先週、とにかく「いまできる雑務」をやりきって、再び上流から「桃」が流れてくるのを待つ状態になったので、少しおべんきょしなくちゃ。だって、来週、サシのフルボッコ大会がありますからね。
てことで、少しペーパーを読んでますが…。
わたしの関心事にピッタリのペーパーは、やはり見つかりません。実は、福岡大学のセンセにも問い合わせたのですが、やはりなさげです。でも、それはうれしいことで、「ない」ってことは「やれる」ってことですからね。
頭の中には、いま、素材がバラバラの状態で散らかっています。これをなにを基準に整理するかですね。
例えば、服が散らかってる。これを「下着と上着」で整理するのか「パンツ系とシャツ系」で整理するのか。それは、なんのために整理をするのかで決まります。
いま、その「なんのために」がモヤモヤしてるんですよね。でも、なんとなくわかってきた。それは、ジェンダーには「カテゴライズ」と「セクシズム」があって、それらは相互行為的に同時になされているということかな。「カテゴライズ」は「セクシズム」のためになされているし「セクシズム」は「カテゴライズ」を必要としている。しかも、個々の主体はそれらを行為遂行的に選んでいる。
あー、わからん(笑)。
でも、そういうふうに整理していくと、なんとなく切り口がぼんやりと浮かんできます。
タイムリミットは…。今週いっぱいか(;_;)。
年: 2017年
これ、あとでゆっくり読もう。
河原は楽しい
今日は完全オフ。寒波が来ているけど、なんか日が出ると暖かいです。うーん。やはりここは河原で焼肉か(笑)。ということで、KよぽんとRぼるてと3人で河原で焼肉です。
それにしても、ガスボンベは簡単に日和ります。まぁ、寒いからしかたないですね。なので、禁断の手段、ボンベに携帯カイロを貼って気合を入れてもらいました。さらに、風よけにアルミホイルを張り巡らすと、これが蓄熱効果もあって、メッチャ元気になってくれました。
肉、うまい!Rぼるてが持ってきてくれたサーモン、メッチャうまい。てか、オリーブオイルがまたおいしい!思わずパンを追加して、アヒージョ状態です。
てことで、4時をまわったところで寒くなってきたので終了。約3時間の宴、あー楽しかったo(^^)o。
誕生日
ええ話がふたつも聞けた
今日は近畿ブロックの「母と女性教職員の会(略称:母女)です。ちなみに、わたしは某組合の女性部長なので(爆)、こいつの運営をしなくちゃならない立場です。
てことで、朝早くにリバティ大阪へ。打ち合わせを終えて、受付業務など。で、午前の全体講演。講師はcpaoの徳丸さんです。
まぁ、ひと通り「子どもの貧困」といわれる課題については知識としては知ってるわけですが、やはり最前線で起こっていることは、「知識」とはぜんぜん違いますね。なかでも、シングルマザーへのインタビューの結果を聞いて、「暗澹たる」としか言いようのない気持ちになりました。ほんとのほんとにどうすりゃええねんと。徳丸さんが繰り返し言われた「自己責任を強いる社会」という言葉が突き刺さりました。
実はわたしは「子ども食堂ブーム」に対しては、あまり賛意を示せないんです。それは結局、こんな話に結びつくと思っているからです。でも、「ブーム」じゃなくて、緊急避難的に「やらざるを得ない」というのはよくわかっているつもりです。それは、ある種、寄せ場における炊き出しと同じなんだと思います。そしてなにより、徳丸さんの子どもやシングルマザーへの温かい眼差しが、なんとなく伝わってきた午前の講演でした。
で、午後の分科会。今日は「ゆきみちゃん」の話が聞けます。楽しみです。ちなみに、わたしは運営スタッフ。黒いジャンパーを着て放送のケーブルをいじってたら、みなさんから「PAスタッフ」って言われてうれしかったわけですが(笑)。
で、ゆきみちゃんの話、すごくいい!たぶん、今日の話は大人向けなんだろうけど、エッセンスは子どもにも伝わるし、なによりそこにいる同じ立場の子どもたちに伝わるだろうな。まぁ、ひとことで言うならと、「探求の物語」ってことですね(笑)。
その後、懇親会。大阪のだしもの「ヨイトマケの歌」の替歌は泣いた(笑)。
終わってからは一歩&こんちゃんのおうちへ。今日は洋食パーリーです。なので、「お好み」エントリの特別編です。
テーブルの上に並んだものを見ただけでよだれが出ますo(^^)o
いよいよ焼きはじめます。これは反則です。ネギうまそー。こんにゃくもちゃんと味つけしてあります。手が込んでます。そしてなにより、油カス!切りがデカイ!
