グラフの書き方

通常、グラフって、表を書いてプロットしていくのが導入なんですよね。でも、それができない生徒がけっこういます。おそらくは、中学校、いや小学校の時にやっているはずなんですけど、それができない。そういう生徒にとって、もしかしたら、「形」を与えておいて平行移動をするというやり方の方が飲み込みやすいんじゃないか、と。
てことで、昨日仕込んだのは「放物線」を書いた小さな紙です。
まずは最初にふたつに折ります。このとき、光で透かしながらちょうど左右が重なるように折るのがポイント。このことで、左右対称であることを実感させます。
で、元にもどした時「この折り目を「軸」というんだよ」と。さらに、「「軸」と「放物線」が交わったところが「頂点」だよ」と。で、「頂点」に「↓」をつけます。
で、放物線に沿ってハサミで切ります。
これで、「放物線定規」のできあがり。
あとは、「ひとつ点を取って。その点が頂点になるように放物線を書いてみよう」とやります。
そうそう、ひとつ注意。「「軸」は必ずまっすぐ立つんだよ」。
こいつは、筆巻きに放物線を書いておいて、ちょいと歪めてやればいいです。放物線の位置はズレますが、回転をしません。まさに、平行移動。
つまり、「形と場所がわかれば放物線定規をあてて書けるよね」ということです。
ということは、どうやって「形」を決めるのか。どうやって「場所」を探すのか。という話にすべてが帰結します。

これ、わたしとしては新しいやり方なんだけど、どうかな?定着するかな?まぁ、クラスで一番数学が苦手な子が、このやり方で「ニコリ」としてくれたら成功なんだと思います。

1年に一度の

今日は、1年に一度の「これで給料もらっていいの」の日です。
まぁ、たしかに朝は早い。8時に勤務地近くの駅集合です。てことは、普段よりも早く家を出なくちゃなりません。職場にバイクを置いて、駅まで走ってやっと間にあいました。そこからダラダラと子どもたちが集合するのを待ちます。
やがて全員集合。バスに乗って、一路大阪府南部へ。
ついたのは、川の畔にあるキャンプ場。
さっそく火起こしです。みんなバタバタやってます。いい風景だなぁ…。
やがて、思い思いに鉄板や網の上にいろんなものを載せてバーベキューの開始です。わたしたちはというと、適当にあちこちに行ってつまむのが仕事。
「先生、食べ〜!」
「ん、ありがと。んまい!」
これでOKです(笑)。
でも、ほんとうにおいしいですね。味っていうのは、そのものの味もさることながら、ロケーションとか雰囲気とかにも十分左右されます。
やがて
「撤収するぞ〜!」
との声がどこからともなくやってきます。みんな大急ぎで撤収開始。まぁダラダラやる子もたくさんいますけどね。でも、手伝ってあげたら
「ありがとう」
の声が返ってくるのがうれしいです。なんか、学校の中じゃなくて、こういうところは双方が素直になれるのかな。
で、予定通りキャンプ場をスタート。解散場所まで帰ってきて無事解散。

まぁ、こういうのが嫌いな教員・生徒もいるんだけど、やるからには楽しまなくっちゃね。というか、「いいところ」をひとつでも探すところに意味があると思うんですよ。

捨てる神あれば拾う神あり

きのう、オーラにあてられてそうとう落ち込んでいました。
で、ある人に
「こんなことをやるために、こんな角度で切れ込もうと思っているんですけど」
と言ってみると
「あぁ、そういうことやったのね。だったらわかるわ。今度、説明しに来られる時、そういうふうに言ってもらったらわかる人もいるんじゃないかな」
という反応がありました。

助かった…。

オーラにあてられた

来月中旬に「人権学習」があります。現在、その教材づくりで四苦八苦しているのですが…。
とりあえず、それぞれの学年に自分が考えた教案を提示しはじめました。
ところがねぇ…。
人によっては「おもしろそう」と食いついてくれる人もいるのですが、人によっては露骨に「イヤ」という反応をします。で、後者のような人が人権教育担当になったりすることがあったりするんですよね、なぜか…。
そんなときは最悪です。
とにかく教材を提示してもハナからイヤそうです。でも、「イヤ」とは直接言わず、「難しい」とか「テーマが」とか「講師が」とかいろいろ言ってこられます。でも、そのベースに「イヤ」というのが透けて見えています。
いちおう、事前に教材を渡しました。
「◯◯というテーマをやるのはいいけど、現実には△△みたいなことがあるし…」
いや、それ、教材の中で触れてあるんですけど。
「自分としてはピンとこないので教えられない…」
いや、教員が結論を押しつけるのではなく、教材の中にある結論から生徒が考えるようにくんであるんですけど。
てか、教材読んでないやろ!
てか、そもそも「あなたの言う現実」を変えるために、人権学習はあるわけで…。
「みなさんからも「難しい」とか「できない」とかいう意見が続出で…」
それ、あなたの提示の仕方に問題ない?

