少し落ち着いたけど

朝、まだまだ体調がイマイチです。となると、平日の飲み会はとかいう話ではなさそうですね。たぶんメンタルの問題です。
とりま出勤。立番からの1・2の連続授業です。今日のテーマは「数学的帰納法」です。まずは等式の証明から。なかなか混乱してますね。クセがすごいからなぁ。2時間目は不等式と自然数にかかわる証明。こちらは、だぶんやったことがない感じでしょうね。とにかく混乱しまくってます。まぁいいんです。
てことで、2時間目が終わる直前に
「重大発表ね。数列、3学期中間試験の範囲からはずします!」
生徒たちは雄叫びをあげて喜んてました。
試験範囲からはずすのなら、なぜやるねんと。そりゃもちろん、「こういう世界がある」ってことを知ってほしいだけです。
3時間目は2次曲線(笑)。しかしこの手のメインストリームじゃないあたりをやるの、好きです。
このあたりで少し体調がマシになってきました。やはり授業は健康にいいようです。
授業が終わったら、夜の仕事のプレゼンを少し修正。さらにレジュメも少しいじりましょう。これでようやく「今日の夜」を迎えられそうです。
てことで、ようやく本丸の「校正」に着手です。
とにかく「この文章でいいのか」ってところがいくつかあります。例えば「赤ちゃんが泣いたの」ってヤツ、わざわざ使わなくてもいい気もしますが、やはり使いたい。でも、果たしてコメントがあってるのかどうか。口頭で説明するならいいけど、文字として残るのであれば、うかつなことは書けませんからね。こわいです。
他にも「sex」をどう訳すか問題もあります。ちなみに「『ジェンダー・トラブル』はどうなってるかな」と思ったら「セックス」と「ジェンダー」でした(笑)。なるほど。
そんなこんなで、気がつくと退勤時間がきました。時間がたりない。で、夜の仕事へ向けてスタート。仕事場に到着したら、今日も買食いてす。

完全にハマりましたね。
そして「夜の仕事」スタート。本論のインクルーシブ教育の前にミニッツペーパーへのコメント。やはり気になるミニッツペーパーがあるんですよね。
例えば「沖縄で地上戦があったのは、日本軍の戦略上の問題であり、現在基地があるのは米軍の戦略上の問題であり、差別ではないと思う」に、わたしはどう答えるか。
「たしかに軍事的にはただしいですよね。でも、そこにあるのは「土地」であって、「人」がいない。つまり「土地」を獲得するためであれば「人」は捨ててもいいということです。でも、そういう考えになるのはわかります。学校は権力者の歴史しか教えてない。だから、権力者の観点でものごとを見てしまう訓練を受けている。でも、そこに「人」はいます。そういう観点で足りないところを埋めるのが人権教育だと思っています。なので、ぜひそういう観点を持ってほしい」
ヘイトスピーチについても、例えば「ヘイトスピーチをやってる側に対しても、カウンターをやってる側に対しても、結局「うるさいな」と思って通り過ぎてしまう」に、わたしはどう答えるのか。やはり崔江以子さんの話を紹介しましょうか。そして、わたしが「ともに生きようとする」のであれば、通り過ぎられないということを伝えましょう。
たぶんに私的に感情的になったかもしれないけど、やはりそうせざるを得ない。
そんな話のあとにインクルーシブ教育です。
歴史や文化のプレゼンを見せて、小学校・中学校時代の思い出を交換してもらいます。すると、みんな「障害のある子はいた」って書いてきます。ここで動画を見せて、お次は高校時代の思い出の交換です。すると、けっこう「いた」って書いてくる学生さんが多くてビックリです。さすがは大阪やな。いい教育を受けてきておられます。
ただ、ここでタイムアップ。続きは次回かな。しかし、次回は学校の中のジェンダーの予定です。どうする?

