今日は、放課後久しぶりの補習でした。この間の確認テストでアウトだったのが4人。全員きているのですが…。
いま、図形のところなんですよね。「円周角」とか「円に内接する四角形」とか「接線と弦のなす角」とか、まぁそういうところです。ここの分野、答えの書かせ方が難しいんです。うちの生徒たちは、もう、答え一発なんです。「どうやってその答えが出たか、書いてごらん」というのですが、「書けへん」なんですね。ひどいときには「なんとなく」とか。
うちの生徒たちの一番大きな問題点はこのあたりじゃないかと思うのです。「なぜそう考えたか」ということを、きちんと説明できない。これ、まだ数学だからいいんですけど、その子の行動にかかわる部分とか、生き方にかかわる部分でも、説明という作業ができないんです。それでいい場合はいいのですが、アカン場合もたくさんあります。
なので、「説明」というトレーニングが必要かなと思い、いま思い切って「説明が必要」と強調しています*1。で、「答えだけだと半分に減点!」と言いまくっています。
さすがに子どもたち、きつがっています。でも、わたしとしては「あの子たちならば」という思いもあることは否めません。「オレ、赤点とらへんかったらええねん」という子に「君はそんなレベルじゃない」と言い続けることは、大切だと思うのです。
でもね、そういう要求をされることに、生徒たちは慣れていないみたいですね。つい「ええやん。めんどくさいやん」と言ってきます。それに対して、一人ひとり、一回一回「それは違う」と言い続けなくちゃならないわけです。どうやら、そんなことをやっている教員はわたしだけみたいなんですよね。すると、「なんで先生だけ」とくる。まぁ、「よそはよそ、うちはうち*2」と言い切るのですが…。
ヤバイのは、進級が危ぶまれている子ですよね。補習でも「ボーッ」としています。中学のことも、どんどんどんどん忘れていく感じ。「もしかしたら、この子、退化していってるんじゃない?」という感じですよ。
そんなこんなで、やっぱりイライラしてくる。すると、自然に怖い顔になるみたいです。生徒たちが「今日の先生、こわい」と言います。「んなことないよ」と笑顔で返すと、「その笑顔が怖い」って。どーゆーことやねん。
去年は「ホルモンのせい?」とか笑ってたんですけど…。
もう一回気分を立て直さなくちゃ…。
「よそはよそ、うちはうち」
これって、私が幼少の頃、親から言われ続けた台詞です。
私「なー、あれ買ってー。みんな持ってるし」
親「よそはよそ、うちはうち」
現在、
親「他所の同年代の人らはみんな孫おるねんけど」
私「よそはよそ、うちはうち」
…やりすぎですかね。
笑