実に久々の「お好み」エントリです。
合宿が終わったあと、子どもたちに「これからあとは教員の厳しい反省会がある」と言い残して、昼の街に消えることにしました。
向かうは飛鳥。ここには3軒ほどお好み焼き屋さんがあることがわかっています。
一軒は「つもと」です。もう一軒、つもとの斜向かいあたりにあるんですが、ここは「つもと」が休んでいる時に行って「論外」と思ったので、2度と行きません。あともう一軒、まだ見たことがないけど、「商店街のあたりにある」と聞く店があるんです。今回は、ここをねらうことにしました。
「商店街ってあのへんだよなぁ」と思いながら行くと、ありました。
扉を開けたとたん、記憶がよみがえってきます。2005年に大阪で開催した「全国トランス交流会」の準備の時に川口くんにつれていってもらった店ですよ!
お店に入ってしばらくしゃべっていると、お店のお母ちゃんが
「前に一回来たことあるよなぁ」
と言われます。な、なんで覚えてるねん!4年半も前ですよ。
とりあえず、注文です。もちろんカスのお好み。すると、
「大阪風か?広島風か?」
と聞かれます。
「このあたりの人が食べるヤツ」
と、いつもの答えを返すのですが、どうも雰囲気が違う。まぁどっちもおられるんでしょう。てことで、両方とも頼むことにしました。
まずは、ベタ焼きの生の写真。
ここの最大の特徴は、ベタ焼きであってもキャベツの刻み方が小さいことです。どんな味になるのか楽しみです。
続いて、混ぜ焼きの生の写真。
カスが巨大であることがわかります。
ネギ焼きにはスジとこんにゃくを炊いたものが混ぜ込んであります。
ところで、お店の中では「ベタ焼き」と「洋食」のふたつの言葉が入り乱れていました。で、一緒に行ったC原さんが混乱しておられて、基本的には「同じ」というところで落ち着いたのですが…。
ここでお店のお母ちゃんが言葉の由来を教えてくださいました。
「戦後のご飯がなかった頃な、メリケン粉を薄う敷いて、キャベツとかちくわの薄切りとかを乗せて焼いてたんや。まぁご飯の代用食や。そこから「用食」になったんや」
なるほど!「洋食」じゃなくて「用食」やったんや!勉強になるなぁ…。
てなことを言っている間に、焼き上がりました。
まずは、ベタ焼き。
さらにマヨネーズがかかります。
一口食べると…。
「す、すごい!異次元の味や!」
いや、誇張じゃないです。口の中でトロリとほどけます。なんというか、キャベツ入りのグラタンの両面を鉄板で焼いたというか、京都風たこ焼き*1が鉄板で焼かれたというか。とにかくうまいです。
続いて、混ぜ焼き。
こちらは普通かな。もちろん、大幅にレベルの高い「普通」です。
ソースの味がまた、なんとも言えない酸味があっておいしい!
「金紋ですか?」
と聞くと、
「ちゃう」
のひとこと。
「ヒシ梅ですか?」
「ちゃう」
教えてくれません。やがて、奥の方から
「これか?」
と見せてくれたのが「ビクトンソース」です。ところが
「これはな、焼きソバに使こうてるねん。お好み焼きはブレンドしてる」
とのこと。結局、ヒントすらもらえませんでした。
ところで、カスの大きさがわかる写真があったのでアップ。
コテと同じくらいの大きさです。と、コテの形がまたおもしろい。ちょっと汚れていますが…。
「子どもが口をケガせんようにな」
とのことでした。もっとも、最近子どもは来ないらしいですけど(笑)。
いろいろ話をしていると、やっぱり話ははずみます
「焼き方はな、まず片面をじっくり焼くねん。ひっついてへんなぁと思ったら、裏返す。こっちの方は、そやな。3分ぐらいや。とにかく焼きすぎたらあかん。焼きすぎたら水気がなくなる」
いいヒントをもらいました。
てことで…。
data
カスお好み(ネギ焼き) |
800円(700円) |
ビール大瓶(キリンあり) |
550円 |
スタイル |
混ぜ系・ベタ焼き系 |
その他 |
なんしかベタ焼きがおすすめ!ほかに、「ミノ玉」というのがあります。これもかなり気になりました。次回はぜひチャレンジしたいです。定休日は水曜日。ただし、第3火曜日・水曜日の連休だとか。日曜日の昼にやっているのがうれしいです。 |
独断的評価 |
★★★★★ |
詳細なリンクも更新。