今日は午後から某在日外国人教育関係の会議です。ちょうどそれにあわせて、神奈川からお客さんが来られたので、1時間ほど話。
午後からの会議は白熱します。特に、今日は鳥取からS口さんが来られたので、なおさらです。でも、いいことです。論議を尽くす。
論議そのものはよかったんですけど、ずっともやもやしていたものがありました。というのは、論議の発端となったできごとが去年の夏にあったんですが、それの評価をめぐってのことです。
なんか、その「できごと」。一連の話があったはずなのに、それのはじめのところでぶった切ってしまったような印象がどうしてもあるんですよね。最後まで聞けば、違う話だったんじゃないかと。というか、誤りを指摘するにも、最後まで聞いてからじゃないといけないんじゃないかなと。
でも、これは「後だから言えること」。その時その瞬間の話そのものをどうこういうわけではないし、そういうつもりもないです。というよりも、ぶった切ることの必要性もまたある。
ただ、そんなもやもやがあるということです。
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問われるのはこれから
朝、「今日は忙しい一日になるだろうな…」と思いながら出勤です。
とりあえず2時間授業をさっくり終えて、一息つきます。と、内線電話。来られたか…。
てことで、今日は午後から「人権公演」です。去年は桑山さんをお呼びしての公演。今年はちゃんへんさんです。
実はちゃんへんさん、8年前にお会いしています。てか、放送担当しただけなんですけどね。でも、あの時からぜったいに呼びたいと思っていたんですよね。で、今日、それが実現するわけです。
とりあえず体育館で準備開始。ちゃんへんさんは入念にウォームアップされます。
途中、「覚えてはりますか?」と無茶ぶりをすると「覚えてますよ」と、これまたうれしい答が返ってきました。
そんなこんなしているうちに、いよいよ開始です。
ひとつひとつのパフォーマンスにみんな大喝采です。そりゃそうです。世界屈指のパフォーマーですからね。生徒だけじゃなくて、教員もみんな食い入るように見つめています。
そしてトーク。日朝関係史からはじまって、自分の生い立ちやそこで考えたこと。笑いを交えながらも、ずきんとする話が続きます。気がつくと、前にいる生徒が泣いています。
で、ラップ。いろんなものがつながっているんですね。
あっという間に2時間が終わりました。
うちの生徒の中には当然「ウトロ関係者」がいます。なかには
「センセイ、なんで知ってるねん」
「いや、風のうわさでな」
みたいな話もあるのですが、せっかくなのでちゃんへんさんに会わせにいったり。
崩しの間、ちゃんへんさんはクールダウン。そこにクラブをしに来た生徒が寄ってきます。ステージの上とは違う、目の前で繰り広げられるディアボロのパフォーマンスは迫力が違います。思わずみんな
「握手いいですか」
「写真いいですか」
さらには
「サインいいですか」
おいおい。うらやましいから、わたしも便乗(笑)。
さてと、楽しい時間は終わった。
でも、ここからなんですよね。ちゃんへんさんの力を借りて、次に自分たちが何を伝えられるのか。力は借りるだけ。頼っちゃいけない。
行きたくなかったなぁ
今日は大阪で「いらんことしぃ」が「いらんこと」をやるそうな。行きたくないけど、しかたないので行くことにしました。
とりあえず道頓堀橋の近くで腹ごしらえ&燃料補給。
で、「ヤツら」の集合場所へ。
あとは並走しながら抗議行動。とはいえ、普通には並走させてくれないので、あっち行ったりこっち行ったり。たぶん、普通に歩く1.5倍くらいの距離を走ったんじゃないかなぁ。疲れました。
立て直さなきゃな…
「卒業生の会」の翌日は「京都在日外国人生徒交流会」です。さてさて、今回はどれくらいの参加があるのかなぁ。
卒業生のうち急ぐ連中は帰っていって、残ってくれるふたりとしばしまったり。てか、みんな寝てるよ(笑)。
そうこうするうちに、現役登場。
うーん。今回はひとり…。これ、交流じゃないな…。
でも、いいんです。きっと「学校では話せないこと」が、ここなら話せる。だから、それを聞き出すことが今回の交流会の目標です。一緒に餃子の皮を伸ばして、一緒に包んで、和やかな時間を過ごして。一緒にごはんを食べて、「おいしい!」って声をあげて。いろんな夢を語りあって、そんな中から「今」の話をボチボチと。そっか、そんなことがあるんだ…。
なんか、結局、16時終了予定が、ダラダラと17時までやってました。
きっと、こんなのもありなんです。
でも、やっぱり立て直さなきゃなりませんね。
で、そのまま再び京都府南部の在日の集住地域へ。こないだ「チャンゴの練習、久しぶりにやろ」って連絡があって、これは行かねばならんだろうと。
なんか、久しぶりにケンガリの音にあわせてチャンゴやプクを叩いて、血が騒ぐというかなんというか。「腕が動かん(;_;)!」とかグチりながらも、やっぱり楽しいですね。「次で終わりね」って演奏して、やっぱり「もっかいやろ!」ってなって。そんなことを何回か繰り返して、8時半くらいに練習終了。
