今日は某研究所の某大学の修了式の日です。とはいえ、修了式そのものはわたしは関係ありません。が、なぜかそのあとの宴会へ。
受講生の方のうち数人は、この間の上映会にも来てくださっていて、かなり関心をお持ちな感じです。うれしいな。だって、普通に仕事や生活をしていたら、おそらくは関心というよりも、情報すら入ってこないだろうから、そういう意味では「きっかけ」くらいにはなれたわけですからねぇ。
で、「飲みに来てくださいね」と言われていたので、呑みに行ったということで(笑)
みなさん仕事の合間を縫って半年間勉強してこられて、さらには自己啓発などというのもあって、さらに課題もこなしてその最終日ということで、とてもなごやかに盛りあがっておられました。呑みの間には、なぜかクイズコーナーもあって
「同和対策事業特別措置法ができたのは何年か?」
とか、一般社会では
「んなもん知るか!」
なクイズが出てくるあたりがおもしろいです。
てなことで、あっという間に時間が過ぎて2次会へ。
なぜかわたしはボーリングです。まぁストライクを一回だけとったけど、溝に数回落ちたからダメですね。
その後カラオケ。みなさん、飛ばしますねぇ。でも、わたしはあした仕事ですがな。
終電には間にあいました。
もとにもどそう
カントクの
「5時40分だよ」
の声で起床。うわぁ…。とりあえず帰ろう。
家に帰ってお弁当の算段をして、出勤です。
同僚に
「しんどいねん」
と言っても、すでに
「自業自得ですね」
しか言ってもらえません。
それでも、午前の業務を終え、午後の出張を終え、なんとか一日が過ぎました。
あとは家に帰って休むだけです。
11時頃にふとんに入って、ちょいとメールのやりとりしたら爆睡でした。
さぁ、回復しなくちゃ。
で、懇親会とか
懇親会は、あらかじめの予約制だったけど、主催者がいろいろ苦労して下さって、なんとか希望者全員まで収容してもらいました。たしかに会場は狭いけど、それだけに距離が近くていろいろ話ができるというものです。
さらに2次会。
このあたりになると、なにがなんだかわかりません。語り込んでいる人もいるし、泣き出す人もいるし。まぁ青春です。
で、お開き。
そういえば、わたしはカントクと今回もぜんぜん話ができていません。ここは少しの時間だけでもサシ呑みをしましょう。てことで、ふたたび東九条へ。
で、ふたりで向かいあって話しはじめたけど、とつぜんカントクが
「ラーメン、食べに行こう」
と提案。たしかにお腹が減ってます。
てことで、9条通りから堀川通りからあちこち放浪。ところがどこもあいてません。まぁいいです。こうやって夜の待ちをほっつき歩きながら話をするのも久しぶり。
結局たかばしにある第1旭でラーメンをすすって、ふたたび東九条へ。結局、そういうことなんです。
センターに着いたら、もうフラフラ。
「このままタクシーで帰ろうか、朝まで寝てタクシーで帰ろうか」
「寝てったら?」
と布団を敷いてもらったところで、瞬殺でした。
で、上映会
朝ご飯は当然のことながら前日の残り物がメインです。もう、お腹いっぱいです。
昼前に東九条を出て、プラプラと歩いていきます。カントクはちょっと前に放浪の旅に出ました。後かたづけ組が残ってやってくれています。ありがたやありがたや。てことで、わたしはこのあたりを歩くのがはじめてなMちゃんを案内がてら一緒に行くことにしました。
で、会場に到着。N江さんが忙しそうに準備をはじめておられます。そこに、スタッフを頼まれた方々もやってこられます。カントクは時間ピッタリに登場。
とりあえず会場を開けてもらって音響のセットと機材チェックです。と、ここで問題発生。問題解決に向けていろいろ試してみたのですが、ここの調整卓、めっちゃ融通が利きません。あちらを立てればこちらが立たず状態です。それにしても、試写をした時に当然気づくべきだったんだ。めっちゃ落ちました…。
それでも会場にはたくさんの方々がきて下さいました。うちの同僚の方もきて下さったし、外国人教育関係の人も来て下さったし、もしかしたら、わたしの知りあいで関西在住の方々の半分ぐらいが来られていたのかなぁ。とてもうれしかったです。
上映会後はトーク。
今回は、基本的にはわたしが聞き役で、カントクが語り役です。考えてみると、映画をはさんでふたりできちんと話をしたことがなかったので、わたしも知らないことがいっぱいあります。「作り手」としてのカントクから聞きたいことがいっぱいあります。今回はけっこう時間をもらえたので、ゆっくりと聞くことができました。
