このネタは芸風が変わるのか?

今日は和泉市でお座敷です。なんでも9時半かららしいのですが、てことは6時半発じゃないですか。普段通りですね。
会場に到着して、聞きに来られる方の名簿を見ると、ガチの市職の研修会です。てか、それくらいわかっておけよ。
さてどうしたものか。ネタを変えようか。ということで、「実践編」から「最新ネタ」へとネタをチェンジ。呼んで下さった方はびっくりされてましたけど、そんなん、プレゼンを変えるだけだから簡単ですがな^^;;。
てことで、お座敷スタート。
固い(;_;)ものすごく固い。みなさん、まったく笑顔がありません。渾身のネタですら、「ザワ」としただけです。ハードルが高い。でも、しかたないですね。続ける以外方法はないです。
「最新ネタ」は、途中に「感じる困難」があります。このあたりで、変なスイッチが入るようです。なんか、えらい興奮して力が入ってしまってました。てことで、ビデオを見てもらっているうちに反省してクールダウン(笑)。
あとは、のんびり話しましょう。途中から、ニコリとする人やクスッとする人がおられて、そんな人に勇気づけられながら、無事2時間のお座敷終了です。
終わってから何人かの人に「ありがとうございました」とお礼を言うと「新たな気づきがありました」とか言われて、メッチャうれしかったです。
なんしか、ホッとしました。が、熱くなる自分を発見したのはいいことなのか悪いことなのか^^;;。

カウンター

今日の夜は阪大の未来共生の哲学の授業のお手伝いです。この授業のお手伝いをするようになってどれくらいになるかなぁ。たぶん4年目?
1年目は、単にお座敷やっただけですけど、次の年からは「対話」のための仕掛けづくりをすることになって、2年目と3年目は水餃子をつくりました。で、今年は4年目。毎年学生さんは変わるから、同じことをやってもいいんだけど、たぶんこちら側が「慣れる」ことが怖いんですね。段取りになってしまうとワクワク感がなくなって、それは参加者に伝わってしまいます。さて、今年はどうするか…。
ということで、今年は簡単に自己紹介をしたあと、映画「coming out story」を見せることにしました。
そのあとは…。対話に一番ふさわしいシチュエーション…。おたふく(笑)?
てことで、こんなことをしました(笑)。

カウンター「いつき」です。メニューはお好み焼き・焼きそば・お茶・炭酸水・スペシャルドリンクです。
でももちろんお好み焼きを食べるのは仕掛けです。カウンターを囲んで、遠くの人とも対話する。そのひとときを演出したかったんですよね。
はじめのうちは映画への質問なんかがメインではあったけど、途中からはやはり「カミングアウト」がテーマになりはじめました。そんな中、すでにみんなに自分のことを話している学生さんにあらためて「なぜカミングアウトしたの?」とか、あるいは
「みんな自分の中に秘密を持っていると思う」
「でも、秘密があることと悩むことは違うんじゃない?」
みたいなところから、「秘密」「悩み」「困難」の違いについて話をしたり。
あるいは「カミングアウトとはなにか?」みたいなことをストレートに話し合ったり。
この1時間でなにか結論が出たり、他者のカミングアウトにインスパイアされて思わず自分もカミングアウトするなんていう劇的なことなんて起こるはずもないです。だから、それがなかったことは失敗でもなんでもない。じゃなくて、「自己を開示するとはなにか」「なぜ自己を開示しようと思うのか」みたいなことを自分への問としてつきつけるひとときがあることに意味があると思うんですよね。それがもしかしたら、先々ふとしたことでカミングアウトにつながるかもしれないし、つながらないかもしれない。そんな小石みたいなひとときを、映画とお好み焼きを通して演出できたらいいな。
そんなことを考えてのカウンターでした。

ちなみに、カウンターの中に座ってる「おばちゃん」、スペシャルドリンクは350mlを一本だけで、ワ○ンもあるのにそれには指一本触れず、あとは炭酸水を飲んでましたとさ。
天変地異の前触れか?
終わってからは研究室でクールダウンと振り返り。ここでも、ビールを250ほどと、日本酒を3勺ほど飲んだだけ。
まぁ、眠たくなってるからこれでいいんです(笑)。

終わりよければすべてよし・怒涛の4日間(4日目)

