」へ。ここでは中学校とは違う情報がもらえます。要は、子どもを「ひとつの観点」から捉えないということです。
出張から帰ったら報告書書きですが、同僚がやってくれました。ありがたい。
しばし職場でゴソゴソしたら昼からスタートです。今日は2年前までお世話になった「おべんきょ場所」で三人会です。おひとりはハムダイバーシティの代表の方。もうひとりは小阪くみこさん。そしてわたしです。
会場はHがしさんの研究室。ずいぶんと片づけられましたね(笑)。しかし、わたしのテンションが少し投げやりです。まぁしかたないです。頭の中はゲンコモードです。なんの準備もしてません。いや、やったか。ここまで来る電車の中で(笑)。
そんな状態で三人会スタート。トップバッターは短いながら、極めてポイントをついた話をされます。ちゃんとプレゼンも用意されてます。いい話を聞かせてもらったお次は小阪さん。こちらもちゃんとしたプレゼンを用意して、的確に話をされます。とりわけ、カミングアウトとアウティングの話は大切ですね。カミングアウトを「ミクロ・メゾ・マクロ」にわけられたのはわかりやすいです。
ただ、カミングアウトをめぐってはHがしセンセとさまざまなやりとりをしてきたので、ヒヤヒヤものです(笑)。
そんなこんなで、結局同性愛者の話までいけずに終了されました。
てことで、トリはわたし。何を話そうかと思ったけど、話せることは自分の話と子どもたちの話しかないので、そんな話。あとは社会モデルを導入したらあらわれる世界が変わるってあたりかな。40分もらってたけど30分でネタが尽きたので終了。小阪さんに、話せなかった同性愛のことを話してもらえばいいかな。
で、三人会終了。
そのあとは打ち上げです。お店は「かせぜん」です。本当は「新居」にしたかったけど、今月いっぱいはお酒を置いてないとかで断念しました。ただ、「かせぜん」もなかなかいい店です。ここでわいわいとしたのですが、ついHがしセンセにこの日のことでからんでしまいました。悪かったなぁ。でも年始に書いたように、わたしにとっては、ようやくできるようになったし、だからこそしなくてはならない「からみ」だった気はします。それをしないと、前に進めない。まぁHがしセンセには迷惑だったと思いますが…。
そんなこんなで8時前に打ち上げ終了。さてと、帰って明日のおべんとのご飯を仕掛けなきゃ。
30分トーク
今日は昼に宝塚に行かなきゃなりません。用件はこれです。
これ、簡単に引き受けたけど、ずっとなにを話せばいいか考えていました。が、まとまりません。
てか、そもそも、わたしは映画をあまり見ない。なぜかというと、じっとしていられないからです(笑)。さらに、トランスをネタにしたドラマは、どちらかというと見たくありません。リアルで知ってますからね。しかも「リトルガール
」です。そんなのいっぱい知ってます。今さらです。でもまぁ見ました。ただ、見たときのことは忘れてて、やはりなにを話すか考えていました。
てことで、行きの電車でようやくメモをとりはじめました。
簡単に言えば「楽園はない」ということからスタートしようと。この「楽園はない」という言葉は絶望に聞こえるかもしれないけど、そうじゃないんですよね。「楽園がない」からこそ、「今、ここで生きる」ことへの希望が生まれるんです。だから、そういう話をすればいい。
てことで、会場に到着してからもメモづくり。で、ようやく事務所に顔を出してごあいさつ。しばしの待ちののち、トークスタートです。与えられた時間は30分。30分も話せるのか?
