ネタばらし

基本的には学期中はお座敷には行かないと決めているわたしですが、「ここはしゃーないか」という日もあります。今日はふだんお世話になっている母校のセンセに声をかけてもらったので、休みをとっていくことにしました。
てことで、向かったのは前のおべんきょ場所です。とりま、後輩と合流して昼ごはんを食べて、その後レジュメの印刷して、バタバタと教室へ。
今日のお題は高校の教員ってどんな仕事かって内容です。新ネタです。ちなみに聞いてくださるのは教職につくことを希望している人が大半を占める4回生。どんな話にしようと思ったけど、ここは素直に出会ってきた子どもたちのことと、やってきたことを話そうと思いました。
で、「のおと」を書いていたのですが…。
ひどいな。あまりにもひどい。支店長の言うことは聞かないわ、好きなことやりたい放題やってるわ。てか、「王道」や「主流」とはぜんぜん違うことばかりやってきてたということがあらわになってきました。
なので、変なレジュメになってしまいました。

高校教員として
いつき
1、はじめに −プロフィールなど−
2、高校教員の仕事 −ご存じとは思いますが−
3、わたしの仕事遍歴 −決して参考にしてはいけませんw−
(0) なぜ教員になろうと思ったか
(1) 最初の4年 −分掌時代−
(2) 次のだいたい9年 −担任時代−
・1周目 −波瀾万丈の3年間−
・2周目 −生徒とつながった3年間−
・3周目 −生徒をつないだ3年間−
(3) 残りの20年 −再び分掌時代−
4、大切にしていること −これはもっと参考にしてはいけませんww−
(0) 前提としてのわたしの勤務校の変遷
(1) 教科担当として
(2) 人権教育担当として
(3) なにより教員として
5、おわりに −いまやってることですが、無視した方がいいかもですwww−

それでも1時間半ほど、「定石」ではない教員人生を話しました。でも、よく考えると、これって、たぶん「同和教育」なんだろなと。まぁ「あたりまえ」とされる教員ではないけど、少なくとも同和教育をやってきた諸先輩の軌跡を追いながらも、そこからわずかにはずして自分の道を歩いてきた結果が「王道」ではないけど、わたしなりの同和教育なんだろなと思いました。
なので、「同和教育の継承」というなら、こういう話もまた若手に話さなきゃならないんだろうとも思うけど、聞きたい人も聞かせたい人もいないだろうから、まぁ「京都の黒歴史」として、このまま闇に消えていくだろうな(笑)。

中高生だからといって容赦しないぞo(^^)o

朝、目が覚めると8時前。でも、昨日寝たのが3時まわってたはずなので、5時間寝てないということですね。明らかに睡眠不足です。そのまま9時くらいまでもそもそして、むこうで物音がしはじめたので、そろそろ起きるかと。K野さんはすでに出勤してるので、残った3人でコーヒー飲んで朝ごはんを食べて。他の人が食べないので、わたしは食べ過ぎてしまいました。
で、今日のお座敷の会場へ。今日は徳島県の「中・高生の人権交流事業」のお座敷です。
徳島県では、県を3ブロックにわけて、それぞれのブロックで中高生があつまって、自分たちでテーマを決めて1年間研究をします。そして12月に全県が集まって発表しあうというとりくみをされてます。想像するに、かつては「県奨」あるいは「中高生友の会」だったのが、こういう形でみんなが参加する形に変わっていったんだろうと思うのですが、それにしてもそれを残してるってのがすごいです。
で、今年の中部ブロックの子どもたちが研究テーマとして選んだのが「セクシュアルマイノリティ」だったと。で、いままでいろいろ研究してきたけど、もう一発深めるために、わたしにお声がかかったと。そういうことらしいです。
集まってこられたのは、中学生と世話人の教員がそれぞれ20人弱、高校生が10人弱。みなさん、すごく真剣な顔をされてます。となると、当然こちらもガチンコ勝負を挑まなきゃならんでしょう。
中学3年生のお座敷では、通常50分くらいの特別ミッションでいくのですが、今日は与えられてる時間は意見交換も含めて3時間半。中学1年生もいるらしいですけど、そんなの関係ありません。真剣に迎え撃ってくださる限り、こちらも容赦せずにガチンコで勝負をかけるのは、子どもたちへのリスペクトです。こんなの去年の全同教以来です。ミッション3のフルバージョンで勝負することにしました。
てことで冒頭
「ふだんは生徒さんに聞いてもらうときは50分くらいの話をしますが、今日は教職員研修なんかで話すフルバージョンをやります。なぜなら、わかりやすく伝えるためになにかを省略すると、それは結果的にウソを伝えることになるからです。みなさんがセクシュアルマイノリティについて研究したいと考えておられるのであれば、ウソを伝えるわけにはいきません。それは、みなさんへのリスペクトです。でも、話の中身は時としてややこしいかもしれませんが、決して難しいわけではありません」
と前置きをして、お座敷スタート。
心がけたのは、早口にならないこと。あとは、疲れてきたと思ったら休憩を入れること。それだけで、結局3時間話しました。でも、みなさん、寝ることもなく(笑)、真剣に、時に笑い声も出しながら、和やかな雰囲気で聞いてくださいました。
4時から4時半までは意見交換。子どもたち、たぶんメッチャお腹いっぱいで疲れてるだろうけど、一生懸命「返し」をくれます。すごいわ、この子ら。こんな子らを徳島では育ててるんだなぁと思うと、やはり一方ではそれを可能とする教員の態勢づくりの大切さを感じますね。

