ダブルヘッダー・第2試合

担当の方に駅まで送ってもらって、JR→京阪と乗りかえて、京都の酒所へ。午後はここにある某国立高校(笑)で授業のお手伝いです。
なんでもちょっと前に、ディベートの授業で「同性婚は是か非か」というテーマをやったそうな。ところが、子どもたちの論議に深まりがないと。で、なぜかわたしのところに「発展学習をしたいので手伝ってほしい」という話が来たのです。が、わたしの専門じゃないんですけどね。まぁいいか…。

急いで来たので若干時間があります。キャンパスへと続く小径にちょうどベンチがあったので、一休みしながらブログでも書こうかと。と、パソコンをあけて書きはじめると、向こうの方から歩いてくる3人組が見えました。卒業生が遊びに来たのかな?もしかしたら今日の授業は公開なので、見に来られた好き者かな?と思っていたら、どうも見覚えがある人たち。「でも、あの人関東の人やし…」とか思っていたら、ご本人でした。びっくりしたわ…。
授業の方は、生徒さんたちが考えた質問に答えるというだけのこと。簡単といえば簡単なんですが、微妙に本題のところをかすっているところがあります。なので、生徒さんたちの質問を微妙にずらしながら答えていくという必要があったかな。めずらしく(笑)かなり考えながら質疑応答をしました。
てなことしていると、あっというまに50分間の授業時間が終わってしまいました。なんでもみなさん、7時間目があるそうな。なので、聞きに来ておられた外部の方々としばし振り返りの時間を持って終了。

ダブルヘッダー・第1試合

平日の昼間はお座敷には行かないようにしているのですが、今日は誕生日期末試験中なので、まぁなんとか…。
午前は西宮市内にある中学校のPTAのお座敷です。
西宮北口に降りるのは何年ぶりだろう…。そうか、14年ぶりか…。前に降りたのは1995年1月のことでしたよ。てことは、これで「マクラ」は決定ですね(笑)。
PTAはしゃべりやすいんですよね。もちろん役があたってきておられる方もおられるでしょうけど、基本的には「役があたる人」は前向きな人が多いです。さらに、「研修会に行こう」という方は、ほんとうに来たくて来ておられます。そしてなにより、呼んで下さる人の熱意がすごいです。まぁ、考えてみると、安全な人を呼ぶなら逆に熱くならなくても人は来ますが、わたしみたいなマニアック*1な人間を呼ぶわけですから、熱くならないと人は来ません(笑)。考えてみると、幸せですよねぇ。
会場は学校の図書室。ふと横を見ると、中学生用の復習プリントの束が!宝の山に見えてしまったわたしは、やっぱり数学の教員ですね。話の途中で「授業に使いたいので一セット下さい」と言ってしまいました。そのタイミングだと、まぁ断れませんわなぁ…。
今日も皆さん暖かい感じで聞いて下さって、無事終了。
終わった後は全員で記念写真。実は研修会の様子をPTAの広報に載せるそうです。で、原稿の〆切が明日だそうな。そんな時期までずれこませてしまって、すみませんすみませんm(__)m。

*1:アブノーマル(笑)

で、交流会

お座敷の後は、支部に移動して交流会。出てきたものが「さいぼし」「こごり」「ミノのたいたん」「団子汁(カス入り)」「ミョウガとセロリのサラダ」。最後の一品以外は完全にムラの食事です。
まずはビールで乾杯!さいぼし・こごりはもちろんおいしいのですが、ミノがまたおいしい。ほんの少し歯ごたえは残っているものの、すごくやわらかく炊いてあります。小さい目に切っているのがいいのかもしれません。ミノのまわりにほんの少しスープがからんでいるのですが、おそらくミノを炊いた時に出たスープなんでしょうね。もう、絶品です。団子汁の団子は米粉でつくっているそうな。つるんとした食感がいいです。汁にはカスの香りが混じっていて、味噌とよくあいます。
こんなものを食べていると、お酒がほしくなります。「お酒〜」とかダダをこねてみると、どこからか持ってこられます。若い衆は「焼酎〜」とかダダをこねていますが、やっぱりどこからか*1持ってこられます。
なんだかんだで7時過ぎまで宴会。
その後、若い衆と一緒にいっぽさんところに移動。みんな小腹が減っているということで、途中のコンビニでカップ麺を買い込んでいます。わたしもだけどね(笑)。
で、部屋にみんなで集まって、さらにワイワイガヤガヤ。FTMとMTFのビールの飲み方の違いとか、いろいろショーもないことでもりあがっていました。
11時頃にいよいよお開き。そうそう、いっぽさんからはんこをプレゼントしてもらいました。ありがと〜!
で、ホテルまでブラブラ送ってもらって、長い長い、でも暖かい一日が終了しました。