でも、たぶん聞きたいことの半分もいけてないだろうな。さらに、話しきれなかったエピソードもたくさんあるし。てことで、自己採点は72点。もっとも、みなさんけっこう笑って下さったし、会場からは
「100点!」
という声も飛んできましたから、それなりにいいトークになったのかな。
で、合宿
夜は明日に備えて、「カントク」と明日のトークの打ち合わせを兼ねたお泊まりです。
もともと家でやるつもりだったんだけど、片づけが間にあわないので、やっぱり東九条へ。
ふたりほどから
「どうせ泊まるんだろ。泊まるなら教えろ」
というメールがあったので教えると
「行く」
とのこと。
ま、いいか。
さらに、Tーマスから
「前夜祭やってるの?」
という問いあわせ。あのね、前夜祭じゃありません(笑)。でも来るらしい。さらにAっちゃんからも
「泊まるの?」
というメール。来るらしい。
まぁ行動を読まれるとこうなるんだな。それでも軽く打ち合わせをしたところで、カントクはお疲れなようでおねむ。わたしも疲れていたのでおねむ。
年度の最終日〜新年度の前座
体調は…。当然のことながらよろしくありません。
でも、今日は終業式の日です。シャキッと行きましょう。
ということで、無事終業式も終了。みんなホッとした顔してるなぁ。でも、この影には涙をのんだヤツもいるわけで。まぁ、自業自得なんですけどね。
午後からは新入生説明会。
まだ「人となり」を知らない状態なんで、どういう子らかわかりません。でもまぁ、精一杯虚勢をはっているみたいな子もいるし、すんごい不安そうな子もいるし。4月が楽しみです。
発表メモ・GID学会番外編
とりあえず、メモだけはっておきます。
「男とはなにか、女とはなにか」。「性を変更する」ってどういうことか。それを考えないと、支援の方法は見つからない。
とある民法学者によると規定はない。「社会から女性と見なされる人のことを女性という」→部落の定義結論的には、身体加工のみ性の変更ではない。社会的な関係をどう変えていくのかということが重要。
しかし、そのことを特に若年層当事者は誤解しがち。なぜなら、SRSには付加価値が多すぎる。→身体加工に走ってしまうやりたい子はやったらいい。でも、それをしないと性の変更ができないとするのはまちがっている。
高校2年で出会ったある参加者。
高校中退→板前→「なにやってるねん」「保育士になろう」→高校に行く→卒業→短大入学
中退前「医者に行きたい」「ホルモンしたい」
「医者はいつでも行ける。ホルモンはいつでもできる」といって邪魔した。メールで取材。
Q「きみにとって、わたしは邪魔やった(笑)?いや、正直、邪魔して時間かけさせたやんか。あの時間は無駄やったか意味があったかを聞かせてm(_ _)m」
A「すぐに治療したいとゆうのはあったんですけど、時間かけずにぱっぱっとやってたら、親に何の話もせずやってたから、時間かけたというのには良かったのかもしれないと、今になって思いますね。でも高校のときとかは、なんでそんなすぐに治療とかしていったらあかんねん!今すぐにしたいねん!て思ってましたね、正直(-_-;)」繰り返す。
やりたい子はやったらいい。でも、それをしないと性の変更ができないとするのはまちがっている。今の動き→医療と学校と家庭の連携→「個人のケア」で突破しようとしている。
で、教員にも期待される。「教育は大切」わかるけどね。
でも、教員は忙しい。
「無理解」というけどね。→研修→課題は山積み
研修は、「知る」ためじゃなくて「わからないけどわかりたいと思っていることの糸口を見つけるためのもの」。研修を受けたから理解できるものではない。で、わからないから専門家のところに連れて行こうとなってしまう。これが連携?
学校教育の中でになわなければならない役割は何?
専門家のところに連れて行くこと?ちゃうやろうほんとはみんな「なんとかしたい」と思っている。それは教員の本能。でも、ルールとの間の齟齬がある。ルールはなぜある?誰が必要としている?制服は誰が必要としている?
ある高校生の話
あるFTM→ズボンをむりやりはいていく。
ケース会議。親の了解がないとダメ。親に話せる関係じゃない。暗礁に乗り上げていた。たぶん病院にも行けない。さて、どうする?1対1の限界では?