で、名残惜しいけど、5時くらいに会場をあとにして駅に移動。向かうは「安兵衛」です。ここ、去年クズの宴会やったところです。そういやあの時はお店に入ったら桂正孝さんがおられてびっくりしたんだよな。
でも、今日はもちろんそんなこともなく、K野さんとふたりでまたーりとした呑み。てか、K野さんはウーロン茶ですけどね。
でも、さすがに3時間半のお座敷で、自分の中がカラッポになった感じです。いつものようにしゃべるのではなく、ポツリポツリと話をしながら、チビチビと日本酒を呑んで、7時前に「総括呑み会」終了です。
再びバスに乗って、缶チューハイ呑んだら寝ちゃいました。気がつくと京都。やれやれ。さてと帰ろうか…。

北欧における性教育

朝は定宿のいつもの朝ごはんです。

チェックアウトが11時なので、それまでゴロゴロ。チェックアウトの時に、3月の予約もしちゃいました。で、目的地までは徒歩。雨がすごいけど、しかたないです。で、到着したのは、日本における性教育のスクツです。

ちなみに、ここに来るのははじめてです。中に入ると、こんなお宝が!

と思ったら、こんな張り紙がしてありました。

で、打ち合わせがあるのかと思いきや、打ち合わせらしい打ち合わせもなく。ええのか?てか、プログラム、よく知らんし(笑)。と思ったら、チラシを渡されて「ここに書いてある」と。なるぽど…。

で、セミナーの開始です。
まずは野坂さん&吉田さんによるフィンランド性教育スタディツアーの報告です。メッチャわかりやすい!とにかく性教育というよりも教育のシステムがまったく違います。とにかく教員の仕事は教えること。そして与えられている権限が多い。その代わり、責任も重いし、それなりのレベルを必要とされるのはもちろんです。でもやっぱりうらやましい。
あと、sexpo財団についても印象的だったのは「プロフェッショナルとして扱われている」ということです。だからそれ相応の処遇がされています。そして、シロウトは余計な口出しをしない。
シロウトの権力者がゴチャゴチャいうどこかの国とは本当に違うなと思います。
続いて、ロッタさんによるスウェーデン性教育の話。前にアンティさんがフィンランド性教育の話をされましたが、あの時は歴史的なことはあまり話されませんでした。それは、アンティさんの専門がそこではないからなんですよね。「わからないことはわからない」と正直に言われたんです。で、ロッタさんは研究者なので、そのあたりのことを踏まえた話をしてくださいました。
フィンランド性教育の時も感じましたが、現実の困難さは日本も変わらない。でも、そこに向き合う姿勢がまったく違う。そこで「ホットスポット」があることを意識化して、そのバイアスも含めて対処するのが北欧のやり方かな。に対して、日本は「ホットスポット」で対処する(笑)。そらあかんわ。
あと、スウェーデンは多文化国家になっていて、multi cultureの困難と今立ち向かおうとしている。それは、過去の日本の課題であり、明日の日本の課題でもあります。でも、日本は立ち向かうことを回避してきました。そんなことも印象的でした。

全体を通してのキーワードは「catch the moment」だったかなと思います。「その時を捕まえる」。でもそれが可能となるのは、子どもが「その時」を提示してくれるからなんだろうなと。つまり「言っちゃいけない」と思ってヤミにするんじゃなくて、言ってくれる。そこにあるのは、やはりsafetyなんですね。そしてそれが可能となるのは「子ども」に「主体」をおいていることなのかな。子どもをめぐって大人がいるのと、大人(の「ホットスポット」)を中心として子どもがいるのとは、大きな違いです。そんなことを感じました。

