初の試み→部落問題の過去と現在

今日の午前は「校内若手教職員人権教育研修会」です。これ、初の試みです。
この間「同和教育の継承」が叫ばれていて、でも制度的にそれを何とかしようと思っていない。てか、しようとしていない。まぁ「現場でやってね」って話です。で、現場はというと、人材不足のために人権に人を投入しない。なので、人権担当者会議とか行くと、ジェンダーバランスは悪いわ、年齢バランスも悪いわ。どうしようもありません。そんななか、いろいろ考え、提言もしてきたけど、もうアカンなと思って諦めかけていました。ただ、教員人生が残りわずかになる中で「もうええか」と思って「若手教職員人権教育研修会」をやることを決めました。
実は、わたしは職場では講演なんてやっていません。だって、みんな聞く気がないでしょうしね。でも、「研修会」と銘打つなら全員参加が原則です。まぁ休む人は多いですけどね。で、どうしようかと思っていたけど、今年別件で予算がついたので、「それなら任意参加の研修会をやってもいいか」と考えを切り換えました。まぁ「わたし」という生き物を「不思議やな」と思ってくれている教員もいるかもしれませんしね。
ちなみに、この「若手」は自称です。なので、別に誰が来てもかまいません。もっとも、自他共に認める「若手」にはぜひとも来てほしいんですけどね。まぁでも来る人は少ないでしょう。
ということで、用意したレジュメは20人分。他校からの参加も少しあるとか。これも実は「ねらい」だったりします。つまり「他校の教員が来るのに自校の教員が不参加」というのは変だろうという意識を持っていただきたいなというのがひとつ。もうひとつは、他校にも聞きたい教員がいたら、その人に聞いてもらうこともまた「同和教育の継承」ってことだっていうことです。
で、蓋を開けたら、たしかに20人ぐらいでした。でも、アットホーム値禹か、こぢんまりというか、これでいいんです。内容は、前に「前のおべんきょ場所」で話したり、大阪樟蔭女子大で話した内容です。まぁ、いままでやってきたとりくみや、そこで考えたことなんかの話です。中には「失敗」もたくさんあるし、でもそれでいいんでしょうね。成功しかしない教員はきっといないし、もしもいたら、そういう教員ってきっと子どもにとっては参考にならないんだろうなと思うからです。
ということで、1時間半ぴったり話して終了。まぁそれなりに心や頭が動いた表情をしておられたし、けっこうメモをとっている人もおられたので、それはそれでよかったかな。

午後は某人権教育研究会のブロック研修会。これをうちの学校に誘致したのも「聞いてほしい」ということだったんですが、こちらの参加はほとんどありませんでした。まぁ、午前午後のダブルヘッダーはきついのかな。でも、小学校なんかやってはるけどね。
で、講師は伊藤悦子さん。こちらはガチの講師です。わたしとは格が違います(笑)。
内容は、同対審答申からはじまって、法切れ後の状況と、現在の状況です。まぁ知っていると言えば知っている内容ですが、だからといって「聞く必要がない」わけではありません。あるものごとを語る時に、「何を語って何を語らないか」っていうことを考えながら聞くことって、講師のものの考え方を知ることです。そしてそこに新たなヒントがあったりする。なので「なるほどなー」って思いながら聞きました。

てことで、研修だらけの1日も終了。
さて、今日こそ早く家に帰って、今日こそ早く寝るぞ!

