今日はうちの職場の人権教育研修会です。講師は磯野雅治さんです。テーマは「人権教育をどうすすめるか」。
とかく「人権教育」というと、「人権についての教育」=「特設の人権学習」となってしまいがちです。でも、実際には学校教育*1全体に位置づけられるものだと、わたしは常々思っています。具体的には、それぞれの授業、行事、クラブ、掃除などはもちろん、カリキュラムのつくりかたなど、学校運営にかかわること。さらには、休み時間の子どもたちとの会話など、隠れたカリキュラムの中にも人権教育は存在すると思っています。それをどう意識化していくのか。このあたりがとても大切な気がしています。
で、今回磯野さんにはそういう話をしていただこうと思い、講演をしていただきました。
わずか1時間ほどの時間だったけど、かなり盛りだくさんな内容でした。
キーワードになる言葉もいくつかいただきました。「人権教育のベースは自尊感情を育てること」「自尊感情は教室で育つ(学級づくりの重要性)」「「知識の教え込み」型人権学習の変革」「否定語や「ねばならない」で語る人権教育を超える(肯定語で語る人権教育)」。
いずれも、「そうそうそう!」と納得できる言葉でした。
ところで、途中で「教師として自分のいいところを3つあげてみましょう」というお題が出されて、あてられてしまいました。で、わたしの答え。
- 笑顔
- 声が小さい
- 腕力がない
まぁそんなもんですわ。
*1:と、ここでは狭くくくります