てことで、5時に終了。
急いでタクシーに乗って、東京駅へ。さいわい新幹線は順調に動いています。てことで、居酒屋「優子」開店です。

やがてお腹もふくれてきたら、バー「優子」に早変わり。

そんなこんなで、9時頃には家に帰れました。
さてと。台風が近づいてるな。というか、選挙の結果は嵐だわ。小さな光が立憲民主党かな。

ネタが頭から離れない

朝、ぼんやりとしながら、今日のシンポのネタを考えていました。キーワードは有徴化かな。あとはいくつか使いたい写真が浮かびますが、それらがつながりません。どうしたものか。しんどいです。
それでもとにかく難波に行かなきゃはじまりません。少々遅刻して「日本性科学会」へ。会場に着くと、Iっぽくんがいました。ちょこっと話をして、プレゼンをつくろうと思ったらM橋さんがおられました。まぁ、そんなもんです。
そうこうするうちに、性暴力のセッションがはじまりました。これは聞かねばと思ったのですが、プレゼンのことが頭を支配していて、シンポにリソースが振り分けできません。おかっちさんとステファンさんの話、すんごい迫力があるんだけど、頭の中を通り過ぎていきます。もったいない。てか、すべてはあらかじめ準備をしてなかったわたしが悪いんですけどね。
で、昼になったので、KうさんH高さんIっぽくんの4人で大阪王将へ(笑)。ここで、今日のシンポで話す中身を話しているうちに、だんだんと輪郭がハッキリしてきました。やっぱり話をするもんですね。
で、会場に帰ると大北さんがおられました。大北さんの話を聞いたのは3年前になりますか。ものすごく刺激的でした。なので、今回も楽しみです。でも、なんか、自分のセッションが終わったら帰らなきゃならないとか。なので、暫定完成版のスライドを見てもらったところ、けっこうウケたのでよかったよかった。
それにしても、会う人会う人
「楽しみにしてます」
とか
「期待してます」
とか言われるのってどうよ。
いったい何を「楽しみ」にしてるのか「期待」してるのか。もう、単純にネタを期待されてるとしか思えません。そういや昨日もSさきさんから会うなり
「期待してます」
って言われたしなぁ。どんどんハードルがあがります。
で、熊篠さんの話はおもしろそうだったけど、またまたプレゼンのことに気をとられていて、大北さんの話でようやく集中できるようになりました。
「語られない話」がテーマですが、当然のことながらアーサー・フランクが出てくるわけで、なんか「馴染みの世界」と不意に出会った気がしてうれしかったですね。と同時に、今回も「うーん」と考えさせられました。
で、最後に「教育セッション」です。トップを切るのは関口センセです。前のおべんきょ場所でとってもお世話になりました。わずか15分ですが、大学生にとっての性教育の必要性を話されました。なんか、なつかしい語り口でした。おふたり目は染谷さん。若者への意識調査から「イマドキの若者」の性にまつわる意識が明らかにされて、これまたおもしろかったです。関口センセの話のバックにあるものが浮かびあがってくる感じですね。
で、わたしの番。ハッキリ言ってウケました。たぶん座長さんはアッケにとられておられたでしょうけどね。にしても、学会でウケをとらなきゃならないって、どこかおかしい…。でも、まぁ、言いたいことは言えたからよしとしましょう。
最後は小貫センセ。なんかもう、ドラスティックな展開でワクワクするとともに元気がでる話でした。にしても、ブラジルは「変わった」のに日本は変わらないなぁ…。
てことで、はじめての「日本性科学会」も終了!