今日の午前は高槻市でお座敷です。眠いからテンションがあがりません。ヤバイです。
とりあえず会場に着いたら、手話通訳の方と要約筆記の方がおられます。これはヤバイ。とにかく、最初に謝ることですね。
で、お座敷開始。
聞いてくださる方々は、どうやら保幼小中のPTAのみなさんらしいです。若いお母さんらしき人がほとんどです。で、話はじめたら、しょっぱなから大爆笑です。幸先いいスタートです。これはうれしいです。ここからリズムに乗って話はじめたのですが、やはり手話の人と要約筆記の人が気になります。とりあえず「これでもブレーキかけてるんです。たぶんこれよりゆっくりは話せません(笑)」と宣言してしまいました。
確かにゆっくり話したほうがいいのは判ってあるのですが、やはり自分の心臓のリズムがあるわけで、しゃべるスピードはそいつに左右されるんじゃないかと。
でも、少しブレーキかけ気味のほうがいいですね。気持ちに余裕ができるというか、なんというか。てか、年々早くなっているので、ほんとにちょいとまずいとは思っているのです。
それにしても、ほんとうに反応がいいです。笑う時はみんなで爆笑。真剣なときはほんとに真剣。メッチャクチャしゃべりやすいです。
終わってからの「いつものネタ」でも、なんか長蛇の列になっています。まるでモナリザ見に来たみたいです(笑)。まぁ、その前に司会の方と手話通訳の方と要約筆記の方に見せて「ぶっ(笑)」とか言ってはったのもあるでしょうけどね。
てことで、なんか、ものすごく元気をもらって午前の部は終了。

ここから駅まで送ってもらって、三田に移動です。午後はとある中学校でお座敷です。
実はこのお座敷、今年度のかなり早い時期に決まっていました。仕掛け人は、実は某在日外国人教育関係で一緒に運営委員やってるF村さんです。依頼を受けた時は「マジですか^^;;」と思ったのですが、その日が来てしまいました。
とりあえず、三田に着いて、そこから迎えに来てもらった車で学校に移動。山の中です。キャンパスとグランドが離れてます。メッチャきれいです。いいなぁ…。不便だろうけど…。だって、校門がない(笑)。
で、体育館に行ってセッティング。と、えらいことに気づきました。外付けスピーカーを忘れてきた!しかも、外付けスピーカーが学校にない!さらに、HDMIケーブルでつないでもサウンドドライバが認識しない!どうするー。とりあえず、3.5mm3極のケーブルはあったので、それでなんとかごまかしました。
てことで、お座敷開始。おとついとはまた反応が違います。今日のみなさんは少しおとなしめ。でも、興味津々でこちらを向いてくれています。だって、前の生徒さんと頭がかぶるとその横から顔を出してこっちを見るもん。ただ、しょーもない話をしても、そこで笑っていいのかどうか悩んでいるのかな。
そんなこんなで、いよいよ話の終盤に突入。なんか、ここで力が入るんだよね。でも、最後くらい力を入れてもいいのかな(^^)。
てことで、無事終了。
終わってから、しばし校長室で話をして、駅まで送ってもらって、電車に乗って京都まで。

ここで、悩める(笑)K藤くんと合流。しばし話をした後、おうちへ。
あー、疲れた。4日間で6本。1日からの9日間で学習会も入れたら10本かぁ。わたしみたいなものの話でも需要があるんだよなぁ。不思議だなぁ(^^)

なんか、わけわからんぞ?怒涛の4日間(3日目)

眠い目をこすりながら職場に行って、とりあえず試験監督を一コマこなして、そのまま脱出。向かうはいまのおべんきょ場所です。が、今日はおべんきょではありません。なんか、学長自らが企画したのかな?diversity & inclusionのパネルディスカッションらしいです。ちなみに、基調講演は日本IBM最高顧問の下野さん。メッチャえらい人じゃないですか!そのあとのパネルディスカッションは、コーディネーターが東さん。なんか、どないなってんねんと。
てことで、行きの電車の中で、ひたすらプレゼンづくりです。とはいえ、ほとんどがネタのスライドです。メッチャまじめな企画なのに、こんなネタだらけでええのかなと思ったけど、まぁええわと。
てことで、下野さんの話。前半はIT関係の話でしたが、なまじわかるだけにおもしろい。そして、後半はdiversityのとりくみです。これもまたすごい。ものを考えるにあたって、かなり参考になることがありました。
で、パネルディスカッション。冒頭にわたしから問題提起をしたのですが、時間がないから壊れたテープレコーダーのようなスピードで話さざるをえなかったのですが、なかなか笑いもとれてうれしかったです。なかでも、一度やりたかった「Ally≠arai」ができて満足でした(笑)。
にしても、40分くらいのシンポの短いこと。ほんとにあっという間に終わりました。

