あるカムアウト

朝、職場に行くと昨日の阿久澤さんの講演への感想文用紙がありました。と、一番上の感想を読んだら、とあることがカムアウトされた感想文がありました。
なので、職員朝礼のあとに「教えてくれてありがとう」ってお礼を言いに行きました。
そのあと、小一時間、その人といろんな話をしました。
なんでも、自分にまつわる正確な情報を知りたいけどどうしていいかわからなくて、それを教えてくれるのはわたしだと思われたみたいです。それで、感想に書かれたとか。
なんか、すごくうれしかったです。
で、正確な情報と出会うには「「セレクトされた本」と「セレクトされた人」と出会うこと」って伝えました。だって、どんな本と出会うか、どんな人と出会うかってすごく大きい。ちなみにわたしを通すと、ろくでもない人々になってしまいますo(^^)o。
と、向こうから「次の変態の合宿はいつあるんですか?」と声が飛んできました。「次の玖伊屋は12月1日〜2日ですよー」。玖伊屋に関心がある教員もおられます。うれしいな。
なんか、去年くらいから「学校の中の当事者」と出会えはじめてます。もしかしたら、少しずつだけど、なにかが変わりつつあるのかもしれない。

今日もフル稼働→「現代社会と部落問題」

朝、野菜の無人販売所に久しぶりにものが並んでました。今日は大根。あまりにも葉っぱがおいしそうだったので、思わず購入。同僚さんも購入。ふたりして大根ぶら下げて出勤したら、車で出勤してる人がみんな大根見てて爆笑しました。

昨日、1時間目の授業をどうするか悩んだけど、やはり図書室学習はやめました。その代わりにやったのは公文式(笑)。
とにかく1枚できたら次の1枚をとりにくる。
あとは苦手な子のために、黒板に解き方を書いて、それを写させる。まぁ、図書室学習での「抽出」でやってることを、集めずに教室の中でやってるってことです。もちろん効率は悪いけど、しかたないです。ここで一定できる子を増やせば、次の週がやりやすくなります。
3・4時間目は受験が一段落した3人授業です。この間、自習にしてましたが、そろそろやるかということで、確率分布をやることにしました。中には社会学に行く子もいるので「量的調査をする時は、ある程度知ってたほうがいいよ」だけアドバイス。しかしこの子、もともと社会学を目指してたけど、わたしの授業を聞いてジェンダーにも関心を持ったとか。うれしいなぁ。
昼休みの後半からは6時間目の「オリパラ」の準備です。なんか、オリパラにはお金がつくんですよね。これ、何がこわいかというと、「パラ」の人の話を聞くんだけど、これを人権学習に読み替える人が出てくるんじゃないかと。まぁもちろんうちではそんなことはないですけど、そんな学校が出てきかねない昨今です。東京都が「障害を言い訳にしない」ってポスターをつくって、抗議の声があがって撤回になりましたが、バラリンピックは基本的には人権学習のネタにはならんのですが、「障害者の話だからいいじゃん」ってなりかねないです。
で、6時間目のオリパラを聞く余裕などなく、わたしは放課後の研修の準備です。