めまぐるしい

朝、体調は最悪です。やはり平日の飲み会はよくないです。さらに二次会はよくないです。
とりま出勤して二次会でなんの話をしてたか聞いてみたら、かつて担任してたときの修学旅行の思い出を語ってたみたいです。すみません。
1時間目、走りに行きたかったけど、2時間目に成績小会議を入れられてしまったので断念。成績処理で完全に潰れました。で、2時間目の会議はつつがなく終了。3時間目は授業です。まったく体調は復活してません。
4時間目からは明日の夜の仕事の準備です。中身は「インクルーシブ教育」なので、知らない世界です。なので勉強しなきゃなりません。が、メッチャおもしろいです。
ちなみに、インクルーシブ教育についてやろうと思ったら、当然、障害者がどのようにみなされてきたのかという歴史は押さえる必要があるだろうし、障害をどのように捉えてきたのかという歴史も踏まえなきゃなりません。
てことで、障害の「モデル」についての論文を読みましたが、これがおもしろい。すんごい簡単に言うと、本質主義から社会構築主義へと行って、さらに「インペアメント問題」へとつながっていく。このあたり、ジェンダーと同じやなぁと。思わずバトラーを思い出しました。で、そこから文化モデルへといくみたいですが、そのあたりもすごく興味深いですね。
と、忘れてました。今日の午後は保健学習があるのでした。なので、放送セットをせねば。まぁこのあたりはさっくり終わります。
で、職員室に帰っておべんと食べて、再び準備です。とにかくプレゼンをなんとかつくり終えたら、次はレジュメづくりです。
が、トゲのように刺さってるメールが1本あります。送るか送るまいか。送るとしたらどんなメールを送るか。うーん。まぁ「わたしの思い」を伝えたらいいのか。送ってしまえ!
少しスッキリしました。こういうのがキツイんだよなぁ。途中、セクションの会議をはさんだけど、なんとかレジュメができたかな。
しかしもう身体も精神も限界です。今日の「まんまるの会」はムリしてでも行こうと思ってたけど断念。帰りましょう。
家に帰ってビールを呑んだら少しマシになってきました。アカンやん。と、電話。「まんまるの会」についての相談でした。うれしいな。
まぁそんなこんなで、めまぐるしい1日でした。しかし、校正をするヒマがまったくない。ほんとうにヤバイです。落ち着いた時間がほしい…。

むき身の話

今日は午前も午後も出張です。なので、朝は少しゆっくり。
午前は第2のふるさとで研修会です。普段は火曜日にある会議だけど、今回はイレギュラーに向かいます。
会場は「高いところ」にあるので、いつものように山登り。少し早めに着くと、すでに講師の新谷さんが来ておられます。
し「熊本には行かれたんですか?」
い「もちろん、行ってきました。疲れたけど、よかったです」
し「濱元さんもおられましたか?」
い「いはりました、いはりました。壇上におられてびっくりしました」
と、ありがちな会話から。そして
し「今日はむき身の話でもいいですか?」
い「ぜんぜんOKですよ」
と、濃いぃ会話へ(笑)。
ということで、なぜか司会をさせられながら、研修会開始です。演題は「人権教育を基盤とした学校と地域の協働 ー大阪府高槻市第4中学校区の実践からー」ということで、「とん小」と4中のとりくみを聞かせていただきました。簡単に言うと「大阪北部地震」のあとの街づくりを、子どもたちも含めてとりくんでいくということ、そこに参画することが、子どもたちをエンパワーしたり、「学ぶ」ことへのモチベーションを高めることにつながるという話です。一通り話を聞かせていただいたけど、あまりにもいろんなとりくみがありすぎて、混乱してしまいました。なので、
「すみませんが、全体像が把握できないので、全体的な見取り図をお願いします」
というと、大雑把な地図を書かれて、それらがどのようにつながっているかを示してくださいました。わかりやすい。が、もうひとつ
「それらのとりくみの中心になっているのはどこですか?」
と質問すると、基本的には中学校なんだとか。なるほど。だからこの時の発表は4中だったんだ。
ただ、なかなかいろいろ大変な状況のようで、このあたりで「むき身の話」が出てきました。が、実はそういう話の中にこそヒントがあります。「うまくいっている」状態からはなかなか学べませんからね。
後半はワークショップです。実は苦手なんだけど、けっこう楽しくワークができたし、第2のふるさとの「可能性」を感じることができるワークでした。
てことで、午前の出張終了。移動中に、ちょっと職場によって、午後の出張場所へ。
午後の会議は進路とのセッションです。が、眠い。時計を見ると3時です。そりゃ眠いわ。それでも、近畿の話し合いの中で「欠格条項」という言葉が出ていたことに反応して、少し話をしてみたり。てことで、午後の出張も終了。
帰りに「稲荷」に用事があったので降りようとしたら、降ろしてもらえない。いや、降りる客より前に乗って来るなよ。ひでぇな。なので、駅員さんに
「みなさんの責任ではないことは重々承知した上で、マナーが悪いので、何かコメントする方法を考えられたらいいなぁと思います」
みたいな話をしてしまいました。ちなみに、謝られたので、
「いえいえ、みなさんの責任じゃないので、謝る必要なんてないです」
ともコメント。
で、用事が終わって帰ったら、久しぶりの筋トレです。効きますね。

