なんでもとよなか国際交流協会のマスコットをKよぽんがつくったとか。
この間もらったので、せっかくですから職場のディスプレイの上に飾ってみました。
おじゃましちまった
今日はフィールドワークが終わったら呑みにいこうと言っていたのに、なんか、みんな「用事がある」とか言って帰っていきます。あまりにも落胆しているわたしを見かねてか、柏葉さん
「うちで呑むか」
と声をかけてくださいました。そ、そんな…。ありがとうございます(笑)。
てことでおじゃましてしまいました。
で、ふたりでビールを呑みながら、「おもて」では言えないいろんな話。まぁそんな話に交えながら、今日の感想なんかも言ってみました。
柏葉さんの話って特徴があります。それは、部落差別の話がほとんど出てこないということ。ひたすら皮革の話です。もちろん底流に部落差別のことはあるにしろ、ある程度想像しないと、それがあることがわからない。おそらくこれは柏葉さんの生き方と共通しているんでしょうね。
「差別はある。それでも自分の道を進む」
という感じでしょうか。柏葉さんご本人も
「そんなん気にせぇへんねん」
と言っておられます。
もちろん差別の話をされたら、いろんなことが出てきます。でも、それよりも柏葉さんがわたしたちに伝えたいことは、皮革のことなんでしょうね。
「僕はほんとうにつまらん人間だと思うよ。革のことしかわからへん」
と言われます。そう言えば、ふたりでビールを呑みながら話していることの中に、例えば阪神の話なんて一切出てきません。
「僕はな、野球もサッカーも大嫌いやねん」
話の内容はひたすら革です。でも、そこからスタートする話が広く深く興味深い。やっぱり家まで押しかけて話をさせてもらってよかったと思いました。メッチャ迷惑かけたけど。
再び御着
ないならないでなんとかなるもの
さすがに今日はしんどい。しんどい時は無理をせずに、正直に子どもたちに
「今日はしんどい」
と言うことにしています。でも、そんな日に限って、ふだん遊びまくっている生徒がメチャクチャやる気になったりして(笑)。まぁそんな生徒がいると、ついうれしくなって、こちらも一生懸命授業をしてしまうわけで、ここらは性でしょうねぇ。
で、なんだかんだで無事本日の業務も終了。今日は家に帰ってゆっくりできます。みんんあでご飯を食べて、「Deep People」でも見ましょうか。
家に帰って鞄の中を見て
「ありゃ?」
携帯を学校に忘れてきたみたいです。
でもまぁ、それはそれでかえっていいかもしれません。
まぁのんびりした一日でした。やっぱり休日の疲れは平日に癒やすに限ります。
家で待っていたもの
家に帰ったら、みんななにやらゴソゴソしています。で、子どもたち二人が
「はい、これ」
と紙包みを渡してくれました。中には薄手のガラスのコップが入っていました。
そうか、父の日のプレゼントか。ありがと!
