怒濤の2日間(その1)・「ええ加減」なお座敷

で、朝、お座敷です。
いつものつかみもできないし、さてさてどうしたものでしょう。まぁ、「1時間15分で」と言われていたので、ショートバージョンで流していきましょう。
と思って話しはじめたのですが、なにせ聞いておられる方が「その筋」の人たちなので、話への食いつき方が半端ないです。てことは、当然話をする側としてもコッテリになりはじめるわけで…。気がつくとあっという間に1時間ほど過ぎています。でもまだ半分も行っていません。
「どうしよう」
と思ったところで司会の人が紙を持ってこられます。これは
「あと15分だぞ!」
という紙だろうなと思ったら、
「30分延長OK!」
という紙でした。なんちゅう…(笑)。延長可能な時間としては、今までで最長です。
もともとがショートバージョンだったおかげもあって、もしかしたら普段よりも深いところまで話ができたかもしれません。
「このパターンもありかな」
と思った瞬間でした。

でも、あとが詰まってきたな…。

なぜか堺市へ

仕事が終わったら、とりあえず同僚に駅まで送ってもらって電車に飛び乗りました。で、目指すは堺市
今晩からあしたにかけて、「部落解放共闘女性会議」というのがあり、明日の朝ちょこっと話をしなくちゃならないことになっています。
会場に到着したら、いろんなつてで知っている人が数名。中でも当然といえば当然なんですが、S谷さんもおられます。
「この人らの前でしゃべるのかい」
と、少々緊張気味です。
ちなみに、S谷さん、開口一番
「あんたのためにサイボシ持って来たったでぇ!」
もう、あまりにもうれしすぎです!
とりあえず、今晩は懇親会だけなので、そのあたりは気が楽です。でも、いろいろ「ばれて」しまうから、あしたがしゃべりにくいなぁ。
で、懇親会。
一通りごはんを食べたところで、参加者の皆さんがひとりひとり「しっかりとした」自己紹介をされます。その内容がまたすごい。みなさん、それぞれの現場でかなり激しく運動をされていることがよくわかります。きっとあしたのお座敷、ガッツリとした感じになるんだろうなぁと、うれしい予感がします。
20時頃に懇親会が終わったところで、ちょっと隙間をあけて2次会開始です。
なんだかんだとしゃべりながら、結局12時頃までのんびりとした時間を過ごしました。

しかしあしたからがたいへんだ…。

生徒との会話

授業中、放心状態になっている生徒が今した。思わず
い「起きてる?」
と、生徒。
生「起きてるよ」
い「そうかぁ。起きているように見えないんだよね」
生「うん、よく言われる」
い「いいかい。聖書の中に「いつも目を覚ましていなさい」って書いてあるんだ」
生「…」
い「それからね、「すべてに時がある」とも書いてあるんだ」
生「…」
い「つまりね。その「時」が来たことを感じるためには、いつも心の目を覚ましていないといけないということなんだよ」
生「…」
い「わかるかな?」
生「なにを言ってるのか、ぜんぜんわからへん…」
まぁそうやろうな(笑)。

やってみた

5時間目の1年生の授業。
どうしようかと思ったけど「非現実的な夢想者として」を生徒たちに配って読ませてみました。
はたして読むだろうかと思ったけど、半分以上の子が一生懸命読んでいました。
で、子どもたちが読んでいる間に独り言のように黒板に書いたわたしのメモ。

我々は被害者であるとともに加害者である。
→「なぜ「加害者」なの?なにもしてないのに…」
→「なにもしていない」ってどういうこと?
→「我々」って誰?「みんな?」「国民?」「民族?」「日本人?」
→わたし(たち)の言う「我々」と、村上春樹の言う「我々」は同じ?