焼けるのを待ちながら、今日の話の感想なんかを聞かせてもらいました。
なんか、こんちゃんさんとわたし、保育と高校なのでぜんぜん違うんだけど、テイストが同じらしいです。それをひとことで言うなら「子どもを信じる」かな。「やる」と信じる。「できる」と信じる。「やらなくなる」と信じる。「信じてくれる」と信じる。信じることを引き受ける。でも、はじめからそうじゃなかったなぁと、今日の話を振り返って思います。わたしが少しずつ子どもを信じていく過程が、子どもたちの姿を通して伝わってきます。
そんなことを考えていると、焼き上がりました。
しょうゆをひとまわしして、一味をふって食べると、メッチャおいしい!ビールにもあうけど、ワインにもあいます。なんでも、一歩くんの出身地では、祭の時にこれを焼くそうな。
なんとなく、あの小さいムラの中で、みんながワイワイしている中で、これが焼かれてるんだなぁ。大人も子どもも一緒になって、「あふっ!」「んまっ」とかやってるんだろうなぁ。そんなことを考えると「そこに生きている人がいる」ってことをしみじみとうれしく感じるのですが、そんなことをしていたら、アカン、帰れなくなるわ^^;;
新ネタ
今日の夜はにじいろi-Ruの「スペシャルおはなし会」に呼ばれています。
「にじいろi-Ru」は一歩&こんちゃんがやってる子どものための居場所づくりの活動で、「おはなし会」はその中でも伊丹の教職員が集まってゆるーく話し合っておられるところです。なんでも今日は記念すべき第10回目で、光栄なことにそこに呼んでもらいました。で、今日は「スペシャルおはなし会」なので、「話し合い」じゃなくて「話を聞く会」ならしいです。なんか、趣旨とずれてる気もしますが^^;;、それも一歩&こんちゃんの意図があってのことだから、まぁいいんでしょう。
てことで、午前はみっちり仕事をして、午後からは少しゆるめになって、ペーパー読んだりしてました。で、さっくり仕事を切り上げて、職場を出ます。にしても、副社長に「帰りますし」って言ったら、そこからはじまる会話が「飲みに行くんか?」「いや、伊丹で話しますねん」「そのあと飲むんやろ」「そりゃまぁね。でも、遅くなるからちょっとだけね」「帰ろうと思うからアカンねん」ってなるのはどうよ(笑)。
で、伊丹に着いて、一歩くんと合流。
「今日は新ネタなんやけど、気に入ってもらえるかなぁ」
この間、たまぁに話してきたネタですが、今回はそれを大幅に水増し(笑)しました。基本はこの日しゃべった中身ですが、それをどう水増しするかが大切です。いろいろ考えたけど、一歩くんからのリクエストが「教育実践をしゃべれ」ということだったので、その方向で最後の部分を大幅に水増ししました。さてさてどうなるか…。
とりあえず、前半はいつもの通り、少しアカデミックなふりをした話。でもまぁ納得してもらえるかな。
で、水増し部に突入。ここからは、昔話です(笑)。でも、語ってくれるのはわたしじゃなくて、子どもたちです。わたしはそれを伝えるだけの存在です。だって、それが一番伝わりますからね!プラス、わたしが仕掛けたことや大切にしたこと、あと子どもたちの語りから、今振り返ってわかることなんかを話しました。
若い教職員の方にとっては「へー」だろうし、同年代の人にとっては「あー」だろうな。そんなこんなで、もらった時間いっぱいをもらって話し終了。
んー、この新ネタ、いけるかもね(^^)
これはしんどいな
巷を騒がしてるこの話ですが…。
すでに「暴力はダメ」とか「トランス男性のジェンダー観」とかいう話はいっぱい出ているので、まぁおいといて。
やはり、うちのことを振り返るわけです。
まぁ、この人は実子じゃなくてわたしのところは実子なんですけど、そこに差はあるのかないのか。わかんないです。ちなみに、わたしは血統主義はとらない立場なので、「差はない」と思いたいです。でも、血統主義をとる人にとっては差はあるのかもしれないですね。
それにしても、「特例法」に「子なし要件」があることの理由として
「ある日、突然お父さんがお母さんに変わったら子どもがかわいそう」
って話があって、それをもって「子の福祉」が理由になった経緯があります。
ちなみにかつて書いた文章にこんなことを書いてます。
この特例法が出る1ヶ月前、2003年6月12日の朝日新聞に社説「苦しみに終止符を 性同一性障害」が掲載されました。この社説では、「(子なし要件があっても)法案を一日も早く成立させることを優先してもらいたい」としています。また、「子なし要件はやむを得ない」ととれるニュアンスとして「けれども子どもの立場に立って考えてみるとどうだろうか。たとえば父親だと思っていた人が、ある日から女性になる。子どもがそう言う事実と向き合い、受け入れるのに大きな困難がともなうのも事実だろう」としています。
しかし、当事者はある日突然「男から女」あるいは「女から男」に変わるわけではありません。長い年月をかけて家族と話しあい、さまざまなハードルを家族と一緒にクリアしながらトランジションをすすめていきます。そういう現実を知らず、想像で物事を考え、それが法律として成立していくことに、大きな不安を覚えます。