そして、本日のラン。ちょっと気が乗らないけど、とりあえず走りましょうか。いちおういつもの6km+1kmの周回コースということで、走りはじめはゆっくりと走ることにしました。が、どうも走り方を身体が忘れている気がします。最初の1kmのタイムを見たら6分ちょいです。遅いな。次の1kmは暗くて足もとがガタガタなので、ここは慎重に走ることにしましょう。さらに次の1kmを走っているとき、心が折れそうになリマした。なので、4kmか5kmでやめようかと思ったけど、まぁ6kmは走ろうかなと。このあたりで、少しペースが上がってきました。とにかく地面を押す感じを思い出すように走りましょう。6km走ったところで、えいやと7kmのコースに入りました。
結果、7kmを40分30秒でアベレージが5分47秒でした。スプリットは6分13秒→6分04秒→5分58秒→5分26秒→5分42秒→5分25秒→5分35秒でした。
うーん、ビミョー。なにせ、今週からレースがはじまりますからねぇ。

まぁいいや。とにかくシャワーからのビールを楽しみますか。

似てるかも・全同教大会2日目

朝、目が覚めてあたりを見ると、よく見えます。コンタクトつけたままで寝たようです。アカンやん。とにかく身支度をしなければということで、あれやこれやしていたら、ふと気づきました。
スマホがない!
えーと、1軒目のお店でテーブルの下に置いてたから、あそこだな。てことは、夜まで連絡がとれないだろうなら、送ってもらうしかないなと判断。が、念のためにベッドと壁の隙間を見たらありました。やれやれ。よかったよ。
今日は8時半受付9時開会なので、8時40分くらいに着けばいいかなと思って到着したら、すでにみなさん来ておられます。早いな。
間もなく分科会2日目スタート。
まずは兵庫高のレポートです。なんか、聴覚障害の生徒の入学がきっかけで、手話の人権学習をはじめたり、自主講座をはじめたりしたというレポートです。全同教にしては珍しくプレゼン使っておられます。
なんか、あまり迫力がないレポートです。そのままだと「ふーん」で終わってしまいそうです。が、なにか引っかかる。なんだろう。その時、ふとこのシンポでのW田さんの言葉
「わたしは自分が障害者とは思ってません。わたしは手話文化を生きているだけです」
を思い出しました。そうか、「聴覚障害の子のために」手話をしていると考えるのではなく、「手話文化」という文化をとりいれることで、多文化化していると考えたら、案外おもしろいんじゃないかな。たぶんレポーターさんはそんなこと考えてないでしょうけどね。
とりま、質問としては
「なぜプレゼン使ってるんですか?なぜ元号使ってるんですか?」
だけは言っておきますか。まぁ答えはだいたい想像つきますがね(笑)。
休憩時間に鳥取のSげるちゃんが来られました。
「手話文化ってなんですか?」
「いや、かつてシンポに参加してね」
という話から、日本手話と日本語手話の違いのこととかを話したら、納得してくれました。しかし、知らんのや…。
2本目のレポートは、メチャクチャしっかりしたAさんの話。県奨の前に、突然「告知」されて、大混乱しながらも、カミングアウトしたいと思いはじめたと。ところが親にとめられて断念したという話。思わずUりんちゃんに
「レポーターのN野さん、Aさんに惚れてるね」
と、いらんことを言ってしまうなど。
Aさんの「なぜこんなに言いたんだろう」という言葉がいいなぁ。言いたいんだろうなぁ。ただ、反対する保護者の「先生、あとは任せたで」という言葉の意味をN野さんはどうとっているんだろう。なので、それを質問。すると「反対したら荒れるだろうから、そのフォローを任せたよ」と解釈されたようです。うーん。そうなんだろうか。
フロアからは「カミングアウトはスタートラインなのに、せんせいはゴールと勘違いしている」とか、さまざまな指摘が飛びます。またN野さんも「学校に仲間がいないんです。自分のせいです」とか、いろんなことを引き受けられます。
てことで、総括討論の前の休憩時間にTさきさんのところへ。すると
「あのせんせいは引き受けすぎじゃ」
とごもっともな指摘。なので、わたしも
「Aさんもですね」
とひとこと。
総括討論でTさきさん、「あんたもAさんも引き受けすぎじゃ。きっと仲間はいるはずだから、その人に振ればいい」と、優しい意見。
わたしは、さっき思った「手話文化」の話を出して「学校文化を変えていこう」という話。話終わった瞬間に、言い忘れていることがあったので、2度目の挙手。いろんな人が話したあと、当ててくださいました。K野さん、ありがとう。
「Mさんはカミングアウトを振り返って、「カミングアウトしたことは、自分にとってもよかった」っていう作文を書きました。カミングアウトって、そういうもんだと思います。それからもうひとつ」
と言って、この時のこと後日談話しました。そして最後に
「反差別を楽しくオシャレにカッコよくやりましょう」
という発言で終了。
最後のK林さんの総括もよかった。
そして最後にTさきさんとごあいさつ。
「あんたとけっこう似てるかもしれんなぁ」
めっちゃうれしかったです。なので
「また、来年もお会いしましょう」
てことで、今年の全同教大会も終了。
さてと、ひとりかと思ったけど、M永さんとM山さんがランチにつきあってくださいました。