*1:たぶん自分の家から

暖かいというのはこういうのかなぁ…

午後からは伊丹人権啓発協会(おるかの会)のお座敷。
1時間前にとりあえず会場に着いたのですが、みなさんすでにいろいろと準備を開始しておられます。なんか、気合いが伝わってくるのですが、わたしのほうは相変わらずダレダレです。これはまずいかもしれない…。
「おるかの会」の研修会は、ふだんは平日の夜にしておられるようなんですが、今回はわたしの都合で日曜日になりました。「どのくらい来られるでしょうかねぇ」と聞くと「さぁ…」とのこと。動員もかけないし、ほんとうにフリーハンドでやっておられるようです。
参加者が来られるはものの、パラパラ。まぁのんびりいきましょう。
やがて、開始10分前。すると「どこからこんなに…」と思うほど人が集まってこられます。責任者の方は「ここ一列席を追加!」とかやっておられます。それでも足りません。10分間でリアル満席です。すごい!責任者の方曰く「ムラ時間やし…」。なるほど。だから誰も焦ってなかったんだ(笑)。
にしても、この集まり方はこちらにとっては精神的にビビります。アドレナリンがいきなり出てきて、ちょっとバクバクしてしまいます。
やがてお座敷開始。今回は2時間いただいているので、けっこうゆっくりしゃべれます。ちょっと多めにネタを放り込みながら話をしていると、やっぱりギリギリまでしゃべってしまいました。
実は、今回は、研修会を担当してくださった方の「格別の思い」がありました。おそらくそれがみなさんにも伝わったんでしょうね。すごく暖かい会場の空気が、2時間の間ずっと充満していました。逆にわたしがエンパワーされたような気がしました。

木下@堀池

今日は伊丹の人権文化センターでお座敷です。
午後からなので、昼は当然お好み焼き。でもあいているかなぁ。日曜日やし…。
なんしか最寄りの駅から会場までブラブラ歩いていきます。町並みが想像していたのと全然違います。完全になんにもない住宅街です。これはやばいか?
と、信号待ちをしているバイクから聞き慣れた音が…。「RZじゃん!」しばらくブラブラ歩いていると、「お!NSRじゃん!」。伊丹はいい街です(笑)。
さらにブラブラ歩いていると、何軒かお好み焼き屋さんはあるのですが、なにかが違います。「やむを得ない時はここだなぁ」とか思いながらさらに歩いていると、ありました!が、暖簾は出ているものの「お好み焼き・たこ焼きは6時から」とか書いてあります。「え〜…」とか思いながらも、中に入ると、おばちゃんがひとりお好みを食べておられます。「もしかしたらOK?」とか思いながら壁を見ると、「カス玉」という文字が!
「あのぉ…。カス玉いけますか?」とたずねると、「はいはい、カス玉ね」というお言葉!
お店にはおばちゃんと、腰が85゜くらい曲がったおばあちゃんがおられます。で、ご主人はおばあちゃんの方みたいです。リズミカルにキャベツを切った後、「卵入れて」「天かす入れて」「紅ショウガ入れて」と指示したあと「カスとってくるわ」と細かく動かれます。さらに帰ってきたらすぐに「マヨネーズとってくるわ」とまたまた奥に行かれます。フットワークが軽い!
さて、出てきたお好みは混ぜ系です。カスがのったらこんな感じです。

焼いておられる時間はそんなに長くはありません。でも焼きあがったらおいしそうな色をしています。

で、ソースとかつおと青のりをかけてできあがり!

ひとくち口に入れるとフワフワです。さらにかむとキャベツのシャキシャキ感が残っています。みじん切りにしているのに、キャベツのエッジが歯にあたって、かむと甘みが口に広がります。「そうか、これがお好み焼きの火加減なんだ」と、あらためて感じました。
ところで、おばあちゃんはというと、またまたキャベツを切った後、今度は砥石を出して包丁を研いでおられます。やるなぁ。さすがはプロです。

なんでも、この店はもともとおばあちゃんのおつれあいがお好みを焼いておられたとか。それが最近のつれあいが亡くなられて、昼間の営業をやめてしまったとのことです。ところが、近所の人から「お好み食べたい」「焼きそば食べたい」「たこ焼き食べたい」という要望がよせられて、「せっかく鉄板があるから、日曜日だけは昼にお好み焼こかと思たんや」ということ。で、今日がその初日だったようです。なんというラッキー!

