これでいいのかな

今日の午前は、最後に今年度1年を振り返る会議があります。そこまでは特になにもないので、のんびりと雑務。しかし、寒いです。
で、会議。今年の人権教育を振り返ります。各学年各学期の人権学習については、おおむね「良」のようですね。毎年のことだけど、ホッとします。それもこれも、すばらしい話をして下さる講師のみなさんのおかげです。ただ、担任のみなさんにひとことだけお願いしました。
「人権学習の翌日、1分でいいからショートホームルームの時間にみなさんの感想言ってください。ぜひ「余韻」を残していただければと思います」
みなさんメモをとっておられました。
かつてだったら「担任は忙しい」のひとことでボツになっていたような話も、「そりゃそうだな」と思ってもらえるのがうれしいですね。
ということで、つつがなく会議も終了。
午後は、校区の小中学校との連絡会です。まぁ内容をいえば学校がわかりますが、外国人生徒が多数在籍している小中学校と、そこから生徒さんが来てくれている高校が集まる会議です。おそらく京都府内で唯一の「外国人に特化した会議」がこれなんじゃないかなぁ。
会議の方は、ひととおり報告を終えたら、いろいろ意見交流。これまではけっこうわたしが発言することが多かったけど、今回は、日本語指導が必要な生徒が在籍してる2校の教員がいろいろ発言。というか、なにもしない本店に対するグチを言いまくっておられました。会話権を手放さないので(笑)少しイラッとしたけど、「いや」と思いました。これまでわたししか発言しなかったのに、こうやって発言する人がでてきたということは、外国人教育のニーズを肌身で理解する人がようやく複数人出てきたということですよね。それは歓迎すべきことなんじゃないかと。ただ、クギを刺しておかなきゃならないことがあります。なのでひとこと。
「こんなことは今にはじまったことじゃないです。在日朝鮮人教育を30年以上やってきたけど、誰も見向きもしなかった。みんな部落問題はやらなきゃっていってたけど、在日のことは誰もやらなかった。教室で在日の子が本名を名のる場に居あわせた京都府の教員は、たぶん3人くらいしかいないんじゃないかな。それが今につながっている」
まぁそういういことです。と、某事務局長がわたしに
「誰が悪いんですかねぇ」
と言ってきたので、
「それは、わたしでしょう。30年間広げられなかった。それが、日本語指導を必要とする生徒が進級できないことにつながったと思っています」
と答えました。それはそういうものでしょう。
そんなこんなで、会議も終了。また来年度お会いしましょう。
帰り道、歯医者さんに寄って検診です。まぁ大丈夫かなということで、ひと安心。じゃぁ帰りますか。