負け飽きたけどあきらめない

まぁ、象徴的でした。
東北では野党共闘が勝ち。福島と沖縄では現職大臣が落選。一方、なーんも考えてないとしか思えないタレント議員が誕生して、関西は思いっきり「改憲勢力」が勝って、その中で京都だけは福山さんが通る。
それでも、とにかく自民党単独過半数改憲政党単独の3分の2は阻止。もちろん、それがいかほどのものかは別としてですけどね。
なんしか、前々回の民主がとても多くて、前回の自民がとても多くて、今回「いつも通り」になったら、そりゃ、自公が勝つわな。そう考えると、前回よりはよかったわけで、3年後、もしも参議院がなくなるとか、選挙制度が変わって選挙がなくなるとかしなかったら、その時の結果はまたわからないと、楽観的になることにしましょう。
なんしか、もう何十度目かの
「たーたかーいは、こーこかーらー、たたかいはいまからー。がーんばーろう!がんばろう!」
です。
それにしても、自民の選挙のブレーンはずる賢いな。野党側も金を出し合ってヘッドハンティングすればいいのに(笑)。

デートDVのワークショップ→倒れた

今日のテーマは、いよいよ本丸の「デートDVのレクチャー&CR」です。講師は安本さん@あうんじゃです。
まずは午前中はプレゼンを使ってデートDVについてのレクチャー。かなり駆け足だけど、たぶんすごく刺激的だったんじゃないかなぁ。ちなみに、依頼されたプロジェクトは、まさにデートDVの啓発番組制作なんですよね。
安本さんから「どう思う?」って言われて、みんな、それぞれに感想を話しあっているのですが、2・3年生はニヤニヤしてます。「その場になったら、わからないよね」ってことです。ここらが、1年生と上級生の違いなんですよね。わずか1年の違いは、実は大きいのです。
で、昼ごはんのあとは、いよいよCR*1の開始です。話し合っているうちに、少しずつ「わかって」くるんです。「自分がしっかりしていたらそんなふうになるはずがない」と1年生は思ってる。でも、「そうじゃないよ」って、上級生は考える。やがて、1年生からもいろんな経験談が出てきます。まさにCRです。
そんなこんなで、昼過ぎに終了。

にしても、家に帰ったら倒れちゃいました。長い金土日でした。
せっかくの下の子の誕生日の晩ごはんも、少し食べて寝に行ったり。でも、ケーキはおいしかったな(^^)。

*1:キャブの種類ではない

二人会→詩のワークショップ

今日は野洲で源淳子さんと二人会です。タイトルは「わたしの出会った「性」と「生」」。源さんは女性史の専門家。わたしは…。まぁ、一高校教員です(笑)。さてさてどうなるのか。
基本的にわたしは、フェミニズムを避けてきた人間なんですよね。たぶん、セクマイ界隈の人でフェミニズムに救われた人はいるんでしょうけど、わたしはそうじゃなかった。そんなわたしが、なにかを話せるのかなとは思ったのですが、源さんから「やろ」って言われたら、断るわけにはいきません。
てことで、京都駅で待ちあわせをして、野洲の会場へ。ちょいと呑みすぎで、ヤバゲです(笑)。
会場に着くと、冨田さんという、まぁいうなれば首謀者の方のお出迎え。「いつきちゃーん、久しぶりやな〜」。ほんとに何年前のことやろ。久しぶりです。冨田さん、豪快なんだけど細やかなんですよね。パッと見はようしゃべるおばちゃんなんですけどね。
で、お座敷開始。
まずは源さんから。ご自分の生い立ちや、フェミニズムとの出会いを、とてもわかりやすく話をされます。もちろん、フェミニズムの解説も忘れられません。ほんとにひとつの思想が人の生き方を救うというか変えるというか、そんなことを思うとともに、「他者は変えられない」というあたりも興味深かったです。
で、わたし。今回のことで、久しぶりに自分史をもう少し深く考えていたのですが、いろんなことを思い出すとともに、いろんなことに気づかされました。
わたしの場合、逃げていたのはフェミニズムだけじゃなくて差別問題からも逃げていたんですよね。でも、わたしがトランスとして生きることを決めて、そんなわたしを受け止めてくれたのは、フェミニストや反差別の人たちなんですよね。そう考えると、ほんとにおもしろいし、不思議だなと思います。
で、質疑応答。その中で、まぁ、セクシュアリティについても説明しなきゃならんかなと思って、スライドを使って説明してみたり。急遽つくったスライドなので、こなれてませんが、これ、いずれもう少しこなれたかたちにしたいなぁ。
そんなこんなで、二人会終了。
お座敷のあとは、冨田さんのおうちにおじゃまして、しばしよもやま話。からの、駅の近くで軽く食事。
そして、大阪に向かいます。