大学生対象で2時間半はさすがにくる

今日は関西の有名私立大学の1年生お座敷です。大学生対象は幾度か話したことはありますが、2時間半ははじめてです。しかも、場所がホールです。まぁ、与えられたシチュエーションでやるのがお座敷ですから、よしとしましょう。
とりあえず学食でご飯を食べて会場へ。思ったよりも「ホール」です。というか、完璧にホールです。しかも学生さんは70人。ま、ええか(笑)。
で、話しはじめましたが、なかなか難しいですね。なにせホールなので、ソファのようなシートで隣とくっついてます。友だち同士で座るから、まぁ集中しにくいですよね。しかも、もたれられるから寝られる。しかも、午後イチです。てことで、寝る子続出。まいったな。
なんか、大学1年生って、もしかしたら高校4年生かな。それも、過去3年間抑圧されてきて、解放された4年生。なかなかの強者です。
途中インターバルを入れたので仕切りなおしです。後半は50分くらいです。まぁなんとかなるでしょう。てことで、映像見せたりしながら、後半戦を30分ぐらいで終わろうと思ってたら、すでに40分しゃべってることに気がついて、これはえらいことやと。昨日より1時間長くもらってるのに、やっぱりギリギリってどういうことよ。でもま、そんなもんかもしれませんね。ちなみに、後半戦の学生さんは、かなりガッツリ聞いてくださっていたみたいです。でもま、未来の小学校教員なので、学校の話は聞きますよね。
てことで、無事終了。コミュニケーションカードを書く時間を保障しなかったのに書けてるのはさすがです(笑)。でも、そんな中、一生懸命書いてて、結局書ききれない学生さんもおられて、なんかうれしかったな。
伝わり方は人それぞれ。でも、その場である反応が、こちらにも伝わるので、やっぱり一番うれしいな。

小学校のはしご

今日は午前午後のお座敷ダブルヘッダーです。しかも両方とも小学校。しかも、両方とも北摂のとある街。まぁ、午前のお座敷は、午後のスケジュールを聞いて入れてこられたんですけどね。
てことで、阪急に乗って最寄りの駅へ。さらにバスに乗って最寄りのバス停へ。少し歩くと、目的地です。なつかしいなぁ。ここ、かつて「小さい仲間」と出会った場所です。たしかあの時は、帰ろうと思ったけど、校門が閉まってて、しかたなしに塀を乗り越えて出たんだっけ(笑)。
で、お座敷開始。お客さんは5年生です。子どもだからといって楽はできません。というか、どちらかというと、子どものほうがパワーが必要です。しかも、与えられた時間は45分。身体が50分のリズムなので、これもしんどい。でも、かつてやったことがあるから、なんとかなるでしょう。
とりあえす、はじめのつかみで「笑ってもいいこと」を伝えて、そこからガチの話に持っていきます。そして、少しだけ知識を伝えて、あとはまたネタです(笑)。最終的に5分オーバーでしたが、給食の時間なのでノープロブレムとのことで、ホッとしました。
終わってから、子どもたちがワヤワヤ寄ってきてくれるのがうれしいです。そんななか、一人の子どもが握手を求めてきてくれました。そっか、なにかが引っかかったのかな。他にも何人かの子どもが残ってくれたり話しかけてくれたり。なんか、ホンワカした気持ちになりました。

で、駅前で昼ごはんを食べて、午後はとある小学校の教職員員研修です。与えられた時間は1時間半。かなり短いです。おわる自信がまったくありません。でも、「1時間半で」と言われてしまったので、しかたありません。「早口なので覚悟しておいてください」と前置きをして、いきなりフルスロットルです。それでももちろんフルバージョンは話せません。なので、話しながら、ところどころをそいでいって、なんとか5分オーバーで終了。それでももちろんネタは忘れません。まぁ、支店長さんがうれしそうにしておられたので、たぶん成功かな。

