社会モデルで考えよう→論客と会う

いよいよ夏休みが終わりかかってます。夏休みの最後は職員会議と校内研修の2日間です。ちなみに、かつてはバラバラにやってたのを2日間にまとめたので、みんなあきらめてくれます。
今日の午前は職員会議。最近はペーパーレスなので、みんなタブレットを持って参加します。なのでわたしもipadに議案書を入れて、ついでにゲンコをちょこちょこいじるなど(笑)。まぁそうなりますわな。
ただ、生徒の個人情報にかかわるものや、冊子として持っておかねばならないものは紙で配布されます。
で、ある生徒にかかわるペーパーを見ると、「〇〇くん」とあります。
んー…。盆明け仕事でジェンダー論をやった人間がこれを放置はできませんね。なので、挙手。
「あのー。そろそろ「さん」とか「くん」とか、生徒を性別で見るのはやめませんか?」
すると、その教員
「次からやめます」
と言われたのですが…。
わかってはるかなぁ。トランスジェンダーの問題ではないんですよ。生徒を性別と紐つけて見ること、あるいは性別に紐ついた形で生徒を見ることの問題なんです。
ちなみに、直後に、またまた「くん」とやりかかって「あっ!」とか言って、結局呼び捨てにされていて、不慣れなことをさせてしまったなと。まぁこれから問題提起していきましょう。

で、午後は人権研修です。講師は松波めぐみさん。タイトルは「社会モデルで考えよう」です。
うちの職場は「合理的配慮」の必要性を充分に認識しておられます。そして、さまざまな子らへの支援をしておられます。ただし、所轄分掌は保健部です。そこに一抹の不安がある。何かと言うと「日本型インクルーシブ教育」的な合理的配慮にならないかってことです。まぁ支援学級がないから、そこへの隔離はないとは思いますが、個に焦点化しすぎるあまり、木を見て森を見ず的な支援にならないかってことです。もっと言えば、従来の授業や評価のありようを問うことなく、支援が必要な子をサポートして「人並みの点をとらせる」みたいなことにならないかってことです。
なので、ここは合理的配慮の根幹にある社会モデルについてガッツリと話していただこうと思い、これは松波さんだなと。実は3年前に松永真純さんに来ていただいて話をしてもらいましたが、今回は、より理論的な話が聞けるのではないかとワクワク。
てことで、若い衆の車に乗せてもらって駅まで迎えに行くと、向こうから来られました。少しお疲れ?でしょうね。かなり忙しそうというか、追い込まれてそうというか。わたしもだけどね。
で、セッティングをしていると、続々と教員が来ます。時代も変わったなぁ。てか、10分前に来るのね。生徒には言うけど、自分はやらない人がほとんどだったのになぁ。
てことで、研修スタート。
まずは自己紹介から。ただ、自己紹介はそのまま自分と人権教育の出会い、そして障害者との出会いへと進んでいきます。このあたりが大切なんですよね。当事者ではない人が、出会いの中で変わっていく。それは、誰にでも開かれている可能性ですからね。なんというか、もちろん社会モデルも学んでほしいけど、そういうところも学んでほしいんですよね。
そして「気づき」へ。松波さんの「気づき」は、具体的な人との出会いの中での気づきです。ただそれだけではなくて、あえて言うなら「失敗」からの気づきです。これも大切ですね。失敗を単に失敗で終わらせずに引きずる。モヤモヤもんもんとする。するとそれが、それ以降の出会いの中で発酵する。そして気づく。性急に答えを求めないからこその気づきです。
そこから「特権」の話へ。最近、出口真紀子さんが発信しておられるのかな。きちんと読んでないというか、ホントに読むヒマがなくて、今どうしようもないのですが、そのうち読まなくちゃ。どんどん置いてけぼりになります。が、そこで言われていることはわかります。てか、「マジョリティとはなにか」という問いは、わたし自身も立てていて、そんな中で考えてきたし、どこかに書いてきたことです。でもそれはネットの片隅のことでした。それがケイン樹里安さんなんかがドカンと問を出されて、まとまってきたのかな。ただ、社会モデルを身につける上で、おそらく特権を自覚することは避けて通れませんね。もちろん、権力は網の目なので、ある特権を持っていることが絶対的な権力というわけではないです。が、「気にせずにすむこと」ということ気づくことは大切です。そしてここから社会モデルへと流れていきます。
社会モデルそのものは、まぁ、個人的には「直感的に知っている」話なのでアレですが、でも、多くの教員にとっては寝耳に水じゃなくて、青天の霹靂じゃなくて、まぁビックリでしょうね。
おそらく今回の話でとても大切だったのは、繰り返しになるけど「特権」ですね。それがストンと落ちるための大切な仕掛けだった気がします。
てことで、研修会終了。
研修終了後にいろんな人に
「どうやった?」
って聞いたら、
「今まで考えたこともなかった」「すごく新鮮だった」
と、かなり好評でした。みなさんの感想が楽しみです。
本来ならば、松波さんを「接待(笑)」しなきゃならないんですが、今日は所用で大阪に行かなきゃなりません。
ということで、JR→京阪→地下鉄の乗り継いで、難波へ。2時間かかりました。
ここで、H野Tまとさん、O崎H菜子さん、M田Rりぃさんと合流。なんか、論客ばかりです。わたしは小さくなりましょう。みなさんが繰り広げられる論議に「ほー」「へー」となりながら、ビール→日本酒→焼酎お湯割りという、身体に優しいコースを歩みます。「ほー」「へー」だけではアレなので、二丁目の話が出てきたところで、M崎R美子さんの話を振ってみました。結論は、あの方はクイアだってことでした。
そんなこんなで、3時間ばっかの呑みが終了。ここから帰るのか…。いや、明日も仕事だよ。