で、ごはんを飲みながら、いろいろ話。
「たしかにわたしは自分の生い立ちは話さないけど、困ったときは「助けて」って言いますね。生徒には弱さやできなさ、情けなさは見せたいと思っています」
みたいな話です。それはそれで自分を語ることになっているのかもしれません。
そんな話をしてたら、あっという間に1時間ほどたってしまってました。M山さんに熊本駅まで送ってもらって、おみやげ買って、新幹線に乗って、しばしおねむです。
しかし疲れた。でも、充実した分科会だった気がします。司会者団のみなさん、報告者のみなさん、大会運営のみなさん、ありがとうございました。

平行線・全同教大会1日目

朝、目が覚めると、7時半。そんなにしんどくないですね。とりあえずシャワーを浴びて、コーヒーを淹れて、昨日コンビニで仕入れておいた朝ごはんを食べて。のんびりした朝です。そしてスタート。
まずは全体会です。ここでUりんちゃんと合流。ほどなく全体会開始です。相変わらず、壇上のジェンダーバランスが悪いですね。それにしてもHまさん、副理事長だったんだ。てか、ジェンダーバランスを少しでも是正しているのT野さんだとは。てか、その隣はW松さんで、さらに隣は濱元さん。てか、司会はY本さんかよ!うまいなぁ。
ここから延々とあいさつが続いて、基調提案なんかがあって、特別報告です。
語られますね。基本的には熊本の作風なんでしょうね。とにかく、生徒の話とご自分の話を交互に話していかれます。まぁそれはそれでいいんだけど、やはり去年と同様、
「語らなきゃならんのか?」
という疑問が脳みそをぐるぐるします。
で、昼ごはん。熊本といえば久木田さんですね。先日この本を出版されました。Uりんちゃんと3人で昼ごはんです。入ったお店は「とりかわ」というお店。まずは本を買ってサインもしてもらって。そして、焼き鳥をつつきながら、いろいろ話。あっという間に時間が飛んでいって、気がつくと、分科会開始直前の時間になりました。やばい。
で、分科会会場へ。ちょうどあいさつしておられるところでした。まぁ間に合ったな。
1本目のレポートは東京都同教です。簡単にいえば、高校におけるインクルーシブ教育です。が、「今さらか?」と思ってしまう感じがします。おそらく小・中では、とっくの昔にやってきたことを、今やっている感じです。しかも、何か違和感がある。レポーターのI崎さんの「奮闘記」みたいになっているんですよね。まぁでも、それだけ東京は厳しい状況にあるってことなのかな。とにかくもやもやしたので、つい質問してしまいました。
「Aさんにとって解放はなんだったんだと、I崎さんは思われますか?」
しもた、言いすぎた^^;;
2本目のレポートは熊本県同教です。再び、教員の語りです。えーと…。
確かに、子どもたちがつながることはとても大切です。そして、つながるためには、自分を見つめなくちゃなりません。でも、そこに教員の自己開示が必要かというと、必ずしも必要ではないと、わたしは考えています。まぁでも発達段階というのはあるかもしれませんけどね。
てことで、今年も
「教員は語らなきゃならないんですか?Y田さん自身はどう捉えておられますか?」
と質問(笑)。
レポートのあと、ステージの方に行くと、Tさきさん?に呼び止められました。
「あんた、去年もおったな」
たぶんTさきさんは、教員に自分を見つめてほしいと思っておられるんですね。だからこそ
「最後は心の問題」
とまで言われる。なぜなら
「法律ができても差別はなくならない」
と言われます。なので、
「同性婚に賛成する人がこれほどたくさんいても、同性婚が認められていない。やはり制度が変わらなきゃならない」
という反論をします。
Tさきさんとわたしは立場が違う。おそらくはTさきさんは教員ではないかもしれません。仮に教員だとしても、カテゴリー集合(笑)、「教員/非教員」ではなく、「部落出身/非部落出身」というカテゴリー集合で考えておられる。だから、部落にこだわるとともに、教員の変革にもこだわっておられる。それに対して、わたしはあくまでも「教員/生徒」というカテゴリー集合で考えている。と同時に、部落以外のマイノリティもターゲットにしている。だから、発想がどうしても違う。
とうとう
「あんたとは平行線やな」
と言われてしまいました。なので
「そんなことないと思いますよ。心と制度は両輪なんです」
と答えました。たぶん、やろうとしていることは同じなんです。ただ、方法が違うだけです。でも、なかなかわかってもらえない。
そんな感じて総括討論へ。なので、Mさんの話をしたり、92年度卒業生さんの話をしたり。
総括討論のあと、M永さんを交えて、再びTさきさんと対話です。しばらく話をしていると、少しずつTさきさんが変わってこられました。
「あんた、自分のことを話していないと言ってるけど、もしかしたら滲み出てるのかもしれんな」
そりゃ、ダダ漏れでしょう(笑)。なので
「それはそうかもしれませんね」
と答えました。
そこから少しずつTさきさんの顔が緩んでいきます。なんか、すごく考えておられます。そして
「では、またあした」
とあいさつをかわして、本日の分科会は終了。