で、近くの居酒屋で乾杯。いまはここにいない人のことにしばし思いを馳せたり、これからの話をしたり。
たしかにここの「運動」からは遠ざかったけど、違う形でかかわりつづけることも可能なんだと思いたいし、そうやってかかわってきた。そしてそれは、決して実現不可能なことではないってことを、なんとなく感じることができたかな。
物理的な距離はちょっと離れたけど、心の距離は少し近づけよう。
右往左往
朝、来年からのおべんきょ場所に行って書類を出してきました。にしても、遠いわ(;_;)。でも、これに慣れるしかないですねぇ…。
昼からは京都市内で某在日外国人教育関係の会議です。午前の用事が長引いたため、かなり遅れての参加です。そのため、会議中の雑用は山のようにあるわ、見事に論議に乗り遅れてしまうわ。まいったな(;_;)。
で、会議が終わったら、京都府南部の「第二のふるさと」の近くの街へ。ここで合流したのは元教え子。3年間担任をして、なんというか、まぁいろいろ(笑)あった子です。「子」といっても、30過ぎですけどね。
ほんとに立派になってくれていて、すごくうれしかったです。こんな書き方は、あまりにもステレオタイプなんですが、これ以外書きようがないんですね。
その子が卒業してから17年かなぁ。17年ぶりに会えたわけです。ほんとにうれしかったです。
で、一緒に飲んで、楽しい時間を過ごして、再会を約束してバイバイ。
そこから東九条に引き返して、「卒業生の会」です。
今回は人数は少なかったけど、でも、いつもの通りまったりとした会になりました。が、わたしは途中から横になりはじめて、これはアカンなと思ったところでダウン。
夜中にメッチャ大きいイビキに起こされて、とりあえずベッドに避難。
寝よう…。
第二のふるさとにて
今日は某研究会の冬季現地研修会。平たく言うならフィールドワークです。にしても、フィールドワークづいています。
向かった先は、わたしにとっての「第二のふるさと」です。案内してくださるのは、ものすごくお世話になった人です。今回はワンプッシュもなく(笑)。
というか、今回のフィールドワークは若手教員にたくさん来てもらうものなんですが、たぶんみんな、わたしのことは「誰?あの人。なに?あの人」みたいな感じと違うかなぁ。だって、案内してくれる人とメッチャ親しく話をして、冗談言いあって笑っているわけですからねぇ。
でも、地域に根ざしていろんなことをやれば、こうなるんですよね。そんな教員がいることも知ってほしいなぁ。
フィールドワークは…。まぁ、人数多すぎました^^;;。でも、わたしも知らないことがいっぱいわかったりして、とてもよかったです。
フィールドワークのあとの講演。まずはご自分の話をされましたが、これがすごい。なんというか、もしかしたら、若手教員のみなさんにはわかりにくかったかもしれませんが、その「わかりにくさ」から出発して「知ろう」と思ってくれたらいいなぁと思いました。
なんというか、「わかりやすい話」は、たしかにわかりやすいかもしれませんが、そこから広がるものが少なくなる可能性がある。逆に「わかりにくい話」は、そこで終わってしまうかもしれないけど、それをわかろうとする過程で広がりを見せる可能性を持つ。で、その可能性を広げるのは、たぶんわたしたち「非若手教員」なんでしょうね。
もらったものを、どうつなぐか。そこが問われてる気がしました。
Nothing about us without us
今日は午後から出張で、とある研究会に参加です。その研究会、ある種「異種格闘技戦」でして、ふたつのジャンルの違う研究会と「管轄」が違う3つのグループ、つまり合計6団体からひとつ抜けた経緯があるので、5団体の合同研究会です。となると、当然出てくるレポートもテイストが違うわけで…。
で、どうなることかと思っていたのですが…。
うーん
きついですね。とある学校のユネスコスクールにかかわるレポート。なんでも、英語で討論してはるそうな。まぁ「よくおできになるお子さんたちですな」と聞いていたのですが、なんかもう、とても違和感。で、わかりきったうえで質問。
「あの、参加者の中に、どんなジャンルでもいいので、なんらかのマイノリティ性をもつ子どもってどれくらい参加してはりますか?」
もちろん答えは
「わかりません」
です。これはきっと「把握できない」ではなく「関心がない」なんでしょうね。
いや、やってることは立派です。考えも立派です。でも、決定的に欠けているものがある。それは
Nothing about us without us
です。
例えば、貧困や格差について討論し、なんらかの結論を出すなら、貧困な状態に置かれている子どもが「アプローチできない仕組み」でものごとを決めてはダメでしょうってことです。それを障害のある人々は主張し、認めさせてきた。その歴史から学ばなきゃと思うわたしは、あの場では変わりもんだったんだろうな…。
やっと会えた
今日はトランスジェンダー生徒交流会です。
てことで、伊丹からいつもの場所に移動して、買い出し。今日のメニューは…。とりあえず、具だくさんの豚汁と鮭汁、それから買い出し部隊の方からの発案で、とん平にすることに決定。