2番目に好きな県のトップ3に入る街にて

朝、いつもの時間に目が覚めました。そりゃそうです。目覚ましを切ってないです。ちょっと眠いけど、まぁええかなと。で、お腹が減ったので、コーヒーを淹れてパンがないので小麦粉と卵でべた焼きつくって朝ごはん。その後、庭の屋根の復旧作業です。なんでも、こないだの台風の時対策しなかったらしく、えらいことになってます。とはいえ、ポールを組み合わせただけで、一切接着してないので、簡単にバラバラになって簡単に元通りになります。チキチキマシンみたいなもんです。
で、昼前まで考えごとをしてスタート。
「ひかりは西へ」
ってフレーズがあったなとか考えながら、西へ西へと移動して、着いたのは中津です。ここは生まれてはじめて大分でお座敷をやった場所です。あの時は新幹線のチケットを送りつけられて「これで来い」みたいな世界でした。その後、何度か中津に呼んでもらって、さらに大分市竹田市佐伯市にも呼んでもらうようになりましたが、その原点みたいなもんですね。
とりあえずホテルにチェックインして再び考えごと。と、迎えに来られる時間が来たので出発です。今日の主催は、とりあえず「D&Iを考える会」です(笑)。まぁまさにそうですよね。
てことで、200人ばっか来られた方に向けてお座敷開始です。今日の中身はミッション2。久しぶりです。ところどころ忘れてます。てか、最近はミッション2とミッション3が混在しはじめてるので、少し整理をする必要があるかなと。
そんなことを考えながら、いい調子で話をしてました。話が進むうちに、聞いてくださっているみなさんの顔が緩んできます。なんなんだろ。和んでくるというか優しくなってくるというか。もしかしたら、なんとなく「安心」を感じてくださっているのかな。もしもそうだったらうれしいな。
途中、いつも言ってるフレーズ「「はい!わたしがそうです」なんて言わなくていい」ってところで、思わずアドリブが出てしまいました。ま、その話は後で書くとして、でも、まさにこの時代この時にお座敷をやることの意味を鋭くつきつけられ考えさせられます。そしてそんな時代だからこそ、みなさんは和やかな笑顔で聞いてくださったんだろな。

お座敷のあとは呑みです。
前からお世話になっている人と、今回すんごくお世話になった「D&Iを考える会」の会長さん(笑)と、最後にステキなあいさつをしてくださった方と4人です。みなさん、おもしろい経歴を持ち、おしろい日常を過ごしておられて、そんなのをワイワイ話をしながら笑いっぱなしの3時間半でした。でもみなさん、明日も仕事なんだよな^^;。

多様性・つながり・実践

今日はSEEセミナーの2日目。幸い台風は関西を通過したようです。でも、昨日の夜はずいぶんと風が吹いたようです。
で、会場へ。眠いな。
今日の午前は池上さんの「生徒生殖の健康」です。なんか、池上さん、そこに立っておられるだけで強いオーラを感じます。そして、スライドがまったく進みません(笑)。なにせ、「モントリオール宣言」からはじまるはずなのに、『性のタブーのない日本』の紹介とか、『古事記』の話とか、ひたすら日本における性の歴史を語られます。でもこれ、すごく大切ですよね。おそらく日本の性教育を牽引してこられたからこそ、「日本に性の歴史抜きに日本の性教育は語れないよ」ということを言っておられるんでしょうね。ほんとにそうです。でないと、
「それは海外のことだからね」
でおしまいになってしまいます。
さらに「人権ってなに?」というワーク。「人権ってわがまま」にどう反論するか。それができないと、やはり勝てない。そんなことをたっぷりとやってからの「モントリオール宣言」の説明です。そして
「権利がないと健康はない」
とばっさり。そして、ジェンダーの平等へと流れていきます。でも池上さんはそこで決して「海外の事例」を優先しません。日本の江戸時代のさまざまな書籍をもとにして説明されていきます。そこから「生殖と性別二元制」の話へ。さらに江戸時代の中条流の話なんかを交えながら、避妊の話なんかをされました。なんか、うまくまとめられませんね。
で、午後はわたしの担当「多様性・つながり・実践」です。このお題をもらった時なにを話そうかとずいぶんと悩みました。ましてや、そうそうたるメンバーの中のわたしです。じゃぁ、わたしのアドバンテージはいったいなんだろうと考えた時、「高校で人権教育をしている」しかありません。なので、今回は「学校」と「人権教育」にこだわりながら話をしていこうと決めました。かつて自分が担任として性教育をおこなった経験や人権教育の研究者が人権教育をどのようにとらえているか、そんな中から自分が何をしてきたのか。それがどんなつながりや広がりを持っていったのか。そういう変遷は、わたし自身の変遷でもあります。そんな話のしめくくりは、かつて「暴走機関車」が「わたしのために」言い放った「いつきちゃんはオレなんや」でした。たぶん、あのひとことこそ「多様性・つながり・実践」が結集した言葉だったんだろうな。
みなさんが時間通りにされているので、わたしも1時間ジャストで話を終了。
続いて、野坂さんと吉田さんによる「性の安心と安全」です。ここでもされたのはバウンダリーです。子どもの側からのバウンダリーと支援者の側からのバウンダリー、あるいは支援者自身のバウンダリー、こういうものをどう設定するのかです。とりわけ、子どもが「No」と言えるためにはどうすればいいのか。逆に「No」と言われた子どもをどうするのか。いや、大人もか。そんなワークの最中、わたしは池上さん・東さん・小貫さんと「講師の公的な立場と私的な立場のバウンダリー」みたいな話とか、ミスを犯す権利とかについてもそもそ話。これはかなり楽しかった。
そんなこんなで、長い長い2日間のセミナーも修了です。
おわってから、10人ばっかで近くの居酒屋で乾杯。でも、東京に帰らなきゃならない人もおられます。ちょっとずつ人が減っていって、最後に残ったのは4人。時間を気にしつつも帰れません。が、ここでもバウンダリーが必要です。10時前に解散。その後、なぜかIっぽくんが「行きたい!」と言った天一へ。今日も箸が立つ天一です。

