微分と積分

まえに、id:annojoさんのところで、微分積分の話がちょろっと出ていました。
性同一性障害の苦痛は変化に対してである」という3日間(翌日分がこれで、最終回がこれ)の連載がそれです。
あの時は、すごくおもしろいなぁと思ったのですが…。

変化が急激であっても、その変化を受容できるキャパシティがあれば、それはそれなりになんとかなるんじゃないかなぁと、あの時思っていたんですよね。もちろん、そのキャパシティは個人差があるし、時代や社会のありようによっても差があるんですけど。
で、そのキャパシティって、よく「コップ」に例えられるんじゃないかな。で、「コップの水がこぼれた時云々」という言説が出てきて、それが「積分」的なとらえられ方と結びついていく。
でも、キャパシティって、もしかしたら「風船」のようなものかもしれないと思うのです。あるいは、「シャボン玉」とか「ゴム」かな。
中に入っているものが少ない量だったら、それなりに急激な変化であっても持ちこたえられる。ゆっくりとした変化には耐えられるし、その状態だったらそこそこの量まで持ちこたえられる。でも、キャパシティすれすれになった時、それがゆっくりの変化だったらそれでもまだまだ持ちこたえられるのかもしれないけど、少量であっても急激な変化(負荷)が加わった時、キャパシティを越えてしまう。
つまり、前提として、それなりの「受容量(積分)」があり、その先に「変化(微分)」があるのかな、と。

前を向くということ

そんなたいしたことじゃないんですけどね。
いや、「ノーベル賞受賞」のニュースを発信している人たちと、受賞した人たちのあまりのギャップに笑っているだけのことです。
とにかくインタビューアーは「うれしい」というひとことを引き出したいんだけど、受賞した人たちは「うれしかったのは実験で確認された時」とか「過去のこと」と淡々としていました。さらに「すげぇ!」と思ったのは、「あれは、まぁ発表した時点で、ほぼ正しいとわかっていましたから、もう決着のついたことなんですよ。それからまた新たなことにとりくもうと思っていますから」みたいなことを聞いた時です。
インタビューアーは「どんなことにとりくもうと思っておられるんですか?」と、これまたピントはずれな質問。そんなん、やってる最中に決まってますやん。

なんちゅうか。「やったなぁ」と思った瞬間、それを過去のことにするという生き方。はたして自分にできているだろうか。できてないよなぁ。

そろそろ悩ましい時期

今月終わりに、うちの学校の人権学習があります。
2学期は3学年とも講演*1なので、楽と言えば楽なんですが、それにともなう事前学習・事後学習の教材をつくらなくちゃなりません。講師陣が豪華なだけに、やっぱそれなりのものをつくらなくちゃならないとは思うのですが…。
まぁ毎年恒例のものを使えばいいという考えもありますが、やっぱり少しずつ「マシ」なものにして行かなくちゃね。と同時に、子どもたちの実態も変わってきているし、社会の状況も変わってきている。それにフィットさせる必要もあります。
さて、どうするかなぁ…。

*1:1年:具志アンデルソン雄馬さん、2年:丸田光昭さん、3年:川口泰司さんという豪華メンバー

雨だとね…

朝起きると、雨。てことは、遊びに行けないな。
てことで、一日家でうだうだ。本当に一日家から出ませんでした。こういう日も珍しい気がしますが、たぶんそういうわたしの生活態度が間違っているんだと思います。
一日家にいると、いろんなことができますね。ご飯をつくったり、ご飯をつくったり、ご飯をつくったり。てなことで、すごく平和な一日でした。
体力も回復したし、新たな1週間に向かうことにしますか。

やっぱ、これだね!

目的地のT中に着いて、Kぅさんに電話。
「呑み会、たぶんE井さん、行かへんよ」
「ほな、3人で行きましょか」
ということで、Kよぽんとは再会を約束しながら、わたしは駅の近くのいつもの飲み屋へ。店に入って
「あの、いまは3人ですけど、あとでもう少したくさん来ます」
というと
「あぁ、ESなんとかの…」
そりゃ、ESD*1ですわ。
座って瓶ビールを頼もうかとしたところでKぅさん登場。続いてE井さん登場。まずは3人でボチボチ呑みはじめます。にしても、考えてみると、濃いぃ3人です。はじめは当たり障りのない話をしているのですが、徐々に「某外国人教育研究団体」とか「日本語指導をめぐる状況」とか「某国際交流センターの移転問題」について話が盛りあがりはじめます*2。まぁ、立場的には厳しいところなんですが、個人的には「そうそう」というところもあったりするところがややこしいですね。
それにしても、この人たち、基本的にはこういう局面になると元気になりますね。なんというか、逆境に強いというか、逆境でこそ元気になるというか。
そうこうするうちに、別の場所で宴会をしていた人たち=これの参加者とか講師さんが合流してきます。Kよぽんとも再会できました(笑)。ここでE井さんもKぅさんもますます「元気」になります。焼酎の一升瓶がガンガン減っていきます。ええ感じです。そのまま9時頃までバトルモードで宴会が進んで、なんとかお開き。
E井さん、Kぅさん、Kよぽん、わたしで2軒目に向かおうと思ったら、Kぅさんが行方不明。まぁ、T中ではよくあることです(笑)。結局3人で近くの焼鳥屋へ。
ここではE井さん、一転してのんびりモードになります。たぶん、武装解除したんだな。たぶん、武装解除できる時って本当に少ないんだろうな。てことで、3人でなんということもないうだうだ話。そうそう、突然「いつきさん、これあげる」と言ってくださったのが、インカローズの指輪。残念ながら小指にはゆるく薬指にはきつかったので、Kよぽんがもらったネックレスと交換。
「これね、パワーストーンなのよ。わたしはこれで力をもらって、今は必要ないからあげる」
って、いいんですか?って、もらってしまいました。すみません。
別れ際にみんなでハグハグしたりして、なんだか、最後はまたーりとした時間を過ごしながら、今日も終電で帰りました。