今日はこの本の著者とパートナーさんがキャスターを持ってきてくださったので、重い根菜や重いビールもなんとか運ぶことができました。助かるなぁ。
で、交流会開始。なんか今日は参加者が少ないなぁと思っていたのですが、だんだん集まってきてくれて、にぎやかになってきます。と、長い間会いたいと思っていた子がやっと来てくれました。ずいぶん苦労したんだろうなぁ。ほんとにここに来てくれる子たちひとりひとり、あるいはまだ来られていない子らひとりひとりが愛おしいです。こんなふうに思えるのは、歳のせいなのか、はたまた後輩だと思っているからなのか。
もっとも、そんなことを言いながらも、わたしはワインを呑んでるわけなんですけどね(笑)。
ごはんのあとは、ガチのドッチボール。トランス女性たちの投げるボールは重いです。さすが、力あるわ(笑)。
で、話し合い。
気がついたら4時をまわっています。そろそろ片づけをしなきゃと思ってあちこちのグループに行くんだけど、みんな無視(笑)。いいことです。
結局終わったのは2時間オーバー。あたりは暗くなってしまいました。
次のチャレンジ
今日は「勝負の日」です。勝てる確率は…。かなり低いです。
3年前の前回の「勝負」は、まぁ、ある程度は自分のフィールドだったし、「勝てる」可能性は感じていたけど、今回はとてもではないけど「勝てる」気がしません。それでも、ここしばらく「準備」はしてきました。
てことで、大阪よりもさらに南に行って、勝負の部屋には…。別の人が勝負してはりました。すんません。
てことで、しばし休憩。コンセントレーションを高めて…。で、80分一本勝負の開始です。
紙をぺらりとめくると…。好物っぽいお題が書いてあります。T間センセ、いいトスあげてくださいました。とりあえず20分は考える時間に割り振りました。キーワードをどんどん書いて、それをつなげていく。が、つながりません。すべてをつなぐ、コアなキーとなる言葉が出てこない。困った…。しかたないです。とにかく書くしかないか…。あかん、字、メッチャ汚い(;_;)。これ、読めんな…。
てことで、あっという間に80分が過ぎました。こんな生活してたら、浦島太郎になりそうです。
昼ごはんを食べて、ふたたび勝負。今回は直接対決です。なんか、みなさん、優しいです。途中から勝負というよりもアドバイスモードに入ります。T間センセは相変わらずいいトスをあげてくださるのですが、空振りばかりです。でも、みなさん、「こんなふうにしたらいいよね」「こんな方法もあるんじゃない」と、すごくなごやかです。で、15分の勝負の時は終わりました。
んー。わからん。たぶん負けやな。あの和やかさは…。そうか、わたしにしゃべらせても新しいこと出てこないから、雑談モードに入ったのか…。
ま、ええわ。「悲報は寝て待て」。
異種格闘技戦・日教組教研(2日目)
朝、目が覚めると7時10分。バスが出るのは30分?寝すぎた!とにかく着替えて、朝ごはんをかきこんで、なんとか間に合うあたりがどうしようもないですね。
で、無事、開始30分以上前に会場に着いてしまうわけで、それならもっと寝たかったです(笑)。
で、分科会開始。今日は半日でおしまいです。今日のテーマは「小さな気づきを大きなうねりへ」。これまたバクっとしたお題です。どうしたものやら(;_;)。
ま、いろいろ考えて、今日も「おべんきょの成果」路線でいくことにしました。やっぱり「生の声」の強さと、一年近くその「声」について考えてきたわけだし、そこが一番しゃべれるところなわけです。
にしてもなぁ…。
おじさま(たぶん)陣がことごとく「家事分担」について話をしているのが、なんともやりきれないです。「語ること」がそれしかない?あるいは「それ」が「この場」の「参加資格」?あるいは「The personal is political」ってこと?まぁなにをしゃべってもいいわけなんだけど、そして「家事分担」は大切なことなんだけど、「そこじゃない!」って、ずっと考えていました。
そうそう。その中に「家族への愛」みたいなのにあふれる話があって、それはそれでいいんですけど、それもまたなんだかなと。「家族ってなに?」ってことなんですよね。「愛で結ばれた共同体」みたいな感じが伝わってきて、それはそれで「個人としての語り」としてはいいんですが、頭の中には「異性愛」しかないんじゃないかと。あるいは、それって「無償のケア労働」へとからめとられていく回路にならないかと。さらには、昨日の論議の柱にあった「多様な家族」の意味がわかってないんじゃないかなとか。そんなこんなのモヤモヤがずっとありました。
ま、いいんですけどね。
てことで、半日の論議も終わって、今年の教研も終了。なんだかんだ言って、全体としてはすごくいい分科会でした。
さて帰ろうと、バスに並んでいたらI木さんがおられて、一緒にバスの中でおしゃべり。てか、昨日の3次会で向かいどうしでしたけどね。その流れで昼の宴会は「障害者教育」の分科会の濃いぃ人たちといくことになりました。
いろんな話をしたり聞いたりしながら、楽しい時間を過ごして、気がつくと電車が出る15分前です。これを逃すと次の電車は2時間後。帰ろなくちゃ!