日常かと思いきや

とうとう8月の最終週が来てしまいました。巷のガッコではすでに2学期がはじまってるのかな。ただ、わたしの職場はまだはじまってません。まぁリハビリ期間です。リハビリ期間ということは、日常に向かわなきゃならないです。で、金曜日はそう思ってたけど、よく考えたら、今朝は滋賀県に行かなきゃならないのでした。
てことで、滋賀県へ。今日はリモート研修のビデオ撮りです。それはいいんだけど、そこそこ内容に縛りがあり、しかも1時間という制限もあります。なので、昨日、スライドをいじくっていたのでした。
最寄りの駅に降りたらお迎えの人が来られています。駅からビデオ撮りの会場まで至近距離なのになぁと思ってのですが、やはり歩きでした(笑)。いや、車に乗る距離じゃないし。
で、ビデオ撮り。眼の前にはGoProがあります。なぜに屋内なのにということは考えないことにします。
しばしタイピンマイクのチェックをして、収録開始。これまでやってきたいくつかのものを合体させたものです。ただ、エンディングはオリジナル。幸いGoProのカメラ側のディスプレイには時間が表示されます。それを見ながら話をします。だいたい思い通りの時間にしゃべれて、56分くらいで終了。
収録された方が
「ワンテイクで、しかも時間もピッタリ。すごい!」
とビビっておられました。いや、時計見ながらしゃべってたし。ついでに、ワンテイクじゃなきゃ延々と時間かかるし。てか、自分で収録したことも何度かあって、慣れてるし。
「Youtuberみたいですね」
と言われてしまって、なるほどなと。
そんなこんなで11時前に会場をあとにして、職場へ。
とりあえずおべんとを食べて、明日の研修会の準備をしたり、はたまた1日にあるテストの印刷をしたり。さらに赤点者の補充をしたり。まぁ生徒たちもリハビリってことです。

