学習会の後、錦を通って四河へ。軽く交流の一時を過ごした後、東九条へ。
今日は玖伊屋です。
あたりは一面雪景色。とりあえず、会場に入ってストーブの点火。それから買い出し。帰ってきたら、会場の前にたたずむ白い陰ひとつ。Yちゃんでした。ごめんね。
で、準備。今日のメニューは鍋。ひたすら鍋。
ついでに、箸休めに「水菜のおしたし」「ひじきのゴマ和え」「フキのたいたん」あたりをつくってみました。
それにしても、今日の玖伊屋のメンバー、濃いぃ!
なんでも大阪であった交流会から「あんな人」とか「こんな人」がなだれ込んできます。さらに、雪で大幅に遅れたバスから降りてきたお伊勢参りの途中の人も寄ってくれました。「また機会を見て」と10月に言ったはずなのに、これで3回連続来ている人とかもいます。なんかもう、わたしの陰なんてうすいですよ(笑)。
そういえば、12時過ぎからえらいしゃべりたくっていた気がするのですが、よくおぼえていません。2時半頃、「今からでもいいですか?」と来られたお客さんに「どうぞどうぞ!」と言いながら、ふとんを敷いて寝てしまった気がします(笑)
年: 2008年
心のざわめき
今日は昼から組合の女性部の学習会に行って来ました。講師は三輪敦子さんという方です。
今日の話はきわめて初歩的だったので、ちょっとものたりなかったかなぁ。ただ、「ジェンダーという概念が根本的に抱えている問題点として、性別2元制をその考え方の基本においている。なので、多様な性という観点が抜け落ちやすい」「「個別」ということを大切にあるので、「平均」というとらえかたと相反することがある」といった提示をされたのは、ある意味新鮮でした。なんというか、いままでジェンダーに関する話を聞くたびに頭では納得しながらも自分が「外」におかれている気がしてならなかったのですが、その理由がある程度鮮明になったかなぁという感じです。まぁもちろんこれだけじゃないですが…。
三輪さんのお話の後、小学校・中学校の「男女共生教育*1」の実践例を提示されたのですが…。
まずは、直感的に思ったのは、「男女共生教育」と「性教育」と「生殖の教育」がすごく混同されてしまいがちなのではないかということです。もちろん、それぞれに不可分なところがあるのは当然なんですが、「切りわけ」をきちんとこちら側が意識をしていないとゴチャゴチャになっていく可能性があるなぁという感じがしました。
それから、2つほど疑問がわきました。
- ひとつは、「違うのは「生物的な差」だけ」という言説は、身体の性別の絶対化・固定化を招くのではないか?
- もうひとつは、例えば「ランドセルの色」みたいな学習が、はたして「労働観」「家族観」に結びつくのか?
ということです。
ま、このあたり、掘り下げがないので自分の疑問をメモっておく程度で終わっておきます。
そうそう、おもしろかったのが、ジェンダーと階層のとらえ方の2つの観点です。
ひとつの立場が「「ジェンダー」には階層という概念が含まれている」とする考え方*2。もうひとつは「「ジェンダー」はもともとは単なる役割分担で、階層はない。そこに男性が優位であるという価値観が持ち込まれることで階層という概念が発生した」とする考え方。後者の方は、発展途上国におけるジェンダーのとらえ方によくみられる考え方とのことです。
これまた、自分の中での掘り下げがないので、メモっておく程度にしておきます。
モットー
この間のお友だちからメールが来まして…。
……ずいぶんな書かれようで。
いえ、けっしてそんなつもりじゃなくて…。
で、その後の言葉にハッとさせられました。
「疑問はその場で解決する。
特にもう2度と会えない、訊けないだろう相手は逃さない」というのがモットーなんですよ。
そうなんだ!すごい!
うん、わたしも「13万円で生活できるのかなぁ」と思いました。でも、できるのかどうかは本人に聞かなきゃわからない。そこから「事実」というものと向きあうことができる。
そういえば、解放教育の合い言葉があります。
「わからないことは本人に聞け」
通じるものがあります。
本人に聞くことで、「本人」自身が自分を問うこともまた、あるわけです。「聞く」「聴く」ということは、そういうことでもあるんでしょうね。
そうそう、そのお友だちから、池上さんが「まとめ」で言われた言葉が送られてきました*1。いくつか言われた最後のメッセージです。
私が今みなさんにご紹介したい言葉。「Think Globally , act locally」(考えは世界的に。行動は足もとから)」
これから1年、この研究集会でシャワーのように浴びたさまざまなステキな出来事を糧に、「また来年行くぞ!」と思いましたよ。
*1:ほかにもいっぱい知りたかったことが入っていました
概要が出たみたい…
せっかくだから転載します。ここ
http://blog.goo.ne.jp/trans08/e/74cb7502201412a1d64ec00be4868207
からです。
交流会の概要決定!