とりあえず、さっき考えた話のあと、交流会前史を話しました。そして交流会の立ちあげの時のこと、さらに小学生が来るようになってからのこと。キャンプのこと。水着のこと。ランドセルのこと。話しはじめるといっぱいありますね。制服が実現できても宿泊行事で壁があること。
それでも、そうした壁に立ち向かう子どもたちの姿を伝えなきゃなりませんね。それは希望でもあります。
そして、現在広がりつつあるトランスヘイトの話です。目の前では30人ほどの方が聞いてくださっています。この人々がトランスヘイトを聞いた時、どちらの側につくのか。それが世界を変えていきます。だからこそ伝えようと思いました。
そんな感じで話をすると、あっという間に30分が過ぎていました。なんとかもったな。
で、あいさつをして、そのまま「夜の仕事」の研修会へ。2時間半の研修会の最後の30分だけ参加したけど、よかったな。いろいろ書類ももらえたし、打ち合わせもできました。
しかしおなかが減りました。どうしよう…。
淡路の立ち飲みか。てことで、お店に入っていっぱい飲みましょう。
うまいわ。しかし、「生卵の天ぷら」ってなんだ?オーダーしたらこんなのが出てきました。
おもしろいな。
で、サクッと飲んで、さぁお家に帰りましょう。今日はちょこざっぷで筋トレしてビールを呑むんだ!
見送られる
今日は朝イチ滋賀県の中学校でお座敷です。かつては「人権の薫り漂う」中学校から「3年間の人権学習のまとめ」とかいって毎年呼んでもらってました。が、ここ数年声をかけてもらってません。ところが、それと入れ替わるように、この中学校から声をかけてもらうようになりました。
ただ、この間の休校のせいで、もともとお座敷を入れてた先週木曜日が授業になって、そこから急遽日程を動かしてもらうことになりました。ところが、あいてるのが今日の午前しかありません。しかも、午後は出張です。なので、今日の朝イチになったという。
ということで、中学校へ。みなさん
「お忙しいところを」
とか言われますが、逆にこちらが申し訳ないわけで。ということで
「あくまでも休校の振替をせよと言った府教委のせいです」
と言っておきました。
で、お座敷開始。
はじめはキョトンとしてたみたいですが、少しずつ反応がよくなってきます。「間」のないわたしの話にわらってくれます。どんどん反応がよくなってきます。と、55分くらいたったところで、突然雰囲気が変わりました。えーと…。疲れて集中が切れたのね(笑)。それほど集中して聞いてくれてたってことです。
後半をしゃべりはじめたら、これまたガッツリメモをとってる子がいます。すごいな。終わったあとの拍手がまたすごい。
ほんとうはこのあとのホームルームをまわりたいところですが、午後の出張に間にあわなくなるので、パス。駅まで送っていただけるとのことなので、駐車場までグラウンドを突っ切ってたら、後ろから声が聞こえてきます。振り返ると、3階の校舎の窓から生徒さんがいっぱい手を振ってくれてます。手を振り返してると、隣の教室からも負けじといっぱい手が出てきます。
「またねー!」
と叫んだら笑い声が返ってきました。そうか、3年生で、もうすぐ卒業か。
でも、こんなのはじめてです。きっとそういう子らなんでしょうね。なんかほんわかした気持ちになりながら電車に乗りました。
で、向かうはウトロです。今日は某人権教育研究会のブロックの研修会です。毎年この研修には地域の新採教員に来てもらってます。やはり地域のことを知らなきゃダメだと思いますからね。
てことで、まずは秀煥さんの話。うまいわ。コンパクトにまとめながらも、必要なことはきちんと伝えられます。ただ、今日は館内見学とフィールドワークのために短めです。
ここからは人数が多いので2班にわかれます。わたしは一度来たことがある人対象にフィールドワークです。
ウトロ平和祈念館の「今の」楽しみ方は、まずは館内展示を見る。そしてフィールドワークに行く。そして風景を頭に入れて、もう一度館内展示を見る。すると、どの出来事がどこであったのかがわかる。館内展示がより身近に感じられます。
てことで、飯場→水路→立て看あと→放火跡→もう少し奥→広場とひとまわりしてみました。だいたい45分か。けっこう話したな。館内については、まぁ展示を見ればわかるかな。
でも、案内した人が
「たしかに場所がわかりますね」
と言ってくれたので、よかったよかった。
てことで、長い1日が終わりました。帰りに角打ちに寄ろうかと思ったけど、まだ少し時間が早いです。てことは、飲む量が増えますね(笑)。やめときましょう。
LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!