今日の研修の講師は阿久澤麻里子さん。タイトルは「現代社会と部落問題」です。そのものズバリです。でも、そのものズバリの話を、今聞いてる人なんて、この職場にどれくらいいるんだろうか。
たぶん、年配の人は「士農工商」でとまってるだろうし、少し知ってる人は「中世起源説」あたりまではいってるかな。でも、通史で知ってる人は、たぶん各校の人権担当で、かつ長くやってる人くらいかな。さらに「今何が起こってるか」みたいな最前線の話を知ってる人はほとんどいないんじゃないかと思います。まぁ、このあたりのことをきっちり追いかけてる人は、たぶん府県レベルでカウントって感じなんじゃないかって話です。それくらい教員は知らない。というか、学校の中に閉じこもらざるを得ない状況があって、知らされてない。
なので、ここは阿久澤さんに来てもらおうと。
で、話の内容はとてもわかりやすくてよかったです。
『全国部落調査』事件の話を中心に、今、ネットの中でなにがおきてて、その何が問題なのかって話をとてもわかりやすく話してくださいました。さらに大学ではあるけど教員なんですよね。なので、学生たちのレポートを通して、そのネットの中のできごとが若者たちにどのような影響を与えているのかということも話してくださいました。
それにしても、法切れを根拠とした「部落問題は解決済み」という主張や風潮が、いかに部落差別を拡散し助長することにつながったかってことが、ほんとによくわかります。ここで出てくるのが「土地差別」なんですよね。
つまり、「人」と「土地」を結びつけ、その「土地」を「被差別」と結びつけることによって、「人と被差別」が結びつく。その後者を結ぶものが『全国部落調査』だし、そこで具体的な行動としてあらわれるのが「土地への忌避」となるわけです。
これはやはり奥田均さんかな。
てことで、充実した研修会も終了。後かたづけは若いしにまかせて、わたしは阿久澤さんと京都へ。ほんとは仕事に向かわなくちゃならない阿久澤さん、あまりにも体調が悪いので帰るとのこと。ならば、一杯だけ飲みましょうと誘うわたしはアカンやつですね。
てことで、駅中のパブでA久○さんと一杯だけビールを飲んで帰りました。
帰る途中に部落解放同盟京都府連に寄って、少し用事をしたのですが、その時聞いたのが、今年に入って差別落書きが急増したとのこと。まぁ、膿があらわになったってことなのかもしれないし、底が抜けてるということなのかもしれないし。こんな話も、知ろうとしなきゃわかりませんよねぇ。

便利になると密度が上がる

今日は午後から会議です。さらに夜は大阪で月一恒例の会議です。てことは、なにかできるのは午前しかありません。
で、今やらなきゃならんのは、月末〆の原稿がふたつと週末に使うプレゼンづくりだったりします。が、それよりも優先度が高いのが、先週の人権学習の作文読み&入力です。これは最速でやらなきゃなりません。
てことで、やろうと思ったら、某所から「書類を出せメール」が2通来てます。ひぇー。
とにかくやるしかないです。
まずは作文読み。これは地道に読むしかないのですが、さすがにふだんややこしいのを読んでるからか、飛ぶような読み方になりますね。3クラスをさくっと読んで、お次は入力です。すでにキーボードは使わなくなってます。ここは音声入力です。ちなみに音声入力の欠点は、他の教員の声を変換するところです。また、教員の声が大きい。思わず
「なんでそんなに声が大きい!」
って怒鳴ってしまいました。
で、落ち着いたと思ったら、いきなりチャイム。これがまた、チャイムの音を変換しだします。とにかく学校は騒々しいです。
それでも25本程度の作文を2時間程度で入力しちゃいました。ここから子どもたちに配布するための加工がはじまります。
さらに今日の会議の資料を準備したり、各種打ち合わせをしたり。少しできた隙間の時間で提出書類をつくってみたり。
そんなこんなで、午前の仕事は終了。
あとは会議です。
それにしても、音声入力は楽だし早いけど、そのぶんだけ仕事の密度が上がります。これ、早くて楽になったぶん余裕ができたらいいんだけど、その余裕分に他の仕事が入ってくるんですよね。ま、どこまで仕事なのかわからんけど(笑)。

で、定時にあがって夜の会議。まぁ今日定時にあがれたのは便利になったからですね。で、電車の中でもうひとつの提出書類づくり。なんとかかんとか大阪につく前にメールを送って一段落です。
会議の前に少し時間があったので、少し原稿考えましょう。

で、少しヒントが浮かぶなど。
会議は長かったけど充実してて、そのあとは恒例の晩ごはんというか飲み会というかでクールダウン。

で、10時40分くらいにお店を出て、家に帰り着いたのが0時30分。そこからおべんと詰めて、1時です。
ダウンやな。

どちらをとるか

先週末から土日にかけてのワチャワチャはいったい何だったんだというくらい日常な月曜日です。まぁそんなもんです。というか、あんなワチャワチャが続いたら身体がもちません。
てことで、授業と会議にあけくれるのですが…。
今月末が〆切の原稿が2本。プレゼンをひとつつくって、さらに先週の人権学習の感想文を読んで打って。明後日は教職員の人権研修。ぐえー。

