好き放題

今日は某人権教育研究会の秋の研究大会です。これがあるから先週の金曜日今週の月曜日がしんどかったのでした。ただまぁそのおかげで、今朝はゆっくりと出勤です。
京都駅が近づいたところで、時間を調べたら、特急があるな…。駅からちょっと歩かなきゃならんし、その時間を考えるのと、今の体調を考えると、特急に乗ろうかな。チケットレスなら520円。高いけど安い。ということで、特急券をポチってしまいました。快適だ。
で、駅から20分ほど山越えをして、ようやく到着です。
開会前は、前会長とか、うちの研究会の前会長とか、はたまた事務局長とかと、大切なことからしょーもないことまでゴソゴソ話。なんでこんなことになったのかなぁ。一参加者なのに。で、まわりを見わたすと、みなさんまじめなかっこうで来ておられます。ジーンズに赤のパーカーとか、わたしひとりか。目立つな…。
開会行事のあとは冨田稔さんの講演です。
はっきり言って、言いたい放題です。なので、とてもおもしろい。てか、道徳教育の歴史と現状の話をする時に、奥歯にもののはさまったようなしゃべり方をしてもわかりません。そして単刀直入に話をすると政治とのからみになるのは不可避です。だって、道徳教育なんて政治そのまんまだもん。つまり、道徳教育について語ることは政治について語ることと同じってことです。もっと言うなら、道徳教育について語る時に「政治抜きに語る」とすれば、その行為そのものが非常に政治的であるということです。それにしても「廣済堂あかつき」ってどんな会社なんだ?
そうそう、「人権=自分らしく生きる権利」には笑いました。自分らしく生きるってなんだ(笑)?
お昼は近くにあるラーメン屋さんへ。「一喜蔵」というお店です。お兄さんが着ているTシャツがいい。

世界平和です。ちなみに頼んだのは「こってり」です。1日10食限定だとか。まだ早かったのであったのかな。かなり待ったけど、出てきたのはおいしそうな黒黄な色をしたラーメンです。

うまいわ。濃そうだけどそんなに濃くないかな。麺は細麺ですね。チャーシューが分厚い。全体的に量はかなりあるな。太りそうです(笑)。
てことで、午後の分科会へ。
ひとつめのレポートは小さな小学校での人権教育のとりくみ。なんかモヤッとします。まぁどんくさい子どもがいるみたいで、その子についてちょこっと書かれているんですけど、ものすごく不十分。そういう書き方をするなら、いっそ書かない方がいいかも。ただ、書いた限りはとりくみをきちんと書いてほしい。なにがモヤッとするかというと、「できないこと」をその子個人の特質にしてしまっていることですね。もちろん、その子個人の特質です。が、そのことと「達成できること」には違いがある。たぶんこの時に浦野さんと話したことが根底にあるのかな。例えば身体に障害があって空間の移動をする際に誰かの補助を得ることはOK。でも、それが知的に障害があってテストの点を取る際には誰かの補助を得ることはダメという価値観が学校の中にある。ともに「できない」という個人の特質があって、目的の達成のために補助を得るだけなのに、片方はダメで片方はOKなのはなぜなのか。おそらく勉強というものは個人が所有するものであるという前提があるんだろうけど、その前提そのものを見直すことをしたら、すんごい変わると思うんだけどなぁ。
2本目のレポートは小さな小学校での外国人の子どもへのとりくみ。はっきり言って、校長さんエライ。いろんなリソースを探しまくってお金もなんとか調達して、日本語教育をしておられます。なので、そのあたりの質問をしたら、校長は知りあいでした(笑)。そうか、Yさん校長か。みんなえらくなるなぁ。ただ、やはりこちらも日本人側は問われない。外国人だけが問われる。再び浦野さん登場です。「人間関係やコミュニケーション力というのは、相互行為の中に存在するものだから、片方だけがその責任を負うのは違うのでは?」みたいなことを言ったらぽかんとされました^^;;
3本目のレポートは中学校社会における授業実践。えーと、マニアックやな。なんでも山田孝野次郎さんになりきって大人への演説文を書くというとりくみらしいです。おもしろい。もちろん、当事者にはなれないんだけど、当事者が当事者に対して演説をするとして、「差別はいけないと思った」みたいな文章は書けないわけで、そういうことを狙っておられるようです。おもしろいわ。この方、いろんな人とつながっておられるみたいで、京都府内にこういう人がいるっていうのがうれしかったなぁ。
4本目のレポートは高校におけるLGBTについての教育のとりくみ。まぁまだまだなんだけど、でもカミングアウトした子どももいるみたいだし、これから伸びしろがあるよなぁ。なにしろ、教員自身が楽しんでおられる感じです。
ということで、すべてのレポートに質問をして、研究協議の時間もしゃべりまくって、好き放題をした1日でした。すみません。

家に帰ってPC見てダラダラしてたら、一本の電話。うちの研究会の会長でした。
「あのレポート、全国、どうや?」
えーと、なんでわたしに聞くねん(笑)。まぁでも、あと1年あります。そこまでよりよいとりくみにしていけばいいんだと思います。そんなことを話したら
「協力したってな」
とのお言葉。なにをせいと^^;;

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です