「原稿の進捗状況はいかがですか?」
というメールが来てビビるなど。まぁいつも締め切り前に出してるからなぁ。てか、もしかしたら、ここを読んでて、書いてないなと思われたのかもしれません。なので
「がんばります」
とお返事です。
そんなこんなで定時に退勤。今日は大学の頃によく行った飲み屋に行くことになってます。
お店に入って
「お久しぶりです」
というと
「あー、土肥さんって土肥さんやったんや」
とのお言葉。はい、そうです。
しかしここは時間がとまってるな。

とにかく絵になります。

とりあえず素膳をいただきましょう。

お客さんとマスターの会話がおもしろい。もちろんそこに加わろうとするのですが、そのタイミングが難しい。さらにオーダーするのも難しい。なんかCAやってる気分です。
そうそう。忘れちゃいけないへしこです。

うまいなぁ。
そんなこんなで2時間ばっか、落ち着いた、少し緊張した呑みの時間を楽しみました。
さぁ、帰ろう。日本酒3杯呑んだから、明日はしんどいかも…。

盆明け仕事・3日目→ライフストーリーを聞かせてもらう幸せ

朝、6時に起きようと思ったけど、身体が動きませんでした。結局起きたのは7時。ほんとはもっと寝てたいけど、そういうわけにはいきません。
朝ごはんのあと、昨日少しいじったプレゼンのチェック。やがて時間が来たのでzoomを開始。
今日はおそらく、ゲストスピーカーに来てもらう内容なんだけど、そうもいかないので動画を見てもらいます。
まずはLGBAの話です。動画は少し古いやつ。どれくらい古いかというと、画面サイズが4:3です。Sぎ山Fみ野さんが若い(笑)。その後、専門外ということを断ってからのレクチャーです。次のコマはTの話。これも動画を見てもらいましょう。今度はずっと新しい。まぁ、新しくても古くても、価値に優劣はないです。
なんだろ。やはり「リアルな姿」を知ってほしいです。その姿を知ったうえで知識を伝えたい。でないと、知識から想像をしてしまうし、そこにリアルとのズレができてしまう。そしてそれは、下手をするとリアルな人を傷つけることになりかねない。
なので、3コマ目のトランスジェンダー生徒についても動画からスタートです。なんかなぁ。小学生と中学生の違いとかはあるだろうけど、やはりトランスボーイとトランスガールの扱いの差は圧倒的やなぁと思います。たぶん、そのあたりを織り込んだ話もつくらなきゃね。そのためにも書籍化が必要かな。
てことで、無事、3日間の盆明け仕事、終了です。最後に何人かの学生さんがDMをくださったりして、うれしかったなぁ。メッチャ疲れたけど、やりがいがありますね。
てことで、この3日間のためにつくったスタジオを解体して、ひと息ついて、大阪へ。
今日は「2009年卒業生」さんとの呑みです。まぁほんとは2008年に卒業されたらしいですけどね。こないだコメントをくださって、そこから会おうということになりました。ちなみに、「2009年卒業生」さんはこの人ですね(笑)。
てことで、鶴橋で合流。となると、茂利屋一択です。
「今、なにしてるの?」って話から、気がつけば高校時代の話とか、いっぱい教えてくれました。話を聞きながら、ほんとに自分が何もわかってなかったし、なにもできていなかったことがわかるし、なのにそんなわたしに13年の時を経て連絡をくれたってのはほんとうにうれしいですね。
高校時代の話をしてるけど、それは昔の話ではなく、今の話です。あるいは、今に続く話といってもいいかもしれません。
結局、茂利屋の最終客になってしまって、さらに改札前で話をして、環状線を1本逃して、とりあえずバイバイしました。あかん、寝そう…。
と、新快速がダダ遅れです。高槻とまりの普通に乗って、京都行きの普通に乗り継いで、えらい遅くなってしまいました。明日、ヤバイな…。

