餅は餅屋

今日からテスト返却校時です。わたしの担当クラスは明日なので、今日はなんもなし。午後にお座敷があるので、午前に年休をとっておべんきょです。
とにかくデータの読み込みです。不思議なデータです。なにかをどうかしようとしたという意図がまったく伝わってこない。もちろん、詳細な観察はしておられます。ただ、与えられた環境に対して積極的に働きかけるというよりも、その環境にあわせて生きていく感じ。その類まれなバランス感覚はAさんと双璧をなすものの、ありようは正反対です。
このインタビューをした時は、わたしにはこのデータを扱かう力がありませんでした。でも、今回このデータと向きあって、もしかしたら、この人がやってきたことのすごさの一端に触れることができるかもしれないという気がしてきました。
ただ、その実践を可能とする背景があります。そこに言及するのは、また次の話かなぁ。
で、昼過ぎに家を出て、今日のお座敷の場所へ。京都府内のとある街です。ちなみにここ、京都の市町村で3番目に同性パートナー制度をつくったところです。なので、機運が高いです。だって、つくっても使えなければ意味がない。そして使えるようになるためには、使える街じゃないといけない。だから、使える街にしようとされています。
このご時世なので、定員は30人だとか。ボチボチ来られる方を見てると、少し高齢の方も少なからずおられます。ゆっくりしゃべるつもりだけど、それでデフォルトが早口だから大丈夫かなぁ。まぁいいや。ミッション4は「理解してもらう」ことをメインにしてないから、聞き取れなくても雰囲気に触れてもらえばいい。てか、わたしのお座敷は全部それやな(笑)。
てことで、お座敷スタート。冒頭はキョトンとさらてましたが、ネタを振ると笑い声が起きてきました。これはノリがいい!よし!ということで、そこからは気持ちよく話させていただきました。
ちなみに任された時間は2時間。途中、チラリと時計を見る方がおられるのが、少しプレッシャーです。なので、あたかもオチのようなところで
「もう終わりだと思うでしょう。まだ続くんですよ」
とツッコミを入れてウケをとるなど。
てことで、すんごい柔らかい空気の中で、気持ちよく2時間話をさせていただきました。
お座敷のあとは組合に行って、しばし事務作業。わたしは女性部長(笑)だけど、一貫して役職にはつかないことにしていました。それは、人権教育と天秤にかけざるを得ない状況があるからです。ただ、役職にはつかないけど、組合のことをやる人間もきっと必要なんだと思います。まぁなので、そんな用事。
用事がすんだら、証明写真を撮ってもらうべく写真屋さんへ。
仕事を探すための写真、これまでは自分で撮ったのを使ってましたが、モルタル職人さんに
「やはり証明写真機のがいいですか?」
と聞くと
「写真屋さんがいい」
とのアドバイスが返ってきたので、それに従おうと。
それにしても、中古のカメラを扱ってる写真屋さんなので、ウィンドウの中のカメラに目移りします。あこがれのNIKON F2があったりするから、当たり前です。それにしてもかっこいい。とても精巧につくられたメカって感じです。まぁ実際に精巧につくられたメカですからね。イマドキの電気仕掛けではないです。
で、呼ばれたので準備をしてパチリ。できたのがこれ。

髪の毛がはねまくってますが、どれだけ押さえてもダメだったので、断念したのでした。まぁええか。
ちなみに、レタッチするかどうか聞かれて、「こうなるよ」って見せてもらったのが、あまりにもきれいになり過ぎてるので
「これで出したら、面接の時にバレるから、やめときます」
と言って、こちらも断念しました。
ちなみに、自分で撮ったのはこれ。

さすが、餅は餅屋です。
さてと、あとはユザワヤに行って、カバンテープを買って[1]昨日の朝、リュックの腰ベルトが電車のドアにはさまれて、強引に引き抜こうとしたら切れた。、JINSに行ってレンズをきれいにしてもらったら、今日のタスクはすべて終了だ。

footnotes

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1 昨日の朝、リュックの腰ベルトが電車のドアにはさまれて、強引に引き抜こうとしたら切れた。

