ホテルはネットで見つけた格安のホテルです。なにせ、夏季限定の半額サービス。「ええところめっけた」と思っていたのですが…。
チェックインの時フロントの人「じゃぁ、ダブルが5部屋ですね」と言われたので、「えっと、ツインが5部屋だと思うのですが」と訂正すると…。「当ホテルにはツインはございませんが」と返されました。てことは、こいつらみんなふたりで寝るのか…。
部屋にはいると、これがまた狭い。生徒たちもさすがに「狭い〜」と言っていたのですが、「でも、一泊3200円やで」と言うと、「おぉ!さすがはドッヒー!」と喜ばれてしまいました(笑)。
年: 2006年
それでも東京に到着
トラブル発生!
生徒たちは「大貧民」をやり、わたしは読書をするというまた〜りとした時間が過ぎ、名古屋に到着した時、制服を着た高校生らしき一群が乗車してきました。と、引率の先生とおぼしき人がしきりに切符を見ながら首をひねっておられます。でも、わたしも検札を受けた後なので自信をもって「おかしいですね」と切符を見たのですが…。列車をまちがえていました。3分あとの列車でした。あわてて生徒たちに「降りろ!」と指示。一人の生徒なんざ、弁当を抱えてお箸を持ったままの降車です。ゴメソ…。
でもまぁ、正規の電車があとの電車だったのですぐに正しいのに乗り換えて、無事東京に着きました。生徒たちは「さすがはドッヒーやなぁ。楽しかったわ」と、それなりに楽しんでくれていました(笑)。
東京出張(笑)・1日目
巷でさんざん出ましたが、いよいよ今日から全国放送コンテストです。今日は総合受付のみで審査があるのは明日からなんですが、エントリー*1が9:00〜9:20という、およそ「地方(笑)」の人間のことを考えていない時間*2ということで、受付を兼ねて前泊をすることにしました。ついでに言うと、審査の発表は審査の翌日朝で、ひとつステップがあがったかどうかはそこまでわかりません。もしもあがっていたら、ここでまたエントリーしなおすという、これまたおよそ「地方(笑)」のことを考えていない日程*3なので、最低2泊が必要になるということです。
さて、せっかく東京に行くわけですから、余裕を持っていこうかということで、朝9時に京都駅に集合。10時前ののぞみにのることにしました。
たしかに選択肢がない(笑)
芦原橋近辺の飲み屋って、「萊娘」とその隣の焼鳥屋(南だったっけ)と「なにわ」と白木屋くらいしか思いつきません。その中で、40〜50人は入れる飲み屋は白木屋だけ。たしかに、自己決定が阻害される状況ですわ(笑)。
ということで、選択の余地なく白木屋へ。でも、その結果としては「よし」と言える楽しさでした。でも、いいなぁ。「仲間」がたくさんいるって。
で、8時過ぎに店を出たら、さすがに日曜日。まわりの店はほとんど開いていません。てことは、さらに選択の余地がない?しゃーないので、研究所の友達に電話。いきなり「芦原橋で日曜日に開いている店、知ってる?」「岳の奥の方に鉄板焼き屋があるかな」「ありがとう」。以上の会話だけ。かなり失礼な電話でした。
10人ほどで地元のおっちゃんがカラオケを楽しんでいる鉄板焼き屋になだれこんで、しばし話。カスのお好みがないのが残念でしたけど、おいしかったです。
てことで、長い長い一日はもう少し続いたけど、とりあえず終了。あしたは東京か_| ̄|◯。
で、二人会
3時間もどないすんねんと思ったのですが、気がつくとやっぱり時間が不足気味。まぁ、そういうのがちょうどいいんだと思うんですけどね。
Hさんとふたりで、かなりみなさんの頭の中を撹拌できたようで、よかったよかった。
自己決定・自己責任
午後、芦原橋駅近くの人権文化センターで「Hさんとの二人会」をするハメになったので、行ってきました。
それにしても、金曜日の夜からずっと飲み続けなのがやっぱり気になります。今日一日、身体持つやろか…。でも、泣いても笑っても今日は来るし、今日は終わります。いまやらなきゃならないことをやり、できることをするしかないです。
ところで、Hさんと二人会とはいえ、ネタあわせがぜんぜんできていません。なので、少し早めに行って打ちあわせ。お互いに「いつきさんから」「いえ、Hさんから」と譲りあうのはお約束です。で、結局「しゃべり」なわたしが先行していくことになってしまいました。まぁ、わたしのネタってあまりバリエーションがないから、専門のHさんが後攻めの方がいいのはいいんだと思います。
で、サクッとネタあわせを終えて、あとはよもやま話。最近Hさんが考えていることについていろいろ話。
なんでも「自己決定って、「必ず成功させる」というような確信を持ってやらなくちゃならないことなんだろうか。そんなこと、みんなやっているんだろうか」ということのようです。これ、自己責任の問題とからまってくるわけなんです。さらに「自己決定の結果って、どうせ必ず自分で責任をとらなくちゃならないわけで、それを他者から「責任をとれ」ってあらためていわれなくちゃならないものなんだろうか、という提起がある」みたいなことも言われました。