でかい→今日も傾聴

朝、メッチャ体調が悪いです。そりゃそうです。居酒屋では焼酎。Kーちゃんの家ではウィスキーですからね。
とにかく水分補給です。朝ごはんは豚まん。おなか減ってたからおいしくいただきましたが、おなかいっぱいです。
一方、H江さんから怒りのメールが来ました。矛先はわたしに向いてるわけじゃないけど、怒ってはります。てか、キレてはります。ただ、わかります。わたしもキレてますからね。てことで、そんな返事をしたら
「でも、穏やかに対応されていますので、人格者」
という返事が返ってきて爆笑したり。H江さん、ビミョーにおもしろい返しをくださるんですよね。
今日は午後に出雲に行かなきゃなりませんが、少し時間があります。なので、温泉に行こうかと。
なんか、かつて温泉はネタでしかなかったんですが、なんかネタにならなくなって、それはそれで安心ではありますが、自分だけ安心というのも、なんとなく申し訳ないなと。
まぁでも温泉です。ここでS田さん、O崎さんと3人でのんびりしました。
で、今回もお世話になったKーちゃんS田さんコンビとバイバイ。ありがとうございました。またの時もよろしくお願いします。
で、O崎さんどわたしは出雲へ。今日は同和教育研究大会です。
会場に入ると、ゲゲッ!なんだこれは!

メッチャ広いです。たぶん1000人以上入りそうです。本格的なホールなので、音響もメッチャいいです。テストで鳴らすと、すんごい気持ちいいです。
やがて控室に副市長さんと教育長さんが来られて、よもやま話。が、間もなく時間なので、トイレに行ってスタンバイ。
市松模様に満席です。

で、お座敷開始。今日はミッション4です。開会あいさつで副市長さんが
「おもしろいところでは笑うように」
とコメントしてくださってるからか、会場の空気は和やかです。ただ、はじめはリアクションが薄い。けど、おひとりおひとりを見てると、リアクションが伝わってきます。なんかそれが心地よいです。が、ペースはゆっくりやらなきゃ、手話通訳と要約筆記の方々に迷惑をかけてしまいます。が、やっぱり迷惑をかけてしまいました。ゆっくりしゃべったつもりなんだけどな。
最後の拍手がすごく大きくてうれしかったなぁ。ミッション4はサラッとはいかないネタですが、きっと大切な要素があるのかな。
で、会場をあとにして、O田さんと3人で以久満というお店へ。途中、鉄心をくすぐる風景があったのでパチリ。

さらにNぎらさんも合流して打ち上げです。
このNぎらさんの話がおもしろい。うちの生徒に聞かせたいなと思っだけど、遠すぎるな。なので、今日も傾聴です。
と、もしかしたら、Z外教出雲大会ができるかも…。
それにしても、出てくる料理がすごいです。

イノシシ鍋。
 
鮎の塩焼き。

寿司!

うなぎ!
もうおなかいっぱいです。
てことで、9時過ぎにおひらきです。さぁ、ホテルに帰って寝ましょうか。
そうそう。O崎さん、3日間、ありがとうございました!