素直な反応と12年ぶりのお座敷と・怒涛の4日間(2日目)

今日の午前は滋賀県の湖西にある中学校でお座敷です。このお座敷、実は10月に急遽決まりました。なんでも、この時の話を聞いてわたしを呼ぼうと思ったとか。なにかが響いてくれたならうれしいですね。
それにしても、呼んでくださったK川さんはなかなか闘っておられるようです。まぁそれはそうか…。ということで、久しぶりに湖西線に乗って中学校へ。気持ちのいい坂道を登ると、広いグランドでソフトボールやったりサッカーやったりしてる子どもたちの姿がありました。いい感じてすね。
で、お座敷開始。なんというか、すごくまっすぐな顔でこちらを見てくれる子どもたちです。すごく素直です。ほんとにいい子らです。しっかりと話を聞きながら、反応すべきところで反応してくれます。しゃべりやすいから、どんどんしゃべってしまいます。もちろん、授業ですから時間は厳守なわけですが、話を深く掘り下げようという気になります。深く掘り下げることで、自分の中の気づきみたいなものがあって、お座敷中に内容に少し補足を入れたり。そんな気づきも、この子どもたちの前でしゃべったからこそなんでしょうね。
50分があっという間に終わって、子どもたちが武道場から出ていくのを見送りました。

で、移動開始。午後は大東市人教の大会です。
大東の人たちにはほんとにお世話になっているというかお世話をしてるというか(笑)。ここがおもしろいのは、わかい教員が育っているところです。そこには仕掛けがあって、「北河内未来塾」の存在が大きいんだと思います。ここで自腹を切って人権を学んで、その中で人権にかかわることの楽しさみたいなものを経験しておられるんですよね。
ちなみに、わたしは2004年に呼んでもらっていて、その時も当時の若手教員が「時期尚早」と言われながら、強烈にわたしをプッシュしてくださったとか。まぁ、人騒がせっちゃぁ人騒がせなわけですが、結果オーライならよしとしましょ。
今回は12年前とは違ってpattern2です。
舞台に上がって、ひょいと前を見ると、目の前に12年前にわたしに声をかけてくださった方が座っておられます。とたんに緊張です(笑)。
で、お座敷開始。
少し音響が悪くて聞き取りにくいかなと思いながらも、しかたないものはしかたないわけで、いつもの調子でヘラヘラと話すことにしました。途中、気を失っている人もおられましたが、わたしも気を失いそうなわけで(笑)、お互いさまです。だって、授業を終えてから残りの仕事をやらずに来ておられるわけですから、しかたないです。そんな人が聞きたくなる話をするのがわたしの仕事のはずですからね。でも、強烈にウケてくれてる人もたくさんおられて、ひとまず安心しました。
終わってからも、わざわざ話しかけに来てくださる方もおられて、ホッと一息です。

慣れないことはするものじゃない・怒涛の4日間(1日目)