さて、どうしましょう。とにかく飲み会まで1時間以上あります。ただ、ホテルに帰って走るほどの時間はありません。えーと…。
熊本城のまわりを散歩しようかな。
てことで、ところどころで写真を撮りましょう。

で、小一時間歩いて、「交流会」の会場へ。いつもの人とあいさつしたり、久しぶりの人と再会したり。
しかしてっさが出てきたのはびっくりです。

おいしい料理をいっぱい食べて、お酒をおいしくいただいて、「ファイナル交流会」を楽しみました。まぁでも、来年から新体制でやるんだろうな。その時は、わたしも手伝わないとアカンかな。
そして2次会へ。「キツネと葡萄」というお店です。ただ、ちょっと気になることがあったので、しばしN井さんと個人的に話。つきあってくださって、ありがとうございます。ここで、熊本のM永さんとM山さんが合流。なんか、いろいろわいわい話をしてたけど、ほとんど記憶がありません。
てことで、おひらき。H川さんが車で来られてるとのことで、ホテルまで送ってもらいました。助かった。寝よう。
てことで、爆睡です。長い1日でした。

身もフタもない

朝、起きると絶不調です。当たり前です。とにかく出勤。
木曜日は1・2・3と3時間連続です。まぁでも、1・2はプリント学習なので、ええか。ただ、最適化したプリントが必要なので、ギリギリまでプリントづくりです。そして授業。せっかくなのでPCを持っていって、質問受付の合間に仕事をしましょう。
3時間目は3年生。なので、リビングライブラリのこととか反省会のことを話して失笑を買うなど。
そうだ、せっかくなので、今日の夜の仕事で使うプレゼンを見せましょう。今日のテーマは「高校と階層間格差」です。
まずは「高校の進路はトラック」という話。
とにかく進学校と教育困難校の対比だらけです。途中「J高校」と「N高校」のカリキュラムとか進路先一覧の比較をすると、生徒たちはビミョーな笑いを見せてくれました。まぁそりゃそうなるわな。
さらに
「キミら、この学校に入学した時点で、自分の進路、だいたいわかるやろ?それをトラックって言うねん。陸上部のトラックな」
というと、これまたビミョーな笑い声が起きました。そりゃそうなるわな。
てことで、最後までスライドを見せると、なにやら妙な空気です。そしてそこから複素数平面です。アポロニウスの円です。悲喜こもごもです。
授業が終わったら、軽く夜の仕事の準備をして、作文読みスタート。さすがに1学年分は分厚いです。が、ひるんだらおしまいです。読むのを止めた途端に止まります。だから、止めない。ひたすら読んで、なんとか付箋を貼り終えました。
そんなこんなで、夜の仕事へ移動開始。
仕事場に到着したところで、プリントを1枚忘れてきたことに気づきました。しかも、ファイルは一太郎です。夜の仕事場のPCを見たけど、一太郎はおろか、一太郎ビューアーも入ってません。しかたないですね。断念です。
やがて夜の仕事開始です。今日の入りはアメリカ大統領選挙てす。
「うんこ味のうんこと思ったけど、みんなカレー味のカレーと思ってるのかな」
と言うと、苦笑されました。
で、スタート。うーん、高校の話は力が入ってしまいますね。まぁ、自分のフィールドですからね。途中のワークではいろいろおもしろい話が出てきます。
春学期のワークではホワイトボードに書き書きしてもらいましたが、秋学期は人数が多いので、小さな紙を渡して、それに書いてもらいます。それをOHPでスクリーンに投影します。原始的かもしれないけど、ロイロノートと同じことです(笑)。
やはりみなさんの経験をシェアすると、ほんとうに多様です。そして気づきがあることがわかります。とにかく自分の当たり前を崩してもらうことですね。そしてそこに「格差」の観点を放り込むこと。日本社会が「ゆるやかな身分制社会」であることを実感してほしい。
そんな感じで夜の仕事終了。
さすがに疲れました。そして眠い。とにかく帰ってシャワーを浴びて、ビールを飲んて、早く寝ましょう。
思って、報道ステーションを見ると、
「予算委員会の委員長を立憲民主党がとったから強行採決できない」
とか言ってて、こいつら何を言ってるねんと。
「国会運営がややこしくなる」
とか言ってて、こいつら何を言ってるねんと。
それが正常なんだよ!強行採決のどこが正常やねん。
報ステ、ホンマにアカンようになったな。
さっさと寝ましょう。