専門外だけど→傾聴

朝、京都駅からバスに乗ります。延々と走ります。途中、山が見えました。

大山です。ということで、到着したのは、この夏3回目の米子です。厳密には2回目ですが…。
で、今回米子に来た発端は3年前にまで遡ります。ここでわたしがやった部落差別についてのプレゼンを、鳥取県西部の社会教育の人たちに見せたいと。で、その3月に企画されたのですが、まさにcovid-19の感染がはじまった時で、やむなく延期となりました。2021年の夏にもやろうとしましたが、感染者数の増加で延期。今回は過去最高の感染者数ですが、実施することになったという(笑)。いや、過去2回はどないやったんやって話ですが、それは不可知論ですね。
てことで、やってきたのですが、お座敷前に、少し当事者と会うことになって、いろいろ話。
その後会場に移動。集まってこられたのはおなじみの方々です。が、だけでなく、島根は益田からもO崎さんが来られてます。いろいろおかしい(笑)。
冒頭のあいさつで、3年間企画をしてこられたA井さん
「やっと肩の荷がおります」
とのお言葉。そんなたいそうなもんじゃないけどな^^;。
てことで、ところどころにコメントを入れながら、約70分、スライドをやりました。その後、ディスカッション。部落を子どもにどう伝えるかみたいな話が出てきて、そこ来るかと(笑)。
最後に少し時間が余ったので、さらに世界人権宣言のスライドを見てもらったり。
部落差別についてのスライドも、世界人権宣言のスライドも、別にたいしたスライドじゃないです。ただ、大切なのは、ふたつがバラバラに存在するのではなく、メッセージとして共通のものを発信するということです。たぶん、それはわかってもらえたかな。
てことで、専門外だけど、ジェネラリストとしての専門性をもつお座敷終了。
その後、懇親会です。ここでO崎さんの話を傾聴(笑)。いや、傾聴するに値する話を聞かせていただきました。ただ、そこにツッコむ人たちがうるさい(笑)。
「はい!ラポール!」
みたいな(笑)。
その後、Kーちゃんのおうちに移動。とちゅうMさるさんをピックアップして、2次会です。今度はMさるさんの話を傾聴。が、寝てしまいました^^;。

お呼ばれ

今日は朝からお盆明け仕事のためのおべんきょです。
かつて読んだペーパーをひたすら読みます。おもしろい。前に読んだときは読めていなかったところがあることに気づきます。関連するペーパーを読みはじめると、どんどん深みにはまっていきます。同じ記述があったりするど「おお!」とか思うし、ある記述を引用しながら批判していると「おお!」とか思います。
ただ、これは沼です。どこかで切らないと、どんどん深みにはまります。
時間の制限がなければ、沼にはまって、そこに足がつくところまでもぐればいいんだけど、今はそういうわけにはいきません。なので、これくらいにしといたるわと。
で、夕方からお出かけです。向かうは交流会でメッチャ世話になってるK代さんのおうち。前から「呑みにおいで」と言われていたので、そのお言葉に甘えることにしました。
ということで、大阪に向かいながら、ふと
「今日はパリロやなぁ」
などと思うなど。まぁ、非国民なので、黙祷とかはしませんが。
で、K代さんのおうちに到着。出てくる料理があまりにもおいしい!海老のフェとか、食べたことないし。そしてホルモンのチゲ。もっとも、K代さんは、わたしがお土産に持っていったイモの蔓の炊いたんを「おいしい」って食べて下さったけどね。
そんなこんなで終電まで呑んで帰宅。泊まって行けと言われたけど、そういうわけにはいかないのですよ。

