うしろから蹴られたような

最近日記の更新が滞っているのは、単純に「ヒマがない」というだけのことです。まぁネタもないんですけどね(笑)。
いや、3日くらい更新しないのはよくあることだったんですが、5日とか7日というのはいままでほとんどなかったんですよね。まぁネットに接続できない時はもちろん更新できないわけですが、どっかで書きためておいてドカンと更新というパターンできていたのですが、先週あたりからマジでダメです。
試験が終わった→成績処理、なんていうのは、別にたいしたことはないのですが、なんか人権学習の教材づくりの作業をしたり、なんやかんやでえらいことになっています。
週があけて今日からまたまた馬に蹴られたような1週間がはじまります。なにせ、土曜日の会議でえらいデータが出てきて、こいつを加工加工加工です。
息をつくヒマもなく作業をしていると、あっという間に5時過ぎ。自分のことは何もできません。なにもできないから、成績処理もできないわけで…。水曜日が提出期限だけど、それまでにヒマがあるだろうか…。

って、なんか仕事の優先順位が違う気もするけど…。

社会人大学院生はすごい

で、聞きに来ておられた社会人大学院生の方々と呑み。
それぞれの方が、明確に目標を持って学問をされています。えらいなぁ…。でも、そんな人たちと呑んでしゃべるのは、わたしにとってすごくいい刺激になります。そうそう、その中に、ほぼわたしと同年代に同じあたりに生息していた方がおられて、なかなかスリリングでした。この間のSさんといい、多いなぁ…。

1軒目が終わったのが7時前。まだまだ時間があるので、お二人と一緒に2軒目へ。「同年代の方」と、もう少しいろんな裏話をしたりして、えらい盛りあがりました。
で、こういう時が要注意です。ふと時計を見ると、10時半をまわっています。帰れないじゃん…。
なんしかJRに飛び乗って、大阪へ向かうことにしたのですが、途中でとまってしまいました。なんでも、人身事故とか。帰れないじゃん…。
ここで、地元の方が機転を利かせてくださって、阪急にルートを変更。あとは、最終を乗り継ぎながら、なんとか京都へ。でも、家に帰ったの1時まわってます。あした大丈夫か?

今年もやってきた

ここ数年、毎年呼んで下さっている神戸大学でのお座敷、今年は夏になりました。なんか、恐縮だなぁと思いながらも、気分的にほんとうにリフレッシュできるので、いつも楽しみにしているんですよね。
で、去年からは六甲の駅から歩いていくことにしています。
これが、なかなかの坂なんです。今年は、神戸大学のキャンパスを通るコースに挑戦。これが失敗の素でした。途中、完全に迷子です。いや、目的地ははるかかなた、斜め上方45゜くらいのところに見えているのですが、ルートがわからない。散々坂道を歩きまわって、とうとう発見。急な階段をガンガン登って、ようやく到着。大汗をかいてしまいました。

で、お座敷の開始。いつもそんなに人数が多いわけじゃないのですが、聞いて下さる方の反応がすごくいいんですね。あと、「気づき」がすごい。話をしているこちらも豊かな気持ちになれる感じでした。
終わってから、近寄ってきた人と話をしていたのですが、なんでも半年前に中国から来られた留学生だとか。
「早口でわからなかったんじゃないですか?すみません」
と謝ると
「70%くらいはわかりました」
とのこと。すごい!
そうそう、この方、欧米の方がトランスジェンダーに寛容と思っておられたみたいでした。で、「おそらくは違いますよ」という話を少ししたんですが…。
しながら「ん〜」と思ったのですが、「欧米」っていうくくり方って、たぶんダメなんでしょうね。「欧」って言っても、例えばイタリアとフランスとドイツとイギリスとスウェーデンではまったく違うだろうし。どういうくくり方がわかりやすいんだろう…。

ブッチ

で、会議のみなさんとは別行動。
他のところで研究会に参加されていた方と合流。その方も別行動とか…。
ふたりで待ちあわせをして、いきつけのお店(笑)へ。昨晩一緒だったF市の方がたまたま市内に来ておられたので、そちらも合流。女3人(笑)で、ダラダラ飲んだくれていました。
そうそう、途中変な話になったなぁ…。
美容整形の世界には「処女膜再生手術」というメニューがあるとか。まぁ、そんなメニューがあるくらいだから、処女膜が必要な人とか国とかがあるんですよね。そんな話をしているうちに
「いつきさん!一緒に処女膜再生手術、受けに行こう!」
とか誘われてしまいましたよ。
てか、あなた、子ども2人も産んでおいて処女膜はないでしょう(笑)!てか、MTFにとって処女膜は「再生」以前の問題ですがね。
まぁ、そんなアホな会話ができるのがいいんですよ…。

みんな仲がいいなぁ

話が終わったら懇親会。
役所の人権担当の人たちが集まって、あーだこーだとよもやま話。なんかわたしも気がついたら、シャンプーのギザギザについて熱く語っていました。
にしても、こうやって集まって話せることが、この人たちの「物好き」な元気の源なんだろうなぁ。うらやましいかも…。