交流会の概要が決まりました!
以下の日程・場所で行います。ぜひともたくさんいらしてください!
なお、だいたいの人数把握のために、参加される方は
trans08@mail.goo.ne.jp(@は半角にしてください)
にメールをいただけると助かります。もちろん事前申し込みなしでも参加はOKです。☆ ☆ ☆
日 時 3月15日(土)18時開場 18時半開始
場 所 大阪市営日之出住宅公民館
JR新大阪駅より北東に200m
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E135.30.27.1N34.44.0.7&ZM=11
参加費 2000円(食費含む、飲み物は別)タイムスケジュール
☆3月15日(土)
18:00 受付開始
18:30 「いただきます」の発声
19:30 スペシャルイベントスタート!
21:00 スペシャルイベント終了〜アピールタイム
22:00 中締め
☆3月16日(日)
08:00 会場を施錠☆ ☆ ☆
注意事項
- 当日開催されるGID学会は19時終了です。そこから参加される方のことも考えて、食事は18時30分と20時の2回にわけて提供させていただきます。
- 飲み物については、会場内で販売いたします。持ち込みも可能です。
- げた箱がありませんので、当日は靴を入れられる袋を持ってきてください。
- 会場での宿泊は可能です。追加料金はいりません。ただし、貸しふとん等の用意はしませんので、寝具(毛布・寝袋)は各自で持ってきてください。なお、暖房はきいています。
- 翌朝は8時にカギを閉めます。それ以前に宿泊した人で後かたづけをしますので、ご協力お願いします。
- お風呂は近くに銭湯があります。トランスジェンダーへの理解は比較的進んでいる地域ですので、性自認に従った方に入ることもまるっきり不可能なことではありません。ただし、そこで起きたことについては、それぞれの責任でお願いします。また、少し離れたところですが、シャワーつきのネットカフェもあります。
- 会場内は禁煙です。喫煙は台所の換気扇の下でお願いします。
- 会場周辺は夜が早い街ですので、会場内外を問わず、遅くまで騒ぐことは控えてください。
- その他、交流会の運営に支障をきたすことがないように、みなさんのご協力をお願いします。
そうか、今年は宿泊可か…。
とさりげなくアピール(笑)。
ツケ
今日はあっちこっちからデータがまわってきて、ひたすらそれに追われて1日が終わりました。まぁ、ツケということですな。
最後の仕事
2ヶ月ほど前に「どうしても…」という要望があって、諸事情から「うにゃにゃ〜」とは思ったのですが、行ってきました。
担当の方、すごい気合いが入っておられて、はたしてその気合いに対抗できるかどうか心配だったのですが、まぁなんとか無事こなすことができました。
で、その後、若い衆*1と10人ほどで呑み。
一通り飲みはじめて落ち着いたところで自己紹介開始です。
ある人は、「この間、ある生徒から「「今度生まれた赤ちゃん、男でも女でもない」って言っている先輩がいた」って聞いた。もしも前にいつきさんの話を聞いていなかったら「そんなことあるわけないやん」ってこたえてただろうけど、その時「そういう赤ちゃんも生まれてくるんやで」ってこたえられました」なんていうことを言って下さいます。
ある人は、「いつきさんの話を前に聞いた時、「つかまないと離せない*2」というのが印象に残りました。実は、自分は逆で、「離さないとつかめない」と、ずっと思っていた。そんな自分が肯定された気がしました」と言って下さいます。
いろんな人といろんなところで出会っているんだなぁと思います。
で、今回の仕掛け人の番。
「この3月で、いまの仕事の任期は終わる。今から4年前、ある集会の講師をみんなで選んでいる時、「いつきさん」という人がふたりいた。でも、どんな人か知らないので聞いてみたらセクシュアリティの話だという。「えー」と思ったけど、そのふたりは引かない。なので「企画書出せ」と言った。その企画書を持って、あちこち行った。どこも「時期尚早」とか言ったけど、なんとか実現させた。あのとき、あの集会をやって本当によかったと思う。だから、いまの仕事の最後である今日、どうしてもいつきさんにもう一回来てほしかった」。
あのときそんなことがあったんだ。そして、今日、そんな思いでわたしを呼んで下さったんだ。そうとはつゆ知らず「呑み会だぁ〜」とか言っている自分が、ちょっと情けなかったです(笑)。
でもまぁ、これからも「つきあい」はありますよね?S久間さん*3
ノーチャイムな日
日常からの参加
まぁ、「生きる」っていうことは「非日常」と「日常」の間を往復することなのかもしれないなぁとは思いながら、あまりにもギャップがありすぎて笑ってしまいます。
今日の午後まで某研究大会はやっているのですが、わたしは一足お先に職場へ。でも、きのうの夜にお友達から来たメールを参加者に送ってあるので、もしかしたら、午後だけ瞬間参加かな?