さて、帰ろう。

今年も脳みそフル回転

朝、思ったよりも早く目が覚めたので、少し走ることにしました。といっても、せいぜいが4キロってとこですか。でも、湿度が高いからか大汗かきました。
で、野入さんお手製のメッチャおいしい朝ごはんをいただいて出発です。今日は毎年恒例の琉球大学のお座敷です。
わたし、この琉大のお座敷は毎年楽しみにしています。とにかく学生さんの反応がいい!もちろん大笑いをされるとかそういうのじゃないんですけど、心や脳みそが動いているのが伝わってくるんです。さて、今年はどうかな?ちなみに、今年は野入さんから「ワークショップを入れること」という指示が入っているので、いちおう用意しました。さらに最後に少し時間も必要なので、最終的には1時間ちょっとの内容まで切り詰めました。さてどうなるかな…。
話は不思議なほどon timeで進んでいきます。しかも、ところどころに埋めておいたネタにガッツリと反応してくださる学生さんがおられて、とてもうれしいです。てか、関西限定のネタに反応してガッツポーズってどないやねんo(^^)o。
で、ワークショップに突入です。やはりここで15分は使いますね。てことは…。残り10分か…。ここで10分では終わらないんですよね。最後は話さずに終了。でもまぁ、いちおうキリまでいったからいいかな^^;。

で、昼ごはんはオシャレなイタリアン。ここは沖縄の野菜を使ってつくられてます。ランチタイムはアンティパスタがバイキングで、それだけでおなかがいっぱいになります。
続いて午後はゼミに乱入。今年も仕切りをさせてもらいました。これがまた楽しい!いつもなにが題材なのか、その瞬間までわかりません。配られたレジュメを見て話を聞きながら、論議をどう持っていくかとか、どんな質問をするか、さらにはそれを通して何に気づいてもらい、どんな方向に卒論を導くか。そんなことを脳みそをフル回転でまわしながらの90分です。
今日の発表者はふたり。それぞれに発想がすごくおもしろいです。あとは、ほんの少し足りないところに気づいてもらえたかな。
さらにそのあとは留学生のマスターの人の相談になぜか乗るはめに。ここまでくるとさすがにきついのですが、幸か不幸か実践畑の話になったので、なんとなく話をすることができました。
てことで、都合上3コマ分くらい脳みそ使いました。あー、気持よかったo(^^)o。

そのあとはPIN-UPにおじゃまして、すてきな写真を見せてもらったり。
で、野入さん家でディナーです。野入さんも沖縄の食材を使って、めっちゃヘルシーかつおいしい食事をつくられます。いつもごちそうになりながら、「すごあなぁ」と思ってます。ちなみに、早め早めに仕込みをしておられるみたいで、そのあたりもすごいなぁ。
が、11時になったあたりでふたりとも眠くなったのでお開きです。明日も朝が早いです。