物好きな街だ…

今日はF市でお座敷。考えてみると、去年あたりから連続して呼んでいただいています。なんだかんだで5回くらいかなぁ…。まぁ、こんな人も呼んでるくらいですから、担当の部署の方がよほど物好き…。いや、それだけじゃなくて、その物好きを申し送りしておられて、あとの方がちゃんと引き継いでおられるくらいだから、市全体が物好きなのかもしれません(笑)。
今回は、当事者の高校生が来るという事前情報があります。で、会場についてウロウロしていると、いましたいました。こちらを向いてにやにやしています。わたしもにやにやを返しましたよ。
で、開会のあいさつ。いきなり
「今回は、セクハラについての講演会で〜。セクハラで大学をやめさせられた先生もおられるとか〜」
って、ちゃうやろ!会場の方々もわかっておられる方が多数おられて、「ちゃうちゃう」と首を横に振りながら、笑いをこらえておられます。
困ったのはわたし。どうフォローをしようかなぁ…。そうだ、今回は「ジェンダーの視点も入れて」とか頼まれてたから、つかみでセクハラを扱ってごまかそうと、即座に決定。冒頭
「大学やめた人、知りあいですねん」
と、とりあえずネタふり。
「セクハラは、当事者にも分断を持ち込むんですよね」
と、マクラもなしに本題を話して、いきなりそっち方面の話は終了。あとは、いつものパターンでダラダラと漫談。ふぅ…。
にしても、「おじさま」って、普段はウケないんですけど、F市のおじさまたちはすごくいい反応をしてくださいます。やっぱ、市全体が物好きなんだ。
終わりのあいさつはすごくよかった。けっこう年配のおじさまですが、
「わたし、社会も心も体も男なんですが、好きになるのも男性に◯をしました。けっしてゲイというわけではないのですが、でも(人間として)好きになるのは女性より男性なんです」
好きにもいろいろあるんですよね。で、そういう「好き」を分け隔てしない感じかな。やっぱ、市全体が物好きなんだ(笑)。
話が終わったら、当事者の子が来ました。
「いい?ホルモンも手術も、やろうと思えばできるんだよ。だから急がなくていい。自分の体や心をゆっくりと見つめて、いま自分になにが必要なのか、それを考えることが大切なんだよ。今日はそれを君に伝えるために話をしたつもりなんだ」
と、またまたカマシをしておきました。カマされていたところを見ると、けっこう単純でいい子だな(笑)。
ちなみに、引率の教員は「数学教員の内幕をバラされた」と笑ってました。

下の子どもの誕生日

今日は急いでお家に帰らなくちゃ。てことで、ジャスト1時間でお家に到着。
家に帰るとパートナーはケーキをつくっています。下の子どもは手伝っているのですが、君にはそういう時間はないはずよ。さっさと宿題をすませてしまってくれ。今日は怒りたくないからね。
7時にお家を出発。目指すは「ステーキのどん」(笑)。
京都市内に引っ越してから、家の借金と子どもの学費で経済的にまったく余裕がありません。なので、外食なんて年に2〜3回です。前に4人で外出したのは…。半年くらい前かな?で、年に2回というのは、早い話が子どもの誕生日ということです。
下の子どもは、年に1回食べられるステーキを心待ちにしているようで、1ヶ月ほど前から「ステーキのどん」とか言っていました。
下の子どもが頼んだのは、「どんステーキとハンバーグのミックスグリル」。なんか、ステーキも食べたいけどハンバーグも食べたかったらしい(笑)。まず出てきたライスを食べはじめたのはいいけど、ステーキには目もくれません。どうしたのかなと思ったら、好きなものは最後までとっておくタイプらしい。わたしと一緒ですわ。
で、お家に帰ってパートナー自作のキャロットケーキ。プレゼントは、なぜかソニックのアメコミ。なんか、歓声を上げてましたよ。にしても、読めるのか?まぁ、パートナーは「英語の勉強」とかいってましたけどね。
そんなこんなで、平和な一日が終了。

変わり目にはなるんだろうけど…

夕方、一発ケンカをかまして(笑)、急いでD大学へ。
今日は尾角光美さんが「「いのち」×「わたし」 〜今、どう生きるか〜」というテーマで話をされます。
で、急いで行ったのですが、すでに尾角さんの話は終わったあと。もう一人のスピーカー、山口さん@NHKディレクターが話をしておられました。
聞いたかぎりの話の内容を、ものすごくかいつまんでまとめてしまうと、こんな感じ?

阪神淡路大震災による友だちの死をきっかけに、NHKのディレクターをめざした。友だちのお母さんの取材をしたかったけど、なかなかできなかった。やっとできた。その番組を通じて、「生きている事の意味」を伝えることができた。
ともすれば「生きている事の意味」を忘れがちになるので、自分は毎年1月17日は神戸ですごすことにしている。

まぁ、かなり違うような気もするけど^^;;
まぁ大学生相手だからそれでいいんだろうけど、「ちょっと浅くないか?」という気がしたのはわたしがひねくれているからだろうか…。
「「生きることの意味」を他者の死を通して(あらためて)考える」。たしかにきれいなんだけど、「死ななきゃあかんか?」という気がしてしまう。
林賢一くんの自死事件をルポした「ぼくもう我慢できないよ ある『いじめられっ子』の自殺」の著者・金賛汀がそういう話を講演でしていたという話を聞いたことがあります。
そういえば、テレビドラマでも「人の死」がよく使われますよね。わたしはあまり好きではないんですよね。どちらかというと、「死」を経由しない「変わり目」を模索したいなぁ…。

あ、尾角さんの「質疑応答」はよかった。「自分の存在を否定された」経験が変わり目のうちのひとつだったみたい。
やっぱり、葛藤とか模索とか自己否定とか、そういう自分との深い対話が変わり目になるんだと思うんですよね。