今やらなきゃならないことは「すき間」を探すことです。言い換えると、そこが「すき間」であることを言わなきゃならない。
「すき間」を探すのは、けっこうたいへんな気がします。なにせ、「「ないこと」の証明」ですから、まぁいわば「悪魔の証明」みたいなもんです。でも、実際には不可能ではない。どちらかというと、壁の向こうに柱がない場所を探す感じですか。
「トントン」と叩く。手応えがある。ここは違う。「トントン」と叩く。妙に響く。もしかしたらここ?
そんな感じかな。ただ、壁の向こうの柱なら「ないところ」が多いんだけど、「すき間」は「あるところ」が多いという話。だから、あちこち叩きまくらなきゃしかたがない。そして、叩く場所が多ければ多いほど、「そこに隙間がある」ことがより確実に言える。
だから、たぶんここからはペーパー読みまくりな何ヶ月かがあるんだろな。ついでに言うと「すき間ありませんでしたー(笑)」ってなるかもしれない。
でも、それがおべんきょ(^^)。
心が騒ぐ
火曜日に、ちょいと耳打ちされた情報について、昨日一日考えて、少し決意めいたものが芽生えてきたので乗ろうかなと。
と思ったけど、もう少し調べると、これは無理だなと。
なんというか、たぶんわたしは「ルート」を間違ったんでしょうね。今のことを進めてその先に「X」が存在するには、わたしは歳を取りすぎてる。でも、「X」を目指すにはルートが違う。
なんか、好きなところを掘ったんでは温泉はわかず、温泉がわくところを掘らなきゃならなかったんだなと。でも「好きなところ」も、もっと掘れば温泉はわくかもしれないけど、それをするには時間がない。かと言って、もう一回場所を変えて掘り直すにも時間がない。
じゃ、どうするか…。
基本は「温泉がわく」と信じて掘り進めるしかないです。その上で現実的なことを考えるなら、掘ってる場所を単に深さだけを追求するんじゃなくて、少し広めに掘る。
たぶん、そんな感じなんだろな。
さてと。前を向こうかな…。
淡々と
今日は特になにもない1日です。何もない時は、ほんとに何もありません。なにせ、午前中は合格発表だから、生徒は登校禁止。生徒がいない学校はほんとに穏やかです(笑)。で、会議もない。
なので、雑用です。
成績処理の最終段階やってみたり、必要な郵送物の準備をしたり。はたまた原稿をいじったみたり、少しペーパーを読んでみたり。
夜は呑み会もないので、まっすぐお家へ。ま、考えてみると、先週の木曜日からずっと呑み会続きだったから、もうたいがいにせいよと。
家に帰ると誰もいません(笑)。ひとりの家は、生徒のいない学校と同じで、静かです(笑)。なので、届いたbluetoothのスピーカーの接続やって、お風呂入ってビール呑んで。そのうちパートナーが帰ってきたので、しばし話を聞きながら台所の片づけやって、あとはテレビ見て。
やがてみんな帰ってきたけど、わたしは眠くてしかたないです。てことで、早々に寝ちゃいました。睡眠不足が少しは解消できるかな。
偲ぶ会
で、大阪市内に移動して、恒例の某会議。その後、いつものお店で呑み会です。
今日はいつも一緒に呑んでいた大島さんを偲ぶ会です。大島さんがいつも座っていた席に蔭膳です。
しばし大島さんの思い出話でもりあがったあとは、いつもの話題に突入。ま、そんな感じです。
でもま、「呑んだら死ぬよ」ってストップかけられてたらしいんだけど、もうストップしなくていいから、きっと一緒に呑んでたよね(^^)。
また来たくなるやんか(笑)
今日はとある「全国高校ラグビー大会優勝校」で1年生対象の「思春期講座」です。これ、14人の講師を呼んで、子どもたちは聞きたい人の話を聞くという、ものすごく豪勢な講座です。なにせ、西谷文和さんなんかも講師でおられるんですから。
わたしの話を聞こうとした子どもは全部で22人。あと、つきそいの教員がおふたり。と、興味を持たれたのかな、プラスおひとりが聞いてくださいました。