みたいな*1
まぁわかろうがわかるまいがいいんです。でも、どこかでふと思いだしてくれたらなぁ。

あ、もちろん授業もしましたよ(とアリバイづくり)。

*1:全部は覚えていないんですよね

とうとうダウン

朝、とりあえず起きてみたけど、ダメです。出勤時間の7時頃になっても、動こうという気が起きません。
う〜ん、今日の授業は…。
決めました。朝、休みをとりましょう。
パートナーにアロマオイルをちょこっと塗ってもらったりして、しばし休憩。
1時間もしたところでようやく復活です。さて、行きますか…。

ちょっと一杯のつもりが

今、新たなことにチャレンジをしようとしているのですが、そのための資料をK淵さんがくれるとか。
てことで、ちょいと近場で会うことにしました。
はじめに行こうと思っていた店は定休日。結局たまに行くごく近所の飲み屋へ。
まずはビールで乾杯をして、そこからいろいろと情報収集をしたり、アドバイスを受けたり、問題意識を話しあったり。楽しいのは楽しいのですが、やっぱり近場はいかんです。なにせ、終電を気にする必要がありません。6時に店に入って、気がついたら閉店時間が近いじゃないですか。てことは、6時間ほど呑んでいる?
あまりのヤバさに気がついたので、とりあえず帰ることにしました。が、メチャ安い。そりゃそうです。呑んでばかりで全然食べていません。
これはあしたがこわいです。

で、放送コンテスト

今日は読み部門。だけど、わたしは超眠いです。どうしよう…。とりあえず車の中で休憩です。と、寝ちゃいました(笑)。
子どもたちは自分の予選が終わったら、なにやらのんびりしています。まぁこんなことでは*1今年もダメでしょうね。で、3時前に読み部門の予選発表。やっぱり全員ダメでした。でもまぁ、まともに練習もしないでもしも予選を通過したら、他の人に悪いわなぁ…。
すべての行事が終わって、部員相手にミーティングです。これまたいつもの風景か…。

てな感じで、今年の放送コンテストも終了。さぁ、あしたから来年へ向けたコンテストがはじまる。

*1:含む、顧問

事前合宿の朝

朝起きると、かなり眠たいです。でも起きなくちゃなりません。いつも朝には後悔するのですが、夜には忘れるという繰り返しです(笑)。
とりあえず朝ご飯を食べて、部屋の片づけをして、子どもたちの話しあいに少し参加して、合宿所を後にします。
そうそう、昨日の話しあいの中で気になったことを子どもたちにひとことだけコメントしました。
在日外国人生徒といっても、やっぱり話しあいの中で「男性同士のペア」みたいな話が出てきたら笑いが起こったり、ジェンダーロールにしばられた発言が出てきたり、いろいろあるわけです。そのことだけは話しておかなければならないと思いました。なにより、この交流会の卒業生の中にもゲイの子がいて、その子が現役時代はどうしても話ができなかったということを、後に聞かせてくれたりもしましたからね。
そんな話をしたら、子どもたちの中にきちんと伝わったみたいです。それは顔を見ればわかります。
きっと本番の全国交流会では、そういう話が出てきた時に、子どもたち自身がなにかを言ってくれるだろうと思います。

で、事前合宿

子どもたちとわかれて、わたしはなぜか生駒へ向かいます。
今日〜明日、全国在日外国人生徒交流会・事前合宿が生駒であります。去年は京都からは実行委員が出なかったのですが、今年はすごく積極的な生徒が来てくれて、
「実行委員になる!」
と手をあげてくれました。
そんな関係で、ほんとうならば最初から合宿に行かないといけないのですが、コンテストの関係で遅れての参加です。
合宿所に到着すると、子どもたちはすでに最初の話しあいを終えてお風呂に入っているとか。その間、引率はミーティングです。で、晩ご飯を食べて[1]Bール抜き(;_;)、ちょっと休憩。引率でお風呂に入りたい人は入って態勢を整えます。で、7時半頃から「話しあいpart2」の開始です。
いきなり深いです。重いです。
どうやら「話しあいpart1」でかなりのところまで話し込んでいるみたいで、それにもとづいて、みんなが自分の生活や思いをドンドン出しています。さっきまで笑顔でヘラヘラしていた子が、実はすごくしんどい生活を抱えていることが、ここではじめてわかります。
「きっとうちの子らもそうなんやろうなぁ。やっぱり教室の顔だけではわからへんなぁ」
とつくづく思います。まぁ教室が勝負の場所ですから、教室でそういう話ができるようになれば、それはそれでいいわけですが。
消灯の11時を過ぎてもまだ話しあいが続きます。結局終わったのは11時半ぐらいかな。
それから子どもたちは自分たちの部屋でさらにもう少し、引率は引率でちょっとだけ話しあいの時間を持って、1時頃に就寝です。
ふぃ〜…。

footnotes

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1 Bール抜き(;_;