わたしはふつうに8時半〜17時まで勤務しているので、基本的には平日昼間はお座敷はしません。でも、行かなきゃならん時は行くのですが、それはごくたまに例外はありますが、基本的には定期テスト中と長期休業中に限られます。逆に言うなら定期テスト中や長期休業中にお座敷が固まるわけです(;_;)。
で、今日から定期テストなので、怒涛の4日間がはじまります。
ちなみに、定期テストって、試験監督と採点があるわけで、両方とも免除になるわけもなく、お座敷がない時間に集中してきます。てことで、お座敷行ってないときはどちらかをしています。
てことで、試験監督をふたコマこなして、奈良県南部へと移動開始。今日は某市人教とPTA連合会と人権協の合同研修会だとか。「なんでわたしが」と思ったけど、理論的なのはウケないからと言われて納得(笑)。
てことで、久々に「元ネタ」です。
で、話はじめたのですが、なんか話しにくい。音が向こうから跳ね返ってくるんですよね。それと、みなさんの笑い声が拡散します。これは、ウケてる人の顔を探しながら話すしかないです。
で、はじめの方の説明で、最近仕入れたパターンにチャレンジしてみたのですが、これが困ったことを引き起こしました。あとでそのネタを使うはずなのにパターンを変えたから使えない。ヤバイです。あせります。自分の話って、こんなに伏線をはりまくっていたんだと、あらためて感心するわけですが、感心しながらも、必死でなくなった伏線をどうリカバーするか考えます。こうなると、未来を探りながら今を話すので、脳みそがふたついります。そのうちとうとう後で使うネタを先に使ってしまいそうになってしまいました。あーあ。
それでも、ずっと笑い続けてくださった人もいたりして、聞いてくださるみなさんに助けられながら話せました。終わってからも「おもしろかった」と言ってもらえて、申し訳ないやらホッとするやら。
にしても反省やな。修正しなきゃ。

ダブルヘッダー

山田別荘の朝は、とにかくきれいです。光と影のコントラストが素晴らしい。とくに、影がきれいです。絵画や写真にうといわたしがこんなふうに思えるわけですから、ほんとにきれいなんでしょうね。
で、おいしい朝ごはんをいただいて、別府中央小学校へ。今日の午前はなぜか小学校5年生・6年生対象のお座敷です。なにを話すか、ものすごく悩んだのですが、たまにある中高生向けの話をすることに決定。ほんの少しだけプレゼンはいじったけど、まぁええかと。
与えられた時間は45分。どうなるかと思ったけど、質疑応答もいれてほぼほぼオンタイム。よかった。にしても、質問がすごいです。「トランスジェンダーの人で尊敬している人はいますか?」なんていう質問は、大人のお座敷ではまずありません。もちろん尊敬する人はたくさんおられるのですが、やはりここはマレーシアのニーシャさんをあげなくちゃならないでしょう。「世界の中には、トランスジェンダーであるというだけで投獄されるような国もあります。そんな中で闘う人もいます。あるいは、性別を変えて生きられるなんて考えられなかった時代に性別を変えた先輩もいます。わたしはそんな人たちを尊敬します」。もしかしたら、wpathに行ってから、ほんとに自分の世界が広がったのかもしれないなと思います。
なんか、小学生対象のお座敷、ものすごく不安でしたが、話をしてよかったっていうふうに思いました。
午後は人権・同和保育研究大会。
ここで、「トリカブトの純子」を見ました。なんと、基調報告をするために登壇された橋本さん、基調報告を読まずに「人の値打ち」の朗読です。瞬間、橋本さんの右手に匕首が見えたのはわたしだけじゃないと思います。これだったんですね。この鋭さだったんですね。
で、わたしの番です。
今日は2時間もらっているので、かなり余裕があります。最近目覚めた「タイピンマイク」もあるので、動きがメチャクチャ自由です。今日聴いてくださるのは保育士関係の人々です。たしかに中学生や高校生の話は実感がわかないでしょうけど、保育園段階の話をすると、とたんに身を乗りだしてきかれるあたりはすごいです。「笑い」は少なかったものの、なごやかな雰囲気でお座敷を終えることができました。