その一方、期末試験ははるか先なのに、すでに試験範囲を終えてるという授業スピードの早さがあったりします。まぁ、工夫せずに淡々とやれば、試験範囲なんてあっという間に終わるわけで。てか、「わからん」とか言ってる子を相手に試験の1ヶ月前にコテコテやっても、わからん子はわからんままです。なので、「まぁそのうちわかるわ」と言っておいて、とりま前へ進む。で、最後までいろいろやって、できるものを探してやるって感じのほうが効率がいい。
まぁ言ってみたら、教室なんて、アレルギーがあったり、好き嫌いが激しかったり、はたまた食がメチャクチャ細かったり、ビーガンだったり、いろんな子がいるようなもんです。で、教科書なんて、何が出てくるかわからないフルコースを頼むようなもんです。それを最初からゆっくりと出して全部を食べさせるのか、とりあえず全員食べてなくてもいいから全部出してしまって食べられるものを食べさせるのか。そんなもんです。もちろん食べられるぶんを増やすのは目指すところですが、そうもいかないこともあるわけです。
問題は、図書室学習にするかどうするかです。
図書室学習のメリットは教え合いをするところです。が、あくまでも「やる気」が前提になる。これまでのクラスは「やる気のない子」と「やる気のある子」のバランスが、ほんの少し「やる気のない子」が負ける感じだったんですね。
これ、ビミョーでして。教室っていうのは、基本的に「やらなきゃならない感」が前提です。さらに「やる気のない子」の中には「メッチャ数学が苦手でやる気をなくさせられた子」が混じってるので、そういう子はわからせさえすれば「やる気のある子」になります。なので「やる気のない子」が勝つには、それなりの勢いが必要なんです。その勢いを例えて言うなら、「モグラ叩きにならない程度」という感じかな。つまり、3人くらいならなんとかなるという感じです。が、4人〜5人になると、モグラ叩きになります。ある子に教えて課題出して、その子がやってる最中に別の子に教えてってやるんですが、そこに寝てる子とおしゃべりする子が3人ほどいるとなると、起こして怒ってが入るので、無理ですね。さらに、「やる気のない子」が3人くらいだと「やる気がないわけではない子」の空気の中でなんとなく引きずられるんだけど、これが4〜5人になるとそっちに持っていかれる子が出てくるので、一気に崩壊していく。まぁ、学級崩壊の原理です。
これを避けるためには「分断を持ち込む」ことになります。ところが、人数が増えると、この分断が難しくなる。
まぁそんなことで、図書室学習にするか教室で課題学習させるかが悩みどころになります。で、今日はあえての教室での課題学習にしました。うーん、これはこれで効率が悪いな。
まぁ結局、なにをやってもどこかでほころびがでるってことですね(笑)。

障害と困難

今日は1年生の人権学習です。2学期は講演会。今年も去年に引き続いて小林春彦さんです。
1年ぶりに会った小林さん、少し痩せたかな。まぁモデルなんかもやって、メッチャ忙しいからなぁ。はじめて会った時は、まだ大学生だったっけ。単なる「吐く彦」でした。でも、今は売れっ子です。ゆきみちゃんやとーますや、その他いろんな人がいるけど、自分が「この人」って思った人が売れていくのはうれしいけど、そのうち忘れられてしまって、うちの学校に来てもらえなくなるんじゃないかと、さびしくなったりもします。
でも、今年も来てくれたから「よかった」と思うことにしましょう。

