で、今年唯一の忘年会

おべんきょタイムのあと、しばらくセンセと雑談。でも、はじめて雑談したなぁ。うれしいなぁ。楽しいなぁ。
で、忘年会の場所へ。
ここで、おべんきょ仲間や先輩たちといろいろ話。とは言え、ひたすらおべんきょ関連なんですが、それがいい。心が洗われる感じです。ちなみに、浮世離れしているわけではないです。この現実をどう捉えるかというところに立脚しているので、逆に浮世の話なんですよね。でも、浮世の話を掘り下げていくと、まったく違う風景が見えてくる。だからこそ楽しい。
わいわい話をして、楽しい忘年会がしゅうりょ。

で、梅田で呑んでる暴走機関者たちの呑み会に乱入。
今日も夜は更けていきます(笑)。

レジュメを切り切り

で、大急ぎで「おべんきょ場所」に向かいます。ほんとうは今日は丸一日おべんきょデーだったのですが、午前だけ失礼させてもらい、午後から参戦です。
今日のテーマは『在日朝鮮人女性による「下位の対抗的な公共圏」の形成』という本です。
これ、おもしろい。高いけど。
この本をみんなで読みながら、担当の人のレジュメに基づいて「あーだこーだ」と言いあうのがおべんきょです。これが楽しい!
みなさん、それぞれの「おべんきょネタ」がありますから、やはりそこに引きつけて本を読まれます。話を聞くにつれ「なるほどなぁ、そういう読み方があるのかぁ」と思います。
にしても、この本、もともとは太平寺夜間中学独立運動と、そこから生み出された「うり・そだん」「さらんばん」というふたつのコミュニティの成立過程と、そこから生み出された「下位の対抗的な公共圏」について論じられた大作です。で、「在日朝鮮人女性」という観点がおもしろい。一世や高齢の二世は、民族的な抑圧よりもジェンダー的な抑圧をより強く受けるんですね。そして、私的領域に追いやられている。こうした人々がいかにして公的領域に進出し、そこで何が起こったのか。そして、「文化=社会的仲介」が公的領域において行われた結果、それが例えば民族の継承にどのように影響を与えたのかみたいな話で、ものすごく興味深い内容です。
これ、例えば「ウトロ農楽隊」に応用すると、あの「場」をすごく興味深く考察できるんじゃないかなって思いました。
あと、あの本にはハルモニと後続世代の在日朝鮮人女性が主役として描かれていますが、おそらくは東大阪の解放運動や教員たちの力はそうとう大きかったんじゃないかなと。やはり、「問題提起」を「運動」にまで発展させるにはそれ相応のものが必要だし、そこには東大阪在日朝鮮人教育運動がそうとうコミットしていたんじゃないかな。そんな背景を少し想像するとおもしろいです。
でもその上で、東大阪にできた「下位の対抗的な公共圏」のすごさと魅力ーーそれは在日朝鮮人女性をしばるジェンダー規範の強さの裏返しでもあるわけですがーーを感じさせる本でした。
あぁ、お腹いっぱいo(^^)o。

そんなに心配しなくても

今日は朝から兵庫県のとある高校で生徒さん対象のお座敷です。
生徒さんって、はまるときははまるし、そうじゃないときはシッチャカメッチャカだし、かなり反応は極端に振れます。さて、今日はどうかな。
担当教員の方は「うちの学校整列に時間がかかるから」って言っておられて、まあ、その時点で、「きっとなつこい生徒さんたちなんやろな」って想像がつきます。
で、お座敷の時間。たしかに、スパッと整列するわけではないです。でも、出欠確認は生徒さんがやってるし、なかなかえらい子らです。ちなみに、整列の時に「服装をただして!」とかやっておられるので、ますます親近感がわきます。
で、お座敷開始。
笑いは起こらないのですが、たぶんそれは「笑っちゃいけない感」があるだけとことで、あちこちで笑いをこらえてる姿が見えます。これはいい感じです。
教員のみなさん、子どもたちの間を巡回して、ところどころで生徒さんに注意をしてくださってます。でも、全体的にとても静かに話をきいてくれていて、ところどころで反応もあって、すごくいい感じです。なんか、安心して話ができた1時間ちょいのお座敷でした。
終わってからも生徒さんが何人か話をしにきてくれて、中には各種カミングアウトがあったりして、とてもいい感じでお座敷を終えることができました。