2連発

朝、日射しと暑さで目が覚めました。そうか、この部屋は東向き。しばらくふとんでもがいてましたが、とりあえず起きることに。まぁ、しかたないです。
昨日は朝走ろうと思ってたけど、そんなことができるはずもなく。しばし台所とふとんの間を行ったり来たりしてました。
で、10時前にとりあえずA井さんとスタート。お買い物です。まずはかみはやしハム。A井さん「あいてた!」と大喜びです。中に入ると燻製のいいにおいがします。ここでA井さんがお買い物。続いて向かうは又作です。ここの名物「ポークウェーブ」がお目当ての商品。と、途中に「日本経済新聞」から電話です。御茶ノ水大学関連です。わたしの受け答えを聞きながら、となりでA井さん爆笑しておられます。
たぶん、みんな「トランス女性は見たらわかる」って思ってはるんでしょうね。でもまぁ、たいていは見てもわかりませんよ。特に若い子らで、しかも女子大に行きたいと思うような子であればね。さらに、たいていみんな、あえて混乱させたいとは思ってないです。だって居心地悪くなるもん。それが現実だと思うのですが、みなさん想像力がたくましいんでしょうね。
で、又作でポークウェーブをゲット。いやぁ、お店の人、いい人だ。
で、再び村上市内に帰って酒屋さんを探します。目指すは大洋盛です。なかでも「紫雲」は村上市内でしか買えないとか。てことで、これもゲット。最後に向かったのは鮭乃蔵。塩引き鮭が吊ってあります。

ここで、「ちゅう」とか「ルイベ」をゲットです。
で、今日の会場の高校に向かいました。とりま、体育館でセット。会いたいと言ってくださる生徒さんがいたので、体育館の端でしばし話。そうそうA井さんを紹介しなきゃ。交流会につなぎましょう。
で、いったん離脱して悠流里へ。食べるのはもちろん「はらこ飯」です。

うま!
で、再び会場の体育館に行って、プレゼンの最終チェック。やはりスライドを足してみましょう。
そんなこんなをやっていると、開始時間が来てしまいました。
目の前には全校生徒300人以上。さらに教職員とPTAのみなさん。
基本的には生徒バージョンは笑いが少ないんですよね。そこが難点なんですが、まぁしかたないか。でも、笑いのない中、みんな真剣に聞いてくれています。まぁ中には寝てる子もいるけど、もしかしたら寝てるように見せているだけかもしれないので、それはそれでええかなと。
今回足したのは、かつて書いてくれた子どもたちの作文です。少し引用が長すぎたかな。でも、やはり作文には力がありますね。てか、あの子ら、ようあんな作文書いたなと。
そんなことを思いながら、なんとか80分のお座敷終了。
その後、少し教室をのぞかせてもらったり。
続いて小一時間の教職員研修です。みなさん、先ほどの話を聞いてくださっているので、その続きからです。ただ、あまりにも時間が短いです。なので、超特急で話をして、あっという間に5時になりました。