朝は7時20分起き。いちおう30分に朝食ということにしています。瞬間、朦朧だったけど、思ったよりもすっきりしています。
朝ごはんは豪勢にとってしまいました。
とりすぎたな。食べすぎたな。
てことで、朝風呂です。気持ちいい。
風呂上がりはちょこっとメールでやりとり。そして荷物をAっちゃんに預けてスタートです。瓦町から今日の会場がある仏生山までランです。
コースはR11をひたすら南下。途中からR193になります。完全な平坦路です。と思っていたけど、ひどいアップダウンがあります。地下道と歩道橋です。これがめっちゃ急坂です。登りもさることながら、下りがこわい。ペースは上げられないし、太ももに負担がかかるし、完全にペースを崩されました。しかし、どんなんやねん。もうひとつの敵は信号です。しかたないんだけど、走り続けたいし、でもとまらなきゃならないし、おそらくスマホは「とまっている」と判断して、タイムがメチャクチャになるんだろうな。
結局、6分13秒→6分16秒→5分55秒→6分00秒→6分31秒→6分09秒→6分06秒で7.4kmを45分42秒で走りました。アベレージは6分10秒です。なお、5kmのところの31秒は停止時間の可能性があります。ちょっとしんどかったけど、まぁいい汗がかけました。
なぜ今回高松に来たかというと、「LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!四国ブロック2023」でパネルディスカッションのコーディネーターをするためでした。
で、まずは打ちあわせ。えーと、なんでわたしが午前の共同研究者なんだ。しかも、レポート2本のうちの1本は眞野豊さんです。立場が逆でしょう(笑)。
そんなこんなでセミナー開始。眞野さんの報告は、どちらかというと問題提起ですね。ただ、難しい言葉を一切使いません。ちなみに「性の多様性教育」を書いたときに眞野さんの書籍にはあたりました。結局渡辺さんを使ったのですが、ずいぶんと参考にさせてもらいました。もう1本は校地の小学校のレポート。同和教育がベースにあるので、かなりしっかりとしたレポートです。ただ、もうひとつなにかが…。なんだろ。そうか、「差別する/しない」「差別意識」といった言葉が出てくるあたりか。社会構造の問題ではなく、個々人の問題として実践をしている。なんでだろう。もしかしたら同和教育の影響かなぁ。つまり、制度的には勝ちとった。にもかかわらず、いまだ差別が残っている。だから「意識」に話が流れるのかな。
そんなことを考えたので、そんなあたりをコメントしました。
昼休みのおべんと、量が多い。完全に食べすぎですね。
で、午後はパネルディスカッション。メンバーはトランス男性おふたりとAっちゃん+わたしです。
流れとしては「簡単な自己紹介」→「もう少し深い自己紹介」→「子どもの頃の話」→「教員としての現在の話」というふうに設定しました。どうなるかと思ったけど、みなさんよくしゃべる。そして話の内容がおもしろい。せっかくなので、途中で「みなさん、男らしさ・女らしさ・自分らしさって話、どう思われます?」とぶっ込んでみました。すると、これがまた話が長い。つまり、小学生の子どもたちが到達する「自分らしさ」とはレベルが違うということです。これ、高知のレポーターの方へ向けたメッセージでした。
そして最後に「当事者でよかったと思ったことは?」と質問。これもまたおもしろい答が返ってきました。ちなみに、この質問への答えこそが、おそらくは当事者の存在が提起していることだし、それを教室や職員室で実践していくことなのかなと思ったり。ちなみにわたしはカリフィアの言葉を引用しておきました。
てことで、本日のセミナー終了。こんなんでよかったのかなぁ。
あとは帰るだけですね。琴電→マリンライナー→新幹線という豪華なルートを使いながらも、ビールは350mlを1本だけというおとなしい帰り道でした。
家に帰ったら、ちょこざっぷです。レッグプレス65kgを20回とカーフレイズ20回+腹筋10回を5セット。ほんの少しだけバイクをこいで、いい汗をかきました。さてと、あとはビールだな。
いい子らやなぁ
今日は某国立大学附属中学校でお座敷です。なので、朝はゆっくり。というか、今月末〆切のゲンコを書かねば。