怒濤の2日間(その6)・〆
てことで、今回の交流会も無事終了。次回は9月あたりに合宿ですか。
終了後はいつものように引率のプチ打ちあげ。
GID学会の報告をしたり、交流会の今後の話をしたり、まぁなんだかんだです。わたしもさすがに疲れてきたので、かなりテンションがあがります(笑)。
8時半頃までみんなでしゃべって、福岡から参加された方(笑)が
「そろそろ終電」
ということでお開きです。その後、京都からの参加者のわたしとAっちゃん*1で、もう一軒串カツ屋によって、交流会の感想を聞いたり、交流会をやる意義を確認しあったり。で、グダグダになりそうになったところで、とりあえず電車に乗ることにしました。
さて、あしたから平常業務が待っている(笑)。
*1:結局、3つの交流会全部に参加されたわけで(笑)
怒濤の2日間(その5)・「関パレ」ではなく「完バレ」で
で、終了後、あわてて駅まで送ってもらって電車に飛び乗って、到着したのは新大阪。今日は「トランスジェンダー生徒交流会」です。
ふだんは11時にはじめる関係で、10時ぐらいから準備を開始しているのですが、今日はとうてい間にあわないので、M木ちゃんとかYちゃんとかにそのあたりをお願いしてあります。さらにこちらの交流会にはたくさんの大人がかかわっていますから、まぁそんなに心配はいりません。
到着したら、すでにみんな本日のメニューのそうめんをすすっているところでした。で、わたしはとりあえずビール。ゴクゴクゴクっと呑んで、ようやく一息です。
おなかがかなり減っているので、そうめんをツルツルッとやったら、あっという間におなかが一杯。いったいどうなっているんだろう。
で、人心地ついたところでようやく自己紹介。今回ははじめて来られた人も何人かおられました。特にある参加者は鬱状態でありながらの参加みたいで、自己紹介の時はかなりしんどそうでした。まぁあんまり無理をさせないでおきましょう。
一通り順番がまわったところで、あとはふたたび「ご歓談」です。と、初参加の人、みんなの話の輪の中に入っています。と、笑顔が出てきました。
うん、あの笑顔を見られただけで、
「今回やった意味があったよ」
と思いました。
もちろん人数を集めることも大切です。でもそれだけでは「集まる意味」の半分でしかないとも思います。はじめて参加した人が笑顔で帰ってくれるかどうか。何度も参加してくれている人が、ほんの少しでいいから変化をしているかどうか。そんなことを確認する場でありたいなぁと、わたしは思っています。
そうそう、今回は「関西レインボーパレード」の人が何人か来てくださっていました。
わたしはねぇ…。意義は十分に認めます。でも、個人として参加をするかどうかとなると…。まぁ行きたい気持ちもないわけではないのですが、「万難を排して行くかどうか」となると、いささか微妙なものがあります。
もちろん
「こんなにたくさんのLGBTが存在している」
ということを、「当事者ではない人」に伝えるだけではなく、「当事者」にも伝えてそこで元気をもらう。あるいは、クローゼットの人が年に1回自分を出せる場所。そのことの意義はよくわかります。
でも、「完バレ」のわたしのキャッチフレーズは「24時間一人パレード」です。365日ずっと自分の生活の現場でプラカードを持って歩き続けているわたしにとって、もしもパレードの一日がプラカードを降ろして休める日であるなら、どちらかというと「休み」を選択したい。まぁそういう感じなんですよね。もっとも主催者からすると、
「おまえが休むのは勝手にしたらいいから、わざわざそんなことを言うな」
ということでしょうね^^;;。
怒濤の2日間(その4)・
朝5時に起きる参加者がいます。そ〜と、帰って行かれました。それだけ無理をしてまで来てくれているということです。朝6時に目覚ましをかける参加者がいます。でも動く気配がありません。てことは、目覚ましのセットしてるの、わすれているだけですね。やれやれ…。で、わたしは7時に起き出してシャワーを浴びてスタートです。あとはK淵さんたちにまかせます。まぁ卒業生だからなんとかなるでしょう。
で、京都駅から再び大阪府南部へ。それにしても、昨日堺市にいたんだから、そのまま泊まれば楽なのに、なにが悲しくていったん京都にもどるんだ?まぁ、完全な日程調整のミスですね。
で、到着したのは「南花台公民館」です。
なんでも、東京のある団体に講演依頼をしたら、京都の人が紹介されたらしいです。でも、せっかく京都の人間に声をかけてもらったんですから、東京の人とはひと味違う話をしたいものです(笑)。
お客さんは主として地元のちょっと年齢層が上の方々です。でも、あえて来られているわけですから、皆さん積極的です。はじめは
「ふ〜ん」
という感じだった人も、なんか最後の方は目が笑っていましたから、成功としましょうか。
終わってからも何人かの人に声をかけていただいて、気持ちが通じたんだなぁと感じました。
そうそう、終わってからの会話の中で
「科学的に考えるか否か」
みたいな話が出てきまして。
う〜ん、おそらくは科学的に考えなくちゃならないんでしょうけど、それは簡単にすぱっと切りわけるためのものじゃなくて、直感に頼らないというための「科学的」なんだろうなと思います。
まぁなんのことかわからないな。
怒濤の2日間(その3)・才能が開花か?