で、急いで飛行場に向かって、フェアウェルビールを飲んで、あとは帰るだけ。
なんか、名残惜しいな。A井さんとかM本さんの熱さがいいな。

ほんとにこの人たちは強力な味方だな

今日は岡山の青年司法書士のみなさんに呼んでいただいてのお座敷です。
たぶん、みなさんとの出会いは去年の5月になるかな。シンポが終わったら話しに来られた方がおられて、間もなくメールが来て台風に負けずに呑むハメになったということです。でも、まぎれもなくこの時のお座敷が青年司法書士のみなさんとの正式な出会いですね。その後、インフルエンザの中のお座敷やったりワインでマーブル模様になったパーカー着てのお座敷やったりと、いろんなところでお世話になりました。
で、今日です。
とりま、起床は7時半。コーヒーを淹れて精神統一です。そして、静かな心で朝のおべんきょです。なにせ、急遽今度の火曜日に「公開フルボッコ大会」にエントリーすることになったので、そのためのネタをつくらなきゃなりません。2時間半ほどパソコンに向き合って、とりあえず完成。速攻関係諸方面に送って、少し走りましょう。まぁ、出発までの時間を考えたら20分というところですか。ということは4キロ弱。どこ走ればいいんだ?ま、ええかと走ったら4キロちょい走ってしまって、タイムオーバーです。やばい。
急いでシャワーを浴びてギリギリの時間で地下鉄に間に合いました。
で、会場到着。みなさん「We are one」Tシャツを着ておられます。気合入ってます。わたしはというと「Anti Fscist」Tシャツなので、まぁ似たようなものです(笑)。
で、お座敷開始。今回は「思う存分2時間話を」ということだったので、調子に乗って話してたのですが、笑いの代わりに深い頷きがあったりして、これはどうしたものかと。いや、それはそれで実はうれしいのですが、芸風がそうじゃないので、とまどったりもして。でもさすがに鉄板のスライドは笑ってもらえました。
てことで、調子に乗って話してたらあっという間の2時間でした。で、司会の方が動こうとした瞬間「すんません、まだあるんです」と、エピローグ部分を話したら、結局15分オーバー(;_;)。やはり「思う存分」はあきません。
その後シンポです。「マイノリティの方は日常どう過ごしておられますか?」という質問には笑いました。「朝目が覚めて、出勤して、仕事して、帰ってお風呂に入ってビール飲んでます(笑)」という答え。もちろん、そういう答えを求めておられるわけではないんでしょうけど、そういう「生活」を前提にして、そこに+αで考えなきゃね。まぁ、そんなあたりはネタですが、「法律の専門家としてなにができるか?」はすごかったです。
実は、法律の専門家としてできることは、どちらかというと同性パートナーの問題なんですね。つまり同性パートナー契約書みたいなものの作成とか、遺言状の作成とか、いろんなことができるみたいです。たしかに同性が法的にパートナーと認められないために「優遇措置」はないのですが、パートナーとして認めさせるための手続きはいろいろ可能なんですね。つまり「結婚」というやつは、こういう諸手続きがワンパックになっていて、さらに優遇措置があるということで、それをいちいちしなきゃならんというところが問題なわけですが。
でも、こういうことを話しながら「たまにとってもうれしいことになるんですが(笑)」とネタを振られるのがおもしろい。
でもそうなんですよね。つまり、同性パートナーの法的な問題にかかわるということは、顧客が増えることにつながるわけです。「お金に換算は汚い」という向きもあるかもしれませんが、大切なことですよね。そして、同性婚が可能になったら、またそれはそれでニーズが増えるわけで、社会はうまくまわるようになると思うんだけどなぁ。

そんなことをやってると、あっという間の6時前。
ここからはお店に行って懇親会。途中からずっと会場のめんどうをみておられた方ととなりになって、気がついたらOS談義です(笑)。
「NEXT知ってますか?」
「知ってますとも!わたし、けっこうOS/2が好きだったんです」
「やはり理想は堅牢なOSに使いやすいx-windowが載ってる感じですよね」
「結局それがいまはmacなんですよね」
みたいな。
ここでそれをやるかと思うけど、楽しかったです。
二次会はおしゃれなバーです。ビールの種類が多いので、思わずランビックを頼んだり。酸っぱ!
てことで、楽しい岡山の夜です。