トランスジェンダーのジェンダー葛藤についての生の声を掲載したいなと。まぁもちろんいっぱいあると言えばあるのですが、いろんな文献から拾うのもいいかなと。で、思いついたのが「三橋順子, 2002, 「トランスジェンダーと学校教育」『アソシエ21』8: 142-160.」だったりします。が、ダメですね。孫引きになります。他にも虎井さんとか上川さんとか、いろいろ探したけど、なんかイマイチです。やはり、自分が聞かせてもらった「声」が一番いい。当たり前か。
てことで、決断して、インタビューデータを読み直します。おもしろい。そして、今も変わらない現実にげんなりもします。まあ、多くの人は「困らない」。困るのはごく少数のトランスの子どもたちだけです。なので変える必要を感じない。だから変わらない。もちろん、ごく少数の人々は「変えなきゃな」と思っている。が、その人の想像の範囲でしか考えられない。その想像を超えたあたりに原因がある。だから「わからない」。わからないから、変えているつもりが変わらない。
その限界を突破するのが「おべんきょ」なんだと思っています。感性ではなく、レンガを積むように書く。そうすれば「わかる」ようになる。すると「変えられる」ようになる。
まぁ今のゲンコもそういうものです。I田さんと書いているゲンコもそういうものです。そして書籍化もそういうものです。
そしてもうひとつ。「変える」ためになにをすればいいのか。なにができるのか。それも明らかにしなくちゃダメですね。それが書籍化の次にやることかな。
そんなことを考えていたら、出発の時間が来ます。なのでスタート。ほんとうはもっとゆっくりと考えたいんだけどなぁ。
それにしてもboseが不調です。つながらない。おかしいな。仕方ないので道を歩く時も、バスの中でも、電車の中でも音楽なしです。しかし、世界はこんなにも騒音にまみれているんだ。ロードノイズやエンジンの音、排気音。そして車内アナウンス。ひたすらうるさいです。と、突然つながりました。いきなり静寂がやってきて、バッハの無伴奏チェロソナタが流れるだけの世界になります。心地いい。Kうさんは、たしかゼンハイザー推しだったかな。クラシックにはそちらがいいと言ってはりました。が、わたしはノイズキャンセリングが強いのがほしかったので、boseにしました。てか、他のは考えなかった。グールドのピアノとか、けっこういいけどなぁ。あ、バッハとか、ほとんどジャズか(笑)。
で、ガッコに到着。
速やかに会場に入ってセッティングです。が、音が出ない。てか小さい。大きなスピーカーを持ってきてくださったので、bluetoothで接続を試みるも、なかなかつながらない。どうもbluetoothに嫌われ気味ですね。それでも、いきなりつながったので、よかったよかった。
で、お座敷開始。
みんな集中しています。もちろんゴソゴソしている子もいますが、それもこちらを気にしながらもゴソゴソなので、おそらく反応してくれているんでしょう。てか、一生懸命うなずきながら聞いてくれている子もいます。
ちなみに、最近、前半がちょうど50分くらいってのがわかったので、ここでいったん休憩を入れることにしています。なので今日も休憩。すると、緊張感が一気にほぐれたみたいです。なんか、じゃれあってます。かわいいな(笑)。
わたしに声をかけてくださった養護教諭の方は
「人権学習は別にやっていて、今日はLGBTQを…」
と言われたので、
「LGBTQも人権ですからね(^^)」
と返しておきました。まぁ、なにをテーマに人権を語るかって話ですからね。
で、後半は養護教諭の方の要望に沿ったセクシュアリティに関する話です。が、やはり最後は人権です。でも、子どもたちはめちゃくちゃメモをとってます。
子どもたちにとっては、おそらく人権学習も保健学習も関係ないんですよね。すべて「学習」であり「講演」である。
そんな感じで、2時間連続授業はおしまい。そのまま速やかに中学校を脱出です。
帰りの電車では無事音楽が聴けて、よかったよかった。
家に帰って走ろうかと思ったけど、やめました。今日はおべんきょモードのままにしておきましょう。そんな一日。
そうだ。今日は水平社設立の日でした。