校長にあいさつをしてもらったら、そのまま体育館へ。準備からつきあってもらいます。その間、小林さんは発声練習(笑)。なんでも喉がガラガラだとか。
で、まもなく講演開始。
基本的には去年の話と同じなんですけど、やはりあらためて「うまいな」って思います。去年も書いたけど「disability」で考えるのではなく「difficalty」で考えるなんですよね。で、それは「社会と人間の距離」によってもたらされる。で、その距離を近づける方法はふたつしかない。ひとつは「人間が社会に近づく」で、もうひとつが「社会が人間に近づく」であると。なるほど、前者がリハビリテーションで、後者が社会モデルなわけですね。わかりやすい。
小林さんの特徴は、「社会モデル」とか「合理的配慮」を多用しないところなんですよね。もちろん使ってるけど、多用はしない。だから、「社会モデルとは」って説明が不要になります。つまり、ダイレクトに中身が入ってきます。
そして今年、新しくつけ加えられたのが「アディクション」でした。文脈は
「自立とは依存できる先を増やすこと」
とか
「自立の反対は孤立」
とかのあたりです。でも、アディクションのことと障害の社会モデルに回路があるのは、なんとなくうすうす感じてはいたけど、あらためて「なるほどな」です。
こうやって、あることをシングルイシューで語るのではなく、あることから別のことへ、そして別のことからあることへというのは「つながってる感」が伝わってくるし、わたしも使うんだけど、勉強になりますね。
にしても
「障害の「害」をひらがなにするのが鬱陶しいので、健常の「常」もひらがなにしました」
にはウケました。もっとも広い体育館の300人オーバーの中で吹き出したの、わたし一人でしたけどね(笑)。
てことで、とてもいい話でした。終わってから何人か個人的に話をしにいってるみたいで、ほんとにジブンゴトとして聞いてくれたんだなって感じました。
講演の後は、しばしクールダウン。
「やっぱわかりやすいわ」
というと、なるほどなとわかる答えが返ってきました。
つまり、小林さん、合理的配慮とか社会モデルとかいう概念が広がる前から、自分のことを説明するためにどうしたらいいかをずっと考えてきた。で、その結果が「disability」ではなく「difficalty」だったと。そりゃわかりやすいわ。どこかから持ってきた概念ではなく、自分の中から必然的に生まれた言葉なんですね。こういう時に「これが当事者かぁ」って思いますね。
そんなこんなで、小林さんは今回はメッチャ疲れてるので帰るとのこと。去年はメチャクチャやったけどね。またみんなで集まろうねo(^^)o。

落差はあるもののとりま脱稿

今日は単なる月曜日。というか、そもそもイベントなんてそうあるわけじゃなくて、日常のほうが多いはずなんですよね。てか、多いから「日常」なんです。こんなに毎週イベントが続くのがおかしいんです。
てことで、イベントとイベントの間の日常の月曜日です。いろんな意味で落差が激しいです。まぁとにかくヌルヌルと授業をしましょう。まぁそんな感じなんですけど、子どもたちはえらいなぁ。なんか、授業が終わってるのにわからんところを質問してきます。すると、前に座ってる子が教えはじめる。まぁそうなるとわたしは用なしなので、その子らを放ったらかして職員室にもどったり。
あとはひたすら原稿書きです。センセは直感的におもしろいことをぶっ込んできます。が、なにせ直感的なので、それを定式化するのが難しい。まぁちなみに今回の原稿の中身もそんな感じです。それでもなんとか「まぁこれでとりあえず」くらいのところまで行ったので、共同で書いてる人たちに送信。どうせリライトするからそれでいいんです。
さてと、速やかに次の原稿の方を向かなくちゃ。まぁそちらは今まで書いたものをつなぎ合わせたらできそうなので、なんとかなるかな。

夜は家に帰っておでん食べながらダラダラ。食後は録画してある鉄腕ダッシュを見るなど。おとついいた名護が映って、しかもそこにタイワンハブがいると知って、少々ビビるなど。
でも、夜ふかしは禁物です。さっさと寝よう。