アドレナリンは偉大だ

朝起きると、体調があまりよろしくないです。なんとなく寒気がする。でも、それはたぶんクーラーの温度が低いからだな。
とりま、買ってあった缶コーヒーとパンを食べて朝ごはん終了。チェックアウトが11時なので、それまでダラダラ。うーん、体調が復活しない。昨日は、生中2杯、日本酒2杯、帰ってから缶チューハイを1.5杯。そんなに飲んでないんだけどなぁ。でも、あまり食べなかったからかなぁ。そう言えば、なんとなくおなかが空き気味ではありました。
体調が悪いままチェックアウトして、ロビーへ。去年お世話になったF嶋さんが12時に来て下さるので、それまで「待ち」です。そうだ、今のうちにブログを更新してしまおう。ところがやはりめっちゃ寒いです。ロビーのクーラーが効きすぎているのか?不安になったので、フロントに行って体温を測ってみたり。平熱です。でも寒い。とりま外で待ちましょう。しかし、去年は新幹線が止まってビビりました。今年は前泊したから安心です。が、体調悪化とは。
で、F嶋さんの車に乗せていただいて、移動開始です。今日は去年と同じ由布市です。なんでも、去年は全会員の1/3しか聞けなかったので、今年も声をかけていただきました。って、申しわけない。ただ、今年も結局zoom開催になったけど、まぁそれだけzoomが一般的になったということですね。
ただ、移動中も体調は悪いままです。うーん、おなかが減ってるのか?途中のコンビニでお蕎麦を買って会場へ。とりま食べましょう。が、イマイチ食欲がわかない。でも、炭酸水は飲めます。あまりにも不安なので、またまた検温。平熱です。じゃぁ、先に準備をしてしまいますか。
準備をしている間に、少しずつ体調がマシになって来ました。これ、アドレナリンが出てるからだな。おそらく、自動的にテンションを上げているんですね。身体が悪いクセを覚えているみたいです。てことで、無事お蕎麦を食べられるようになりました。
で、由布市の夏季研開始です。と、あいさつされた教育長さん、いきなり「すき間人権教育」とか言われて、即座に反応するなど。竹花センセイ、活躍しているなぁ。ちょうど某在日外国人教育関連のことで連絡を取りあってたので、すぐに報告するなど。
で、わたしの出番です。去年ミッション3をやったので、今日はミッション4にしてみました。さてさてどうなるか。教育長さん、最前列でメッチャ聞いておられます。すごいな。あちこちで真剣に聞いてくださる顔が見えます。ただ、笑いが少ない(笑)。まぁ「間」がないからなぁ。
そんなこんなで4時まで飛ばしましたが、あとひとネタ残っています。会長さんに
「伸ばしていいですか?」
というと、
「そろそろ終われ」
と返事されてしまいました。なので、5分だけエンディングを話して終了。いっぱい拍手をもらって、申しわけないなと。
で、再びF嶋さんの車に乗せていただいて、大分市へ。帰り道、去年乗せてもらった時に、前のトラックが脚立を落として、「あぶな」と思ったから車を降りて回収した話とかして、懐かしいなと。
で、ホテルまで送ってもらってチェックイン。30分ほどダラダラして、再びH本さんF嶋さんと合流して飲み屋へ。途中、コンビニに寄って、「うこんの力」を買おうかなと。なんと!800円もする「ヘパリーゼW極」などというものがあるんですね。今日は豪勢にこれでいこう。
今日は焼き鳥屋です。H本さんには2日連続つきあっていただいて、申しわけない。と、養護教諭の方が合流されて、ここからいっぱい話。わたしはというと、食べなきゃと思って、焼きおにぎりを食べるなど。おなか一杯で、けっきょく焼き鳥がほとんど食べられず。かつ、ビールも赤星があったから頼んだけど、大瓶1本飲んだから、これまたおなか一杯です。あとは、健康のために濃厚トマトジュースハイボールを頼むなど。
そんなこんなで9時過ぎに解散。ホテルに着いたらまだ10時になっていません。しばしテレビを見て、でも電気を消して寝てしまいましょう。明日はダブルヘッダーだ。

杵築藩浅黄半襟逃散一揆

朝、リハビリ診察へ。それにしても、何が悲しくて7時半に出なくちゃならんのかとは思いますが、新幹線の時間があるのでやむを得ません。てことで、診察受付開始15分前に到着。それでもすでに5人並んでおられました。すごいな。
診察前にレントゲン。そして1番の診察です。ちなみにレントゲンはこんな感じ。