ウケたからよかった

今日は午後から「とある学会」です。なので、時間割を変更して1・2の連続授業になりました。ちなみに、昨日「キリのいいところ」で終えておいたので、今日は復習タイムと言いながら、極めて危ない子ら対象に取り出し授業をしました。それにしても危ないな。計算のミスがあるんですよね。
授業を終えたらさっさと準備をしてスタート。途中おにぎりをパクつきながら着いたのはポートアイランドです。こないだのインフルエンザ以来です。今回は大丈夫ですけどね。
とりあえず、打ち合わせの部屋に入ると、なんだかいつものメンバーという感じです(笑)。ここで荷物をおいて、受付して、さらにPCも受付しなくちゃならないらしく、そんなことをやっているわたしをKうさんが心配そうに見ているという図も、まぁいつものことですか…。
で、シンポジウムスタート。トップは針間さん。DSM5やICD11に至る歴史的経緯を説明したあと、DSMとICDのスタンスの違いを簡単に説明されました。なるほど。打ち合わせの部屋で針間さんが言っておられた「危惧」はこれか…。
続いて中塚さん。こちらは保険適用とか特例法とかを含んで、現在のGIDをめぐる状況の中での課題を述べられました。
で、鶴田さん。おもしろい!目の前でとても簡単ではあるけど「会話分析」をしてくださって、いろいろ「なるほどな」と。そんな中で「GIDトランスジェンダーは日本においては「水と油」ではない」という話をされました。「トランスジェンダー」という言葉にこだわって生きてきた自分としては「うがー」となるんですが、だから「GID」と言ってきた人々がシームレスに「トランスジェンダー」に移行できるのかと。
で、最後はわたし。「指定発言」らしいけど、他の人とほとんどイーブンです。向こうの方にKうさん、O田さん、Nわさんが並んでおられます。やれやれ。わたしの話は前半は「ある中年トランスジェンダーAさんのライフストーリー」です。そして後半は「トランスジェンダー生徒の学校経験」。とはいえ、マジメに話をするはずもなく、ネタに走り続けます。Kうさんが苦笑されています。O田さんうれしそう(笑)。会場のみなさんもけっこう笑ってくださっています。ちなみにみなさん精神科医なわけで、まぁそんな人らが笑ってくれるわけですから、よかったよかった。
で、質疑応答ではDSDXジェンダーのことが出てきて、もう混沌です。ということで、予定された2時間はあっという間に終わりました。
その後、会場の前で立ち話。主役はS藤さん。アルコール依存の話なんかで盛り上がってましたが、そろそろ会場を出ないとハッピータイムがもてません。ということで、針間さん・鶴田さん・織田さんと4人でガード下の串カツ屋さんになだれこんで、あれやこれやの話です。でも、わたしを含めみなさん、あまり時間もありません。6時くらいにお店を出て、それぞれの方向へ。鶴田さんとわたしは大阪方面なので、一緒に新快速に乗って、しばし社会学系の話をしたりして、大阪でパイパイしました。

ここからはまったく違う飲み会です。メンバーは交流会参加者と保護者、そして教員3人というわけわからん組み合わせです。でもま、昔はこんなんよくあったしなぁ。ということで、グダグダ飲んで、今日は二次会はなし。さて帰りましょう。
よく飲みました。

当事者枠(笑)

今日は朝の9時に大阪に集合がかかってます。なので、7時過ぎにはスタートです。まぁ、少し早めに行くに越したことはないでしょう。
今日は大阪の臨床心理士の皆さんの集まりの総会があるらしいです。メインゲストで呼ばれてるのは虹色ダイバーシティの村木さん。で、わたしは村木さんから「当事者としてトークをしてくれない?」という依頼を受けました。
当事者(笑)
でもま、いちおう当事者ではあります。
こないだも、ある3人しか受講してない授業で
「わたし、ある分野の当事者なんだけど、わかる?」
と聞いてみました。
S「知らない」
い「わたしの性別、気にならへん?」
S「ならへん」
い「そうなんや。じゃ、わたしが入るトイレは男か女かどっちだと思う?」
S「…。女?」
い「まぁその瞬間の躊躇があるってのが当事者ってことだよ(笑)」
てことで、当事者らしいです。もっともなんの当事者かは言ってないのでカミングアウトではありません(笑)。
で、当事者として話をすることはなかなかないので、引き受けることにしました。が、当事者枠におさまるつもりもないので、与えられた20分のうちの半分は当事者枠で、あとの半分はトランスジェンダーの子どもたちのことを話ししようと思いました。
ちなみに、臨床心理士さんの仕事はある種のトランスジェンダーにかなり近いところにあります。例えば医療にアクセスした時の心理検査は臨床心理士さんの仕事です。あるいはトランスジェンダーの子どもたちが必要に応じて受けるかもじれないカウンセリング、特にスクールカウンセラー臨床心理士の方もやっておられます。なので、当事者としてやってきたことや、子どもたちのことをの届ける意味でも、あえて引き受けることにしたということです。