いやぁ、子どもたちの視線がまぶしい。なんか、キラキラした顔で話を聞いてくれます。まぁ、話の方はいつものグダグダ漫談で、話の内容もわかるかどうかわからないネタですが…。ほんとにもうしわけない^^;;。
にしても、いつものことですが、一番ウケるのは、やはり教員なんですね。まぁ、わたしのネタが同世代ネタなので、しかたないっちゃしかたないです。一番うしろに座っておられる教員にやたらウケてました。
話が終わって、つきそいの教員としばし雑談。
おひとりは「全国制覇したクラブの監督さん」です。いやぁ、萌ます。なんでも、この方、「どの話を聞きたい?」ってなった時に、まっさきに手をあげてわたしを選んでくださったとか。マジで光栄です。で、それがなぜかというと、「きっと自分のクラブにもいるだろうし、自分の器を広げるためにもぜひ聞きたかった」「実は去年LGBTのことを人権教育でとりあげたかったけど、自分にはまだその力量がないと思ってできなかった。今の子らが3年になった時の最後の人権学習でやりたい」という、熱い思いだったんですね。なんか、すごいうれしかったです。
で、もうおひとりが、これまたおもしろい。なんか、話をすればするほど「なんか、似てるなぁ」と。てか、お会いしてしょっぱなにfacebookの画面を見せて「共通の友人、これだけいます*1」って言われるわけで、そりゃ似てますわな。で、みなさんが帰られてからも「じゃ、もうちょっとしゃべりましょか」となって、しばらく話をしているうちに「じゃ、ちょいと呑みましょか」ってなるのは、当然の話です(笑)。
てことで、1時間ほど呑み。ひとり呑み友だちが増えたかな。
*1:H下ちゃんとかIルソンさんとか
女子会の謎
今日は職場の同僚と私的女子会です。と言っても、わかばで肉を喰らう会でもあるんですけどね(笑)。
てことで、夕方京都駅に集合して、わかばへ。
で、おいしいお肉を食べたわけですが…。
んー
たぶん、女子会は、わたしには無理だな。うまく話せない。なんだろ…。うまく話せないんですよね。というか、話題を転がせない。なので、まぁないと思うのですが、たとえ女子会に誘われたとしても、行かないほうが身のためですね。それがよくわかりました。
ふだん一緒に呑みに行くのは、不思議なほど女性です。そして、とても楽しい時間が過ごせています。そういう女性たちと昨日の人たちは違うんだろうか。それとも、わたしと呑む時の女性たちはモードを切り替えているんだろうか。
もっとも、昨日のみなさんが、わたしが感じたようにわたしのことを見たかどうかはわかりませんけどね。
あ、でも、とても楽しい時間が過ごせたのは確かです。問題は、わたしが楽しかったように、他の人も楽しんでくれたかどうかってことです。
立ち続けること
今日は「京都・在日外国人生徒交流会」です。が、待てど暮らせど、誰も来ない。ま、理由はわかってます。広報が遅れたからです。てか、いつものリマインダメールも忘れてたし。
なんか、ダメですね。いろんなことがあるから、頭から飛んでしまってます。
てことで、2時間近く待って誰も来ないので、本日は閉店。こんな日もあります。てか、過去経験ないわけじゃない。こんな日があれば、いっぱい来る日もある。とにかく「場」を絶やさないこと。これは、大学時代に学生聖歌隊の先輩の姿から学んだことです。
てことで、おにぎりを仕入れて大阪へ。御堂筋線の中で激しく葛藤をしましたが、大国町で下車。「関西性教育セミナー第20回記念イベント「押されても、揺らいでも、立ち続けることの意味を問う」」に参加です。
到着すると、みなさんメッチャ驚いてはりました。まぁ「呑み会だけになるし」って言ってたのに、そりゃおどろきますわな(笑)。
会場に入ると池上千寿子さんがおられます。あいさつすると、「あたしの話、終わっちゃったのよ」とのこと。うぇーん(;_;)。
で、ひょいと前を見ると、なんと長谷川博史さんの姿が!メッチャ久しぶりです。
なので、こんなスリーショット。
で、セミナー再開。
ここからの3人の話がおもしろかった!