ポジショナリティ・再び

朝、いつものように猫の額で朝ごはん。

新聞には「原発を攻撃」という、世界の終わりが来るような見出しがありますが、その割に平和な猫の額です。寒さもマシかな。寒いけど。
そうそう。「道化師政治家」の背後には、それを操作する「エンジニア」がいるという記事。めっちゃわかりやすい。最後、「日本の場合、エンジニアは誰?」という問で終わってるけど、それは忖度やろうと。そんなん、電通とかパソナに決まってますやん。日本がまずいのは、政治思想とか理念じゃなくて金儲けってところです。終わってるな…。
そんなことを考えながら、早々に退散。9時になっても誰も起きてこないので、起こしてやりましょう。
てことで、9時半くらいに実家に行って父親の部屋の片づけ。せっかく広い部屋なのに、ダンボールとかが山積みになってます。それをどけたら、気持ちいい部屋にもどるはずです。
てことで、ダンボールを見ると、なにやら貴重な資料や論考が入ってる感じです。もちろん父親の字ですべて分類されてます。これ、大切なんとちゃうん。
片づけ終えて、広々となった部屋で子どもたちと話しながら本棚を見ると、ダンボールの紙と同じタイトルの本が並んでます。そうか、この本を書くための資料とかノートだったんだな。貴重じゃん。きっと、本に書かれてないことが、ここにあるはずです。なので、やはり保管しておきましょう。
で、午後はおべんきょです。やはりポジショナリティです。環状島を使って考えてたけど、やんぺ。それよりも、やってきたことを調査協力者のみなさんがどう捉え、それによってわたしにどのようなポジションを与えているかのほうがわかりやすい。メタファーはいいでしょう。そう思い切って、書きはじめると、少し書けたかな。調査協力者のみなさんがそういうポジションにわたしを位置づけることで、わたしに対してなされた「語り」が「何を」「何のために」「どのように」語られたかを分析する。
そんなことを書きながら、はたして自分にそれができるのか?と、あらためて感じたり。でも、あらためてインタビューデータを読むと、前は読み飛ばしていたところに着目できて、すんごいおもしろい。そのあたりを書けばいいのかな。

動かざること

今日は主義主張的には仕事をしなきゃならない日ですが、そんなことを言ってられない状態なので、自分の仕事をすることにしましょう。
それにしても、昨日と今日は朝寝坊ができて、とても楽です。なんと言っても、起き抜けにもがかなくていいのが、精神衛生上いい。
朝ごはんを食べたら、ペーパーとか本とかを読みはじめます。てか、読んでちゃだめなんですが、まぁ妄想を膨らますネタということです。
昼前にトラブルが発生して中断。少し対処に走りまわりますか。それでもつつがなく対処し終えて、再びおべんきょです。
質的調査って、かつては調査者は絶対的な位置にいて、調査対象者を客観的に見る存在という感じだったけど、今はインタビューは相互行為として捉えられて、調査者の立場も問われるんですよね。まぁ当然のことです。
で、おとつい書いたように、わたしのポジショニングがややこしい。というか、調査対象者として選んだ人々だけど、もっと選ぶこともできたし、そういう中で選ばれてると考えると、人選の時点で明らかにバイアスがかかってます。だからこそ、語りの中にわたしの名前が出てくる。
それだけじゃなくて、長年トランスについての発信をほそぼそとではあれやってきたから、特に昔のようにあまり情報がなかったころは、なんらかの形でわたしの存在を知ることはあっただろうと思います。さらに、教員であるということから、トランス教員も可能なんだってことを発信もしました。まぁ最近の人のように華々しくはやってないですけどね。なにせ、ノンカムだし(笑)。だから、わたしと出会う前に、すでに調査対象者が知ってるってこともある。
さらに人権教育にかかわっていることや、たまにお座敷に呼ばれることや、なんだかんだで、調査対象者とはいろんなつながりがあります。
調査対象者とわたしの間には「誰かの紹介でたまたま依頼した」とか「ネットで知った」とかいうのではない、そういう権力関係があるんですよね。ただ、それがどういうふうに「語り」に影響を及ぼすかはわかりません。なにしろ、比較の対象がない。いろんな人が「いつきさんだから聞けた」って言われて、それはそのとおりなんだろうけど、「いつきさんだから言わなかったこと」もあるだろうなと。で、何を言わなかったかはわからない。で、「何を言わなかったか」を追求するのではなく、それを踏まえて「語り」を読む。そして、書く。書くためには、そういう権力関係をあらためて明らかにする。
まぁそんなことを明らかにするために、「わたしという存在」について考察する今日この頃ってことです。この山はまだ登りはじめたところだけど、なかなかおもしろいな。
それにしても、昼の一時を除いて、ほとんどこたつから動かなかったな。そんな日がうれしい。