で、お座敷開始。まずは村木さんから「基礎編」です。「基礎」といっても、内容は豊富だし、多岐にわたっています。つまり、セクシュアリティについて話をするだけじゃなくて、同性パートナーで起こる諸問題やトランスジェンダーのことなんかも網羅されながらも必要最小限に絞り込んでおられます。そして、ところどころに挿入される「自分の話」が、話にリアリティを感じさせます。勉強になるわ。そして予定の1時間ちょうどで終了。勉強になるわ。
お次は伊東カナトさん。なるほど、村木さんが「当事者枠」をつくってるのは、「トランスのことはわからない」という正直な態度なわけですね。「よく知りませんが」と言いながら話すわたしよりもずいぶんと正直なんですね。で、伊東さんの話はなかなかよかったです。てか、わたしが話せる内容がなくなりそうです^^;
で、わたしの番。まずは写真を見てもらいながら「時期」について少し考えてもらいました。もちろん650人ほどおられるので、いちいちインタビューなんかはしません。すみやかにそれぞれの「時期」について説明して、「まぁ現実はそんなもんでして」と落としておいて、子どもたちの話です。こちらはいつもの話ですが、いつもの「ネタ」のところで笑ってもらえたので満足しました(笑)。やはりこの日をひとつの境に、たぶん自分のとるスタンスは変わったというか明確になったというか。なので、そんなあたりを「臨床心理士さん」にこそ知ってほしいと思ったんですよね。
で、村木さんに「あと何分?」って聞いたら「5分残ってるよ」と言われたけど、スライドも終わったからやめちゃいましょう。長いよりいい。
最後にしばし質疑応答。みなさんからの質問に対してことごとく蹴散らすような答えをしたのも、あえてのカウンターです。でも「配慮より権利」は、あとの控室での話題につながったな。

90分2コマに耐えられるんだ

今日は朝から東灘区に行きました。向かうは灘高校。ここの土曜講座に呼ばれました。
呼んでくれたのは片田 孫 朝日さんです。片田さんとのつきあいはいつ頃まで遡るだろう。1998年になるのかな。全外教の神奈川大会でレポートをしてくださいました。当時、わたしはトランスという自認は獲得したけど、まだトランスとして生きてはいなかった頃です。その頃、わたしは、「当時の全外教」というところにとても息苦しさを感じていました。そんなわたしにとって、片田さんの存在は、なんだかとてもホッとできるものでした。それは、決して片田さんがその後「男性学」へと行ったからではなくて、片田さんがパラムの会のメンバーであったことと、レポートが徹底的に自分にこだわり続けていること、そんなあたりが「この人、おもしろい」と思わせてくれたのかな。その後、片田さんは玖伊屋に来てくれたりして、しばし交友関係もありましたが、お互い仕事なんかが忙しくなって、消息もわからないという感じでした。
それが、怖いっちゃ怖いんですが、facebookでつながるわけですよ。で、呼んでもらったと。
それにしても灘高校ですよ。どうすんねんと(笑)。ちなみに、時間としては「90分を1コマでも2コマでも」ということだったので、せっかくなので2コマもらいました。さて、何を話そう…。ずっといろいろ考えたけど、延々と自分を語る、つまり「叙述的自己表現」は避けて通れません。だって、片田さんがおられます(笑)。そしてもうひとつ、セクシュアリティについてもガッツリやりましょう。前者の意図は、実は「叙述的自己表現」だけじゃないんですね。それは、灘高校に来るような子は、おそらくだけど、うちのガッコの子どもたちのような人間と会うことは二度とないんじゃないかな。てか、小学校を卒業して以降?もしかしたら小学校の頃から会ってないかもしれない。そういう「多様性を奪われた」人たちなのかもしれないと思ったんです。だから、間接的にではあるけど、うちの卒業生たちと会わせたいと思ったんですよね。
で、お座敷開始。ウケるかなと思ったら、よくウケます。うれしいなぁ。
灘高校の教員って、勤務時間がすごく短いそうです。そして、例えば片田さんは子ども食堂をしたりもしている。たぶん、そんな人たちだから、授業でもそんな話がポロリと出てくるんでしょうね。だから、話の聞き方がとても柔らかい。おかげさまで調子に乗って、90分自己紹介しちゃいました。
で、後半はミッション3です。さすがに集中力が途切れてくる子もいますが、ガッツリこっちを向いてる子がほとんどです。
てことで、90分✕2の3時間のお座敷終了。
なんでも、あとで聞いたら、灘高校には特定分野がすごくできる子がチョコチョコいるそうな。まぁそりゃそうでしょうね。てか、すべてが高水準とか、逆にありえないかもしれないです。だとしたら、そんな子らになにかが伝わってくれたらうれしいな。