到着したのは釜ヶ崎。「ココやどや」です。なんか、メッチャいい雰囲気です。ここで、放送部の連中が合宿をやってます。引率は他の人に頼んでいるので、かなり気が楽です。
今日は上田假奈代さんによる詩のワークショップです。思いを言葉にする。言葉を詩にする。とても難しそうなテーマなんですけど、それをやっちゃうんですよね。そして、子どもたちの言葉が引き出される。
今回、とあるプロジェクトを依頼されたのですが、それを引き受けようと思ったのは、上田さんをはじめ、ステキな講師陣と出会えるからなんですよね。わたしにはとうていできないことが、この人たちとならできるだろうと思ったんです。きっとそれは、子どもたちにとっていいだろうなと思ったのです。
さてと、明日はどうなるかな。

巨人の肩の上に立つ

今日は午後から雑用をしようと思ってたら、突然出張があったことを思い出して、ひっくり返りかけました。でも、仕事は仕事。
てことで、第二のふるさとにある中学校へ。なんでも、中学三年生の人権プレゼンテーションだそうです。
教室に入ると、スクリーンには「被差別部落の差別について」とか、どストライクの文字があります。さすがです。なんでも、舳松に行って、いろいろ学習をして、さらにそこからそれぞれが調べた内容についての発表会だそうです。
まぁ、内容的には「ん?」と思うところも多々ありましたが、そもそもほんとにここまで子どもたちが育ってるってことに感動しました。

で、出張が終わって、前のおべんきょ場所に陣中見舞いです。なにせ、あしたが公開フルボッコ大会だそうですか、スタミナドリンクを差し入れせねば!
と、ひとり明日が就職試験なので、繰り上げて今日フルボッコされる人がいるとか。急遽わたしも観戦することにしました。
んー
おもしろいことをしようとしてはります。が、前フリが長い。しかも欲張ってる。2年前の自分がそこにいます。当然のことながら、センセたちはそこを突っ込んできます。フルボッコですo(^^)o。でも、ここで「イイネ」してもらったのでは、その先がない。フルボッコにしてもらえるのは幸せなことなんです。
終わってから、センセにしばし近況報告。そして、おべんきょ部屋へ。すると、後輩おべんきょ仲間が待ってくれていました。
「いつきさん、コメントください」
いや、それはないやろ(笑)。と思いながら、まずは、このサイトを紹介。そこには「巨人の肩の上に立つ」という言葉があります。わたしはこのサイトに行くたびに、この言葉に合掌してから検索をします。「今日の中身はね、巨人の肩の上に乗ってるのは巨人だったよ」とひとこと。それから、今日、センセたちがしたコメントを翻訳しました。
どうしてもよくばっちゃいます。でも、そういう自分から少しずついろんなものをそぎ落としていく。そして、ほんとうにやりたいことを見つける。それは、「他のことをあきらめる」ことでもあります。それはつらい。
でも、「あきらめきれない」人は、次のステップへと進むのです。そしてそれは、いつしか泥沼に。その泥沼が楽しいんですよねo(^^)o

「○○たちとは誰か」を決めるのは

朝の体調は昨日よりマシですか。眠くて倒れそうというわけではないです。なので、カントクも機嫌よく(笑)。
にしても、「どうげんぼうず(DGBZ)Tシャツ」を見たある生徒が「それ、ドラゴンボールZ?」って聞いてきたのにはひっくり返りそうになったな(笑)。
で、午後からは採点の祭典リターンズです。と、仲よしの同僚が遊びに来てくれて、採点ミスを教えてくれたり、集計を手伝ってくれたり。助かりました。
てことで、成績処理は平常点を残すのみ。でも、これがなかなか確定しないんですよね。確定したら10分ほどで終わるんですが…。
職場の帰りに、ちょいと放送関係の買い出しなんぞやって、無事帰宅。
夜はHがしさんと、しばしトランスをめぐるやりとりをやって。いや、刺激的で、楽しくて、勉強になります。楽しいo(^^)o。
「わたしを決めるのはわたし」
これはいい。ところが
「わたしたちを決めるのはわたしたち」
となると、話がややこしくなる。その「わたしたち」の範囲を決めるのは誰?ってことです。それを「わたしたち」ってくくっちゃうと
「わたしたちを決めるのはわたしたちなんだけど、その決めるわたしたちを決めるのはわたしたち」
となってしまって、これはトートロジーです。そうなると「はいはい、勝手にしてね」となる。
まぁこんな話は二元論を前提にする世界ではどこにでも転がってることで*1、それを例えば激突したり*2、乗り越えたり*3、巧みにずらしてきたり*4した歴史があるわけです。
で、ここで突きつけられるわけですね。「トランスとは誰か」です。もちろん、そんなもん原則的には「言ったもん勝ち」なわけですが、でも、感染力が強まっている昨今、「それでいいのか?」という気がしないわけでもない。
まぁ、そんなこんなな結論の出ない話で、でも、トートロジーは数学の証明だと、たぶん×ですから、避けなきゃなと。
まぁ、そんなこんなの話は、やはりおもしろい!