生徒たちの交流会が終わったら、続いて卒業生の交流会です。
とりあえず生徒交流会の台所の片づけが終わったところで、いったん「〆」です。ここからは卒業生の会。
まずは卒業生の会用の買い出しです。
実は
「料理人になりたい」
というYさん。さっそくAさんと一緒に買い出しに行ってくれます。すごく頼もしいです。その間、わたしはチューハイを飲んで、参加者から
「またや」
と笑われながらダラダラします(笑)。
今回は渡日間もない中国人の子が来るという情報が入っていたので、中国人の卒業生に動員をかけていました。いや、元来動員は嫌いなのですが、「どうしても必要な時」はやっぱり
「来てくれ!」
とメールをします。
卒業生たちもそこのところはよくわかっているので、
「来てくれ!」
のメールは、わたしのヘルプだと思い、万難を排して来てくれます。ほんとうにうれしい。
今回は結局その子は来なかったのですが、まぁ卒業生の会でのんびりするのも卒業生たちにとっては大切な時間だと思います。いつもはマダンセンターの和室が人で埋めつくされるのですが、今回はいつもより少なめです。どうやらあまり連絡がうまくまわらなかったみたいです。
「連絡方法、考えないとあかんなぁ」
とだべりながら、Yさんのつくってくれた「豚バラと白菜のミルフィーユ」をつつきます。これ、マジでうまい。ミルフィーユですから、かなり手がかかるのですが、これをていねいにやっているからこの味が出るんでしょうね。もしかしたら、Yさん、かなりやるぞ…。次回の玖伊屋でつくろうかな。
てな感じで、ボチボチやっているうちに、それでもボチボチ人が集まってきます。まぁこんな感じもいいかもしれません。人数がすべてじゃないってことで^^;;
怒濤の2日間(その2)・民族文化の継承か?
とりあえずお座敷が終わったら、少し雑談をして、速攻会場をあとにします。
電車に飛び乗って、京都に逆戻り。で、1時間半後に到着したのはマダンセンター。今日は「京都・在日外国人生徒交流会」です。
元来開始が11時なので、今日はK淵さんに早めに行ってもらうように頼んでいました。今日はこの間の事前合宿に参加した二人が来るのがわかっていたので、ある意味安心です。
会場に着くと、この間いろいろサポートしてくれているAちゃんも来てくれていました。台所はすでに戦場になっています。なんでもフィリピン系の揚げ春巻きをつくるとか。和室では在日コリアンのYさんがひたすらチヂミを焼いています。
Y「実はチヂミをつくるのはじめてなんです」
い「へ〜」
Y「家に電話して粉の調合教えてもらったんです」
い「ほ〜」
Y「一口食べてみてください」
食べてみると、外カリ中フワです。すごい!とてもではありませんが、はじめてつくったとは思えません。
Y「うち、ふだんニラと豚バラでつくるんで、それでやってみました。あと、卵がたっぷり入っているのでふわふわなんだと思います」
味はわかっているわけです。あとはそれをどうすれば実現できるかなんですね。一枚一枚、焼くたびにだんだんおいしくなってきます。これはすごいです。
そう言えば、フィリピン人の子も前回も今回も料理のつくりかたを家に電話して聞いていたな。
もしかしたら、「食べてもらう」というモチベーションの中で、やっぱりおいしくしたいし、そうするためには「家に聞く」のが一番確実になるのかもしれません。で、はじめてつくったものが
「おいしい」
と食べてもらえると、ますますモチベーションが高くなります。
もしかしたら、当事者自身が自分のエスニシティと肯定的に向きあうきっかけとして、「食」はあるのかもしれませんね*1。
3Fという言葉がありまして。「Food,Fashion,Festival」の略で、わたしたちのギョーカイでは
「んなことばっかりやっていてもアカンで」
の表現方法として使われます。
でも、ここで力点が置かれているのは
「ばっかり」
なんですよね。3Fはあくまでもきっかけ。そこからどう話を深めていくのかが、実は大切なわけなんだと、あらためて思いました。