前を向く

年末から年始にかけて「書籍化」する予定でしたが、年明けに書いたように、いろんなゲンコにまみれてたので、まったく書けませんでした。Tさんには「3月末までに」ってメールしたけどムリだな。それでも、とある学会から3月末に〆切のペーパーを書けと言われてるので、それは完成させましょう。ちなみに、内容は9月の発表についてと言われてるけど、他の内容でもいいらしいから、まぁええかと。
で、どんな内容にするかというと、最初のおべんきょ成果をリメイクしようかなと。ただ、まるっぽのリメイクというより、この間ずっと考えてる、わたしのポジショナリティをからめた内容にしようかと。その上で、これの手前までもっていく。
問題は、なにを明らかにしたいかだけど、まぁそれはやっているうちに明らかになるでしょう(笑)。
てことで、もう一回みなさんの「語り」を読み直したり、少し文ペーパーを漁ったり。
そんな中で、ふと気づいて、「語り」の中にあるわたしへの言及を探すと、ありますねぇ。まぁ、当たり前なんだけどね。でも、これ、語り手とわたしとの関係を記述する上で大切な語りです。やはりわたしは「ふたつの環状島の片方は内斜面で、もう片方は外斜面」にいるんですね。そういう危ういバランスの上にいた/いるからこそ聞きとることができた「語り」だということです。そして同時に「ききとることがでぎなかった」語りでもあるということです。
そしてもうひとつ気づいたことは、みなさん、頭がいい。てか、すでに分析しておられる。なので、分析が必要ない(笑)。つまり、ある時に起こったことを自分がどう解釈したかということを、語りの時点で分析したことを語ってくださってるってことです。それも、わたしとの関係における文脈でです。で、その関係とは、さっき書いた「ふたつの環状島」にわたしがいるということです。
まぁ、そんなあたりのことが、少しずつわかってきて、だからどうやねんというと、どうなのかなとは思うけど(笑)、そして「何をいまさら」って言われるのは確実だけど、それを自分で言葉化しつつあることが大切なんだと思うのです。
少しずつ前を向けるようになってきました。とにかく3月末まで没頭しよう。仕事しながら(笑)。
それにしても「書かなきゃならないこと」を書くのは楽だけどきつい。でも「書きたいこと」を書くのはきついけど楽しい。