こんなメールでした。
先日、ウチのムラの人が来て、
「こないだ人権文化センター統廃合反対の集会で発言してくれてた、トランスジェンダーって何の事か教えてくれへんか?」
と言われ、参考資料を渡して、若干の説明をさせてもらいました。
その人に
「急にどないしたん?」
と聞くと、
「こないだの集会で、ウチらは単に残してくれしか言えんかった。でもあの子らは違ごた。何で無くしたくないか言うてくれた。ウチらは、困った時に相談するとことしか思ってなかったけど、あの子らがホンマの人権文化センターの大切さを、もう一回教えてくれた気がしたんや。せめてあの子らが、どんなけ苦しい思いしてるか知ったらな、このお礼が返せんやろ?日之出を好きや言うてくれる人に、ウチらも何か返せなウソになるやん」
という、とても温かい返事が来ました。そんなワケで、つい嬉しくて今日はメールしちゃいました。
やっててよかった。つながっていると、本当に心の底から思ったんです。だから、その気持ちを、すでに帰ってはいたんですけど伝えたかった。
で、伝えて下さったお友だちからのメール
「京都のいつきさんから「これ言うてくれ」とメールが来たので紹介しなければなりません」と言ったら笑いが起こりました。
あくまでもウケをとっていただき、たいへん感謝しております(笑)。
さぁ、ほんとうに研究集会は終わりました。これから日常だ。あたらしく実践を積み重ねていかなくっちゃ。
〆の宴会
5時半に研究集会2日目が終了。で、帰りの新幹線は9時24分品川発。もちろん、その間は2日目総括の呑みです。
育児休業のレポートを出された男性たちと北海道の人・福岡の人とわたしで近くで呑み。なんだかんだとゴチャゴチャしゃべったけど、なんだか収拾がついていません。まぁ、みんな勢いがあるわ(笑)。
で、9時前に退散。みなさんは2次会に行かれたけど、わたしは新幹線へ。
赤ワインとサンドイッチで一人宴会をしばしして、その後爆睡。名古屋で目が覚めたものの、ふたたび京都の手前までウトウト。新幹線が減速をはじめたので、ふと車窓を見ると、向こうには見慣れた東九条の町並み(笑)。
てことで、地下鉄→バスと乗り継いで、日常に帰ってきました。
某全国集会・2日目
今日は昨日の討論の続き。
ところが、ひたすら「育児休業」の話に終始しています。
いや、大切なのはわかりますがね…。育児休業をとれない人もたくさんいるんですよ。たとえば、うちの組合みたいに「限界集落」にたっしているような組合の組合員は、すでに範囲外。あるいは、子どもをつくらないというポリシーの人。そして、レズビアン・ゲイなど、従来の家族形態にあてはまらない人々。そういう人が、かならず「ここ」にいるはずなのに、それを考慮せずにひたすら育児休業にのみ話が終始するのはどうよ。
と思ったので、つい発言。
やれやれ…。
その後、鹿児島の方が出されたレポートにコメント。
まずは、「いやだと思わない環境をどうつくるか」みたいなことを言われたので「イヤだと思った時に、安心して声をあげられる環境をつくることが大切なんじゃないかなぁ」みたいな。あと、メインになるテーマが「同性介護」にかかわる話だったので、「同性」ってなに?みたいな。まぁ、前日に、ぷれいす東京の池上さんが「マッチング*1」という概念を言われたので、2番煎じですしたが(;_;)。
で、午後からは、わたしもレポーター。せっかくなので、pdfファイルをあげておきます。またそのうち、きちんと「いろいろリソース」にアップしますね。
で、あまりにも場違いなレポートで、ほとんど反応なし。
やれやれ…。
でも、司会の方や助言の方が気をつかって下さって、なんとか少しだけ討論の時間をつくっていただきました。ありがとうございます。
てか、今回、ほんとうに司会の方々・助言の方々によくしてもらったなぁ。
なにせ、ほんとうはあしたまでいなくちゃならないのですが、仕事の関係で今回は今日で帰ることにしていました。すると、司会の方が「最後に、どうしても今日帰らなくちゃならない方から発言はありますか?」みたいな、ある意味見え見えの運営もして下さいました。いや、ほんとうにありがとうございました。
*1:性別・年齢・宗教などあらゆるニーズを本人に聞いて介護者をコーディネートする