*1:「女/男」だけじゃなく、「外国人/日本人」とか、かつては「朝鮮人/日本人」とか「部落/部落外」とか「障害/健常」とか

*2:ex.『「同和はこわい」考』

*3:ex.『ジェンダー・トラブル』←まだ!読んでない^^;;

*4:「パラムの会」

採点の祭典とか

眠い。さすがに眠いです。
考えてみると、休日の疲れを平日癒やすはずが、月火と癒せてない。なので、今日は全力で癒やすことにします。
とは言え、今は試験期間中。てことは、カントクがあるわけで。これ、睡眠不足の時はホントに苦痛です。なにせ、考えたいのに考えられない。
それでもなんとかカントクをして、雑務をやって、そこからは採点の祭典です。まわりで和やかに雑談してる人もいますが、それには加わらず、とにかく3時間、息を詰めながらの採点の後、無事終了。
帰りにちょいと前のおべんきょ部屋に寄ったら、パソコンぱちぱちやってる人がいました。なんでも、土曜日が公開フルボッコ大会だそうな。ガンバレー(^^)。
さらに帰りに期日前投票に行きました。まぁ、入れる人は決まってるわな。
さて、家に帰ってビールを呑もう。
「一日の労苦は一日にてたれり」
です。

さすがは!

今日は夕方から大阪府北中部の学校でお座敷です。与えられた時間は1時間。でも、テーマは壮大です(簡単に言えば「専門外まで含む」ってこと)。
にしても、今日は暑い!時間があったので、迎えを断って、会場まで歩いたのですが、止まった瞬間汗が吹き出しました。にしても、途中小学生に「どこ行くの?」ってナンパされたのはおもしろかったなぁ。あ、ナンパじゃないか。不審者か(笑)。
で、お座敷開始!
今日も快調に飛ばします。が、舌がもつれる。あれか、口の中の水分が足りてない?とにかく、水分補給しながら、1時間しゃべりまくりました。ちなみに、わたしは話をしながら考えをまとめていくタイプなので、時計を見ながら「ここの説明はこれでいくか」とか考えます。特に新ネタはその要素が強いので、毎回ビミョーに変化する。やがてその変化が収束はしていくんですけどね。なので、今回のネタは、まだしばらくはふらつくかな…。てか、まだまだ勉強が足りないのですよ。
それにしても、聞いている人たちの反応がおもしろい。「うんうん」と力強くうなずく人もいれば、とにかく唖然としながら、それでも聞いている人もいる。でも、それでいいんですよね。既知の知識を確認するうなずき、未知の知識を獲得する唖然。すべての反応が楽しいです。
そんなこんなで、1時間吹っ飛ばして、なんとか終了。よかった…。

で、今から京橋で、とあるM原高校の生徒のI川さんと待ちあわせです。
この松B高校、3年生になると卒業論文みたいなのがあって、それのためのインタビューだとか。すごいなぁ。で、待ちあわせの打ち合わせの中で「わたし、るるくをやっていて」って出てきたから、これまたすごいなぁ。
そもそも、MB高校、バリバリの同推校で、「一切の差別を許さない学校」です。そんなこんなで、ここ数年で言うなら、バリバラなんかにも出ていたりもします。
で、今日の話を聞いてくださった方おふたりと、合計4人でお店に入って、あーだこーだと話。
インタビューもおもしろかったけど、そのあとの話もおもしろい。てか、ほとんど一方的に話してたな^^;;。
やがて、I川さんは「門限が」ということで帰られて、残った3人はもう少しお店にいて、それでも少し早めに帰りました。

にしても、暑さにやられたな…。

流れに身を任せるな!

土曜日に、なにやら「相談したいことがある」との電話があって、「いつがいい?」と聞いたら「月曜日にRぽたんと会う」とか言うので、まぁつきあいやなと思って、わたしも合流することになって、仕事終わりに難波まで出るはめになってしまいました。
で、居酒屋に入ってダラダラ話をしていたのですが…。
その子、とってもいい子です。でも、あまりにもよすぎて、あまりにもまわりに感謝をしすぎて、我を通せない。だから、思うようにトランスできない。だから、まわりでトランスしてる子を見るとうらやましいけど、でも「トランスできないのはしかたない。自分のせい」って思っちゃう。で、そんな自分を支えてくれるまわりに感謝する。
そんな子。
そんな子に、わたし(たち)は何が言えるのか。
R「これ、ほしい?」
リアップレディスバージョンです。Xさん、黙り込みました。
R「どっち?」
X「ほしいです」
R「これを手にとったらどうするかわかってるね?」
目の前でリアップをチラつかせるRぽたん。悪いヤツです(笑)。たたみかける悪いわたし。
い「髪の毛切れって言われたらどうするの?」
X「前髪は…」
違う!説教がはじまります。
で、総括。
い「どうしたらいいと思う?」
X「もっと自分のことを考える」
い「考えるじゃねーよ!」
X「自分がやりたいことをやる」
い「それだよ!」
やりたいことをやってるRぽたんとわたしは、きっと悪いヤツらです。でも、トランスってほっといたのではできない。流れに身を任せると、自然とassigned genderへと流されていく。その流れに抗うことをトランスというんだと思うのです。
散々そそのかしておいて、悪いふたりは別のお店へ。あ、財布の中、38円しかない。ごめん、Rぽたん、貸して^^;;。