まぁ少しずつ

今日は夜の仕事なので、車出勤です。ついでに11月3日の買い出しをしようかと、いつもの某所に寄ったけど、入荷してないとのことでした。去年もそうだったから、これからは電話だな。まぁ、来週もあるから、それはそれでええか。
で、出勤。なんか、朝はパタパタしているうちにあっという間に時間が過ぎますね。とりま、職朝→立番のルーティンをやって授業です。2時間連続をプリントからはじめるか、授業からはじめるか、かなり悩んだけど、授業からにしましょうか。2時間目を大幅に余らせて、そこにプリントを突っ込めばいいです。
てことで、2時間目はさくっと範囲を終えて、プリントです。前回ヒーローになった生徒が危機感をもってくれてるのが助かります。が、ヒーローにならなかった子が「logは敵です。戦います」とか書いてるから、そっちがヤバいのか?まぁでも、1年は長いです。押したり引いたりしながら、少しずつ関係を深めていくしかありません。
3時間目は授業アンケートをとってからの、ド・モアブルの定理からのn乗根です。美しい。が、みなさん、固まっておられます(笑)。
今日は3時間授業なので、あとはフリーです。まずはアンケート結果をデータ化しましょうか。しかし、2年連続担当したクラスは、まじで数学の時間を楽しんでますね。数学が楽しいのか、授業が楽しいのかはわかりませんが、楽しいらしい。ちなみに「このクラスはアクティブだと思う」という独自の設問に「そう思う」と答えてるのがほとんどなので、そうなんでしょう(笑)。
で、午後もいろいろやって、夜の仕事へ向かいます。仕事場に着いたらスライドのチェックです。なにせ、スライドをつくったのは数日前なので忘れてます。
で、夜の仕事スタート。今日は欠席者が多いですね。
「みんな、体育おわり?」
とつまらんネタをふったら失笑されました。
てことで、今日も「格差社会」の話です。
なぜ人権教育論の最初に「格差社会」をとりあげるかというと、「格差があること」を前提にものごとを考えてほしいからです。なぜなら、それが目の前にいる子どもたちの現実だからです。人権はどこかの誰かの話ではなく、眼の前の子どもたちの現実です。なので、人権教育を実践することは、「どこかの誰かの人権を守りましょう」という話ではなく、眼の前の子どもたちの「生」を保障することです。
そして、さまざまな格差の中に、例えば部落のこととか在日外国人のこととか障害のこととか、その他諸々のことがある。逆に言うと、そういう諸課題を背負わされた子どもたちを「格差社会」と捉えることで、何が必要となるかがわかる。そう考えてるからです。
それにしても、ワークの結果がおもしろいですね。例えば先週やった「好きな授業形態」は低い方から「課題を出しっぱなし→レクチャー形式→調べ学習→ディスカッション」の順番でした。これが、一般的な小・中学生とは反対なだけじゃなく、階層が低い子の場合、さらに反対であるという。また、今日のワークでやった「大学進学を意識したのはいつ?」という話でも、かなり学年が低いし、さらに「大学進学の話をした相手」も家族がメインで、「一般」からの乖離があるわけです。大切なのは、そういう乖離があることを通して、自分(たち)の経験が「普通」ではないことを知ってほしいなと。
そんな話をしてたら、けっこうまんまるな目をして聞いてくださる学生さんもおられて、よかったよかった。 ということで、今日もミニッツペーパーを書いてもらったら時間ギリギリですね。
さてと、わたしも帰りましょう。帰って飲むビールがうまい!やはり、それなりに疲れてるんやな…。