「医療」は原則1対1しかし…
「交流会」はグループのケア→学校でできること自分と出会うためには他者と出会わないとわからない。
「他者」は、まずは同じ属性
さっきの「大学行った子」も交流会に来ていた。「違う」とは思っていたみたいだけど、それでも来ていた。
交流会ではつめる。
中学生のFTM→必死
高校生のMTF→声が出せない。わかる→でも出すさっきの高校生のこと
「交流会に参加した翌日父親に話をした。制服を今すぐに何とかするとまではいかなかったけど、これから話し合っていこうと父親に言われた」
好きな女の子から「なにむちゃくちゃしてるの」と嫌われた。交流会に参加後「自分は自分」→仲直り病院に連れて行ったら病気になり、交流会に連れて行ったら変態になる。
それは生徒だけではなく教員も。
その高校生を連れてきた教員
「解決策として女子のズボンをはくことになった→「いや」だった。女子のズボンをはくふりして男子のズボンをはけばいい。本人は納得」。
抜け道を見つけられるようになった。「他者」のもうひとつは「異なる属性」→学校でできること2
ある当事者を支援しようとするなら、その当事者自身へのかかわりと、周囲への働きかけが必要。周囲については、教員も含む。周囲のかかわりについては「そのことを」伝えるのか、「そのことを通して」伝えるのか。わたしは後者。それが「かわいそう」ではない伝え方につながる。GIDは特殊な問題ではない。
ある部落の生徒→「講演を聴いているまわりの子どもたちの顔を見た時に、このクラスなら言えると思った」
最後に写真
医療とのかかわりはぜんぜん言いませんでした。
たんなる教員のぼやきやけど、それを知った上でどう連携をとるかを一緒に考えていきましょう。
今年の最大のヒットは
病院に連れて行ったら病気になり、交流会に連れて行ったら変態になる。
でした。
総括学習会・GID学会2日目(その2)
カラオケ状態・GID学会2日目(その1)
朝起きて枕元を見ると、なぜかチューハイが1本あります。捨てようと思ったけど、つい一口だけ飲んでしまいました。習性ですな(笑)。
で、会場へ。
とりあえず荷物をおいて打ちあわせ会場へ。このあたりで、だんだん頭がボーっとしてきました。これはヤバイです。やはりさっきの一口が効いたか?
それにしても、きのうからなにをしゃべるかを考え続けているのですが、まったく思いつきません。どうしよう…。
まぁ、発表の順番が最後だし、そこまで小一時間あるからなんとかなるでしょう。
シンポがはじまっても、パソコンの画面を見ながら、メモ書きの文章をあっちやったりこっちやったり。でも、こんなことをしていたら、討論にならないです。ダメです。
で、順番がまわってきたので話。
幸い数ヶ所ウケたのでホッとしましたよ。
シンポのあとはガイドライン第4版の話。ここまでは集中力が持ったのですが、そのあとはもうダメです。まぁ「趣味で下着を買いにいく人と間違われるのがかわいそう」みたいな話で突っ込もうかと思ったくらいかなぁ。
で、ようやく昼休み。
会場の外に出たら、関西のお友だちが2人ほど来ておられます。
「お昼、行きましょうか」
「行きましょう」
てことで、昼ご飯を呑みに行きました。
まぁ…。呑んだな。
で、会場に帰ったら、当然のことながらはじまっています。聞きたい演題もあったけど、入りそびれてしまったところで、つい会場の人に声をかけられて、こんなことになってしまいました。
で、さんざんみなさんに冷やかされて、今年のGID学会も終了です。
いったいなにをしていたんだろう>自分
まぁ、2日目の内容はここに書いてあるしなぁ。
で、本番・GID学会1日目(その2)
懇親会はいつもの感じです。知ってる人とダラダラ、知らない人とダラダラ。でも、ダラダラと呑むのは大切ってものです。
そうそう、今回はこの方が来ておられました。久しぶりですわ。お会いできてうれしかったですね。ほとんどしゃべれてないけど(笑)。
で、昨日の夜が遅かったので交流会はパス。友だちと岡山の夜の街でまたーり呑むことにしました。
で、気がつくと1時。閉店か…。岡山の店、ほとんど0時閉店だしなぁ。まぁマシですね。
ホテルが同じS井さんと夜の街を歩きながら
「ラーメン屋」
ってつぶやいていましたが、幸いなことありませんでした。とりあえず、コンビニでおにぎりを買って、部屋で食べながらダウン。
うん、去年よりははるかに早いな。