まさかの遅延

朝、何が悲しくて6時に起きるんだろ。でも、フライトがお昼なのでしかたありません。ちなみに今日は「ツール・ドinオキナワ」なので、名護市内は通行規制がかかっていて、ヒロコ&ケンチャンは出動不可。わたしの帰りは路線バスの旅です。これはこれで楽しい。
今日も安定の朝ごはん。

昨日はホットドッグでしたが、今日はハンバーガーです。さすがにポテトフライは残しました。
で、荷づくりしてバスに乗ります。それにしても、「比謝川」とか「嘉手納ロータリー」とか「北谷のアメ村」とか「浦添の平敷兼七ギャラリー」とか、野入さんと行ったあちこちを通過するんだなぁ。これ、空港行きだから「ごっぱち」を走ってるけど、ここから真栄原に行くパターンだと「プラザハウス」とか「ライカムイオン」を走ることになるんですよね。なんかこんなに何回も沖縄に来るっていうのが不思議です。
なんてことを思う一方、どんだけ基地があるねんと。嘉手納を通過したら、あとはずっと基地があります。おかしい…。
そんなことを考えながら、とりあえず空港に着きました。さて、セキュリティに行こうと思ってフライトの時間を確認したら…。
「機材繰りで3時間遅延」
と書いてあります。マジか。3時間余裕ができてしまった。どうする…?
とりあえず走りましょうか。ということで、トイレで着替えてコインロッカーに荷物を入れて。というのはおとついと一緒です。それにしても暑いです。36分走ったところでダウン。

しばし日陰で寝転んで、ふたたび空港にもどってお昼ごはんです。
「郷土料理 天龍」なる店に入って注文したのは「オリオン生ビール&フチャンプルー」です。うまい!が、ビールが足りない(笑)。

しかたないので「残波」を追加です。

さてと、お腹もいっぱいになったし、そろそろセキュリティに行きましょう。あとは帰るだけです。
それにしても、昼過ぎに帰るつもりだったのに、遅くなっちゃうな。

変なところでランして、なぜか南の島でおでんを食べる

朝、なんだかみんなバタバタしてます。なんでも東京に行かなきゃならんとか、どこそこに行かなきゃならんとか。みんな忙しいなぁ(笑)。
授業中子どもに
い「今日どこに行くの?って聞いてみ」
生「へんこつやろ!」
い「ちゃうわい。それは来週」
生「今日どこに行くの?」
い「沖縄」
ということで、昼過ぎから年休とって関空へ。交通機関の関係で、ビミョーに早すぎる時間になってしまいました。なので、ここは一発走るかと(笑)。

ターミナルビルの1階を何回も往復です。

で、着替えて、フライト40分前にセキュリティ通過。まずは一杯ですo(^^)o

飛行機の中では原稿書き。どうせ夜ですからね。
で、着いたらヒロコ&ケンチャンのカポーが来てくださっています。
「おでん食べに行きましょう」
へ?おでん?なんでも「煮付けとビール」と言ったのがおでんになったみたいです。向かったのは「あふくろ」です。なんでも2000円で食べ飲み放題らしいです。いろいろおかしいです。
とりまビールで乾杯。あとはテビチだのなんだの。

とにかくおいしい。が、夜の9時過ぎにこんなもん食べてていいのか?ま、走ったからええかと。
ちなみに相席でしたが、一緒の席になった人、なぜか京都の人でした。どころか、うちひとりは、わたしの家からビールの泡が消えないくらいのところに住んでおられることが判明。悪いことでけへんな。
てことで、恩納村伊武部(おんなそんいんぶ)へ移動。今日のお宿はキーウェストクラブです。

すばらしい!
さてと。あとはこれを飲んで寝ましょう。

しかし、琉球ハブボールってなんだ?

