朝、体調はまぁまぁです。今日はスタートが少し遅目なので、PCの前に座って、昨日の作業の続きをします。
しかし、検索ワードに「性同一性障害」を入れたら、「解離性同一性障害」もひっかかってくるのはなんとかしてほしいです。まぁなんともならんけど。と、S田さんの論文のタイトル、みたことあるなぁと思って、念のためにその論文に飛んだら著者はM井さんでした。えーと、CiNiiのエラーですね。報告しなきゃならんのかなぁ。
そんなことをしているうちに出発の時間が来たので、少し多目の荷物を持ってスタート。今日は北芝のフィールドワークです。実はちゃんと話を聞いて見てまわるのははじめてです。なので、楽しみです。
駅からテクテク歩いてらいとぴあ21へ。途中、参加者を見かけたので、早いなと。らいとぴあについたら、すでに会長と事務局長が来ているので、みんな早いなと。わたしはロビーでおべんとをパクついて、態勢を整えます。
と、今日の案内人の中島さん、パタパタされてます。せっかくなのでこの日に買った「絆Tシャツ」を「ほら」と見せると、
「さっきすれ違った時に「着てくれてる」って思ったんですよ」
とのお言葉。さすがです。
やがて時間が来たので、第一部の講演です。
まずは自己紹介から。2000年生まれの23歳ですか。若いなぁ。ただ、話を聞いていると、北芝に育てられたことがよくわかります。もしも中島さんが他のムラに生まれていたら、もっと言えばムラ以外で生まれていたら、どうなったんだろう。北芝にはそれだけの力があるってことですね。
そんなあたりから、北芝の町並みの変遷です。かつての北芝は大きく変わっていきますが、そんな中で「自尊感情の低さ」が指摘されたとか。ここからが北芝です。自立の道を選択されます。それが今のとりくみの源流になったのかな。
で、「暮らしづくりネットワーク北芝」の紹介です。が、これは地域を歩かないとわからない。ということで、シームレスにフィールドワークへと移行します。
前半は保育園とか団地とか。でも、そこここに「おもしろさ」がありますね。
「あの水場はなんですか?」
「あれ、共同の畑なんです」
なんか、ホップを手づくりされてるとか。てことは、ビールつくってるのね。ただ、オープンな北芝ですが、どうやらオープンなのは北芝の側で、あたりはクローズみたいです。それを象徴するフェンスがあります。このあたり、「永観堂のあたり」と似てますね。
ここからはまちづくりの場所へと移行します。例えば公園もみんなの意見を聞いてつくったんだとか。そして「芝楽市」の見学。さらにBマートを経て、もうひとつの公園へ。このあたりがもともとの中心街だってんだとか。確かに、あたりの家は古いです。この公園、もともとはバラックが建っていて、それをこわして公園にしたんだとか。なるほどなぁ。そして貯水池からはメッチャ低い。そりゃ水がつきますね。
そして「老人いこいの家」へ。ここで館長さんがフレンドリーに説明してくださいます。さらに「南の家」へ。なんでも1年前にリノベーションされたんだとか。ここで保健室をやったり、放課後食堂をやったりされてるんだとか。
しかし、ほんとうに攻めますね。それがすごい。最後はらいとぴあ21の前にある「なんか起こり倉庫」です。ここがYDP[1]やったるデイプロの活動拠点なんだとか。中島さんもここからスタートされたんだとか。ここて自治会長のお話聞かせていただいて、フィールドワークは終了です。
そして再び中島さんの講演です。そもそも「部落差別ってなに?」という話から、北芝のさまざまなとりくみの話、そして「鼓吹」の話まで、メッチャ詳しく話していただけました。
そんなこんなで、5時前に本日の研修会終了。
その後、駅の1階にある串カツ屋に移動して「反省会」の開始です。しばし呑んでると、坂東さん登場。さらにお子さんとパートナーさんも登場。そうこうするうちに、Mりさんも登場。このあたりの人たちと話してたら、北芝も「天国」ではないことがよくわかります。まぁこのあたりの裏話もおもしろいけど、でも、まずは「表の話」は大切なんだと思います。表の話を理解したからこそ、裏の話のしんどさがわかる。でないと、単なる裏話です。
そうそう、ふと思いついたことを頼んでみたら
「てきるんとちゃいますか」
という心強いお言葉。またその件で他のメンバーと来なければ。
そうこうするうちに太鼓の練習を終えた中島さん登場。一気に場が明るくなりますね。
そんなこんなでワイワイ話してたけど、明日も仕事です。ヤバイ。帰りましょう。
帰りの電車では寝てしまったけど、なんとか京都駅で降りられて、よかったよかった。
しかし、充実した1日でした。
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