で、向かうは東九条。今日は「卒業生の会」です。マダンセンターに着くと、懐かしい面々や、特に懐かしくもないほど会ってる面々がいます。
とりあえず「他己紹介」などしながら、エンジン始動。そうこうするうちに、続々と参加者がやってきます。ここまで人が来ると、やはり盛り上がります。
もっとも、わたしはかなりへばりはじめてます。寝転がると、みんながふとんを敷いてマッサージをしてくれるといういつものパターンです。でも、みんな、なかなか寝かせてくれません。新作ビデオの上映会をしてみたり、ピロートークネタで盛り上がったりしてるうちに、ほんとうに眠くなって、いつの間にかダウン。
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地底にもぐる・イベント1/5
今日〜明日の2日間は怒涛のイベント5連発です。
でも、その前に大工仕事です。猫の額ほどの庭に屋根をつけました。
これで雨でも庭でビールが飲めます。そんな時間があるかどうかはおいといてではありますが(笑)。
で、車で出町柳へ。ここで、北河内のみなさんと合流。向かうは丹波マンガン記念館です。
ここ、ほんとうにすごいです。「行かなきゃわからない」というのは、ここのためにあるんだろうな。松代大本営跡もすごかったけど、坑道の広さがまったく違います。狭い!そして、不規則。なんしか、「働く人々の痕跡」です。
そしてもうひとつすごいのは、その坑道を「一般公開するために整備した」という親子の執念ですね。なにしろ、一切の補助なくつくられた記念館です。よくぞここまでと思うのは、やはりここで働き、塵肺で死んでいった在日や部落の人々の姿をこの世にとどめたいという「恨」なんでしょうね。
その執念があらわれているのは、もしかしたらあちこちにあるマネキンかもしれません。とにかくミスマッチ。思わず笑ってしまうんですけど、でも、そのチープさこそが、この私営の資料館の凄みなんだと思います。
坑道をひと通り歩いて、資料館をひと通り見て、みやげ物コーナーに行くと、ハルモニに捕まりました(笑)。でも、このハルモニの話がまたすごい。初代館長さんのおつれあいさんです。ものすごい苦労をされてます。そこに、在日社会のジェンダーを見てしまいます。
その後、散策コースへ。約1キロで「森林浴を楽しんでくれ」と書いてあるのですが、そういうコースじゃないです。ひたすら登ってひたすら降りる、約1キロの山歩きでした。でも、その途中にいっぱい坑道の入口があって、歴史の語る現実に引きもどされます。
で、みんなの出した結論は、探偵ナイトスクープの「パラダイス」で放映してほしいなと(笑)。
歴史は繰り返す
今日は午後から出張です。場所は第2のふるさと。内容は「総会」なんですが、こちらはオブザーバー参加なので関係なし。メインはそのあとの記念講演です。今日の講師は、わたしのおべんきょ師匠。楽しみです。
内容は、まぁ「同和教育がなにをしてきたのか」ってことを、若い教員に伝えるってことなんですが、これ、2月にも首がちぎれそうになった話なんですよね。
戦後同和教育がどこからスタートしたかといったら「今日もあの子が机にいない」です。つまり不登校問題です。
で、不登校の背景を探ると貧困があった。そしてその背景に部落差別があった。だから、不登校の問題をなんとかしようと思ったら、部落差別をなんとかする以外方法がなかった。
と、すらっと書くと当たり前のことなんですけど、これ、すごいですよね。とかく「対症療法」でよしとしがちなんですけど、それを「個人の問題」としての貧困から、さらに「社会の問題」としての部落差別まで掘り下げ、しかも「そこ」でやろうとするわけですから、ハンパない話です。
で、奨学金を含め、いろんなとりくみをする中で、不登校問題が一定解決すると、荒れの問題が出てくる。で、荒れの背景を探ると、そこには低学力の問題が出てくる。さらにその背景として進路の問題(どうせ勉強しても…)が出てくる。そこで「同和教育の総和は進路保障である」って言葉が出てくる。
そして、高校進学率があがると、今度は就職差別の問題が出てくる。
こんな感じで、ひとつの課題をクリアすると、その先にそれまでは課題にすらならなかったことが課題として出てくる。
で、まぁ、ラスボスは部落差別なわけです。ところが、じゃ、部落差別だけでいいのかというと、その隣に在日外国人の子どもがいる。こうやって、戦線が広がっていく。
でも、その中で、教員はさまざまなことを学ぶ。それを言葉にしたのが「差別の現実から深く学ぶ」です。
「差別の現実「を」ではなく、差別の現実「から」です」
とは、おべんきょ師匠のお言葉。そこには、教員自身の変革がある。それを言葉にしたのが「生徒の変わり目、教員の変わり目」です。
さて。
そんな歴史を踏まえたうえで、今はどうか?
