お座敷が終わったら、とりあえず杵築へ移動。ここで、橋本さんに少しだけ杵築の街を案内してもらいました。メッチャクチャおもしろいです。武士と町人が微妙な同居をしているのかな。短い時間ではよくわかりませんが^^;;。
その後、国東の居酒屋「太喜」へ。ここがなかなかにマニアックなお店です。マニアックさは、まずは料理から。ゆず胡椒の入った味噌仕立て?のちゃんこ鍋は絶品です。もちろんお刺身はおいしい。歯ごたえがコリコリしています。そして、塩からあげ。うまい!でも、マニアックさの本領はそういうところではないんです。大将がマニアックなんです。
仕事が「ながら」になったのか、呑んでいる部屋に来て下さって、気がつくと一緒に呑んでました。話の内容がおもしろい。とにかく、縦横無尽に世界中を飛びまわる歴史観は、はっきり言ってついていけません(笑)。でも、たぶん、ものすごい量の知識と、それらをつなげる柔軟な思考力のなせる業なんでしょうね。はっきり言って、酔いがまわります。
ということで、なぜか居酒屋の3階へ。大将のプライベートルームです。ここでしばらく「廊下呑み」。この廊下での呑みがいいんですが、さすがに疲れました。廊下で横になって寝てしまったところで、今日の呑みも終了です。
日: 2016年12月3日
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山田別荘の朝は、とにかくきれいです。光と影のコントラストが素晴らしい。とくに、影がきれいです。絵画や写真にうといわたしがこんなふうに思えるわけですから、ほんとにきれいなんでしょうね。
で、おいしい朝ごはんをいただいて、別府中央小学校へ。今日の午前はなぜか小学校5年生・6年生対象のお座敷です。なにを話すか、ものすごく悩んだのですが、たまにある中高生向けの話をすることに決定。ほんの少しだけプレゼンはいじったけど、まぁええかと。
与えられた時間は45分。どうなるかと思ったけど、質疑応答もいれてほぼほぼオンタイム。よかった。にしても、質問がすごいです。「トランスジェンダーの人で尊敬している人はいますか?」なんていう質問は、大人のお座敷ではまずありません。もちろん尊敬する人はたくさんおられるのですが、やはりここはマレーシアのニーシャさんをあげなくちゃならないでしょう。「世界の中には、トランスジェンダーであるというだけで投獄されるような国もあります。そんな中で闘う人もいます。あるいは、性別を変えて生きられるなんて考えられなかった時代に性別を変えた先輩もいます。わたしはそんな人たちを尊敬します」。もしかしたら、wpathに行ってから、ほんとに自分の世界が広がったのかもしれないなと思います。
なんか、小学生対象のお座敷、ものすごく不安でしたが、話をしてよかったっていうふうに思いました。
午後は人権・同和保育研究大会。
ここで、「トリカブトの純子」を見ました。なんと、基調報告をするために登壇された橋本さん、基調報告を読まずに「人の値打ち」の朗読です。瞬間、橋本さんの右手に匕首が見えたのはわたしだけじゃないと思います。これだったんですね。この鋭さだったんですね。
で、わたしの番です。
今日は2時間もらっているので、かなり余裕があります。最近目覚めた「タイピンマイク」もあるので、動きがメチャクチャ自由です。今日聴いてくださるのは保育士関係の人々です。たしかに中学生や高校生の話は実感がわかないでしょうけど、保育園段階の話をすると、とたんに身を乗りだしてきかれるあたりはすごいです。「笑い」は少なかったものの、なごやかな雰囲気でお座敷を終えることができました。