読む順番

今日の午前は第2のふるさとに出張です。なので、朝は少しゆっくり。いつものように電車に揺られて最寄り駅へ。ここからは軽い登山です。しかし、なんで図書館を含めた公共施設を山の上に建てるのかなぁ。まぁ前よりはマシになったけど。
今日のアジェンダは「学力分析」です。これがまたわかりにくい。どうやら、いろいろな分析ができるように「学力ステージ」なるものを導入したみたいです。それを使えば「伸び率」もわかるんだとか。
これ、よくわかりません。特に「伸び率」がわからない。テストごとにムラのある子の場合、たぶん「伸び率」は乱高下します。あと、個人の把握には、それでもいいかもしれないけど、全体の把握は難しくなります。まぁ「個別最適化」の時代なので、それでいいってことなのか?
というのはおいといて、いつものように低学力生徒の話に集中です。みなさん、数学の文章題の話から国語力の話しへといって、そこから絵本の読み聞かせへと話題をつないでいかれます。
うーん。発言するか。
「生徒には、「問題を読むときは、最初に文章の最後を見ろ」と言ってるんですよ。そこに求めなきゃならないものがある。そして「「何」と書いてあるものをxと置けば解けるよ」と言ってます。文章題は文学作品を味わうのとは別の読みかたがあるように思います。絵本で言ってみれば、はじめに最後のページを読んで、「こういう結論かぁ、ここにいたるのにどうなっていくのかな?」みたいな、味わいもへったくれもないような読み方?ただ、こういう読み方も教える必要があるんじゃないですかねぇ」
まぁ、論文なんて、要旨を見て読むかどうか決めて、問題の所在→引用文献→結論→考察→分析→先行研究ですからね(笑)。
そんなこんなで、会議は終了。
その後、職場へ。とりまおべんと食べて、試験問題をつくったり、解答をつくったり。解答をつくったら配点です。これがめんどくさい。パズルですね。
そうだ、書類もつくらねば。
なんか、そんなことをしていたら、あっという間に時間が過ぎていきます。気がつくと定時です。
帰ろう。
帰ったら、久しぶりの筋トレです。きますね。気がつくと、外は雨。まぁでも、きっとビールがおいしいはずです。

取材&レクチャーとか会議とか

朝、やはりしんどいです。当たり前です。それでも起き上がって出発しなければなりません。今日はマダンセンターで中島智子さんのレクチャー&インタビューを受けることになっています。
てことで、今日も今日とてマダンセンターです。どんなんや。
やがて中島さんが来られていろいろ話がはじまりました。テーマは京都府における在日朝鮮人(外国人)教育の歴史と現状&課題です。中島さんは研究者として当然のことながら「歴史」はご存知です。と思っていたら、実践者としても「歴史」をご存知でびっくりするなど。ただ、そのあとは、おそらくわたしの方が知っているのかな。ただ、わたしの知り方は、どちらかというと「渦に巻き込まれている」感じですね。渦をつくる側ではありませんでした。が、そのおかげで、いろんなところに出入りしていたなぁと、今改めて思います。
学生時代はKCCの青年部にちょこっとかかわったこともありました。あるいは金大中助命運動の時もカトリックの正平協と出会いました。さらに日韓宣教協力の一環で、日韓合同聖歌隊をしたときは指揮者もさせてもらいました。そうそう、神学部のアザー・ワールドに出入りしていたことも大きかったですね。キリスト教関係だけでも、ほんとうにいろんなつながりがありました。東九条現地研修には参加しなかったけど、おかげさまでいろんなかかわりがありました。
教員になってからも「考える会」に行ったり、その後「全朝教京都」にかかわったり、その一方で「パラムの会」にも参加したり、そして交流会を立ちあげたり。まぁいろんなことをやってきましたね。そして「渦に巻き込まれている感じ」は今も続いています。なので、つい「大きな話」を忘れてしまいます。
ということで、後半は中島さんから「現状&課題」のレクチャーです。まぁ、京都府の課題はよくよくわかっています。が、それだけじゃないですね。外国籍教員が不可視化されているのがものすごく問題です。すると、いわゆる「常勤講師問題」が「ない」ことになってしまう。そんな中で、外国籍教員同士が出会う場所の必要性をひしひしと感じます。
とは言え、別にこれは新しい話ではなくて、例えばわたし(たち)はstnをしています。なぜなら2001
年の時点で「出会う必然」をものすごく感じていたからです。「出会う場所」がないのは、その必然性をひしひしと感じておられないからなんじゃないかと、ふと意地悪な気持ちになったりもします。が、まぁ、外国籍生徒にとっての進路保障という意味でも、外国籍教員のことはほんとうに課題としてとりくまなくちゃならないでしょうね。
とても大きな宿題をもらってしまいました。
で、職場へ。体調がイマイチなままです。
とにかく各種書類を出したりして、少し横になって。まぁ眠いですからね。
そしてzoomの会議です。1時間半ばっかいろいろ打ち合わせをして終了。さすがに限界です。走る気どころか筋トレする気も起きません。帰りましょう。
帰ってシャワーを浴びて、ビールを呑むとうまい。これは復活しかかってるかな。