目的は変わる

今日も朝からゲンコ書き。違う、今日こそ朝からゲンコ書きですね。なかなか朝からとりくめない。
昨日のおべんきょの部分はいったんペンディング。今日は本筋のところをやりましょう。
もともとやろうと思ってたことは、「新しい概念の導入」のつもりでした。でも、そういうことをやってる人はすでにいるわけで。そうすると、「なぜその新しい概念を使わなず、他の新しい概念を使うの?」ってなる。もちろん、そこに正当な理由があればいいんだけど、単に「新しい概念を持ち込みました!」ってなったんではイマイチです。どうするか?
まぁそこでやらなきゃならんなと気づいたのは、歴史を踏まえることでした。具体的には「反差別の教育」の歴史です。
これ、別に「日本には日本のやり方がある!」って主張したいわけじゃないです。逆です。これまでの反差別の教育も、さまざまな国外の反差別の教育の理論なり実践なりを導入してきた、あるいは導入しようとしてきました。それが根づいたり根づかなかったりはするんですけどね。そのあたりを批判的に検証するところまでは、とてもじゃないけどできないです。でも、おそらく読む人はあまりよくご存知ない方々だと思うので、紹介くらいはできるかなと。
何がやりたいかというと、そして何を大切かと思っているかというと、ある新たなテーマを扱うときに、それのための「新しい概念」を使ってスクラッチからはじめるのか、それともこれまでの概念を継承してリメイクしながらやるのかってことです。これまでは前者を選ぶ人が多かったように思います。が、わたしは後者を選びたい。もちろん、読んだ人がどちらを選択するかは、その人の自由です。が、少なくとも選択肢がないと選択できない。だから、その選択肢を提示する。それでいいんじゃないかと思うのです。
というふう考えながらゲンコを書き進めていたのですが、最初の一文を振り返ると「本稿の目的は○○である」と書いてある。うーん…。違うな。この一文を書いた時から、今はずいぶんトーンダウンしたな(笑)。でも、それでいいです。まずは尖る。でも、書いていくうちに少しずつ落ち着いてくる。できることはたかが知れてる。でも、そこで出てきたものがちょうどいい。
「本稿の目的」は最後に書く。

あらためて時代が激変してるなぁ

土曜の朝は、やっぱり猫の額。

でも、あまりにも寒くて、すぐに退散しました。風がメッチャ冷たい。
そのまましばしノロノロ。
昼ごはんは久しぶりにカツを入れました。

トゥンセラーメンです。なにせ、ほんとうにゲンコが進まないですからね。ただ、その横にはおいしい飲み物があるから、はたしてカツが入ったのか?
それでも、ようやく少しずつ書きはじめました。なんか、章立てがこれでいいのか悪いのか。でも、なんとなくこの順番でいきたいなぁという気がしています。あと、とにかく、今回は文献をきちんと出すことと、脚注を充実させたいなと。わたし、脚注にあげるのが苦手なんですよね。
そんな中で、どうしても避けられない文献が出てきました。なんとか日本の中にないかと探しました。が、あるのはありますが、手に入らない。いや、手に入れようと思えば入れられないわけではないけど、なかなかマニアックなところに行かないとダメなようです。しかたなく、他の文献を見ましたが、みなさん海外のある文献を指しておられます。てことは、それを読まなきゃなりませんね。まずはpdf探しから。するとこれがあったりするわけです。でも、当然英語です。どうする?こんな時は、もちろんDeepLですね。なにしろpdfを食わせたら日本語のpdfを吐き出してくれる。
まぁ出てきた日本語訳、もちろん再度チェックはしなきゃならんでしょうけど、それでもすごいわ。
こんな時代なんだなぁ。