まさに「子どもの貧困」が喫緊の課題としてある。では、その課題に教員はどう向き合っているか?戦後同和教育の出発点と同じスタンスで向き合っているか?
まさにそこが問われるわけです。
わたしたちは、子どもたちに「勉強せい」と言います。が、わたしたちは学んでいるのか?学ぶとは自己変革だと、わたしは思います。子どもたちに自己変革を迫るわたしは、自己変革しようとしているのか?
そんなことを問われる講演でした。
家呑み?
こないだ、本郷さんから一通のメールが来ました。中身は「ツラッティ千本の企画委員になって」ってことでした。もうね、「へ?なんでわたしが?」なわけです。
でもまぁ、「組合の女性部長」と同様、ネタとしては、かなりおもしろいので引き受けちゃいました。
で、今日は企画委員会。
とりあえず名簿見たら「あー」って感じですね。半分くらいは知ってる人です。
で、会議開始。シャンシャンじゃないのはさすがです。いろいろみんなで論議したり、少しケンカをしちゃったり(笑)。
で、当然のことながら「呑みましょか」と。
で、呑みのメンバーは、本郷さん・こちゅかるさん・H家さん・G藤さんという豪華メンバーです。入った店が、これまた旅する食堂です。このお店がなかなかいい!だって、ビールがハートランドって言えば、いいに決まってます(笑)。
てことで、おいしい料理をパクつきながら、「好き放題な話」でゲラゲラ笑って、呑んで呑んで呑んで。
閉店までがんばって、さてとどうするか…。
本「あそこのカフェに行きましょか?それともコンビニで買ってry」
自然とコンビニに足が向くのはしかたないです。
ここからは家呑みみたいなもんです。当然、時間制限なんてないです。こちゅかるさんと3人で、またまた話。気がつくと1時半。これはあきません。明日は午後から呑むんだよね。
今なぜシティズンシップ教育か
今日は謀人権教育研究会の総会です。午前は会議。午後からは講演会。今日の講師は関西大学の若槻健さんです。
若槻さんの話は前から聞きたいと思っていました。ただ、内容は「格差の連鎖」だったんですね。ここ数年はやりの「排除と包摂」とか「効果のある学校」ってやつです。ところが、どうしても連絡先がわからず、そんな時に西田芳正さんって存在を知って、これがまたちょうど『排除する社会・排除に抗する学校』という、もうぜひ話を聞きたいと思ってることそのまんまのタイトルの本を書かれた時だったので、これ幸いと西田さんに講演を依頼したんですよね。でも、若槻さんの名前はずっと引っかかってました。
で、選挙年齢の引き下げに伴って「主権者教育」なんてことが突然言われるようになって、高校にそれが降りてくる。でも、その内容を見ると寒い。だって、やってることって、それぞれの地方自治体の選挙担当の人を呼んできて模擬投票をするくらい?いや、それは「主権者教育」じゃなくて「選挙権教育」やろと。というか、選挙権がない外国籍・無国籍の子どもが学校にはいる(可能性がある)わけで、そんな子らにとって「選挙権教育」がどんな思いをもたらすかなんてことを考えると、怒りすらわいてきます。更に言うなら、「主権者」とは誰か「主権」とはなにかを考えた時、「選挙権の行使」は、とても大切ではあるけど、でもそのごく一部でしかない。と考えた時、「シティズンシップ教育」に行き着いたのです。
で、講師探しです。「シティズンシップ教育」で検索かけるとK都K育大学やD志社大学にも有名な方がおられるようです。が、今ひとつピンときません。それは、カンでしかないのですけどね。まぁ、根拠をひとつだけあげるなら「大阪がいいな」なんですけどね^^;;。
てことで、引っかかってきたのが若槻さんでした。
今日のわたしの担当は「講師の送迎」と「機材担当」です。てことで、駅まで迎えに行って、会場までの道すがらいろいろ話。
い「あの、お会いするのははじめてですけど」
わ「あの、教社に書かれてましたよね」
みたいな。そこからあとは、共通の知人の話をしたり、今回の依頼の意図について話たり。