で、大阪に移動して、ダメダメ先輩と合流して、軽く飲み。にしても、立ち飲みは疲れるわ^^;。

ABDARCのイベント「語ること、隠すこと、さらすこと」

朝早くに起きて、うごかない身体を無理やり動かして、なんとか新幹線に乗り込みました。朝ごはんを食べたら、さっそくパソコンをあけてプレゼンづくりです。なにせ、金曜日までは「フルボッコ大会」のためにすべてを投入してたし、昨日は交流会なので、今日のためのプレゼンは1枚たりともつくっていません。ただ、こないだ広島に行ったときの行きの新幹線で、少しは考えていたので、それを具体化させればいいわけです。が、そんなの簡単にいけば苦労はしません。あーでもない、こーでもないと、頭からプレゼンをつくっていきました。で、半分くらいできたところで品川到着。環状線山手線にのって渋谷へ。向かうはロフト9です。
到着したら、主だったみなさんは揃っておられます。わたしはひたすら「ねむいよー」と言いながら、とりあえずパソコンを開くものの、まったく手につきません。そうこうするうちに、あまりの眠たさに手に震えがきはじめました。ヤバイです。と、打ち合わせ開始。立ってられません。アカンやん。しかもおなかがペコペコです。ますますアカンやん。
打ち合わせが終わったので、とりあえず「チャーシュー丼」を頼んで、ちょいと外に出ると、関西カウンターの面々がずらり。君たち、おかしいよ(笑)。人のことは言えんけど。で、しばしあいさつしてたら、今度はスピーカーの打ち合わせ。ここでは打ち合わせは上の空です。ずっと丼食べながらプレゼンつくっでした。が、ガマンができません。ここまで眠いなら、ガソリンを投入せねば!
てことで、生ビールをグビッ。うまい!が、突然地震が…。ちゃうか、わたしが揺れてるのか(笑)。
そうこうするうちに、イベントスタート。わたしはバックヤードで上川さんとダベりながらプレゼンづくり。登壇10分位前にようやく完成です。ふう。
で、出番の前の休憩時間に、ツツツと関西カウンターのお友だちがやってきて
「飲み物いるやろ?差し入れしたげよ」
と。そんなもん、コーヒーとか言えますかいな。
「じゃ、ジントニックで(笑)」
やがて壇上にジントニックが運ばれてきたところでお座敷スタートです。
与えられた時間は約50分。わたしの前に話をされたのは弁護士の方で、かなり緻密な話をされました。そことの対比は大切でしょう。てことで、ところどころ野壺を仕掛けながら話をしました。まぁ、中身は、自分がやってきた実践の情けなさと、懲りなささかな。そんな中で、アウティングみたいな実践がカミングアウトに変わっていったって話です。まぁ、カミングアウトとアウティング、さらにカミングアウトとクローゼットなんて、そう簡単に区別できるものでもないんですが、でも区別しなきゃならん局面があるわけで、そんなこんなを話してみたということです。でも、それなりに笑いもとれたし、少しは考えてもらえるネタを提供できたみたいなので、よしとしましょう。
続いてシンポジウムです。ここで、あいてるジントニックのコップを見て、K口が
「おかわりは?」
と。そんなん「いや、ほどほどに」とか恥ずかしくて言えますかいな。ここは笑顔で
「ありがとう」
でしょ。てことで、後半戦もジントニックをチビチビやりながらです。でも、ここからはA久○さんもK口くんもK川さんもおられるので安心です。カミングアウトとアウティングをめぐって、あるいは人権教育と部落差別をめぐって、かなりおもしろい討論ができた気がします。
で、16時に終了。もちろん打ち上げです。ここではジンリッキーといきましょう。でも、すぐに飲めてしまいます。
「すんません。ジンリッキー濃い目、氷少なめで」
なんていう注文に答えてもらって、あとは呑んで食べて。食べ過ぎかと思うほどなんですが、おなかがペコペコなんですよね。たぶん、脳みそと体力を使ったから、身体がカロリーを欲しているんでしょうね。なので、素直にそれに従うことにしました。
で、打ち上げは延長戦に入ったけど
「帰ります」
なんて言えません。延長戦のあとも山本さんとしばし路上で立ち話。そんなことをやっていると、気がつくとマジで終電の時間です。てことで、名残惜しいけど、駅に向かって、なんとか終電に乗り込んで、無事京都に帰ってきました。

それにしても、ハードな3日間でした。
あした仕事できるだろうか…。

二人会

朝、目が覚めると8時45分でした。

8時45分?!
アカンやん。会場には最低でも9時15分には行かなきゃなりません。えーと。とりあえず着替えて朝ごはんを食べますか。
てことで、朝ごはん会場に行くときれいな眺めです。遠くに原爆ドームが見えます。

で、さっくりとご飯を食べて、そのままチェックアウト。会場はすぐ近くなので走っていきました。ありがたい!
会場につくと、みなさん、わけわからん笑顔で迎えてくださいました。そりゃそうか^^;
てことで、二人会スタート。まずはN村さんによる基礎知識。この人、genderbread personの考え方で説明をされます。最先端ですね。あと、特例法についても、きっちりと問題点を指摘されます。ほとんど話すことはありません。が、まぁ、語り口というものはそれぞれだから、かぶるのもやむないかな。とりあえず、与えられた時間を考えると、かぶるところを極力減らしましょう。最終的に、打ち合わせ通り、子どものことを残してN村さんのお話終了。お次はわたしか。
とりま、N村さんの話を継いで、わたしなりの話を補足して、そのまま子どもの話に突入です。まぁ、ここからはわたしの専門分野です。なので、少し余裕もできるというものです。それにしても、さすがは「青年司法書士」です。笑いのタイミングが絶妙です。これは話しやすい。こちらが話しやすくなると、ますますネタの鮮度があがります。ということで、とても気持ちよく話させていただけました。
終わってから、いろんな人が「よかった」ってあいさつに来られて、ほんとに恐縮です。
その後、閉会式に参加。これがよかった。特に、地元実行委員長の話はすごかった。広島でおきた土砂災害の時にボランティアに行って、重機使ってフルに活動されたところ、東日本大震災の被災者の方がボランティアに来られてて「あなたはこの地域のヒーローだね。でも、あなたがやっていることはこの地域の人々の自立を一番ジャマしてるね」と言われ、そこから法律の専門家としてできることを一生懸命考えて、それをやった。そしたら、地元の人と、少し距離が近くなった気がしたという話でした。なんか、自分の身に置き換えながら話を聞きました。
司法書士って仕事、すごいんだな。