おかっちさんの名言「逆風があるから立ってられた」はなかなか沁みるものがありますね。野坂さんの学校にかかわる話もとても示唆に富むものでした。そして、ワールドワイドな東さんの話は、やはり元気が出ます。で、まさにこの3人にバトンを渡したのは、やはり池上さんなわけです。
てことで、懇親会。
なんかもう、ほんとに明日からの元気がもらえるひとときを過ごすことができました。
でもま、だからこそ、飲み過ぎなんだな(笑)。
しんみり?
今日は朝昼は某在日外国人教育関係の会議です。
ほんとうにここでわたしができることってなんだろうと、いつも考え込んでしまいます。なんの実践もないし、情報もないし、できることと言えば事務仕事。そんな事務局次長でいいのかと思うのですが、まぁ、人手不足だからわたしみたいなのでもいられるんでしょうね。
てことで、みなさんの圧倒的な実践と情報量に溺れながら(笑)、そこに座っていました。
で、夜は「全国在日外国人生徒交流会卒業生の会」。ところが、なんでも暴走機関車がぎっくり腰とやらで、なんかすごく静かな会になりそうな予感です。で、フタを開けると、やっぱり静か。
途中まで一対一で話。やがて何人か来たけど、なんかもう、静かです。
でも、こういうしっとりとした会もたまにはいいかもです。マジで「たまに」ですけどね^^;;。
てことだ、ワインを飲んでるうちに爆睡です。
はじめてのカムアウト
今日は1年間の最後の授業です。1年間の、毎週6時間の授業をしてきたクラス。ほんとうに濃密な関係になりますね。なんと言っても、生活集団と学習集団が一致した1年生を担当したのは、たぶん30年ぶりくらいです。なので、その中でできることや試したいことをいっぱいやりました。さらに、今年度はカウンターあり反安保法制ありという1年でしたから、当然いろんな話もするというものです。そんな話を受けとめてくれた子どもたちでもありました。
ほんとうに楽しい1年でした。授業ってこんなに楽しいものなんだって思わせてくれた子どもたちでした。
だから、この子らにはなにかを返したいってずっと思ってました。返せるものは、たぶん自分のことくらいかな。きっと、4月からずっと「質問」があって、でもその質問はしちゃいけないって気を遣ってくれていて、そのうちなんとなく質問は心の奥に沈んで別にどうでもよくなって、でもその「質問」は心の奥底にある。その「質問」に答えようかなって思いました。
でも、ビデオを見せるにはあまりにも短い時間しかありません。というよりも、ビデオを見せるのでいいのか?語ることから逃げてないか?っていう気持ちもあります。
なので、今年はほんの少しだけだけど、自分の言葉で話してみようかなと思いました。
まずは、この1年間楽しい時間を過ごさせてもらったことへのお礼。それから、教員になって7年目に担当したSという生徒のこと。「先生、なんでわたしを見捨てたん?」というSの言葉が、教員としてのわたしの原点であること。そこから赤点を出さないとりくみをひたすらしてきたこと。そんな話をしたあと、みんなに質問しました。
「君たち、4月からわたしにしたい質問、あったやろ?」
みんな、顔を見合わせて「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って顔をしたり、ヘッドバンギングしたり。と、ひとりの子どもが質問。
「どうやったら勉強が好きになりますか?」
みんな「それー(笑)」って爆笑です。
「勉強きらいやからなぁ。でも、研究は楽しいよ」
って答えて、
「じゃ、質問ね。今からいくつか質問するから、「これ」って思ったのに手を上げてね。複数回答ありね」
「わたしを男だと思う人」ふたり。
「わたしを女だと思う人」けっこういるよ(笑)。
「どちらでもないと思う人」いるんかい!