なるほどなぁ。わたしは「自己責任って、他者から「責任をとれ」と言われることじゃなくて、怒った結果に対して、自らが「よし」とすること」と思っているんです。で、それが可能にするためには「すべてが選択だ」と考えることからかなぁと思っています。まぁ、こういうのって強者の論理という批判を受けそうですが、でも「選びたくて選んだワケじゃない」という発想はその結果がしんどい状況になった時に、その責任(原因)を他に求めることにつながっていくし、そういう姿勢が他者から「自己責任」を押しつけられることへとつながっていくんじゃないかなぁと思うわけです。
もっとも、いまは「選択肢」があまりにも少なく、「自己決定」がきわめて難しい状況であるということは否定できませんね。
トランスジェンダー生徒交流会
少し前に日記に書きましたが、今日はトランスジェンダー生徒の交流会という新しい試みの日です。すでに関東ではやっておられますが、関西でもやりたいと長い間思っていました。
関東はどうやっておられるのか詳しいことはわからないのですが、わたしの拠点はやはり学校ですから、教員との連携を保ちながら、生徒たちが自分たちでどうやって交流の場をつくっていくかというあたりに主眼を置くことにしました。
ふたを開けてみると、FTMが4人、MTFが1人参加してくれました。
いや、おもしろかったです。
ひとつには、最近の若年層の場合友だち関係についてはずいぶんと楽になっているんだなぁということ。そういう友だち関係と「学校」という価値観の間にずいぶんとギャップがあるということ。じゃぁ学校が生徒たちにとってなんの価値もないかというと、そうじゃない。学校は「出会いの場」として機能しているんですね。ある生徒が「もしも学校がなかったら、今日連れてきてくれた先生との出会いはなかった。もしもその先生と出会っていなかったら、この交流会でこうやってみんなと出会うこともできなかった」と話してくれました。「学校」がなにができるかということを、その生徒から端的に教えてもらった気がしました。
あと印象的だったのは、MTFとFTMの受けいれの差ですね。やっぱり、MTFへのバッシングはきついです。その中で、心に鎧をつけながら必死で生きている生徒の姿には、ある種すごみを感じました。って、わたしもあんまり変わらないんだけどね(笑)。てか、「少年と少女のポルカ」の世界は、いまでもあるんですよね、MTFには。
んなわけで約4時間みっちりと話しあいました。
交流会の一番最後に、わたしからふたつの提起をしました。
ひとつは、「今後もこんな交流会を続けていきたい?」ということ。みんな食い入るようなまなざしで、全身から「やりたい!」というオーラを発していました。ほんとうに、出会いに飢えているんだなぁと思いました。おそらく、彼らを分断しているのは、わたしたちなんです。だからこそ、彼らをつないでいかなくちゃならないなぁ、とそう思いました。もうひとつの提起は行動提起。「いまから晩ご飯を食べに行こうか」。
ということで、近所の焼肉屋へ。ここでひとしきり食べてから、「さてどうしよう」というところに、一人の生徒が「カラオケ行こう!」と行動提起。そのまま2時間歌いまくりました。
いや、疲れたけど、猛烈におもしろかったです。
最後、別れ際に「次はいつ頃やろう」とみんなに聞くと「季節に1回くらいかな」ということでまとまりました。てことで、次は秋にやります。今度はみんなで晩ご飯をつくってのんびり話をしたいなぁ。
いちおう、集まってくれた生徒たちから「みんなの思いを教員に届けるために」という意図でアンケートをとりました。このアンケートや交流会での出来事を、とりあえずは秋までにレポートにまとめていきたいと思っています。また、いろいろリソースにも公開していくつもりをしています。
仲間
やばっ
ウチのジムニーが、またまた車検ということで板金屋に持っていきました。この板金屋さん、ウチの学校の卒業生なので、いろいろ助かります。特に、代車を必ず手配してくれるのが大助かり。まぁ、ジムニーほどにぎやかできびきびとはしていないのですが、逆にオートマチックだったりして楽ですね。
で、帰り道。ちょっと急ぎだったので広い2車線道路で前の車をぬくべく車線変更をしようとしたその瞬間、ず〜っと前の方にちらりと見えたものがありました。バスと青い制服です。やべっ!と車線変更をやめました。やがて、右手に不穏な電波を出す機械が見えました。心臓がバクバクします。もう、ポリパスはすんだんで(笑)、必要ありません。で、制服の人たちが談笑している横を無事通過。セーフでした。
しばらくすると、今度は狭い道。えらい混んでるなぁと思ったら、またまた青い制服の人が見えました。いっぱい横道にとめられています。今度はシートベルトらしいです。こちらのほうは、ずっと前に捕まって以来きちんとするようにしていますから問題なし。
さらに、疎水の横を走っていると、対向車線の向こうにバスが見えました。ここでもやっているのかよ〜。ここ、ひどいです。疎水のほとりの「そんなところ、人が入れるんかい!」みたいなところに「アレ」を設置しています。バイクに乗っていたら一発です。
あ〜、気をつけよう…。