で、講演開始。
なんというか…。
話の内容はメッチャおもしろいのに、ドラマティックではない語り口なので、みんな大丈夫かなと。いや、けっこう語り口にだまされたりしますよね。有名なところではこんなのがありますか。
でも、みなさんを見ていると、スライドが変わるたびにプリントがガサガサ言ってるから、これは聞いてるなと。そりゃそうです。中身はすごくわかりやすいし、おもしろい。
結局、「シティズンシップ教育」「市民性教育」って、別に新しいことをやっているわけじゃない。ものすごくバクっと言うなら、道徳教育と人権教育を足して1.5で割った感じでしょうか。この「1.5」ってのがミソでして。その中のどこを切り取って「1」にするかなんですね。若槻さんは、その例として、いくつかの自治体でのとりくみをあげておられました。中でも「和歌山」と「品川」が両極端なのかな。和歌山は「個人型」とでも言うべきかな。善悪の判断は個人に委ねられる。そのために、「思い」や「つながり」はバッサリと切り捨てて「情報収集と処理能力」をあげる。とにかく脳みそを使う。に対して、品川は「道徳型」かな。子どもには善悪の判断は無理だからそこは教員が教えて、ボランティアとかやりながら道徳心を身につけるみたいな。まぁ肉体派ですね。
で、それぞれに一長一短があるというのが、若槻さんのおもしろいところです。つまり「人々の思いにそわないのはあかんやろ」とか「道徳心はあかんやろ」とかいう切り捨て方をするのではなく、「ここは大事だけど、これはこわいですよね」みたいな形で、それぞれに評価をつける。で、シティズンシップ教育はそれらの「せめぎあい」だと。この「せめぎあい」という感覚が、プラグマティックなわたしにはピッタリとフィットします(笑)。で、そのバランスのいい場所に「人権教育」がある。
と考えると、「人権教育はこう!」みたいな硬直したものの考え方ではなく、よりよいバランスの中に「人権教育を見つける」ことが可能になるのかな。
そんなことを考えました。
しかし、脳みそ使って疲れました(笑)。
人は見かけによらず
今日は午後から某在日外国人教育関係の総会です。が、体調は最悪です。どうすんねんと思いながらも、なんとか参加。
5時頃に会議が終わって、大阪へ。
夜はあらい商店にて呑み会です。大丈夫なのか?
と思いきや、5人でワイン3本。しかも、うち一人はビール党なので、ひたすらビール。もうひとりは途中参戦なので、ほとんど呑まず。てか、呑み会の前に家に帰ってふとんに入るなよ(笑)な人。
なんだかんだで、KうさんとIっぽくんのパートナーのKんちゃんとわたしで3本か。
あかんやん(笑)。
表敬訪問
今日は午後から中学校や関連機関のあいさつまわり。
かつてはあたりまえにやってたことですが、ここ数年やらなくなっていました。でも、高校のできることはたかが知れてます。やはり、時として中学校や関連機関と連携しながら分厚く子どもをサポートしなくちゃどうしようもないこともたるのです。でも、そんなことはいきなり電話一本でできることじゃない。やはり
日常よもやま話をして関係をつくっているからこそベストパフォーマンスが発揮できるのです。
てことで、年度当初の「表敬訪問」です。
「なんかあったんか?」
「いや、なんもないです。今年もよろしくっていいに来ました」
「そうか。まぁ、座り。お茶でも飲み」
みたいな会話が大切です。
「いや、こないだこんな失敗してしもてな」
「あー、ありますよねー(笑)」
みたいな。
そんな楽しい午後。
てことで、午後の出張はドーナツを食べさせてもらっただけでした。でも、ドーナツを食べさせてもらえるところまで関係ができたんだな。
メッチャうれしい午後でした。
今年のビッグイベント
うちの職場の人権学習を、いま、3年かけて変えています。なんしか「えー、これが人権学習?!」って思ってくれるようなことを年度のしょっぱなにぶっ放す。今年はその3年目。