おべんきょ、のち…

今日は午後から「関西インクルーシブ教育研究会」です。前に参加してから2年くらいたつかなぁ。とりあえず越冬合宿が延期になったので参加できるようになりました。
が、朝、こたつから出たくない。これはやばい。研究会に行って脳みそを活性化させたいけど、こたつから出たくない。どうする?やめとく?それともzoom参加?さんざん迷ったあげく、やはりリアルの参加に決めました。
ただ、急なことなので文献は読んでないです。なので、少し遅れていこうかなと^^;;。せっかくなので歩いて行きましょう。
といことで、おにぎりを握って、ボトルにお茶を詰めて、スタートです。
今日は暖かいし、気持ちいいです。人出も多い。これは感染が拡大するわと、自分のことを棚に上げて思ってみたり。そんなこんなで5.6kmを56分で歩きました。1kmを10分か。いいペースです。
で、会場に着くと、主催者のS藤さんがたたずんでおられます。どうしたのか聞いたら、中には入れないとのことです。てか、30分以上こうやっておられたのね。幸い中からあけてもらえたので侵入できました。その後、なんとかかんとかスピーカーとかマイクのセットもできて、研究会開始。まずは文献講読です。困った。読んでないからここをパスしようと思って歩いたのに、結局文献講読か。と思ったら、読んでる人がほとんどいない(笑)。ということで、研究発表に突入です。
とにかくおもしろい。もちろん、ツッコミどころ満載です。でもそれはおもしろいからなんですね。おもしろくなければツッコミどころはないです。ただ、参加者のみなさん、「かしこ」です。ついていくのが精一杯です。てか、ついていけてるのかどうかもわかりません。が、こういう刺激がほしかった。結局6時頃まで刺激的な時間を過ごさせていただきました。来てよかった。
そして新年会(笑)。
みなさん、よく飲まれます。もちろん人のことは言えませんが。
ここでもおべんきょネタでメッチャ笑いました。こういう時間が過ごしたかった。「部分」という言葉の用法で一盛りあがり。さらに、新しい「おべんきょ成果」のネタをもらったり。あまりにも楽しすぎたので、気がつくと終電を逃していました(笑)。
どうする?歩いて帰る?結局、K保田さんの家にみんなでなだれこみました。このあたりになると、さすがに記憶がない。覚えているのは、せいぜいがたこ焼きをつまんだことくらい。でも、久々に学生のノリを満喫できました。が、S藤さん、大丈夫かなぁ。

びっくりした

今日は午前に宅急便が来るので、そいつを待ってから買い出しに行きましょうか。
宅急便が来るまでの間、少し走りましょう。なにせ、明日からしばらくは走りにくいですからね。今日も20分を少しまわるくらい。距離は3kmを少し過ぎるくらい。暑いししんどいけど、それでも走ることを拒否しない身体にしなくちゃね。帰ってきたら、軽い筋トレ。10回3セットにしましょうか。3セット終わったところで「もう少しできるかな」と思ったけど、やめておきましょう。
シャワーを浴びてひと息ついたら、ビデオ制作です。今日のタスクは手元のデータを素材化することです。素材化したら、自動的に足りないのがわかるので、明日の仕事ができます。
それにしても、こんなことやってるヒマとかないんだけどな。これがなかったら、どれだけ他のことができるだろ。
さてと、そろそろお昼だな。走るとお腹が減ります。昼ごはんが食べたくなってきました。が、宅急便が来ない。てことは家をあけられない。先に昼を食べるとビールを呑んじゃうし、そしたら買い出しに行けません。うーん…。
買い出しは今度にしよう(笑)。まぁ、諦めるのはビールでなくて買い出しってことです。
昼のビールはうまい!
そうこうするうちに、宅急便が来ました。届いたのはこれ。

『東京の生活史』です。漬物石に使えそうです。読むのはいつになるだろう。
で、少しお出かけ。もちろん車には乗れないので歩きです。
お家に帰ると、わたしあての郵便物が届いていました。中を開けると、出てきたのはこれ。

『現場で使える教育社会学 教職のための「教育格差」入門』です。パラパラとめくると「謝辞」のページにこんな記載が!

びっくりした。てか、「専門研究者」の中に名前が入ってる!
実は、2020年2月に知念さんから「査読をお願い」というメールが来ていました。はっきり言って、一介の大学院生が査読してええものかと思ったし、なによりわたしにはそんな力はないぞと思ったのですが、声をかけていただいたということは、知念さんたちは「いい」と感じられたのかなと思い、次のように返事を返しました。
「できれば今後教育社会学の世界で生きていきたいと思っていますので、仲間に入れていただくための「洗礼」と思い、引き受けさせていただきます」
すると、知念さんから
「この査読を引き受けていただかなくても、土肥さんはすでに教育社会学の世界の一員だと思います」
という返事が返ってきて、かなりうれしかったのを覚えています。
わたしが読ませていただいたのは寺町さんが担当されたジェンダーの章でした。もちろん「査読」なんてできないけど、自分なりに調べ、考え、書いてきたこと(笑)があるので、それにもとづいて感想を述べただけです。そんなわたしの感想にも寺町さんは得たことがあったと返事をくださいました。謙虚な方やなぁと思いました。と同時に、寺町さんの返事から多くのことを学べました。たぶん、こうやって積み上がっていくのかな。そこに少しでもいられることがうれしいな。