家に帰って「ほれ」とパートナーに見せると、ひっくり返っていました。
でも、たぶん、いま必要な時期なのかもしれない…。

*1:Education for Sustainable Development=「持続可能な開発のための教育」

*2:批判的にね

元気でなにより

朝、とりあえず大阪へ。
新大阪駅でKよぽんと待ちあわせ。そこから向かうは中百舌鳥です。
今日は大阪F立大学の某ホールで、なにやら研究発表会があるとか。で、うちの交流会の参加者がセクシュアルマイノリティに関する発表をするとかで、聞きに行くことにしました。
中百舌鳥に着いたら、まずは昼食場所探しです。「うどん屋がある」「やめとこ」「ラーメン屋」「やめとこ」とダメ出ししまくりながら、入った店は、お好み焼き屋さん。最初に注文したのは、もちろん「生中」。昼のビールはおいしいです。お好みをつついている最中になくなったので、「赤ワインハーフボトル」とか注文してしまいました。まぁ、景気づけですわ。
で、会場へ。
「花火の軌跡」がどうとか、なかなかおもしろいことをやっているのですが、だんだん眠くなってきます。まぁ、昨日が昨日だったからというか、今日が今日だからというか…。で、一眠りしたところで、交流会のこの発表。
う〜ん、理工系の発表会のはずなのに、なぜか君のは社会学系だねというのが感想。でも、発表区分を見たら「生物」とか書いてあります。まぁ、「生物の多様性」が言われている昨今ですから、「人間も多様だ」てことでいいのかな?
発表会が終わったら、その生徒を適当にいじって*1、次の場所へ移動です。

*1:でも、ほんとうにいろんな意味でうれしかったですよ

で、打ちあげ

運動会が終わったら、当然打ちあげ。なかよし*1の教員と一緒に会場に向かいます。出、会場に入ろうかと思ったら、その教員
「たしかコンビにありましたよね」
とか言います。
「うん、裏にあるよ」
と言うと、
「ちょっと行ってきます」
と行ってしまいました。
さて、わたしは先に会場に入ろうかと思ったところで、思い出して、わたしもコンビニへ。
ちょうど出てこようとしたなかよし*2の教員にひとこと。
「「ウコンの力」を買いに来てん」
すると、その教員、にっこり笑って「ウコンの力」を出しました。お互い終わってるな(笑)。
あとは、呑んで食べてしゃべっているうちに終電になっていました。やれやれ…。

*1:たぶん

*2:たぶん

なにが悲しゅうて…

本日、起床は5時15分。出発が5時半。駅までトコトコ走って5時50分発の地下鉄に乗ります。で、職場に着いたのが7時。
メッチャ眠いけど、今日はしかたがありません。だって、職場の運動会なんですよね。
うちの学校、運動場の放送設備がドンドン朽ちていっています。でも、
 「お金がないからなおしてもらえない」
→「なおしてもらえないから、こちらが工夫をしてなんとかする」
→「なんとかしたら、「なんとかなるやん」となって優先順位が下がる」
→「だからなおしてもらえない」
というスパイラルにはまっているみたいで、ここ数年は、運動場の放送設備はまったくアテにせず、仮設のものを組んでいます。なので、
 「必然的にセットに時間がかかる」&「始業時間は決まっている」
→「出勤時間がどんどん早くなる」
ということになるわけです。
それにしても、あぁ眠い。

開会式が終わって定常状態で動きはじめたのを確認して、とりあえず救護席に行って「寝させて」と頼みます。「はい」と渡されたのはブルーシート。どうやら、「これをグランドに敷いて寝ろ」ということのようです。ウトウトするのですが、まわりがうるさくて寝られません(笑)。
しかたがないので放送室へ。寝ころんでも、やっぱりモニターがうるさくて寝られません(笑)。
あきらめました。

まぁあとは「ながら」で進んでいって、いつの間にやら最後の種目。クラス対抗リレーです。
ここでわたしは最後の気力を振り絞って、BGM担当。子どもたちの流すBGMがイマイチなんですね。盛りあがらない。で、わたしは「ここぞ」とばかりにQueenをかけたりします。
いや、うちの子どもたち、ええわ。「we will rock you」をかけたら、みんなで手拍子しています。まわりの教職員はわたしのほうを見て「してやったりやろ(笑)」とか言ってます。でも、この盛りあがりがほしいんですよね。
全競技が終わって、閉会式までの間は、当然「We are the Champion*1」です。なんか、口ずさんでいる子がいるよ。まぁ、行く夏を惜しんで下さいな。

*1:≠We are the Champyon(笑)