とにかくこなす

朝、少し眠いです。やはり11時過ぎまで起きてるときついですね。
とりま、出勤。トドリストをつくって優先順尾を考えます。まずは赤点課題か。
てことで、立番が終わったら課題作成。例年は日付を変えるだけですが、なんか今年は違う気がして、マジメにつくってみました。こんなことやってるから時間が足りなくなるんですよね。
3時間目は授業。ターゲットにしてる子がなんかピリッとしません。まぁこの時期やる気は起こらんわな。てか、授業前にしんどそうな表情をしてたから、たぶんいろいろあったんだろうな。
授業が終わったら、金曜日の出張のデータ集めです。担任さんがみんな授業のない時間で助かりました。集めたデータをファイルに書き込んで、資料作成終了。まぁでも、大量のプリントをつくらなきゃならんことに変わりはないです。
と、今日の夜にあるおべんきょ会の資料が送られてきたので、読みましょう。うーん、次のタスクはこれかな。でも、とてもではないけど、文章化できるところまで落とし込めてません。メモで許してもらいましょう。
基本的に、わたしは「まとめ」を担当させてもらうので、「前」がある程度固まってこないと書けません。で、ペーパーを読むだけではまだわからない。てか、変わるしね。まぁでも、とっかかりをメモするのは悪いことではありません。不完全ではあるけど、メモができたところで送りますか。
お次は「校正」です。あと4行へつらなきゃなりません。どこを消す?ここか!バッサリ削ったらちょうどになりました。やれやれ。
放課後、掃除カントクから帰ってきたら、気になる子が小部屋で担任さんと話してます。どうしようかと思ったけど、なんとなく部屋に入れてもらって、担任さんが掃除チェックに行った間隙を縫って、少し話を聞かせてもらうなど。
ええ子やなぁ。
たしかに「手のかからない子」は「いい子」ではあるけど、「手のかかる子」というか、ザラつきがある子は「ええ子」です。
よく「高校だけが人生じゃない」という教員がいます。もちろんそれはそのとおりです。が、本当にその子にやれるだけのことをやって出てきた言葉なのか。というよりも、すべての教員は高校どころか大学を卒業しています。もちろん「友だちに中卒がいる」という人もいるでしょうね。でもそれって「部落の友だちがいる」のと、さほど変わらない。その子の置かれた状況はわからない。
まぁそういう教員からしたら、わたしは甘いんだろうな。さらに言うと、担任でも何でもないので「ガッツリかかわってないのに、何を言ってる」と思われるでしょうね。まぁ、それはそうなんだけど、わたしのアクションはわかりにくいし、なにより「話を聞く」タイプなんで、沈黙が入る。そうすると、「話をする」タイプの教員が割り込んできて、なにもできなくなるってのがあるんですけどね。
てことで、職員会議。見事に定時に終わってもらったおかげで、いつもの時間に退勤できました。が、電車は安定の遅延です。とにかく家にたどり着いて、zoomを立ち上げて「4人のおべんきょ会」です。
今回のディスカッションで、なんとなく自分の役まわりがわかってきたかな。まぁ途中エキサイトしてしまったけど、もうしわけなかったです。まぁ、ここは読んでないだろうけどね(笑)。
なんか、マトリクスがつくれないかなぁ。ただ、そんなことを考えるのは、今週いっぱいかな。それ以降は書籍化に全力を投入しなければ。なので、次の「おべんきょ会」もメモで許してもらいました。
さてと。2時間半はきつかった。あとはビールでクールダウンですね。