おべんきょ会

今日の午後は3ヶ月に1回の「おべんきょ仲間」と「おべんきょ会」です。ちなみに、この「おべんきょ会」はセンセの最終講義の日にやることにしたものです。
おべんきょ場所を離れてしまうと、なかなかおべんきょってできません。ましてや、仕事をしながらとなると、仕事が優先で、その些末なことに追われて、まったくおべんきょが進まなくなります。それでもおべんきょしなっくちゃならない。
で、かなり切羽詰まってるのがふたり。ひとりはもちろんわたしです。そしてもうひとり、先輩でおべんきょ成果を出さなかった人がいます。てことで、たぶんこのふたりがもっとも積極的かな。
今回は、わたしの当番です。が、発表というよりも相談ですね。この「相談」ができることがうれしい。
相談内容は、大きくは2点です。ひとつは「目次」をどうするか。もうひとつは「鉤括弧問題」です。てことで、トラウマをほじくり返すようなことをして、みなさんからご意見をいただきました。
うーん。
よかった。ほんとうによかった。脳みそが久しぶりに活性化したという感じです。そしてなにより「書こう」という元気をもらいました。
まぁ10月1日まではややこしいけど、それが終わったら、ほんとうに書きはじめよう。

今頃だけど

今日は某受験企業のテスト日です。実はもともとは本店独自のテストをしてたんだけど、たぶん使いものにならない&採点をわたしたちがしなきゃならないってことで、某受験企業のテストに移行しました。たしかに本店のテストはうちの子ら向けではなかったから、ほとんどの子らは寝てましたね。それに比べたら、受験企業のテストはいろいろ分析もしてくれるし、それはそれで便利なんだろうけど、なんだかなぁ。
で、どういうわけか、60分のテストのカントクがふたコマはいってました。おかしいな。2時間目は授業がないはずなのにな。
それ以外の時間は明日に備えて少しおべんきょ。
実はトランスヘイトの人たちがどんな感じなのか、わたしは「闘って」いないのでよくわからないんですよね。なぜそうなるかというと、facebookの「友だち」はカウンターやってる人と人権がらみの人だし、twitterでフォローしてるのもカウンターやってる人と教員関係が多いので、そもそもトランス関係の人とはあまりからんでないという。なんでこうなったかというと、twitterはじめた少しあとにヘイトスピーチにショックを受けて、そこからカウンターに行くようになって、そこでの情報交換にtwitterを使うようになったからなんですね。まぁそんなだから情報が入ってこないんです。
ただ、明日はおそらくそういう話がメインになるだろうから、少し予習をしておかねばと。ちなみにわたしはまったく違う話をするんですけどね。
で、送られてきたペーパーから、とりあえず千田有紀さんの文章をめぐるやりとりなんかを読んだんですが…。みんなかしこやなぁ。いやはや、すごいです。ただ、自分の拙い話の中にも「からめるところ」がありそうなので、そこだけは押さえておこうかな。
午後はせっかくなので、zoomでおべんきょ会に参加することにしました。実はこの時間を確保するために、一昨日・昨日と必死で仕事を片づけたのでした。ついでに言うなら、おそらく「人権担当」という仕事をしてる以上、このおべんきょ会は「研修」として位置づけることができるはずです。最先端って、与えられるものを待っているだけではダメで、こういうところに行かなきゃ触れられません。
てことで、最先端の話を聞いたけど、なかなか刺激的でした。が、zoomは退出したら突然日常にもどってしまいます。余韻がないのが残念ですね。しかたないけど。
てことで、帰り道、いろいろおべんきょしながら帰りましょうか。