3連戦の最終戦

で、午後からは東大阪の某小学校。なんと、先一昨日昨日に引き続き、今日も東大阪です。わけわからん。
さて、この東大阪3連戦は、いまのところ0勝2敗です。今日こそなんとかしたいものですが…。
てことで、お座敷開始。今日は注意点として、「早口」と「たまにネタが飛んでくる」の2点をはじめに提示して、本論に入ることにしました。あとは、ほんの少し中身を削って、その分「間」をつくることにしました。さてさてどうなるかな。
まぁ、相変わらず本論に入ると、いきなりみなさん緊張しはじめられますが、それをほぐしながら話を進めていきます。それにしても、みなさんマジメやなぁ。メモをとろうとされるんですよね。わたしの話なんて、メモとるところなんてないのに。てか、仮にメモをとろうとしても、メモとってるうちに次に進んでるから、わけわからなくなるんですよね。ま、アカンのやろうけど、そうしないと終わらない。なので「こんなん、メモとらなくてもネットに転がってますよ」と注釈入れながら、ひたすらバルカントークを進めていきます。
が、今日はビミョーに「間」を入れたのが功を奏したのか、なんとなく笑いがあります。よかった。
話し終えたら「楽しかったです」なんて言ってもらえて、とてもうれしかったです。
まぁ、楽しんでもらえるためには、中身の削減と「間」だということがよくわかりました。
てことで、東大阪3連戦は1勝2敗ということにしておきましょう。

お座敷のあとは梅田で打ち合わせ。ていねいな人たちだなぁ。
打ち合わせのあと、新梅田食道街で串カツでも食べようかも思ったけど、なんか疲れてるのでやめて帰ることにしました。まぁ正解でしょう。

今日も濃度が高かったのか?

今日の午前は、職員会議。まぁいわばキックオフミーティングみたいなものです。が、わたしは体育館で放送の守りです。あり?右のスピーカーから音が出てない?原因を探ってもわかりません。可能性としては、わけのわからんところでの断線です。となると、基本はお手上げです。参ったな…。
まぁ、この際だから、前から考えてたことを前倒しで実行するか…。

で、時間が来たのでスタート。おにぎりもしゃもしゃ食べながら向かったのは、東大阪市のとある中学校。ちなみに、おとつい行ったところから1kmくらいしか離れてません。で、今回も内容はミッション3。不安がよぎります。でも、しかたないです。えい、ままよ!とばかり、お座敷開始。
はじめのうちは反応がいいので「いけるかな?」と思ったのですが、すぐに少しガチ目になったところで、みなさん真面目な表情に変わってしまいました。こうなるとどうしようもありません。これはまいったな。まぁでも、ネタのいれようがないところもあります。なので、そういうところとネタの入るところのギャップで笑いをとろうとするのですがガチのところの影響が強すぎるのか、なかなか笑いに届きません。いや、わかってるのです。「間」です。が、そもそもゆっくり説明したら大学の講義だと3コマほど使う内容を、わずか2時間弱に詰め込んでるから、「間」とか言ってるヒマはないんです。
てことで、時間いっぱい使うと決めたところで少し余裕ができて、最後は和やかに終えることができました。
うーん。どうしようかなぁ。プロローグとエピローグとをなくすのも手なんだよなぁ。でも、潤いがなくなるしなぁ。
でも、終わってからご自分の経験談を話してくださる方もおられたりして、中身は伝わったんだろうな。

さてと。では、お家に帰りましょう。途中、コーヒーをゲットしたり、おべんとのネタをゲットしたり、玖伊屋の残り物をピックアップしたりしながら帰ると、8時です。やれやれ…。あしたは勝負の日なのにな…。