ウケたらしい→玖伊屋

今日は「子どもの権利条約総合研究所」の公開シンポジウム「多様な背景を持つ子どもの権利」です。わたし以外に話をされるのがDPI日本会議崔さん桜本保育園の朴さん、弁護士の佐藤さんです。中でも崔さんとは年に一回は飲み屋でバッタリ会うけど、シラフで会うのははじめてです。どんな話をされるのか期待です。ちなみに、朴さんのおられる桜本保育園にも大学時代の友だちがいます。佐藤さんの「外国人の子ども」にかんしても某在日外国人教育関係の関係でからんでます。なんか、東京なのにホーム感が感じられます。
てことで、新幹線に乗って、とりま東京へ。ここで、なぜかシゲせんせーと合流。こないだ忘れたワインオープナーをピックアップしてもらっての受け渡しでした。ありがとーo(^^)o
で、向かうは早稲田です。
まずは昼ごはんのお弁当を食べさせてもらって、その後、軽く打ち合わせ。そしてシンポです。
トップバッターは崔さん。ところどころに小ネタをはさみながら、がっつりと社会モデルやインクルーシブ教育あたりについて話をされました。それにしても、障害者権利条約の(安易な)批准を阻止するって、すごい話やな。なんか、みにつまされる気分です。
お次はわたしの番。わたしのテーマは「性的マイノリティの子ども」らしいです。広いです。あまりにも広いです。なので、いつものように、LGBは「専門外」とことわって話をして、Tについてはここ数年考えてることを話をしました。にしても、25分で130枚のスライドはアホです。まぁ、使い方知らないからムダなスライドがたくさんあるんだろうけど、それでもアホです。てか、たぶんプレゼンの使い方を根本的に間違えてるんだろうな。本来はデータをじっくり見てもらうためのものなんだろうけど、わたしのはネタのために使ってますからね。それでも笑いがとれたからよしとしましょうか。
そして朴さんです。まずは「名前」の話です。「本名を呼び名のる」という言葉が出てきます。そして「ヘイトスピーチ」のこと。なんか、自分の原点を思い出させてもらう話でした。
最後は佐藤さん。こちらは打って変わって、最近急激に顕在化してきた在留資格をめぐる話です。もちろん「顕在化」なので、潜在的にはずっと前からある話ではあるんですけどね。ちなみに、わたしも去年パネラーやりました。
そんなこんなで、約2時間の問題提起のあとは、質疑応答と意見交流です。「アイデンティティ」をめぐる話や「合理的配慮」という訳語の問題など、けっこういろいろおもしろい話があった気がします。そういや「インクルーシブ」を「包容」と訳すのはアカンやろ。なんかズレるんですよね。というか、ずらして訳すことで骨を抜こうとしてるのかな。
まぁ、そんなこんなでシンポ終了。その後、懇親会に出て、崔さんやMうらさんなんかとダラダラ飲んだくれました。そうそう、日体大の学生さんが来ておられて、シンポの最後に新学習指導要領についての質問をされたんですが、そんな話をしたり。
で、帰りの新幹線の時間が来たので崔さんとMうらさんと3人でとっとと会場を離脱。
新幹線では、なぜかいずみちゃんと合流。

ここからは酒処のぞみです。ふたりで2時間ちょいうぇーいして、向かうは東九条です。なにせ、今日は玖伊屋です。
到着したのは11時くらい。すでに第一弾の食べ物は終わってますが、第二弾の食べ物が出てきたりして、なかなか幸せです。が、ほどなく気を失ってしまいました。