演歌が似合いそうな街で

朝は7時起床です。休みの日に何が悲しぅてとは思うのですが、すべてわたしの責任です。
てことで、特急に乗って北へ北へ。到着したのは豊岡です。
豊岡は雨。迎えに来てくださったY谷さん曰く。
「この季節の豊岡は雨です。これがやがてみぞれになって、雪になると、冬になるんです」
カッコイイ!なんか、都はるみ細川たかしあたりが歌いそうなフレーズです。
ちなみに、冬の雨はキライじゃないです。
てことで、向かったのは「但馬こうのとり空港」です。ここにホールがあって、そこが今日のお座敷の場所です。にしても、どこにあるのかと思ったら山の上なんですね。なんか、天空の飛行場です。
まずはプロジェクタのセット。最近は連戦連敗なので緊張しましたが、今日はスパッとつながって、かなりうれしかったです。
で、昼ごはん。トンカツ定食でおなかいっぱいです。
で、お座敷開始。
うーん、リアクションが薄い。あきらかにとまどっておられます。そのとまどいは「笑っていいのかどうか」と「このネタ、なに?」ですね。なんせ、ネタが古い。若い人にはわからないです。でも、いいんです。それも含めてネタです。でも、そうこうするうちに、なんとなくツボにハマった人が笑いはじめてくださって、場も和んできました。
今回の自分なりのチャレンジは「タイピンマイク」です。今まではハンドヘルドだったけど、なんとなく「TED風」にしてみたいなと思ってタイピンマイクにしたのですが、両手があくって、案外楽ですね。これからはこれだな。で、もっとジェスチャーを考えよう(笑)。
そうこうするうちに、ネタ写真のところに来た時、とうとう笑いが決壊しました。よかった、ここは関西だo(^^)o。
てことで、2時間ぴったりで終了。

さてと。ここからが難しい。すぐにある4時台の特急か、いっぱい飲むのにちょうどいい5時台の特急か。激しく葛藤したのち、4時台をチョイス。かなり疲れてるな、自分。
でも、家に帰ってお風呂から上がったら、まだ8時。早く寝よう。

新ネタかな?

朝、のそのそ起き出して、宴会場所を7時半頃に脱出。あとはまかせた。
てことで、9時前の新幹線に乗って東京へ。向かうは早稲田大学です。今日は、なんかイベントがあって、わたしはそこの分科会で話をするらしいです。ちなみに、役まわりは「当事者と地方/教育」だとか。当事者…。ま、いいか(笑)。
とりあえず、会場に着いたのが1時前。まずは腹ごしらえです。にしても、お腹が減っているのかいっぱいなのかわかりません。昨日の夜中に鍋のラーメン食べたからなぁ。

で、軽く立ったままで打ちあわせ。そして全体会です。
まずは金井景子さんからの発表。かつてつくられたビデオなんかを見せてもらいました。まぁ、わたしとは芸風が違うけど(笑)、こういう観点は必要なんだろうなというビデオでした。ただ、唯一…。トランス男性とレズビアンと女性のバイセクシュアルがほとんどなんですよね。まぁ、そういうことなんでしょうね(笑)。
その後、ヒューマンライツウォッチの土井香苗さんの基調講演。去年の夏トランスジェンダー生徒交流会にも調査に来られたものの結果報告です。たぶん、うちの交流会の子らのインタビュー、使えるような使えないようななんでしょうね。だって、きついきつい状況を生きている子はもちろんいますが、そこからまわりを変えている子もいますからね。もちろん、こういった調査は必要なんですが、「どんな年齢の人に聴いたか」=「いつの話か」ということを常に留意しないと、10年前の教員の素行で現在の教員が断罪されるなんてことが起こりかねません。さらに言うなら、地域差を考慮することも必要で、関西の教員の素行で東北の教員が断罪されるなんてことも起こります。それくらいに、時代や地域によって意識はバラバラです。まぁ、結論としては、そういうバラバラな状況を、より高いレベルで統一していくように働きかけるための調査ですからいいんですけどね。それにしても、「全教職員に研修」かぁ。わたしも研修受けるのかぁ(笑)。

で、分科会。
今回は、「当事者の困難・教育編」について「自らのこととして」話すということなんですけど、困難ないし(笑)。でも、それは「当事者」にはさまざまなフェーズがあって、今のわたしはそのフェーズにないということなんですよね。
ということで、まずはそのフェーズについて話をして、その時々のわたしの状況を話してみました。このあたりが新ネタですね。これもまたふくらませたら使えるかな(笑)。その後はお定まりの話。最近はこちらの話の需要が増えました。
で、分科会の後半は「高知ヘルプデスク」の浜口ゆかりさん。地方における困難です。これはたぶんすごいぞと思っていたら、やっぱりすごかったです。「東京や大阪とは違う」。いや、それはもう、その通りです。そんななかですごく精力的に活動をされています。そして最後に、特例法以前と以降の話でしめくくられました。ものすごく大事な問題提起なんだけど、これ、聴いていた人にわかるかなぁ…。