てことで…
data

カス入りお好み 650円
ビール(ラガー) 中瓶450円
スタイル 混ぜ系
その他 カスの固さは混ぜ系の宿命かもしれません。でも、生地の味はいいし、なんといってもキャベツの歯ごたえが最高です!
独断的評価 ★★★★☆

詳細なリンクにも追加しました。
てか、店の名前載ってるし(笑)。

境界線上の人間の役回り

てことで、夕方からおとなりの県へ。
なんでもおとなりの県の人のお子さん、「特別支援学校に行ったほうがいい*1」と言われたとか。で、親としては「普通学級でみんなと一緒に学ばせたい」と考え、でもどうしていいかわからないということで、九州の人に相談をしたらわたしのほうに回ってきたという、えらいまわりくどいことで。で、お隣の県のお友だちを紹介しがてら宴会をしようということになったわけで。
ちょうど「境界線上の役回り」も必要だったので、そんなこともしながら、結局はタダのグダグダ宴会になりました。
にしても、一人の子どものために、やたらめったら人が集まってくるこの行動力*2が、この人たちの魅力です。
境界線上にいる人間は、こうやっていろんな人と会えるんですよね。なんと幸せなことかと思います。もっとも、その分家にはいられないし、肝臓とは闘わなくちゃならないんですけどね(笑)。

*1:遠回りな「いけ」なんですよね。これ

*2:単なる飲んだくれともいいますが

境界線上の存在?

今日は某在日外国人教育関係の会議。
午前が事務局・役員会ということで、まぁ午後からの打ち合わせをするわけです。で、集まったのはわずか3人。こういう日もあります。さくっと打ち合わせをしてお昼ご飯。軽くビールを呑んで午後の会議に備えます(笑)。
午後からはそれなりに人も集まったので、けっこう充実した会議ができました。
それにしても、さすがは全国から集まってくる「運営委員会」です。単なる飲んだくれとか牢名主みたいな人とか、まぁひとくせもふたくせもある人がそろっているのですが、その情報量の多さや考えの深さ、そしてなによりもフットワークの軽さは、なかなかすごいものがあります。こんな人たちと日常的におつきあいができるというのは、ある意味幸せなんだろうなぁと思います。もしかしたら、実は不幸なのかもしれませんが(笑)。
でも、そういう尖ったところがまた、ケンカの種にもなるわけで、なんだか知らないけど、あちこちでケンカになっているみたい。
ところが、不思議なほどにわたしはそのケンカから除外をされています。
これ、なんなんだろう…。まぁ、わたしは尖るところまで深くこの活動にかかわり切れていないというのもひとつの要因かもしれません。考えてみると、「なんでわたしが全国の事務局員やねん」というのは昔からの謎でした。ふさわしい人は他にもいっぱいいるのですが、いろんな人間関係の綾とか、その他タイミングの問題なんかで、たまたまわたしのところにまわってきて、そのまま10年みたいな感じなんですよね。
でも、最近思うのは、もしかしたらそういう存在も必要なのかもしれないなとも思うのです。ひとつのことを深くやることによってわかることと、そうすることによって逆にわからなくなることがある。だから、深くやる人と浅くやる人が混在することで、全体としてのバランスがとれるのかなぁと。
こういう役回り、ええ加減なわたしにピッタリかもしれない(笑)。

表現の難しさ

あらかじめ断っておきますが、特定の人を非難するために書くんじゃないです。

文章表現ってほんとうに難しいですね。
なぜなら、ある「内容」を文章に表現しようとする時、どうしてもそれを「言葉」に置き換えざるを得ない。ところが、自分が知っている範囲の言葉にはやっぱり限りがあります。その「範囲」って、おそらくはその人の興味や関心、あるいは生活範囲にかなり影響をされていると思います。
例えばわたしだと、セクシュアリティ系の言葉についてはまぁボチボチ知っているつもりですが、ガンダム系についてはさっぱりです。なので、「ガンダムの紹介文を書け」と言われたら、とんでもないことを書く可能性がある。
まぁそういうことです。
で、あるチラシの草案にあったわたしの活動の紹介文。

セクシャルマイノリティの人たちのための集いや、ノーマルの人たちへの講演会など、精力的に活動されています。

わたしの話を聞きたいと思う人って、それだけでたいがいアブノーマルだと思うけど(笑)。
というのはおいといて…。
たぶん、「セクシュアルマイノリティ」という言葉の対語としての「セクシュアルマジョリティ」ってあるのかどうかずいぶんと悩んだ末、とりあえずこう書かれたんでしょうね。決して、「セクシュアルマイノリティ」=「アブノーマル」という意図があったんじゃないと思っていますです^^;;。

にしても、「ある少数者」を表現する言葉はあるんだけど、「その対としての多数者」を表現する言葉って、つくりだしていかないと、なかなかないんですよね。そこに「マジョリティ」が無自覚に「させられていく」構造があるんだろうなぁ。
あ、そういえば、去年のGID学会でひっぴぃがそういうことを言っていたなぁ…。

特殊業務終了

今年も放送担当。まぁ、受験生の前にわたしみたいなものを晒したら、みなさん動揺して成績が落ちるからねぇ(笑)。
今年も無事、事故なく終了。てか、放送事故があったらえらいことやし…。
楽だった割には緊張しました。