「どちらでもあると思う人」これもいるんかい(笑)
「どひちゃんはどひちゃんって思う人」これもいるわ。
ということで、
「どれも正解ね」
って言いながら、5分ほど話。
その後、
「君たちと過ごした数学の時間について、感想書いてくれるかな」
ってお願い。みんな真剣に書いてくれました。
「授業には「うけさせられてる授業」と「うけている授業」があって、先生のは「うけている授業」。自由で強制しない感じ」って書いてくれた子がいました。その子「教えてあげてる感を出す先生が大嫌いだけど、先生はそんなことなかった」とも書いてくれてました。すごくうれしかった。他にも「生徒も声を上げていいんだってわかった」とか、なんか、もしかしたらいろんなことが伝わったのかもしれないなって気持ちになれました。
ちなみに、性別について書いたのがひとりだけで、それもまた「らしいな」と。
来年、この気持ちに引きずられちゃだめです。でも、今はこの気持ちに少しだけひたってもいいかな…。
笑いをのみこまなくても(;_;)
今日は大阪にある医療系の学校の教職員研修です。
にしても眠いです。行きの電車の中で爆睡してしまいました。そんな体調なので、とにかくテンションあげなきゃ。というよりも、時間が…。
そもそも2時間かかる話を「1時間半で」って言われるんですが、実は無理なんですよね。「いや、講演なんて1時間半やろ」って言われたら、そりゃそうなんですが、無理なものは無理なんです。
だって、例えば部落問題であれば「当事者ばなし」「結婚差別」「部落史」「A地区の実態調査より」みたいに、自分のフィールドに特化した話ができるし、例えば「部落史」の話の時に「当事者ばなし」は要求されない。同様のことは、在日でも障害でも、まぁ言えるかと。
でも、セクシュアリティの話になると、とたんに「基礎的な話をしていただいて、ご自身の話も、あ、できれば子どもたちのことも」って、幕の内弁当みたいなことを頼まれるんですよね。同じことを部落問題に置き換えると「あの人とあの人とあの人」の話を合体したような話にならざるを得ません。となると、単純に考えて4時間半〜6時間かかります。それを2時間に圧縮してるわけで、そこからさらに30分削るのは無理です。てか、30分削ると、中身がなくなるとかいう話もあるわけで。
まぁ、単純に知識の獲得だけであれば、本を読めばすむ話です。てか、そのほうが豊かで正確な内容が書いてあります*1でも、わたしに依頼されるということは+αを考えておられるんだろうし、わたしもそこしか話せない。それが「削れない30分」の中にあるんですよね。
なんてことを考えるヒマもなく、今日も2時間の内容を1時間半でしゃべるべく1.3倍速くらいのスピードで話し続けました。
いや、「笑い」には「間」というものが…。わかってるんですけど、そんなヒマはないです。なので、笑いが少ない。いや、そもそも「笑いのレベル」が低すぎるのか?そんなことはないです。笑っておられる。なのに、飲み込んでおられる。もしや…。
話し終えて、謎が解けました。笑っておられたのは京都出身者でした(笑)。たぶん、大阪出身者が笑わないところで笑ってしまう自分がわかっていて、なんか、遠慮しながらも、笑いがとめられなかったんでしょうねぇ。
最後は地元ネタで和やかに話あって、今日のお座敷も終了。
そのあと、友だちと合流して呑み。もちろん1軒ですむはずもなく、2軒目では1時間しかないのにワインボトルを頼んでしまう暴挙に出たり。
それでもなんとか終電には間に合って、無事帰宅。
*1:もちろん「ノウハウ本」を除く