で、質疑応答。やはり出てくるのはカミングアウトですね。そしてもうひとつは、教員による「性同一性障害への囲い込み」問題です。これ、どう返そうかなぁと思いながら、とりあえずは「外部からは性自認はわからないので、性的指向から性自認を判断しちゃう」と話したんですけど、これもイマイチインパクトがなぁと思っているうちに、そうか、なぜそうなるのかがわかりました。で、「同性愛を認めたくないがゆえに、そうなる」っていうことをつけ加えたら、ものすごく反応してくださる方がおられました。
終わったあと、いろんな人と話をしていたら、その方が来られて、名刺をもらうとパフスクール沢部ひとみさんでした。もう、感激ですね。その後、杉山文野さんともあいさつ。「ロールモデルネタで使わせてもらってます」と言うと「どんどん使ってください」とのことでした(笑)。

教え子と教え子の教え子

今日は、わたしが現任校に赴任した最初の年に1年生で入学してきた子が現在務めている大学でお座敷です。ちなみに、その人のコースに3年前に教えた子がいたりして、どうやらその子のために&ご自分のためにわたしに声をかけてくださったらしいです。
光栄でございます(^^)。
てことで、朝はしばしのんびりして、昼前にスタートです。
大学に着いたら、とりあえず学食へ。うーむ、女子大やなぁ(笑)。「トマトラーメン」にしようかとかなり悩んだけど、「塩ダレ」という文字に誘われて「カフェごはん」に決定。これが失敗のもとでした。量が多い(笑)。てか、なぜに唐揚げがトッピング?

で、会場へ。
今日はセカンドパターンなので、プロジェクタを使います。どうも1ヶ月くらい前からうまくつながらないことが多いのですが、今日もつながりません。どうしたんだろ。修理に出すのはイヤだなぁ(;_;)。それでも、HDMIで接続したらきれいに映りました。よかった…。
さぁ、2時間の話を1時間半に圧縮です。ところどころネタは飛ばしたけど、それでもシャワーのように言葉があふれます。しかも、たぶん聞いたことのない言葉です。そこにもってきて、ところどころにネタが転がっていて、「笑え」と(笑)。まぁ、聞いてる学生さんはたいへんですわな。
それでも大学の時間は1時間半厳守なので、そこのところはちょうどの時間に終わりました。
あんなんでよかったんだろうか…。

その後、最近の教え子さんとしばし時間をつぶしながら話。
そして、なぜか3人で「おさんぽ」です。今日はふだんとは逆コースなので、むずかしい。
「えっとね。いま、それぞれの場所をつなぐ一筆書きみたいなのを考えていて、さらにそれの絵描き歌も考えてるんです」
もちろん「絵描き歌」は説明のことです。たぶんそういう感じで「おさんぽ」を考えているんでしょうね。
今回はこないだのホンマモンのフィールドワークで聞いた話があるので、それもおりまぜながらのコースになります。必然的に長くなる(笑)。
歩きはじめたのが4時。暗くなってくるわ、雨がパラついてくるわで、少し疲れてきたので、最後の1時間はカットしちゃいました。
最近の教え子さんは、4年前に「部落がわからへん」って言ってくれた子です。あの時は30分くらいでサックリと話をしたのですが、その背景には今回のおさんぽとか、その前のお座敷なんかがあるんです。
「実はね、そんなのがワンサカあるんだよ。わかった?」
って言ったら
「わかった(笑)」
って言ってくれました。それだけならフツーなわけですが、さらに
「先生、好きなんやね。趣味の世界みたい」
って言われたので
「そのとーり」
と笑いました。

で、3人で「チヂミの王様」へ。
やっぱりここのチヂミはおいしいわ。うまいぅいと3人でチヂミをパクつくと、肉を食べる胃袋の隙間なんてなくなります。でも、ワインの入る場所はあるのでワインボトルを頼んだんですが、他のふたりはあまりお酒は飲まないみたいです。
「余ったら持って帰るわ」
って言ってたのですが、なんか、8分目まで飲んじゃったので、ついでだわと全部飲みきってしまったのは、今日2回目の失敗のもとです。なんか、えらい勢いでしゃべって、さらにフラフラになって帰ったのですが、最近の教え子さん、帰れたんだろか。
ほんまにゴメン。って、ここ読んでないだろうけど(笑)。