一昨年は「地球のステージ」、去年は「ちゃんへん」、そして今年は「和太鼓ユニット「絆」」です。
うまくいくのはわかっているけど、でも、不安です。朝、夢を見ました。リハーサルが順調に進んでる夢。なんとかなりそうな気がします。
朝、出勤して、すぐに準備を開始。昨日放送部員がやってくれた準備の確認です。うーん、ちょいとまずいな。音が出ない。たぶんミキサーやな。照明の接続も間違っとる(;_;)。
で、一コマ授業をして、ふたたび準備。すでに到着しておられるメンバーさんと「お好み話」でもりあがっているうちに
本隊も到着。さぁ、いよいよ仕込みです。わたしはジャマにならないように準備の続行。
それにしても、念入りに立ち位置の確認をしたり、音合わせをしたり。わずかなズレもキャッチして修正していく時の緊張感はすごいです。そして、メンバーさんたちのキビキビとした動きがいい。ほんとは、こんなところも子どもたちに見せたいけど、まぁこれが見られるのはわたしの特権ですね。
昼休みをはさんで、いよいよ公演開始です。さてと、どうなるかな。
まずはリーダーの谷本さんのお話。はじめはざわついてた子どもたちも、吸い込まれるように話に聞き入りはじめます。革の話。太鼓職人の話。そして人権へと話は進み、いよいよ太鼓演奏のはじまりです。
すごい迫力です。体育館の入り口のガラスがビシビシ鳴ってます。子どもたちも食い入るように演奏を見ています。放送部の子どもたちはスポット担当。特等席です。
と、スポットの電球が切れました!ヤバイ!急いで交換です。
なーんてことをやっているうちに、太鼓体験。40人ほどの子どもたちが太鼓を楽しんだり。
そして最後に3曲。カッコイイ!そして楽しそう。この姿が見せたかったんですよね。人権はカッコよくて楽しいんです。なぜなら、自分が変わり、社会が変わることを実感できるからです。この人たちは、それを太鼓を通してやっている。
最後は司会の教員の粋なはからいでスタンディングオベーション。
あぁ、今年のビッグイベントも無事終了。あとは崩しです。
てことで、5時に職場をあとにして歯医者へ(笑)。
にしてもクタクタです。考えてみたら、ずっと歩いてたわ^^;;。
会議呑んで会議呑んで
今日の午後は会議の出張です。今年度のスタートなので、いろいろ案件があったけど、まぁ、ひとつ前に進んだからよしとしましょう。
で、夜も会議なんですけど、2時間弱時間があいたので、軽く呑もうかと思っていたら、ダメダメ先輩が近くにいることが判明。てことで、合流。いきなり「おべんきょ話」をしたら、「いきなりそれか」と失笑されました。だって、なんか、ツルハシに「カチン」とあたるものを見つけた気がしたから^^;;。
で、夜の会議。まぁ、いつものようにいろいろツッコミを入れてみて…。みなさん、そのツッコミにニコニコとつきあってくださるのが楽しいですね。今日の一番の収穫は「定型文」を見つけたことかなぁ。まぁ「定型文」は職業柄よく使うのですが、やはりあの会議の場に「定型文」は似つかわしくないです。
で、再び呑み。おいしいお酒とおいしい食べものをいただきながら、かなり熱い論議をしたのですが、それは今回はじめて呑み会に来られた方*1が熱い人だからですね。「こっち」のことがわからない人だからこそわかることがある。
あー。
つまり、「こっち」に慣れちゃうと、頭のなかが「定型文」になっちゃうんだ。
*1:ゼロ島さんの後任
絶不調
今日は午後から某在日外国人教育関係の事務局会議。ですが、朝起きるとなんか体調が悪い。飲み過ぎかなぁ…。
駅まで歩く道がしんどい。暑いのか寒いのかわからない。風が強いから寒いのかと思いきや、なんか暑い。フェーン現象?なわけないか。
てことで、会議も絶不調の中で過ごしました。が、まぁ、議事が少しは進んだからええか。3月の会議の状況では夏の大会、できる気しなかったし。
てことで、終わってからの呑み会はやんぺ。早々にお家に帰って、お風呂入ってビール呑んで寝ますか。あぁ、ちょいとケーキなど買って帰ろう。