これを書いた背景には、わたしの家族のことがあるわけです。
別に、うちの家族が順風満帆だったわけではないです。いろんなことがありました。でも、なんとかかんとかなかよくやってます。
あの「子なし要件」へのアンチを、長い時間かけて実証してきたつもりでした。そして、そんな人は、実はたくさんおられます。
でも、それへの反例として利用される可能性がある。そして、反例はひとつでいい。
まぁ、特例法の「子なし要件」が「未成年」に「緩和」されたことで、すでに世間の関心は「手術要件」に移っているんじゃないかと思うのですが、そしてそのことはまったく正しいわけですが、そして、件の人もそこと闘っておられるわけですが、それをするためには、他のところを固めなきゃとも思うし、逆に、個人的には「子なし要件はいらねーよ」ってところに、やはりこだわりたいところなんですよね。
今回はまたーり
今日は2ヶ月に1回の滝井詣りです。
午前は授業。底の変換公式です。ちなみに、「底」は「てい」です。けっして「そこ」ではありません。これについては、わたしが担当した子どもたちはきちんと覚えてくれるはずです。
「これは「てい」な。「そこ」って読むとやな、京都タワーの西側に…」
という話を3回くらいやるので、そら覚えるわな。
午後からは雑務です。とにかく、ギリギリまで仕事して、職場を飛び出して、滝井へ。
到着すると16時。予約の最終時間です。が、今日はけっこうスムーズに診察が進んだのか、すぐに順番がまわってきました。
診察室の会話はいつも通りですね。今後の呑み会の予定とか、ふとしたことから「精神科医料の心得」みたいな話とか。
で、お勘定をすませたら、「まんまるの会」です。今日のお題は「雪にまつわるあれこれ」。みなさん、わたしの無茶振りにつきあってくださいます。よかったよかった。自己紹介のあとはいつもの宴会。10年間、ほぼ変わらないスタイルで続けてきたけど、まぁ、こんな感じで大きく盛り上がることもなく淡々と続けることが大切なんでしょうね。3年とか4年かけて、元気がなかった人が少しずつ元気をとりもどしていく姿を目のあたりにすることができるのが、まんまるのおもしろいところかな。
今日は参加者数がいつもより少し少なかったけど、逆に「全体」感があって、これはこれでいいですね。てことで、10時閉店。今日は余裕で帰れそうです(^^)。
久しぶりにいい時間だった
いま、授業は鉄火場です。いい成績をとってる子はまぁいいんですが、一度か二度、いやそれ以上コケた子は必死です。
範囲は「対数」。わかる子にはものすごく簡単です。だって、かけ算を知らない人のためにある計算だもん(笑)。でも、わからない子にとっては撃沈もんです。なにせ、ふだん四則演算で過ごすのがやっとな子に、いきなりすべてを指数で考えろというわけですからね。ありがちな話ですが「2の3乗は?」「6!」「ちゃうで」「え?いくら?」みたいな世界なわけです。
ちなみに、これ、「2の2乗は?」という質問は答えが同じになるからダメですね。じゃ、「2の4乗は?」もダメなんです。気づいちゃうんです。さらに「3の2乗」もダメです。「2の3乗」が引っ掛けるのにちょうどいいバランスなんです、なぜか(笑)。
で、今日のお題は「3乗根6を3乗したらいくらになるか」でした。
「3乗根6はいくらなんかわからへんねん。でも、それを3乗したらわかるねん」
「そんなん、わからへんかったらわからへんやん」
「いや、わかんねん。3乗根6ってな、3乗したら6になる数やねん。それを3乗するねん」
「え…。0?」
「ちゃう(笑)」
教室内は爆笑です。が、笑ってるヤツらの影で、ぜったい「0」とか思ってるヤツがいます。幸い、この子は爆笑にめげるヤツではありません。それよりも「これがわからなかったら、今年の数学終わるし、クラブでけへん」と思ってくれるタイプです。
「そやし、「3乗したら6になる数」^3はいくら?」ってことなんやで」
「あー、ゴチャゴチャしてきたー」
「じゃ、「3乗したら6」がわからんから、?であらわそか。てことは「?^3=6」やんな」
「あ、あ、あ…」
「で、この?が「3乗したら6」なんやし…」
「あ!6!」
「やったぁ!」
クラスは「おー」とどよめいてます。
「じゃ、3乗根6を6乗したらいくら?」
「36!」
「っしゃ!カンペキや!」
と、向こうの方から
「せんせい?」
「なに?」
「こいつ、3乗根6は6の1/3乗で、それを3乗したら1乗になるから6って言ってるんやけど、それでもええか?」
「もちろんええよ」
「あ、そっちのほうがわかりやすいわ」
「そらそや。だから指数法則なんていう法則があんねん」
1年にほんの数えるほどしかない、でも、「これやってるから教員やめられない」というほど、わくわくする時間でした。だって、子どもが必死でものを考えて、もがいてもがいて、そして自分で気づく瞬間に立ち会える仕事は、ほかにそうそうありません。
と、ちょうどチャイムがなりました。
「今日はいい時間を過ごさせてもらったわ、ありがとう。じゃ、またあした!」