ほんとうにイヤになってきます。
それにしても、みんな、ほんっとうに!人権が嫌いなんだなぁ。

まだまだ続く…

昨日寝たのが1時。当然眠いです。朦朧としながらも、とりあえず起きあがってお弁当づくり。
今日は覚悟して職場に行かなくちゃなりません。というのは、昨日の出張が問題でして…。
出張って、行っている間、職場でやらなきゃならない雑務はとまっています。誰かがそれをしてくれるわけじゃないです。さらに、雑務って増えてます。てことは、帰ってきたら普段の1.5倍程度の量の雑務が待っているわけで。
で、職場に着いたら、やっぱりそうでした_| ̄|◯
しかも今日は放課後職員会議。てことは、完全に詰め詰めでやらなきゃならんやんか。

雨あられ

朝、身体が動きません…。
そこのところを「自業自得」と割り切って身体を動かすのが「仕事」っていうものです。
職場に着くと、山のような仕事が待っていました。
あとは、ひたすら左の仕事を右へ、右の仕事を左へ。上から来る仕事を横へ流してとやっていると、あっという間に定時が来ました。
でも、まだまだ残っているぞ…。どうすんねん。

やっぱわたしにゃわからんかなぁ…

補習授業の一コマ。
ある生徒が悩んでいるので、ちょいとアドバイス
「前の問題、できてるやん。同じ感じで解けるんやで。これがこうで、ここがこうやろ」
ヒョイと顔を見ると、なんか頭が真っ白な感じです。
しばらく待って、動きがないので
「う〜ん、前の問題のここがこれやんか。で、ここがこれ。同じように式をつくってみ」
鉛筆を持って書こうと思い、またやめます。
「とりあえず、書いてごらん」
書きません。

なにが鉛筆を動かすことを躊躇させるんだろう。
数学の世界って、失敗してもケガもしないし何もこわいことはないはず。でも、鉛筆を動かすことを躊躇する。
これ、数学が苦手な子に共通しているんだよね。
でも、書くことからしかはじまらない。まちがえてもいいから、とりあえず書かなくちゃはじまらない。というよりも、まちがえるところからしかはじめられない。
わたしはそう思うんだけど、そうは思えないんだろうなぁ。

どうやったら鉛筆が動くんだろう…。

災い転じて福となす

朝起きると、すごくしんどいです。でも、行かなくちゃ。まぁ自業自得です(笑)。
職場に行っても、当然しんどいのは変化なし。もしかしたら、熱が出てきているかもしれないです。保健室で寝たいところですが、そういうわけにもいかないのがつらいところです。
授業に行くと「先生、元気ないやん」と気遣ってくれます。うれしいなぁ。
「うん、昨日飲み過ぎてしんどいねん。だから、今日はローテンションの授業でいくしな」
こういう時は、正直に言うことにしています。
ローテンションの授業では、当然張り切りません。ダラダラと小さい声で授業をします。でも、そういう時の方が子どもたちは話を聞いてくれます。そうやって授業をしていると、だんだんと元気がでてきます。
4月も最終日になって、だんだんと生徒たちの距離が縮んできました。でも、ここからがむずかしい。いい距離をうまく保ち続けないと、授業がグチャグチャになってしまいます。
それにしても、結局あれだ。職員室にいるよりも授業をしている方が元気がでるっていうことですわ。

たまには生徒引率なぞ

今日は昼から放送部の引率です。
文系のクラブ顧問をしていると、ほんとうに「すまないなぁ」という気になってきます。だって、体育系の顧問は、ほんとうに休みがぜんぜんないですから。そのわりにクラブ指導は「本務じゃない」ということで、代休もないしね。いつ休んでるんだろう…。
なので、たまには子どもたちを引率しなくちゃ、と。
いい天気なのに、なんだかもったいない気もするけど、まぁいいか…。

ふたつの思いをわける試み

わたしは、3週間に2回ほどのペースで確認テストをして、その結果で補習をすることにしています。子どもたちにとっては「え〜」という話ですが、これとて、これが1年間続くと慣れるわけで、最終的には「そんなもん」で落ち着くみたいです。
でも、去年は諸般の事情があって、ぜんぜんしませんでした。
今年は、とりあえず心新たに補習のとりくみを再開しようと、決意とまではいかないものの、まぁ、考えていたというか…。
で、今日はその第1回の補習。
1年生の最初の内容は、ほとんど中学校の復習です。なので、なんだかんだ言いながら、みなさんできます。補習対象者そのものはそうとう多くなるように設定するのですが、みんな「ワイワイ」いいながらやっていました。
そんな中に、ひとり一生懸命やっている子がいます。他の子らが全員終わっているのに、まだ最後のあたりで悩んでいます。
補習をする意味は、こういう子を浮かびあがらせるところにもあります。
他の子らには教えませんが、最後のひとりはていねいに教えます。
「数学、苦手なの?」と聞くと
「苦手だし、キライ」と答えます。
まぁ、キライでもいいんだけどね。
でも、「苦手だからキライ」というのはイヤだなぁ。「苦手だけどキライじゃない」「苦手じゃないけどキライ」他のパターンもありうるはずなんですよね。
で、プロとしては「苦手だけどキライじゃない」に持っていきたい。
まぁ、これから1年、ボチボチやりますか…。