完全にくっついています。次は抜釘ですね。ブロック注射でやるか全麻でやるか、考えどころです。リハビリは今月いっぱい続けるということで、診察終了。その後、リハビリの予約に行って、病院を後にしました。
車を置いて、そのまま京都駅へ。しばし待って、新幹線の中の人になりました。少し仕事しようかと思ったけど、猛烈な睡魔が襲ってきたので、そのまま昼寝。新幹線は小倉で乗り換えて、ソニックの中の人になって、降りたのが杵築駅。ここにH本さんが来てくださっています。向かうは山香の教育庁舎です。今日は杵築藩浅黄半襟逃散一揆についてのレクチャーを受けます。
被差別民の一揆といえば、真っ先に出て来るのが「渋染一揆」です。が、それよりも50年ほど前に、杵築藩で「浅黄の半襟」を強制されそうになった被差別民による一揆があったってことを、初めて知りました。
ちなみに、この一揆がおもしろい。「逃散」とあるように、隣の島原藩豊州領に逃げるんですね。それが一揆になる。でもまぁ、藩主としては、支配下の人が逃げたら「支配能力なし」ってなるから、十分に一揆なんでしょうね。
で、なぜ「浅黄の半襟の強制」となったかというと、もちろん身分の引き締めです。で、なぜ身分の引き締めをしなくちゃならなくなったかというと、村人と「穢多」の間に日常的な交流があったからです。でも、日常的な交流があるのは、当たり前ですね。だって、生活をしていたら、交流は必然的に起こります。そこで「交流するな」と。それに対して「逃げる」と。
ただ、この一揆の前に、村人が助合米を求めて島原藩豊州領に逃散をして、成功しているんですね。どうやら、その成功を知っているから「やるぞ」となった。ただ、何せ被差別民ですから、果たして自分たちが同じパターンで成功できるかどうかはわからない。でも、5ヶ月ほどかけて入念に検討して実行したとのことです。
で、この一揆、何がすごいかというと、バラバラに住んでいる人たちが、同時に移動をする。どうやって連絡を取り合ったのかわかりません。でも、それだけの組織力があったんだろうなということは、何となく想像できます。そしてもうひとつ、島原藩豊州領が100人以上の被差別民を受け入れた。そして、島原藩と杵築藩でネゴシエーションして、最終的に「お咎めなし」になったという。
こういう話を聞くと、近世って、今のわたしたちが考えているというか、習ってきたというか、そういう姿よりも、はるかに流動的というか、そういう世界だったんだろうなあと思います。
ちなみに、その後、もう一回「おふれ」が出たけど、おそらく「形だけ」だったんじゃないかという話です。てか、実は島原藩でも同じことをしようとしたけど、庄屋たちが「無理なんじゃない?」って意見具申をして、おふれを出すのを断念したんだとか。
なんか、いろいろすごい一揆でした。
あっという間の1時間半のレクチャーが終わって、H本さんの車に乗せてもらって大分市へ移動。ホテルにチェックインして、すぐに出発。もちろん「呑み」です。
どん!


関あじ&刺身盛り合わせです。
めっちゃおいしい。調子に乗ってお酒を飲んで、めっちゃしゃべって。あっという間に10時です。さらにコンビニで酎ハイを買って、部屋飲み。
いかんいかん。寝なくちゃ。明日と明後日が本番です。

温故知新

最近、さすがに朝はゆっくりしています。でないともたない。でも、今朝は久しぶりに早起きしてお出かけです。途中パン屋さんで惣菜パンを買う贅沢。河原に行って、ボトルに詰めたコーヒーを飲んで、朝ごはん。こういうのんびりした時間、いつ以来だろ。もちろん、切羽詰まった状態であることに変わりはないけど、そのままだったらパンクしてしまいます。やはり、こういう時間をはさまないとダメですね。
で、家に帰っておべんきょ再開。
明日の4人のおべんきょ会のためのペーパーと、盆明け仕事のおべんきょです。おべんきょの方は時間がないのでスピード勝負ですね。
で、頃合いよしということでスタート。向かうはプライドセンター大阪です。なんでもビデオ撮りをしたいんだとか。
なぜか村木さんから声をかけてもらえるんですよね。なんでだろ。いつかなと思って検索したら、いろいろ「和解」してるな(笑)。その中でもこの日かぁ。なんか、それ以来仲よくさせてもらってますね。
てことで、動画「コロナとLGBT」で話したこととか、それ以外のこととかいろいろ録画してもらいました。しかし、あちこちで笑いをこらえてる姿が見えておもしろかった。てか、笑い声が出てきたら、単なるバラエティの収録です。そっちのほうがいいか。
ビデオ撮りのあとは、トランスの後輩いじめです(笑)。
い「SRSしたいんですか?」
後「したいです」
い「なんで?」
後「…」
みたいな。
でも、するのが当たり前とか、したいのは当然とかじゃなくて、ひとりひとりが自問自答して、それぞれのことばで語る必要があると思ってるんですよね。
その後、川向かいの建物の屋上へ。ビアガーデンです。が、その前にパチリ。