遅々としてすすまない→文化の継承

今日は比較的時間があります。なので、月曜日〆の原稿をやっつけようかと。ちなみにこの原稿、完全に学校教育にかかわることなんですよね。で、こういうことを意識化して授業するか意識せずに授業するかでかなり違います。ちなみに過去にはこんなんとかこんなんを書いています。
でも、すすまない。今回は他の人も「難しい」って言ってます。わたしもスジがむずかしいとは思っています。が、みなさん、それでもアンソロジーを書いてこられます。それらをまとめるのがわたしの役割です。いちおうアウトラインはできているけど、文章を詰めるのはまったく別の作業です。ぐえーとなりながら、別の仕事に逃げるのはいつものことです。アカンなぁ。

で、放課後は久しぶりの家庭訪問。少しオイタ(笑)をした子がいるので、話をしに行ったのですが…。
他の教員はオイタにからまって別の事象もとりあげて「反省してない」「悪いと思ってない」と思ってるみたいなんだけど、わたしはなんか、その子が「悪いと思ってない」というのがわかるんですよね。
まぁこんな例えで考えてみましょうか。
Aという国があるとします。地続きでまわりにも国があるんだけど、それらの国の人々はA国には行かない。もしも行こうとした人がいたら「あぶないからやめとき」って言われる。そんな目で見られているから、A国の人もまわりの国に行けない。自然と、A国の人々はA国の人々とだけしか交流ができなくなります。また、まわりの国の人もA国の人と交流しなくなります。
するとどうなるか。
A国の人々は独自の文化や価値観を持つことになります。なぜなら、まわりの国がどのような文化や価値観を持っているかわからないからです。そして、まわりの国の人もまたA国の人とは異なる文化や価値観を持つことになります。と同時に、A国がどのような文化や価値観を持っているかを知る機会がなくなります。そうなると、ますますA国に対して「得体が知れない」「あぶない」という思いを持つようになり「あぶないからやめとき」となります。
で、家庭訪問した子の話です。
わたしたち教員の文化では「悪い」ことも、その子の文化の中では「悪い」という価値観がないとすると、「悪いと思ってない」のはあたりまえです。その子の持つそういう文化は、その子のまわりの大人や子どもたちの相互行為の中で継承されていて、内在化されているからです。そしてその子は正直で素直な子だから、思うとおりに答えてくれた。ところが、わたしたち教員は「悪びれもせず」と評価してしまう。そこには齟齬がある。
じゃ、どうすればいいのか。
とりあえず、その子の文化や価値観を一度飲み込む。そこからスタートする以外方法がないです。なぜなら、先ほどの例えで言うなら、A国が独自の文化や価値観を持つことになったのは、まわりの国が「あぶないからやめとき」という行動をとったからです。なので、その原点にもどるしかない。
教員は子どもたちから学ばないとアカンなぁと思ったりするわけです。

まったく体調はダメだけど、話が聞けたのはうれしい

朝、身体が動きません。なぜだろう…。そうか、昨日大阪で呑んだからか。
えーと、まずは生中。そして生中。そしてグラスビール。場所を変えて、日本酒→日本酒→焼酎→焼酎。家に帰ったのは11時半ぐらいだけど、完全に呑みすぎです。
てことで、ひとつ遅い電車で出勤。まぁ間にあうけど、せわしないですね。が、勤務時間のことを考えると、それもなぁ。
にしてもしんどいです。でも、そういうローテンションの時の方が授業そのものはいいのかもしれません。イライラしたり怒りたくなったりする気持ちにもならないから、すべてを受容しながらノロノロ授業。さらに3人講座ではダラダラ自習。いや、やらなきゃならないことがみんなバラバラなんですよね。
5時間目はダウン。ダウンして、少し楽になりました。

それにしても、全然話は違うけど、ムラの子、けっこうみんな自分のことがわかってるみたいです。今日もあるムラの子と話をしていると、小学校時代の話題になりました。
「友だちを「うちに遊びにおいで」って誘ったら、その子のお母さんが「あそこは危ないから行ったらダメ」って言って、その子、来てくれなかった。小学校の頃のツレは、みんな地元の人間やった」
って、10年前にもならない最近の話です。
「やっぱ、さびしかったで」
って、そりゃそうでしょう。部落差別が解消過程にあるって、どこの話やねんと思いますね。
でも、きっと他の教員、こんな話をしてないんだろうなぁ。