川向うにレインボー・フラッグが見えます。
ほんとに村木さん、貴重な働きをしておられますね。あくまでも大阪にこだわって、自分の力でセンターをつくられた。リスペクトです。
村「ほんとに、やっとできました!」
って、メッチャうれしそうに語っておられて、ほんとうにここまでメッチャがんばって来られたんだなぁと。
ただ、村木さんにもできないことがあって、わたしはそれをやっている。たぶん、そういう関係なんでしょうね。
そんなことを思いながら、話はしょーもないところへと進んでいきます。
い「交流会はじめた頃はギョースーで安い野菜を買ってきて「お前ら、どうせ貧乏するんやから、自炊できんとあかん!」って言ってたんですよ」
村「あー、そう言えば、昔、OLPの集まりで「各自、米を1合持って来い」って言われたことあるわー。思い出したー。あったわー」
みんなで爆笑です。でも、今の子らはそういう経験してないんだろうな。だから、そういう経験を語り継ぐこと、なんならそういう経験をしてもらうことは、とても大切だと思います。
そんなこんなで、メッチャ楽しい2時間を過ごして、呑み会終了!

飲んだくれの土曜日

朝、眠いけど起き焼ければ。今朝は「夜の仕事」の補講日です。まぁ仕方ないです。この日入の夜は入院してましたからね。
てことで、朝から夜の仕事場に行きました。仔牛控室には当然誰もいません。教室に行くと明るい。そりゃそうです。
やがて学生さんが来ました。まずはマキコミヤの話から。せっかくなので番宣動画を見てもらいました。そして本命の動画上映です。最後に竹花センセイに協力してもらうことにしました。
これまで見た動画は「生野南小学校」「大空小学校」「松原高校」「西成高校」と、すべて大阪の学校です。これらの特徴は、個人のとりくみではなく学校のとりくみというところにあります。それは当然なわけで、教育課程上に位置づけたとりくみなので、全校体制になります。たしかに全校体制ってすごいけど、その学校に行けばやらなきゃならなくなるし、他の学校だとやろうとしてもできません。なので、最後の最後に個人のとりくみを見てほしいと思いました。
あらためていい動画ですね。もちろん、あちこちにというか、ほぼ前編にどこかで聞いたというか、どこかで話した内容が散りばめられてます(笑)。でも、それはコピーではない。やはりオリジナリティを持って存在している。そういう意味で、わたしがやってきたこと、考えてきたことを引き継ぎながら、それをあっちゃんなりにカスタマイズして「自分のもの」として実践しているんですよね。まぁ、今のわたしの立場ではできないし、やらないことをやっていて、かなりうらやましかったですね。
学生さんも涙ぐんでいました(笑)。
その後、学生さんと軽く呑み。大学生相手はいいなぁ。
てことで、生まれてはじめて持った半年間のお仕事も終了。
帰りに買い物をして迎撃準備。帰って昼寝をして体調を整えたところで、KうさんとIずみちゃんを迎えに行きました。本来は今日は宴会の予定でしたが、このご時世なので宴会はやんぺ。ただ、Iずみちゃんはそれとは別に関西に来るとのことだったので、それなら会おうかと。なんちゃってダッカルビをつつきながら、なんだかんだで26時くらいまで話をして、シャットダウンです。よく呑んだ。